「虎に翼」第37回~第8週「女冥利に尽きる?」 | 日々のダダ漏れ

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「虎に翼」 第37

第8週「女冥利に尽きる?

 

 

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(頬杖をつき、

新聞を眺めている寅子)

はる) 急に休みなんかとって。

 ごろごろしてるんだったら

 お使い頼まれてちょうだい。

 

**********

 

(国民大会の準備が進広場)

(横切っていく寅子)

(満智のことが頭から離れない)

 

(回想)

満智) 先生もご存じのはずですよ?

 女が生きていくためには、悪知恵

 が必要だってこと。フッ・・・

 これからも頑張ってくださいね。

 

**********

 

直言の工場は、

軍からの注文が続き、

順調に稼働を続けていました。

 

寅子) こんにちは。

直言) お~トラ。

寅子) お父さん、これ。

直言) ありがとな。今日取引先

 に渡さなきゃいけないものでさ。

 ハハハハ。お茶でも飲んで

 ゆっくりしてってくれ。

 優三君、あとよろしく。

寅子) ハハ・・・。

 仕事の邪魔になるので、

 私はこれで。

優三) あっ、待って。

寅子) んっ?

優三) ちょっと・・・。

 

**********

 

(寅子を連れ、工場近くの

河原に座る優三)

(袋の中に焼いた手羽元)

寅子) あっ・・・。

優三) 近所の農家さんから

 頂いたんだ。持って帰っても、

 みんなの分ないし、僕らで、

 食べちゃいましょう。

寅子) はあ。

優三) おいしいものを食べたら、

 少しは気も晴れるよ。

寅子) 私、そんなに、

 しょんぼりした顔してます?

優三) うん。

 全てが正しい人間はいないから。

寅子) えっ・・・。

優三) トラちゃんだって、僕と社会

 的地位のために結婚したろ?

寅子) それは・・・。

優三) ちなみに僕は、トラちゃんが、

 高等試験を、合格するか、いや、

 諦めるかするまで、受験を続けよ

 うって決めていた。

寅子) えっ!? じゃあ私があの時、

 試験に落ちていたら?

優三) 次の年も勉強を続けていた

 だろうね。つまり僕は、トラちゃん

 に自分の人生を委ねていたんだ。

寅子) そんな勝手に・・・!

優三) フフフ。このように、みんな

 いい面と、悪い面があって、守り

 たいものが、それぞれ違うという

 か・・・。うん・・・だから法律がある

 と思うんだよね。

寅子) 優三さん。

優三) さあ、食べよう。

寅子) ありがとう。

(焼いた手羽元)

寅子) フフフフフフ・・・。

優三) う~ん!

寅子) おいしい。

(むしゃむしゃ食べる寅子を、

嬉しそうに見る優三) 

優三) 嫌なことがあったら、

 またこうして2人で隠れて、

 ちょっと何かおいしいものを

 食べましょう。トラちゃんも、

 ず~っと正しい人のまんま

 だと疲れちゃうから・・・。

 せめて僕の前では、

 肩の荷を下ろしてさ。

(むしゃむしゃ食べる優三の横顔)

 

人が恋に落ちるのは、

突然です。

 

(優三にもたれ、

肩に頭を乗せる寅子)

 

**********

 

<夜>

(20cmほど離して敷いた布団)

寅子) 優三さんはどんな

 弁護士になりたかったの?

優三) そう言われると特にはない

 んだけど・・・。あっ、でも、弁護士

 になったらやりたいことはあった

 かな。

寅子) 何何?

(布団に寝たまま向かい合う2人)

優三) 法律の本を出したかった。

 僕が、法律を学ぶ楽しさを知った

 ように、誰かにも伝えられたらな

 って。

寅子) あら! 

 本ならそのうち出せるわよ。

優三) えっ?

寅子) 「有名弁護士佐田寅子を

 育てた佐田優三の法律教本」

 なんてどう?

(笑い声)

優三) それはいいかもね。

(2人の笑顔が微妙に強ばる)

(掛け布団をはねのけ、鉛筆が

転がるように、優三の布団へ

転がる寅子)

(ぎこちなく掛け布団を浮かせ、

寅子を招き入れる優三)

(優三にくっつく寅子)

(まばたきの止まった優三)

(笑い声)

寅子) 寝ましょうか。

優三) はい。

 

**********

 

昭和十八(1943)年・五月

 

直人) お帰りなさい。

直治) お帰りなさい。

直言) ただいま。トラは?

 トラは?

はる) まだなの。お帰りなさい。

花江) お帰りなさい。

はる) あっ・・・。

直言) お帰りトラ。

花江) お帰りなさい。

はる) 先生は何て

 おっしゃっていたの?

(にっこり頷く寅子)

直言) おお~!

優三) あっあっあ~っ!

(喜ぶ声)

 

寅子の妊娠が分かり、

一同この喜びようです。

 

はる) 優三さん。

優三) ありがとうございます!

はる) もう一人の体じゃないん

 ですからね。仕事仕事じゃい

 けませんよ。雲野先生にも

 ちゃんと話さないと。

寅子) ご心配なく。久保田先輩は

 妊娠中も出産後も弁護士として

 ご活躍ですから。時機を見て雲

 野先生にも、お話しします。

優三) トラちゃんのしたいように

 やったらいいよ。僕も全力で

 支えるから。

寅子) ありがとう。

花江) やだ~!

 

なんて笑っていた

寅子でしたが・・・。

 

**********

 

とにかく毎日眠く、だるく、

胃の調子もよろしくありません。

 

(あくびを手で隠しながら、

裁判所の廊下を歩く寅子)

寅子) あっ、久保田先輩?

(寅子にお辞儀を返す、

スーツ姿の久保田)

 

**********

 

(配給所に並んだ人々の列が、

「竹もと」の表まで続いている)

 

**********

 

<竹もと>

女将) お待ちどおさま。

寅子) ありがとうございます。

久保田) ごめんなさいね、

 お仕事中なのに。

寅子) いえ、私も一休み

 したかったので。

久保田) どう? お仕事の方は?

 順調なの?

寅子) ええ、なんとか。

久保田) ご婦人らしいしゃべり方

 をしろと、先輩方から注意されて

 しまって。

寅子) そうでしたか。

 それでお話って?

久保田) 今度、夫の実家がある、

 鳥取に、家族と移り住むことに

 したの。

寅子) えっ?

久保田) 弁護士の仕事も

 辞めると思う。

寅子) えっ!?

久保田) 中山君も、しばらくは

 子育てに専念するそうだ。

 婦人弁護士なんて物珍しいだ

 けで、誰も望んでなかったんだ。

寅子) そんなことは・・・。

久保田) いやそうなんだ。

 結婚しなければ、半人前。

 結婚すれば、弁護士の仕事も、

 家のことも満点を求められる。

 絶対満点なんて取れないのに。

(怒りのあふれる寅子の顔)

 

何だよ。

仲間たちの思いを、

私たちは背負っている

んじゃなかったのか。

 

**********

 

(久保田が去り、

店に一人座った寅子)

寅子) もう私しかいないんだ。

(席を立つ)

寅子) ごちそうさまでした。

女将) ありがとうね。

主人) 元気で。

寅子) はい。

(「今月末にて閉店いたします

竹もと」の貼り紙)

寅子) ありがとうございました。

(主人と女将に頭を下げて

出ていく寅子)

 

**********

 

(小上がりの衝立の奥で、

だんごを食べる桂場)

 

**********

 

<上野のカフェー>

 

よねは、高等試験に

挑戦し続けていますが、

残念ながら、

通過できませんでした。

 

増野) よねちゃ~ん。

 そろそろ店開けようか。

 ブヒ~。

 

**********

 

<雲野の事務所>

よね) 麦田さつきさん。

 亡くなったご主人に代わり、軍隊

 に納める、天幕用の布地を製造

 する工場を営んでいらっしゃる。

麦田) 出来上がった製品は、本来

 お国・・・統制会社に納めなければ

 なりません。でも・・・。

寅子) 闇取引ですか?

よね) 警察の耳に入って、

 彼女は摘発された。

 

統制法違反で刑事告訴

される事件は、この当時、

多発していました。

 

麦田) 過ちを犯したことは分かって

 ます。でも、子供たちを残しては

 おけない。よねさんから、先生な

 ら相談に乗ってくださると・・・。

(土下座をする麦田)

麦田) どうかお願いします!

 お願いします先生!

 

**********

 

寅子) 先ほどの案件、引き受け

 ることにしました。よろしいでし

 ょうか?

雲野) 構わんよ。

寅子) ありがとうございます。

よね) 手が空いたので、 

 手伝います。

雲野) おお助かる。この雑誌に

 掲載されている、「世界史の

 動向と日本」という論文を読ん

 で、内容をまとめてくれ。

よね) 分かりました。

 

このころ、雲野は、

言論弾圧を目的として

逮捕された、大勢の

新聞記者や編集者の

弁護を引き受け、忙しい

日々を送っていました。

 

岩居) 先生、

 出かける時間です。

雲野) ああそうだった。

 行ってきます。

常盤) 行ってらっしゃい。

 はあ。佐田先生。

寅子) はい。

 先ほど編集部の方が持って

 いらっしゃいましたよ。

寅子) こんなに?

よね) 何だそれ。

寅子) 婦人雑誌の

 「婦人法律相談」。

 久保田先輩がお辞めになった

 から、代わりに連載を持つこと

 になったの。

よね) おい、これ以上忙しくして

 どうする。

寅子) しかたないじゃない。

 私がやるしかないんだもの。

 

**********

 

(家に持ち帰った手紙)

手紙) 「佐田寅子先生。全略、

 夫をお国にささげました、

 未亡人でございます」。

手紙) 「突然で失礼で

 ございますが・・・」。

手紙) 「この度、亡き夫の・・・」。

手紙) 「夫は昨年戦死し・・・」。

手紙) 「全略、私は結婚15年に

 なる、2人の女児の母でござい

 ますが・・・」。

手紙) 「何かよい方法があれば・・・」

手紙) 「お教えいただき

 とうございます」。

優三) トラちゃん、そろそろ寝ないと。

寅子) もう少しだけ。

(優三の眠るそばで手紙を読む寅子)

 

もう私しかいないんだ。

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

人が恋に落ちる瞬間を・・・

見てしまった(ドラマだけどw)

鉛筆のように転がって、優三の

布団に転がり込む寅子が良き。

その手があったか!(違うw)

 

仕事と結婚、そして、子供まで。

けれども人はすべてを手に入れ

ることはできないんだよねえ・・・。

 

 

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