「虎に翼」第49回~第10週「女の知恵は鼻の先?」 | 日々のダダ漏れ

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「虎に翼」 第49回

第10週「女の知恵は鼻の先?

 

 

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<噴水の公園>

花岡) 弁護士に戻ったんだね。

寅子) えっ。

花岡) お子さんが生まれて、

 弁護士をやめたと聞いてい

 たから。

寅子) あ…いえ、今は司法省の

 民事局で働いています。

花岡) そうなのか、知らなかった。

寅子) 花岡さんお子さんは?

花岡) 娘と息子が一人ずつ。

寅子) そうですか。でも驚いたわ。

 東京に戻ってらしたんですね。

花岡) ああ、1年ほど前に東京地裁

 にね。今は経済事犯専任判事とし

 て、主に食糧管理法違反の事案を

 担当しているよ。

 

このころはまだ、

食糧や物資の多くが、

国の統制下にあり、

それらを勝手に取り引きする、

いわゆる闇商売は、法で罰せ

られることになっていました。

 

(花岡の弁当箱には、

麦飯のお握りが一つ)

 

今日のお米は、

闇市で買ったものでした。

 

(弁当箱にふたをする寅子)

花岡) 別に猪爪を告発したりしな

 いよ。生きるために必要なことだ。

 君は堂々としろよ。

寅子) でも、法を犯してるのは

 事実ですから。

花岡) 変わらないね、君は。

寅子) そんなふうに言うのは、

 花岡さんだけよ。

花岡) えっ。

寅子) みんな私が変わったって

 言う。大人になったとか、謙虚

 だとか。

花岡) 謙虚。

寅子) フフフ…

 もうそんなに驚かなくても。

花岡) すまない。

寅子) 自分では、何も変わってな

 いつもりでいたけど、やっぱり前

 とは違うみたい。

花岡) でも、

 前も今も、全部君だよ。

 どうなりたいかは、

 自分で選ぶしかない。

 本当の自分を忘れないうちに。

 まあ、全部梅子さんの

 受け売りだけどね。

寅子) ハハ…懐かしい…。

 そんな話したわね。

花岡) みんな達者でやってると

 いいけど。

 

**********

 

<噴水の公園>

花岡) 会えてよかった。

 じゃあ、また。

寅子) あっ、待って。

(板チョコを半分に割る)

寅子) これ。

花岡) 受け取るわけにはいかな

 いよ。それこそなりたい自分に

 反する。

寅子) あなたにじゃなくて、

 お子さんに。

 それならいいでしょう?

(受け取る花岡)

花岡) ありがとう、猪爪。

 じゃあ、また。

寅子) ええ。またこうやってばっ

 たり会ったら、一緒にお昼ご飯

 食べましょう。

花岡) ああ、そうしよう。

(花岡の背中を笑顔で見送る寅子)

 

**********

 

<司法省・人事課>

(仕事の手を止める桂場)

桂場) 何だ。

花岡) すみません。懐かしい人に

 会ったら、急に桂場さんの顔も

 見たくなってしまって。

桂場) 随分、感傷的だな。

 よく寝て、体を休めろ。

花岡) 人としての正しさと、司法

 としての正しさが、ここまで乖離

 していくとは、思いもしませんで

 した。でもこれが、俺たちの仕事

 ですもんね。

(一礼し、去っていく花岡)

桂場) 花岡。

(桂場を振り返り、もう一度

頭を下げ、出ていく花岡)

 

**********

 

<猪爪家>

はる) では、頂きましょう。

一同) 頂きます。

(一口大に割ったチョコレート)

(優未にも食べさせる寅子)

直人・直治) 甘~い!

寅子) おいしいね。

花江) おいしいね。

 キャアッ!

直治) ええっ!

(ガラス戸の向こうに外国人)

 

**********

 

<居間>

ホーナー) (英)静かな良い所ですね。

寅子) Thank you.

ホーナー) どうも、ホーナーです。

直明) どうも。

工藤) いや、

 夜分に本当に申し訳ない。

 ホーナーが、どうしても今夜、

 君に渡したいって。

寅子) えっ?

(カバンの中から包みを出す)

ホーナー) (英)やはりチョコ一枚

 では足りないでしょう。

直人) チョコレート?

直治) えっ! チョコレート?

(隣の部屋から顔を出す直人たち)

工藤) フフッ…ハハハハ。

(花江の膝に、優未)

(子供たちを見たホーナーが

涙を流す)

(肩をたたくライアン)

ホーナー) (英)色々思い出して

 しまって。

寅子) ホーナーさん。

工藤) ホーナーは祖父母がユダヤ

 人でね。ドイツから亡命してアメリ

 カに渡ったんだ。だから、戦争では、

 大勢の親戚が犠牲になったそうで。

寅子) そうだったんですか…。

直明) 戦争で、何も傷ついてない

 人なんて、いないですよね。

工藤) うん、弟君の言うとおりだね。

(板チョコの束を差し出すホーナー)

ホーナー) (英)はいどうぞ。

直治) うわ~! 優未も。

(分け合う直人たち)

直治) お母さん食べていいよね?

(ホーナーを見る花江)

花江) あ…。

 (英)ありがとう。

ホーナー) (英)何よりです。

直治) お母さん英語できるんだ!

はる) そうよ、

 あなたたちのお母さんはね、

 女学校まで出たんですから。

直治) 食べよ食べよ。

直人) 食べよう。

(寅子を見るホーナー)

ホーナー) (英)子供たちのために、

 頑張りましょう。

寅子) (英)もちろんです。

(握手をする寅子とホーナー)

(幸せそうにチョコレートを

食べる直人たち)

直治) う~ん!

(優未もちっちゃいお口でモグモグ)

寅子) おいしい?

直治) 甘い!

工藤) ハハハハハ。

直治) う~ん!

 

**********

 

寅子) 「我々は、封建的家族制度

 の残滓を一掃し、世界に誇るに

 足る、真に民主的な民法改正が

 実現されることを、希望するもの

 である」。

(受け取った意見書を

読み上げる寅子)

立花) 遅くなってすまなかったね。

寅子) いえ、とんでもございません。

寅子) あの!

 私も、署名させていただいても、

 よろしいでしょうか?

(寅子に駆け寄る立花)

立花) 当たり前じゃないか。

(はじける笑顔でお辞儀をする寅子)

 

**********

 

こうして各所からの意見書が

すべて出そろい…。

 

改めて、民法改正審議会が

開かれることになりました。

 

(会場に入る穂高)

穂高) おや、桂場君もかね。

工藤) 私が呼んだんです。

 この会の、番犬として。

寅子) 番犬?

桂場) 最後までは、いないからな。

工藤) フフ、分かってるって。

寅子) ライアンさんは桂場さんの弱

 みでも握ってらっしゃるんですか?

工藤) ないしょ。

 

恐るべき男、ライアンです。

 

神保) そろそろ始めましょうか。

工藤) ええ、そうですね。

 そうしましょう。

神保) 意見書を、拝読しました。

 どの方も、知恵を振り絞ってくだ

 さってるようですが…どれも根本

 を、理解なさっていないように思

 います。なぜ、今の家族の在り

 方を否定する必要があるのか。

穂高) 神保先生、それではGHQが、

 いや、国民が納得しません。憲法

 で、国民の平等をうたう以上、家

 制度は撤廃するしかないでしょう。

神保) 皆さん、

 想像してごらんなさい。

 もし息子が結婚して、妻の名字

 を名乗るなんてことになれば、

 子供たちはご先祖、親との血の

 結束を、家族の結束を感じ取る

 ことができますかな。

穂高) 男性に権利が偏っている

 家制度が、均整がとれていると

 は私は思いませんがね。

神保) ハハハハ…穂高先生は、

 ご婦人びいきだから困る。

穂高) そもそも、この審議の場に

 女性が、佐田君しかいないという

 のも問題だと私は思いますがね。

 

**********

 

会議は、

一旦休憩となりました。

 

(一人になる桂場)

(新聞紙に包んだ干し芋を…)

寅子) あの…。

(芋をしまう桂場)

寅子) あの、神保教授と

 穂高先生って、その…。

桂場) 物の見え方が全く違う。

 それだけだ。司法にはどちらか

 に偏り過ぎず、相反する意見・

 主張が必要だ。

寅子) そうですね。

穂高) 佐田君、ちょっといいかね。

寅子) はい。

穂高) 改めて、お父上たちのこと、

 残念だったね。

寅子) ありがとうございます。

穂高) あれからずっと考えていて…。

 実はね、君に、新しい仕事を

 見つけてきたんだ。

寅子) えっ?

穂高) だから、無理に法曹の世界

 にいることはない。これ以上、

 苦しむことはないんだよ。

寅子) えっ、あの、

 先生さっきから何を…。

穂高) 家族を養うために、仕方なくこ

 の職に就いたんだね。苦しくてやめ

 たこの道に、わざわざ戻ってくる覚

 悟は、相当なもんだったろう。君を

 この道に引きずり込み、不幸にして

 しまったのはこの私だ。そのことで、

 ずっと責任を感じていてね。君に、

 専属の家庭教師を頼みたいという

 お方がいてね、給料は弾むと…。

寅子) あの待ってください。

 えっ…不幸? 私が…?

 はて?

(ピクリと反応する桂場)

寅子) はて?

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

チョコレートをモグモグする優未ちゃん

が可愛すぎる! 優未ちゃんの中の子

は、「らんまん」でも名演技を見せた園

ちゃん役の子。この子は大物になる!

優未ちゃんを見てるだけで幸せな気分。

 

ナチュラルに失礼な事を言う穂高先生

は、悪い人じゃないんだけど、寅子の

スイッチを、押しちゃうのよね~(苦笑)

 

はて?

 

やっと出たよ! 反応する桂場が良き。

 

 

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