「虎に翼」第35回~第7週「女の心は猫の目?」 | 日々のダダ漏れ

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「虎に翼」 第35

第7週「女の心は猫の目?

 

 

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直言) 結婚?

 えっ・・・えっ、トラと、優三君が?

寅子) そう。

 とってもいい案だと思わない?

直言) あっ分かった。つまり、あれか、

 2人は前から、互いを思い合って・・・。

寅子) ですから、違います。

直言) 頭が追いつかないんだよ。

 んっ? 急に、優三君がうちに来たい

 と言いだして、それで、寅子が、帰っ

 てきて、そうしたら突然2人が結婚す

 るって。

寅子) ですから社会的地位を得るた

 めの、結婚。ご婦人だけでなく殿方

 だって、結婚によって一人前、みた

 いな価値観の方は多いでしょ?

 全く賛同しないけれど。

優三) トラちゃん、話がそれてるよ。

寅子) 失礼。でも、優三さん以上

 のお相手がいますか? 優しいし、

 私のことも、家族のこともよく知っ

 ている。

直言) そりゃ・・・。

優三) お父さんのご不安はごもっと

 もです。寅子さんのお相手に求め

 る水準に自分が達していないこと、

 頼りないと思われる気持ちも、重々

 理解しております。

直言) いやいや・・・優三君はとても

 すてきな青年だと思ってるよ。

 でも・・・なあ?

はる) いや、その手があったか。

直言) はるさん?

 

**********

 

はる) 優三さん。優三さんは、寅子

 が求める結婚が、いわゆる普通の

 ものとは違っていることは、理解さ

 れていますか?

優三) はい。

はる) その上で、寅子を嫁にもらう

 ことの、優三さんにとってのうまみ

 は何なのかしら?

寅子) う・・・うまみって・・・。

 だから今話したとおり・・・。

はる) 私は優三さんと

 話しているの。

優三) 僕の両親は、既に他界して

 います。僕には家族はおりません。

 トラちゃんと、猪爪家の皆さんと

 家族になれることはこれ以上

 ないうまみです。

寅子) ですって。優三さんはもう

 ずっと前から家族みたいなもの

 だし。家族になるのも簡単なん

 じゃないかしら。

はる) 寅子、あなた

 少し黙ってなさい。

寅子) はい。

はる) (ため息) ご存じのように、

 うちの娘はこんな感じです。

寅子) こんな感じって・・・。

はる) 寅子!

寅子) はい、黙ってます。

はる) とんでもない理由で結婚しよ

 うとしていることも分かってます。

 でも、私たち2人にとっては、

 かわいい娘です。

優三) はい。

(直言と頷きあうはる)

はる) いい年をして、子離れ親離れ

 できていない私たちですが、家族

 ともども、よろしくお願いいたします。

(両手をつき、頭を下げるはると直言)

優三) ありがとうございます!

(座卓に頭をぶつける優三)

優三) うっ・・・!

 

こうして寅子と優三は、

婚約しました。

 

**********

 

<事務所>

雲野) そう、いい人見つかった!?

寅子) はい。

 月末には届を出そうかと。

雲野) 月末に?

 結婚式は挙げないの?

寅子) 母が写真だけは撮ってほし

 いというので撮りますが・・・。

雲野) 何にせよよかったね。

 ハハハハ。

男性) こんにちは~。

常盤) あっ、10時から

 ご予約の方ですね。

男性) はい。

常盤) どうぞ。

 

**********

 

雲野) お待たせしました。こちら、

 今回、ご依頼を担当いたします、

 猪爪・・・。あっ、今度の名字は?

寅子) 佐田です。

雲野) 月末には、結婚して、佐田

 になります、猪爪寅子です。

寅子) よろしく、お願いいたします。

(依頼人を見つめる、

雲野と岩居と常盤)

(よねは机に向かい仕事をして

いる・・・けど手は動いていない)

男性) よろしくお願いします。

 

婚約効果は定かではありません

が、寅子は、初めての依頼を

引き受けることができました。

 

寅子) よろしくお願いいたします。

 

**********

 

(裁判所の階段をのぼる、

法服姿の寅子)

(寅子の胸によみがえる、香淑、

涼子、梅子の、涙の笑顔)

 

**********

 

<法廷>

寅子) 裁判長、こちらの物証を、

 提出いたします。

(傍聴席に、よね)

(隣で泣いている笹山)

(席に戻る寅子)

(ビクビクソワソワしている依頼人)

寅子) 落ち着いてください。

 

自分のため、去っていった

仲間たちのために、やっと

ここまでたどりついた。

でも・・・。

 

**********

 

<廊下>

笹山) 堂々とした、いい裁判だった。

 最後に、トラちゃんの法服姿を見ら

 れて、結婚の話も聞けて、おいちゃ

 ん、もう思い残すことは何もないよ。

 ご時世柄、米もネタも入ってこなく

 てさ、商売やってけなくて・・・。

 笹寿司を畳んで、田舎に帰ろうと

 思ってさ。ごめんね・・・。特上寿司、

 おうちに届けたかったんだけど・・・。

 (泣)

寅子) そんな、そのお気持ち

 だけで十分です。

笹山) トラちゃん、

 幸せになるんだよ。

(笹山に向かい、頭を下げる寅子)

(寅子の後ろによね)

寅子) 紙切れ一枚でこれだけ立場

 がよくなるのなら、結婚も悪いもの

 じゃないわね。もしかしてよねさん

 も、結婚にはやっぱり愛が必要だ

 と思う?

よね) いや、結婚自体がくだらない

 と思う。だが、本当に社会的地位

 のためだけで、婚姻関係が続けら

 れるのかは疑問だな。

寅子) 私と優三さんなら問題ないわ。

 優三さんはとってもいい人だし。

よね) 逃げ道を手に入れると、

 人間弱くなるもんだぞ。

寅子) 逃げ道じゃないんだって

 この結婚は。

(よねを目で追う寅子)

 

(回想)

寅子) 優三さんも社会的

 地位が欲しいと?

優三) はい・・・うっ・・・。

 はい、です。はい、そうです。

 

**********

 

直道) だから、言ったろ?

 俺には、わ か あ て い た。

 いずれ、2人が結ばれる

 ようになるって。

優三) ありがとうございます!

寅子) お兄ちゃんいいかげん

 なこと言わないで。

花江) ねえとってもきれいでしょ。

(頭にベールをつけた、

着物姿の寅子)

直言) やっぱりお式を挙げた方が

 よかったんじゃないかい?

はる) もう本人たちがやらないって

 言ってるんだからほっときましょう。

(戸が開く音)

直明) ただいま帰りました。

2人) 直明お兄ちゃんだ!

 

**********

 

結婚式代わりの

家族写真撮影が行われて・・・。

 

カメラマン) はい。

 はい集中して~撮りま~す。

(シャッター音)

カメラマン) はい撮りました~。

 

晴れて、寅子は、猪爪寅子、

改め、佐田寅子となったのでした。

本当におめでとう。

 

**********

 

直言) トラ、おめでとう。

はる) 寅子、おめでとう。

寅子) フフフ・・・。

花江) トラちゃんおめでとう。

直道) おめでとう。

寅子) ありがとう。

(笑い声)

(居間で、料理を囲んだ一同)

 

**********

 

そして・・・。

 

(20cmほど離して敷いた、

二組の布団)

 

最初の夜がやって来ました。

 

優三) お父さんもお母さんも、

 とても、うれしそうでしたね。

寅子) アハハ・・・そう? 全く泣け

 ないとかぼやいていたけど。

(布団の上に正座した2人)

優三) じゃあ、寝ましょうか。

寅子) はい。

(枕元のランプに、

同時に手を伸ばす)

(ス~ッと手を引っ込める寅子)

優三) そんな緊張しなくても、

 トラちゃんには、指一本触れ

 たりしないから。

(布団に寝る優三)

寅子) そう・・・あっ、そうよね。

 フフ・・・ごめんなさい。

優三) うん・・・。

(寅子も寝る)

優三) まあ、僕はずっと好きだっ

 たんだけどね、トラちゃんが。

寅子) そう。

(ウトウトする)

優三) おやすみなさい。

寅子) おやすみな・・・。

(寅子の目が、ギラリと開く)

寅子) えっ? えっ!?

(飛び起きる)

寅子) えっ、今、

 私のことが好きだって・・・。

優三) (いびき)

寅子) えっ、待って、あの、

 ちょっ、起きてください。

 起きてください。

 今、おっしゃったこと・・・。

 私がずっと好きだったって

 いうのは、本当ですか?

優三) うん。

 話すつもりはなかったんだけど、

 つい口から出てしまって。

寅子) あ・・・。

優三) 僕はね、自分が、高等試験

 に合格できなかった時点で、トラ

 ちゃんへの思いを告げることはな

 いだろうって思ってたんだ。でも、

 お父さんから話を聞いて、誰でも

 いいなら、当たって砕けろって・・・。

 だから、ご心配なく。トラちゃんに

 見返りを求めたりしないし、今ま

 でどおり、書生の優三さんとして、

 接してくれて構わないから。じゃあ、

 今度こそ、おやすみなさい。

(頭をさげあう優三と寅子)

(布団に寝る優三)

寅子) あっ・・・電気、消しますね。

(明かりを消す寅子)

優三) (いびき)

 

寅子が結婚をした、昭和16年11月。

その翌月、日本は真珠湾を攻撃し、

アメリカやイギリスと、

戦争を始めることになります。

 

(あごまで布団をかぶり、

暗い天井をにらむ寅子)

寅子) はて・・・。

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

その手があったか! パート2~♪

さすが母娘、よく似た思考だよね。

とはいえ、その中身は違うけれど。

ちゃんと、優三の本心も伺う大人。

 

優三さんにとっての
うまみは何なのかしら?

 

うまみは・・・アレですよ、もちろん。

そこに愛が、ないはずがなかった。

想いを告げられてよかったよ~!

寅子はもう少し考えようね(苦笑)。

 

 

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