「虎に翼」第30回~第6週「女の一念、岩をも通す?」 | 日々のダダ漏れ

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「虎に翼」 第30

第6週「女の一念、岩をも通す?

 

 

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(せっせと新聞を切り抜き、スクラ

 ップブックにのり付けする直言)

 

女性弁護士誕生のニュースは、

大々的に報じられました。

 

花江) ねえトラちゃん、

 おめでとう~!

寅子) ありがとう~!

花江) ねえすごいよ。

 本当にすごい!

直道) おめでとう!

寅子) ありがとう。

直人) おめでとう!

寅子) ありがとう。フフフフ。

 

**********

 

そこからの寅子は、

どこに行っても祝われて・・・。

 

常盤) おめでとう。

雲野) おめでとう。

岩居) おめでとう!

雲野) いや~よかったな。

 うん、よかったな。

寅子) ありがとうございます。

 

**********

 

祝われて・・・。

 

女将) お店から。

店主) おいちゃんの

 特別あんみつ。

女性) ありがとうございます。

店主) さあ、食べて、食べて。

寅子) ありがとうございます。

中山) もうずっと泣きっぱなし。

 目がおかしくなりそう。(泣)

店主) ハハハハ。

 

**********

 

祝われて・・・。

 

笹山) おめでとう!

 すごいよトラちゃん。

 俺は、勝手に、自分の娘みたい

 に思ってるからさ、鼻高々だよ。

寅子) あっ。

笹山) おめでとう!

 

**********

 

祝われて・・・。

 

山根) おめでとう!

三河屋) よっ、弁護士先生!

男性) 昔から利発な子と

 思っとったよ。

山根) 立派になって。

男の子) かっこいい。

寅子) ありがとう。

男の子) 頑張ってね。

 

とにかく、

祝われる日々です。

 

**********

 

<噴水のある公園>

花岡) 猪爪。

 改めておめでとう!

寅子) わあ、とってもすてき!

(花岡から花束を受け取る寅子)

花岡) 来週は祝賀会だろ?

 招待状届いたよ。

寅子) ええ。明律大学の皆さん

 が開催してくださるって。

花岡) 猪爪なら、成し遂げると

 思っていたよ。もし駄目でも、

 もう一度挑戦するよう説得する

 つもりだった。

寅子) そうなの?

花岡) ああ。「せっかくの才能

 がもったいない。もし駄目でも

 俺がいるから」って。

寅子) えっ?

花岡) その頃には俺も、一人前

 になってるだろうからさ。

寅子) あっ・・・ありがとう、

 私のこと考えてくれて。

 

**********

 

山下) 合格、

 おめでとうございます!

2人) おめでとうございます!

寅子) ありがとう。

小泉) 私たちも、

 来年また挑戦します。

寅子) 頑張ってね。私にできる

 ことは何でも言って。

小泉) ありがとうございます!

女性) おめでとうございます!

女性) おめでとうございます!

 

**********

 

総務) はいじゃあ、撮ってくだ

 さい。はいじゃあ並んで並んで。

 はい、こちらにこちらにはい

 どうぞ。は~い。

記者) こちら、お願いします。

総務) はい。

(シャッター音)

記者) ありがとうございます。

記者) こちらもお願いします。

(シャッター音)

総務) はいじゃあご一緒に

 お願いします。

(シャッター音)

記者) ありがとうございます。

校長) 来年度の女子部志願者、

 すごいことになりそうだよ。

総務) 問い合わせがね、

 もうひっきりなしに!

校長) ハハハハハハ。

中山) よかった。(泣)

校長) 祝賀会は、豪華に派手に、

 お祝いするからね。記者の皆さん

 も、たくさん来てくれるそうだ。

 記者の皆さん、この中山さんのご

 主人は、栄えある皇軍勇士として、

 今まさに大陸に出征中であります!

 どうぞ、取材なさってください!

竹中) 面白くねえな。

久保田) 女性の法律問題は女性

 の手で、というのが、ついに現実

 になりますので、しっかり寄り添っ

 ていきたいです。

 

**********

 

(花束を手に、家路を歩く寅子)

(道端の縁台に、よね)

よね) よお。

 

**********

 

<家中に花が飾られた猪爪家>

(一人、座卓の前に座ったよね)

(寅子がお茶を運んでくる。

よね) 花だらけだな。

寅子) ええ、皆さんが

 お祝いしてくださって。

よね) そうか。

寅子) 来てくれてありがとう。

 私も、会いに行こうと思って

 いたんだけど、ごめんなさい。

よね) 私の口述は完璧だった。

 

(回想)

試験官) (ため息)

 それで君、弁護士になっても、

 そのトンチキな格好は続ける

 のかね?

よね) トンチキなのはどっちだ?

試験官) はっ?

よね) あんたらの偏見を、

 こっちに押しつけるな!

 

(よねを見つめている寅子)

よね) 私は自分を曲げない。

 曲げずにいつか必ず

 合格してみせる。

寅子) うん。

はる) よねさん。よかったら

 ごはん召し上がっていって。

よね) ありがとうございます。

 でも仕事がありますので。

はる) そう・・・。いつでも、

 遊びにいらしてちょうだいね。

よね) はい。

(こみ上げる気持ちを隠し、

 目を伏せるよね)

 

**********

 

<表>

よね) 悪いが祝賀会には行け

 ない。それと言うのが遅くな

 ったが・・・おめでとう。

寅子) ありがとう。

(背を向けたまま去っていくよね)

(よねの姿が見えなくなっても、

 道に立っている寅子)

寅子) ♪「うちのパパと

 うちのママが並んだ時」

 

(回想)

(曇り空の夕暮れの浜で

 はしゃいだ、あの日)

寅子) ♪「うちのパパと

 うちのママと並んだ時

 大きくて立派なはママ・・・」

(香淑も梅子も、涼子も玉もよね

 も、みんな子供みたいな笑顔で)

 

**********

 

(回想)

(尖りまくっていた、

 入学の時のよね)

 

(回想)

(女子部全員で傍聴した民事裁判)

 

(回想)

(男子学生に台なしにされた法廷劇)

 

(回想)

(みんなで検証した、毒饅頭)

 

(回想)

(弱音や怒りを吐き合い、世間の風

 に向かって、一歩ずつ進んできた

 仲間たち)

 

(これまでの出来事や、みんなの

 様々な表情が、寅子の頭の中で、

 グルグル回っている)

 

(祝賀会で金屏風の前に座った、

 中山と久保田と寅子)

記者) さすが、日本で一番

 優秀なご婦人方だ。うん。

寅子) 一番?

記者) ええ。男性でも難しい

 高等試験に合格したのですから、

 そう言っても過言ではないと、

 思います。

寅子) はて?

 私は、ずっと一番になりたくて

 頑張ってまいりましたが・・・。

 自分がこの国で一番優秀だとは、

 全く思えません。

記者) なるほど、

 謙虚で、いらっしゃる。

寅子) はて? 謙虚?

 昔から私は、自信過剰、負けず

 嫌い、ひと言多いと言われてき

 ましたが?

(祝賀会の会場を眺める寅子)

寅子) この場に私が立っている

 のは、私が死ぬほど努力を重ね

 たから。でも、高等試験に合格

 しただけで、自分が、女性の中

 で一番なんて、口が裂けても、

 言えません。志半ばで諦めた友。

 そもそも、学ぶことができなか

 った、その選択肢があることず

 ら知らなかったご婦人方がいる

 ことを、私は知っているのです

 から。でも今、合格してからず

 っとモヤモヤしていたものの答

 えが、分かりました。私たち、

 すごく怒っているんです。

 ですよね?

(久保田と中山を見る)

寅子) 法改正がなされても、

 結局、女は不利なまま。女は

 弁護士にはなれても、裁判官

 や検事にはなれない。男性と

 同じ試験を受けているのにで

 すよ? 女ってだけで、でき

 ないことばっかり・・・。まあ

 そもそもがおかしいんですよ。

 もともとの法律が、私たちを

 虐げているのですから。生い

 立ちや、信念や、格好で切り

 捨てられたりしない、男か女

 かでふるいにかけられない社

 会になることを、私は心から

 願います。いや、みんなでし

 ませんか? しましょうよ!

 私はそんな社会で、何かの

 一番になりたい。そのために、

 よき弁護士になるよう、尽力

 します。困ってる方を、救い

 続けます。男女、関係なく!

(前を見据える寅子)

桂場) フフフフ・・・。

 失敬。

(真顔に戻る桂場)

 

**********

 

男性) 竹中さん、こんな

 記事書く人でしたっけ?

竹中) うるさい。

 

会場をすっかり白けさせた

寅子の演説は、当然記事に

はなりませんでした。

一社の新聞以外は。

 

**********

 

直言) 何だこれもトラの

 こと書いてない。

(次の新聞を見る直言)

直言) おっ! おっ!

 はるさん、見てごらん!

 トラがこんなに大きく!

はる~ はい~。

直言) いや、トラ・・・。

 

**********

 

<祝賀会>

穂高) すばらしい。ハハハハ。

(拍手)

穂高) すばらしい演説だ。

(拍手)

穂高) そろそろ、

 乾杯とまいりましょう。

(興奮冷めやらぬ寅子)

 

どんな地獄でも、

突き進んでみせる。

この時の寅子は、

本当にそう思っていました。

 

**********

 

祝われて、祝われて、祝われて・・・

本当におめでとう。おめでとう寅子!

 

生い立ちや、信念や、格好で
切り捨てられたりしない、男か

女かでふるいにかけられない

社会になることを、私は心から

願います。いや、みんなでしま

せんか? しましょうよ! 私は

そんな社会で、何かの一番に

なりたい。そのために、よき弁

護士になるよう、尽力します。

困ってる方を、救い続けます。
男女、関係なく!

 

ずっとずっと、たくさんの先輩たちが

闘って、闘って、闘ってきたのね・・・。

寅子の言葉を、心に刻まなければ!

 

 

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