「虎に翼」第36回~第8週「女冥利に尽きる?」 | 日々のダダ漏れ

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「虎に翼」 第36

第8週「女冥利に尽きる?

 

 

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(手帳に日記を書いているはる)

ラジオ) 「陸軍航空隊は、戦爆連合の

 大編隊をもって、ビルマ ラングーンの

 英軍飛行場の、長距離奇襲攻撃に

 成功。地上にとどめられた、敵の爆

 撃機・・・」。

(戦争ごっこをする直人と直治)

 

昭和十七(1942)年・一月

 

直人) お母さんお帰りなさ~い!

花江) ちょっと走らないで。

 ただいま帰りました。

はる) お帰りなさい。

花江) あれトラちゃんは?

はる) 優三さんと出かけましたよ。

花江) あら、お休みの日にお出かけ

 なんて・・・何だか新婚さんみたいな

 ことしちゃって。

はる) みたいっていうか

 新婚さんなんですけどね。

花江) そうでした。

(笑い声)

花江) 何してるのかしら。

はる) ねえ。

 

**********

 

穂高) 結婚の知らせを聞いた時は

 驚いたよ。水くさいじゃないか?

 猪爪君・・・じゃなくて、佐田寅子君。

寅子) あっ・・・ご報告が遅れてしま

 って申し訳ありません。お式も挙げ

 なかったものですから。ねっ。

優三) はい。

穂高) まさか寅子君と・・・

 ええ・・・ええっと・・・。

(笑い声)

優三) 優三です。

穂高) そうそう、そうそう、優三君

 とね。ハハ、何せ、こんなご時世

 だ。めでたい知らせはやっぱり、

 いいもんだね。で、仕事の方は

 どうなんだい?

寅子) 結婚してから立て続けに

 依頼がありまして。

穂高) すばらしい!

 これからも、婦人弁護士の先頭

 に立って、頑張ってくれたまえよ

 猪爪君。・・・じゃなくて、佐田君。

寅子) フフフ・・・もちろんです。

穂高) お父上の工場も軍からの

 注文が途切れず、順調と聞いて

 いる。ええ、何もかも、順風満帆

 じゃないか君。

優三) はい。

穂高) フフフフフ。

 

確かに順風満帆。

 

(回想)

よね) 逃げ道を手に入れると、

 人間弱くなるもんだぞ。

 

(回想)

優三) 僕はずっと好きだったん

 だけどね、トラちゃんが。

 

**********

 

<猪爪家>

はる) 今日もかぼちゃでかさ増し

 したごはんでごめんなさいね。

直言) はるさんが作れば

 何だっておいしいよ。

はる) せめておなかいっぱい

 食べられたらいいんだけど。

優三) また何か、お裾分け

 してもらいますね。

寅子) うん。

 

自分が望んだものは、

全て手に入りました。

でも・・・。

 

**********

 

<夫婦の部屋>

優三) 穂高先生も、

 お元気そうでよかったね。

寅子) ええ。

優三) よいしゃあ~。

 じゃあ、おやすみ、トラちゃん。

(20cmほど話して敷いた布団)

優三) はあ。(いびき)

寅子) おやすみなさい。

 

**********

 

寅子) では、ご主人と、

 離婚されたいと。

温子) 私と、子供たちを放ってお

 いて、外では、借金ばかり作っ

 てきて・・・。毎日つらくって・・・。

 (すすり泣き)

寅子) よい道を、

 一緒に探しましょう。

 

**********

 

よね) いいのか、あんなこと言って。

 女側から離婚を成立させるのは

 至難の業だろ。どうやって戦う

 つもりだよ。

寅子) お話ししていたら、梅子

 さんを思い出しちゃって。

 どこまで何ができるか分から

 ないけれど、力になりたいの。

 もしかしたら、世の中の動きが

 変わる小さな一歩になるかも

 しれないでしょ。

 

**********

 

(数日後)

寅子) 離婚を取りやめる?

温子) ええ・・・実は、主人に、

 赤紙が届きまして。

寅子・よね) おめでとうございます。

 

**********

 

<昼休みの公園>

轟) 赤紙が来ちゃあなあ・・・。

 そう判断せざるをえないだろ。

寅子) そういうものかしら。

轟) 家族や近所の目もある

 からな。本心はともかく。

よね) 民事の案件は、どんどん

 減っていくかもな。

寅子) とにかく、私たちは困って

 いる依頼人のために、誠心誠意

 働くのみです!

轟) そのとおり! 前向きで

 いいぞ、猪爪! いや、佐田。

寅子・轟) フフフフフ。

よね) 相変わらず

 うっとうしいやつらだ。

 

やめていった仲間のためにも、

世の女性たちのためにも、

自分が先頭に立ち、

社会を変えていくんだ。

 

**********

 

寅子) ただいま戻りました。

雲野) おお佐田君、待ってたぞ。

(おなかの大きな着物姿の

依頼人が寅子にお辞儀をする)

 

**********

 

(こけしや小さな人形を使って

優三に説明する寅子)

寅子) 訴えを起こされた甲子さん。

 半年前に、歯科医師だったご主人

 が、4歳の男の子と、おなかの子

 を残して、病死なさっている。

優三) かわいそうに・・・。

寅子) 甲子さんは子供たちを養育

 するため、職を探したけど見つか

 らず、そんな時、夫の友人で、

 同じ歯科医師である、乙蔵から、

 提案を受けたの。

優三) 提案?

寅子) 亡き夫の診療所に、自分

 の出張医療所を作って、そこの

 借り賃を支払うことで、甲子さん

 たちを養う。甲子さんは、その提

 案を引き受けた。

優三) ん? えっ、もしかして、

 訴えたのって・・・。

寅子) 亡き夫の、ご両親。

 甲子さんが乙蔵の妾になったと

 お怒りになり、著しき不行跡(ふ

 ぎょうせき)を理由に親権を取り

 上げようとしている。甲子さんは、

 義理のご両親から、満足に援助

 が得られず、しかたなく、乙蔵の

 提案に乗ったんですって。話を

 聞いて、よねさんは・・・。

 

(回想)

よね) 孫を手に入れるために、

 わざと援助しなかったんじゃ

 ないか?

満智) お義父様たちは、育ちが

 悪い私と夫の結婚を、最初から、

 反対されておりました。

よね) やっぱりな。金に困れば、

 女は道を外れていくしかない。

 責める理由が必要だったんだろ。

 

寅子) 私もそうじゃないかと

 思ってるの。

優三) それが立証されれば、

 かなり有利になるね。

寅子) あ~もういつになったら女

 の人ばかりが、つらい思いをす

 る世の中が終わるのかしら!

優三) トラちゃん、深呼吸。

寅子) えっ?

優三) 決めつけて、突っ走ると、

 思わぬヘマをするから。

寅子) そんな! 私、突っ走って

 なんかいません!

優三) そう?

 まあ、それだといいんだけど。

 じゃあ、おやすみなさい。

寅子) おやすみなさい。

(布団に寝る優三)

 

**********

 

<裁判所の控え室>

寅子) 医務室行きますか?

満智) いいの。

 この子が生まれるまでは、ずっと

 こうだろうし。上の子もね、おなか

 が大きくなってからも、つわりが

 続いてね。

(よねと遊ぶ、

満智の息子・小太郎)

満智) もう何もうまくいかない。

 私にはもう、息子たちしか

 いないのに。

 

**********

 

<法廷>

男性) 被告と神田という男は、賃貸

 契約を,結んでいる関係でありなが

 ら既に、同居しております。同じ屋

 根の下で暮らす男女。明らかに淫

 楽を共にする関係であり、これを民

 法896条が定める、「母の著しき不

 行跡」と見なさずして、何を不行跡

 と申せばよろしいのでしょうか?

 被告の親権は、直ちに消滅せしめ

 るべきであります!

寅子) 被告はあくまでも、子供たち

 を養育するため、やむをえず、神田

 医師に経済的援助を頼んだまで。

 決してそのような関係ではござい

 ません。ご覧ください。亡き夫との

 子供をおなかに宿し、体の具合も

 ずっとすぐれないでいる・・・。淫楽

 が目的ならば、身重の相手を選び

 ますか?

男性) その女が誘惑したに

 決まってる!

寅子) 裁判長。被告は、亡き夫の

 両親から、このように敵意を向け

 られ、支援も得られず、わらをも掴

 む気持ちで、神田医師に助けを求

 めたにすぎないのであります!

 

**********

 

昭和十七年(1942)年・三月

 

裁判長) 主文。

 原告の請求を、棄却。

 

方法には難があるが、子供を守り

教育する親権を喪失させるまでの、

不行跡とは言えない、という判決 

が下りました。

 

**********

 

満智) 先生、

 ありがとうございます。

寅子) いえ、当然の結果です。

(原告である義理の父親が、

満智に向かってくる)

寅子) 何か、御用でしょうか?

男性) 私には、孫はいなかった。

 そう、思うことにする。息子は結婚

 後、私と疎遠になった・・・。病に

 伏せっていたのも、亡くなってか

 ら、知らされたくらいでね・・・。

満智) お義父様たちには

 伝えるなと言われて。

 

**********

 

<事務所>

寅子) よねさん。

よね) どうした?

寅子) 満智さんのおなかのお子さん

 って、いつごろ生まれるのかしら?

よね) あの腹の大きさだ。あと

 ひとつきもしないで生まれるん

 じゃないか?

寅子) 満智さんの夫の病状。

 「4月には寝たきりとなり、音声を

 発することも能わず、7月に入りて、

 昏睡状態になった」。

よね) えっ?

寅子) こんな状態でお子さんを?

 

**********

 

数日後、満智が、菓子折を

持ってやって来ました。

 

満智) これ、よろしければ

 召し上がってください。

雲野) いや~わざわざ、

 ありがとうございます。

(ますます大きくなった満智のおなか)

満智) 本当に、

 ありがとうございました。

雲野) 何のお構いもできませんで。

寅子) あの。

(満智を見る寅子)

寅子) あの・・・おなかのお子さんに

 ついてなんですが。

よね) やめとけ。

 もう裁判は終わったんだ。

満智) フッ、やだ先生。もしかして

 お気付きになってなかったの?

 てっきり目をつむってくださってるの

 だとばかり。やだわ、やっぱり女の

 弁護士先生って手ぬるいのね。

寅子) じゃあ・・・。

満智) ええ、神田さんの子ですよ。

 この子も、上の子もね。

寅子) えっ・・・。

(寅子を見つめる満智)

満智) 先生もご存じのはずですよ?

 女が生きていくためには、悪知恵

 が必要だってこと。フッ・・・

 これからも頑張ってくださいね。

 フッ、フフッ・・・。

(笑って出ていく満智)

雲野) これは明らかな過失。

 失態だ。

寅子) はい。

雲野) 私も、若い頃に、同じ過ちを

 犯してね・・・。調書の読みが足らず、

 有罪の証拠となった自白が、強要

 されたものであった疑いに、判決が

 確定してから気付いた。冤罪であ

 ったかもしれん。いまだに、悔やみ

 続けている。君の失態が、誰かの

 人生を狂わせたことを、忘れては

 いかん。

寅子) 申し訳ありませんでした。

(頭を下げたまま動けない寅子)

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

ドンマイ寅子! 

結局、男でも女でも、悪い人、

ずる賢い人はいるからね~。

みんな失敗して、成長してい

くのだから。これからどんどん、

経験を積んでいかないとね~。

 

 

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