「虎に翼」第48回~第10週「女の知恵は鼻の先?」 | 日々のダダ漏れ

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「虎に翼」 第48回

第10週「女の知恵は鼻の先?

 

 

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神保) 君もそう思うだろ?

寅子) えっ。

(桂場も工藤も寅子を見る)

寅子) ええっと、ですね…。

 私は、新しい憲法を目にした時に、

 大変感動しました。民法の草案を

 見た時も同様でして。

神保) 法の知識がある君ならば、

 そうかもしれないね。でも国民の

 全てが、法に明るいわけじゃない。

 そうだね?

寅子) それは、はい。

 

スンッ。

 

神保) 今国民は、何もかも変化を

 強いられて苦しんでいる。そんな

 中で民法も変わって、家族の在り

 方さえ変わってしまったら、君は

 一体どうなると思う?

寅子) それは…。

 

(回想)

(花江の涙)

 

寅子) 混乱するとは思います。

 ですが…。

神保) それが、国民の幸せかな?

寅子) 今はそう思えなくとも、

 ゆくゆくは…。

神保) この国は今、そんな先のこと

 を見ている場合かね? まず未来

 ではなく、今目の前の苦しむ人を、

 私は救いたいと思うが…

 君は違うかな?

寅子) それは、違いませんが。

 

スンッ。

 

神保) それが、一般的な思考だよ。

寅子) いえ、私は…。

 

これはスンッだ。

何ですぐスンッってなるんだ。

スンッ…。

 

**********

 

寅子) あっいえ、私は…。

神保) 敗戦国といえど、全て西洋に

 かぶれなくても、我が国の国民に

 あった民主化も、あるはずじゃない

 かな? そこら辺は、どう思うかね、

 桂場君。

桂場) 教授、一度私の部屋に。

工藤) いや神保教授、ごもっとも

 です。GHQのホーナー氏も全くの

 同意見です。意見交流会を開く

 つもりでいますので。

神保) やれることがあれば、

 協力させてもらうよ。

工藤) ありがとうございます。

神保) では、失礼。

桂場) 下まで、お送りします。

神保) いや、君は仕事に戻りたまえ。

 時間を取らせて、悪かったね。では。

工藤) いや~相変わらず、

 保守のお手本のようなお方だ。

寅子) あの、

 申し訳ありませんでした。

工藤) ん? 何が?

寅子) 神保教授に流されてしまって。

(無表情に寅子を見ている桂場)

寅子) 何でしょう?

小橋) 大人になったな~って

 思ったんですよね、桂場さん。

寅子) はっ?

小橋) 前のお前なら、すぐ、「はて? 

 はて?」ってかみついて、理想論を

 振りかざしてただろ。

寅子) 私はただ、家族の顔が

 浮かんでしまって、実際に 

 戸惑うだろうなと。

小橋) 何だよ、

 褒めてんだから喜べよ。

 ですよね、桂場さん。

桂場) (ため息)

(出ていく桂場)

工藤) フフフ。

 さあみんな、仕事だ!

一同) はい。

(寅子を見る小橋)

小橋) 何ボケっとしてんだお前。

 早く座れよ!

 

**********

 

昭和二十二(1947)年・五月

 

その後、民法の改正案に

対する意見を、さまざまな

政治団体、市民団体、労

働組合などから、集める

ことになりました。

 

寅子) あの、大丈夫ですか?

(道端にへたりこんだ、買い出し

の女性に声をかける寅子)

 

 

**********

 

男性) 君、分かってるだろうな。

小橋) はっ?

男性) ああ?

小橋) はい。

男性) 分かってるだろうな!

j小橋) 恐縮です。

男性) よろしく、頼むよ。

小橋) はい、恐縮です。

男性) 頼むよ!

小橋) はい。

男性) いいか!

 

その間に、GHQ側との

折衝が重ねられました。

 

ホーナー) (英)ライアン、

 変わってないじゃないか。

工藤) (英)しっかり

 見比べてくれよ。ほら。

 

**********

 

(スタンドの明かりをともし、

書類作りに没頭している、

寅子や小橋たち職員)

(明かりがふわふわして、

停電になる)

(驚く声)

寅子) 大丈夫ですか?

男性) 大丈夫ですか?

 

**********

 

(意見書の封筒を手に、

廊下をトボトボ歩く寅子)

穂高) おおっ!

寅子) あっあっ! あっ!

(ぶつかって尻餅をつく)

寅子) 穂高先生。

穂高) 猪爪君!」

 …じゃなくて、佐田君。

 いけないね、何度も何度も。

寅子) あっ…ご無沙汰しております。

 あと呼びやすい方で構いませんよ。

穂高) ハハ、ありがとう。

 いつぶりかね。

寅子) 私が雲野先生の事務所を

 辞めた時ですね。

穂高) もしや佐田君、君、ここで?

寅子) はい、民事局で働いています。

穂高) そうなのか。で、お子さんは?

寅子) 母と義理の姉が、

 面倒を見てくれていて。

穂高) 君のお父上は、

 君が働くことに何と?

寅子) 父と兄、夫も、亡くなりました。

穂高) そうだったのか…。

 いや、それは残念だ。

寅子) 先生は、民法改正の委員を

 なさってると、伺いました。お役に

 立てることがありましたら、おっし

 ゃってください。では、失礼します。

穂高) ああ、また。

 

狭い法曹界…

司法省で働くということは、

大勢の知り合いと顔を

合わすということです。

 

**********

 

<夜・猪爪家>

(勉強の途中で、うたた寝を

する直明に毛布をかけるはる)

(寝室に戻り、明かりを消す)

(布団に寝るはる)

 

**********

 

(寅子のそばで、

一人遊んでいる優未)

(民法の草案を読む寅子) 

花江) トラちゃん、おやすみ。

寅子) おやすみ。

花江) 優未、優未、おやすみ。

寅子) おやすみ。

(布団に腹ばいになり、

ノートを開いている寅子)

寅子) 「すべての国民は法の下に

 平等であって、人種、信条、性別、

 社会的身分、又は門地により政

 治的、経済的、又は社会的関係

 において差別されない」。

 

**********

 

寅子) 本日は、民法改正に対して

 ご意見を賜りたく、お集まりいた

 だきました。何とぞ、よそりくお願

 いいたします。

立花) よろしく。

 

寅子は、婦人代議士たちの

集まりに、参加しました。

 

立花) どうして男性は、封建的な

 家父長制にしがみつきたいのか

 しら。

寅子) 日本の、古き良き家族観、

 美徳が、失われると。

女性) フフフ…。

 古き良きなんて、明治時代から

 始まった決まりばかりじゃない。

女性) 女性たちを縛りつけて

 おきたいの間違いでしょ?

立花) あなたもお偉い先生方に、

 ビシッと、言っておやりなさいな。

寅子) そうですよね…。

(正面に座った立花代議士が

寅子を見つめている)

立花) ほかに意見がある人は?

 

**********

 

工藤) There's a Japanese 

 proverb 「急がば回れ」。

 Haste makes waste.

寅子) ただいま戻りました。

男性) お帰りなさい。

ホーナー) I believe you Ryan.

 But the people above, they 

 are pushing me, you know?

工藤) サディ、ご苦労様。

ホーナー) Hi.

工藤) (英)どうだった?

寅子) (英)今日はまとまらず

工藤) 立花さん、

 すばらしい人でしょう。

寅子) はい、とっても。

 皆さん、自分たちが先頭に立って、

 社会を変えてやるって、そんな熱

 意に満ちていて…。この人たちが

 いれば、世の中は変わるんじゃ

 ないかと思えるといいますか…。

工藤) どうしてそんなにひと事なの?

寅子) えっ。

工藤) 君だって彼女たちと同じ、今、

 社会を変える場所にいるじゃない。

寅子) 私と彼女たちを一緒に語る

 のは少し、おこがましいというか。

工藤) フフ。君は本当に謙虚だね。

 

一度逃げ出した自分と、自分

より長い間戦い続けてきた

彼女たちを一緒にすることは、

どうしてもできませんでした。

 

**********

 

ホーナー) サディサン。

寅子) はい。

ホーナー) (英)これをどうぞ、

 ご家族で。

寅子) (英)子供たちが喜びます。

(微笑み、板チョコを受け取る寅子)

ホーナー) How old are the children?

寅子) Sorry.

ホーナー) (英)何歳ですか?

寅子) (英)娘は3歳です。あと

 兄の息子たちが2人。

ホーナー) Oh….

 (英)1つでは足りませんね。

寅子) (英)大丈夫です。

(微笑む寅子)

(しょんぼり去っていくホーナー)

 

(回想)

花江) 直道さんの、仇の国の人

 とトラちゃんが仕事して、仲よく

 して。

 

(もらった板チョコを手に、廊下

を行く、笑顔の消えた寅子)

 

**********

 

(足を失った傷痍軍人が、

噴水の公園でハーモニカを

吹いている)

(板チョコを手に、

ベンチに座った寅子)

 

(回想)

優三) 僕の大好きな、あの、

 何かに無我夢中になってる

 時のトラちゃんの顔をして、

 何かを頑張ってくれること。

 

(隣を見ている寅子)

 

(回想)

桂場) 君もそういう薄っぺらな

 ことを言うのだなと。

 

(回想)

小橋) 前のお前ならすぐ、「はて? 

 はて?」ってかみついて、理想論

 を振りかざしてただろ。

 

(回想)

工藤) 君は本当に謙虚だね。

 

優三さん、今の私、

どんな顔してる?

 

(缶に小銭を入れる音)

(通行人が、軍人の前に置かれた

空き缶に、小銭を入れる)

(ベンチを見る通行人)

花岡) 猪爪。

寅子) 花岡さん。

花岡) 久しぶりだね。

寅子) ええ、本当に久しぶり。

花岡) 隣、いいかな。

寅子) あっ、ええ、もちろん。どうぞ。

(それぞれ、弁当の包みを開く)

 

本当に法曹界は狭くて嫌になる。

そう思う、寅子なのでした。

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

古き良きなんて、明治時代から
始まった決まりばかりじゃない。

 

それな! よくぞ言ってくれました~。

本当にね、何が古き良きなんだかw

 

何だか痩せて元気のない花岡登場。

噂されていた展開になりそうな予感。

 

 

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