「虎に翼」第31回~第7週「女の心は猫の目?」 | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「虎に翼」 第31

第7週「女の心は猫の目?

 

 

※無断転載対策のため、不本意ですが、

しばらく、注意喚起させていただきます。

 

こちらの記事は、「日々のダダ漏れ」 の

記事です。ご覧になっているブログ名が

「日々のダダ漏れ」、以外のブログ名は、

記事を無断転載しているブログです!!

↓ オリジナルのブログはこちらです♪

「日々のダダ漏れ」

 

 

寅子) 志半ばで諦めた友。そ

 もそも、学ぶことができなかっ

 た、その選択肢があることず

 ら知らなかったご婦人方がい

 ることを、私は知っているので

 すから。よき弁護士になるよう、

 尽力します。困ってる方を、救

 い続けます。男女、関係なく!

 

**********

 

(紺色のスーツに着替える寅子)

 

**********

 

(部屋の掃除をする優三)

(机に頭をぶつける音)

優三) うっ・・・。

 

**********

 

昭和14(1939)年、春。

優三は、直言の工場に

住み込みで働くことに

なりました。

 

優三) 長い間、

 お世話になりました!

 あっ!

(座卓に頭をぶつける優三)

はる) あっ!

優三) (荒い息遣い)

直明) 本当に行っちゃうんですね。

直言) 俺は言ったんだよ?

 ずっとここに住めばいいって。

はる) またいつでも、

 ごはん食べにいらっしゃいね。

優三) トラちゃんも、

 今日から修習だもんね。

寅子) はい!

優三) お元気で。

(手を差し出す優三)

寅子) 優三さんも!

(握手する2人)

寅子) フフフ。

 

**********

 

<家の表>

老人) 先生、今日から出勤かい?

山根) 頑張って!

寅子) はい!

 

**********

 

(噴水のある公園を横切る寅子)

 

**********

 

寅子は、ここから1年6か月、

雲野法律事務所で、弁護士

修習を受けることになりました。

 

寅子) おはようございます!

 本日より、修習生としてお世話

 になります、猪爪寅子です!

雲野) うん!

 声が大きくて、よろしい!

岩居) よろしく。

常盤) よろしくお願いします。

雲野) 男とか女とか関係なく、

 一人の弁護士として、鍛えて

 いくから、覚悟しておくように!

寅子) はい!

 

**********

 

昭和十四(1939)年・七月

 

(昼休み、噴水のある公園で、

大きなあくびをする寅子と轟)

(花岡はあくびをしない)

寅子) ここ3か月、判例の写し

 ばかりやらされていて。

轟) 俺もだ。

 昨晩は事務所に泊まった。

 

**********

 

轟が修習を受けているのは、

共亜事件で、若島大臣を弁護

した、錦田先生の事務所です。

同期として共に配属されたの

は・・・。

 

久保田) お待たせしました。

錦田) うん。ありがとう。

 

あの久保田でした。

 

**********

 

寅子) この前中山先輩からも

 お手紙頂きました。横浜の事

 務所で頑張ってるようですよ。

轟) お~。

花岡) 猪爪も頑張れよ。修習を

 乗り切ったらお祝いしよう。

寅子) それを言うなら花岡さんの

 お祝いが先でしょう。残りの修習

 と2回目の試験が終われば、晴

 れて裁判官なんですから。盛大

 にお祝いしましょうね。

花岡) 期待しちゃっていいのかな。

寅子) ええもちろん、

 期待してて。フフ。

花岡) 轟も頑張れよ。

 早く法廷で会おう。

轟) おう。

 

**********

 

常盤) どうぞ。

寅子) ただいま戻りました。

落合) では、雲野先生は

 思想弾圧に屈しろと!?

雲野) いやそうは言ってないですよ。

 もっと適任の弁護士が・・・。

落合) いや! 共亜事件で、

 見事無罪を勝ち取ったあなたに

 お願いしたいと言っているんだ。

 私には、もうあなたしかいない!

 頼む!

(激しく頭を下げられ、

泣きそうな顔になる雲野)

雲野) 分かりました。

 やれるだけやってみましょう。

落合) 感謝する!

(求められるがまま握手をする雲野)

 

落合洋三郎。帝大経済学部教授

である彼の著書、数冊が、出版

法27条違反、安寧秩序を妨害す

る疑いがあるとして、検察から、

起訴されてしまったのです。

 

**********

 

岩居) この本には、3か所。この本

 には2か所、検察側が、秩序を乱

 す表現があると指摘してる部分が

 ある。

雲野) まずは前後の流れ含めて、

 内容を深く理解すること。

寅子) 分かりました。

常盤) それでは私は、

 お先に失礼いたします。

雲野) うん、ご苦労さん。

 

**********

 

ラジオ) 「今般発せられました金属類

 供出いわゆる『鉄と銅の動員令』に

 つき、関係省庁は、『聖戦完遂の途

 上、工業生産の要たる、鉄や銅など、

 金属資源の確保は、焦眉の急であ

 る。使用せざる鍋、灰皿、ふすまの

 取っ手等、各家庭の、知られざる鉱

 脈に注目し、なお一層の献身を』と

 ・・・」。

寅子) 教授のファシズム批判や

 政治批判が社会の秩序を乱し

 た疑いがあるんですって。

花江) 何だか物騒ね。

寅子) 弁護を一歩でも間違えたら、

 非国民扱いされてしまうって誰も

 弁護を引き受けてくれなかったん

 ですって。いくら非常時でも、言論

 弾圧を許すわけにはいかないでし

 ょう?

花江) そう・・・。

 

**********

 

<雲野事務所>

男性) 東京帝大は、落合先生

 を罷免しようとしています!

 帝大の名も地に落ちたと

 言わざるをえない!

2人) そのとおり!

雲野) まあまあまあ、

 落ち着いて。ねっ。

 落ち着いてください。

寅子) ひとまず、お茶を。

雲野) 分かりますから、分かります

 から座ってください。助教授の皆さ

 んには、落合先生の本について、

 解説いただき・・・。

男性) いやしかしですね!

雲野) いやいや・・・

 だから、落ち着きましょう!

 

**********

 

寅子) 「やはり軍人は、その特殊な

 職能よりして、あたえられた武器を

 濫用したことになる」。

雲野) お国のどこかが、因縁をつけ

 てきたということなんでしょうなあ。

 

このころの日本は、

中国との戦時下にありました。

 

**********

 

(昼休み恒例、公園でお弁当)

轟) 当節はやりの日の丸弁当だ!

 お国のために質素倹約!

(苦笑いする寅子)

(ちなみに花岡は欠席)

 

**********

 

そして、公判第1回目。

 

男性) なぜだ! なぜ入れぬ!

男性) とにかく待て!

(争う声)

笹山) 何だい何だい。

 

落合教授の門下生や、

大学関係者が裁判所に

大勢駆けつけましたが・・・

裁判は非公開に切り替え

られました。

 

**********

 

(傍聴席には、寅子の

見覚えのある刑事)

 

(回想)

豊野) 特高だ。下がってろ。

 

(回想)

馬場) 無駄な努力と言ったろう。

 

裁判官) 被告人は、罪を認めますか?

落合) 全て否認します。

 ・・・と、何度も申し上げてますがねえ。

雲野) 裁判長、申し訳ありません。

 落合氏は、警視庁で12回、検事局で

 12回、予審で14回と、長きにわたり、

 取り調べを受けており、いささか、

 疲弊しておるのです。

裁判官) この裁判は、被告人が書いた

 6冊の著書が、法律に触れているか否

 かを判断するもので、思想によって、裁

 判が左右されるものではありません。

 

裁判は、

長引くこととなりました。

 

**********

 

昭和十四(1939)年・十二月

 

岩居) 安寧秩序を乱す内容ではな

 いと、いくら懇切丁寧に説明しても、

 検事は「疑いがある」の一点張り。

 らちが明きませんよこれじゃあ。

雲野) 言った言わないの水掛け論

 になってしまってるな。何か別の

 観点があればいいのだが・・・。

岩居) 別の観点・・・。

 

寅子は、教授の著書全てに、

改めて目を通すことにしました。

少しでも貢献して、力を証明し

ないと・・・。

 

(物音)

男性の声) 諸君、俺は負けん!

 負けんぞ!

男性の声) 分かった分かった。

 

去っていった、

仲間たちのためにも。

 

(事務所で一人、机に向かう寅子)

 

(回想)

香淑) チェ・ヒャンスクと読みます。

 

(回想)

涼子) トラコちゃん・・・。

 

(回想)

梅子) ありがとう。フフフ。

 

(回想)

(よね)

 

**********

 

(机に突っ伏し、眠っている寅子)

雲野) おはよう。

 

**********

 

(寅子がまとめたノートを見る雲野)

雲野) そうか・・・そういうことか!

 ハハハハハハハ。

 

**********

 

<法廷>

雲野) 出版法に触れるとされた、

 この、6冊の著作についてですが、

 いずれも初版は、昭和7年から、

 昭和12年。出版社にて、初版の

 内容を確認したところ、現在流布

 されている版と、一字一句違いが

 ありません。出版法、第33条によ

 れば、公訴の時効は、1年であり、

 つまり、出版法違反が、初版の時

 点で、発生したとするならば、既

 に時効が成立しており、罪に問う

 ことが、できないはずであります。

 検察側には、改めて起訴事実を、

 ご確認いただきたく存じます。

 

本の内容について争うのでは

なく、別の切り口で、無罪を証

明してみせた、雲野の法廷戦

術が功を奏し、1審は、無罪の

判決が言い渡されました。

 

**********

 

<猪爪家>

寅子) 雲野先生は本当にすばら

 しいわ。本の出版年から無罪を

 証明してみせるだなんて、きっと

 検察は控訴してくるでしょうけど

 も、でもこれは、大きな一歩だわ。

はる) そう、よかったですね・・・。

 あっ、納戸からお皿持ってきて

 ちょうだい。

 

**********

 

思った反応が一切

返ってこないので、

不完全燃焼の、寅子です。

 

(優三がいた部屋を見る寅子)

 

こんな時に、

優三さんがいてくれたら・・・。

 

♪(電話の呼び出し音)

寅子) あっ、私出ます。

(廊下の電話室に入る)

 

**********

 

電・花岡) あっ、花岡と申します。

 猪爪寅子さんはご在宅でしょうか?

電・寅子) えっ、花岡さん?

電・花岡) 猪爪か。

電・寅子) やだ、驚いた。

 何、どうなさったの?

電・花岡) 合格した。

電・寅子) えっ?

電・花岡) 修習後の2回目の

 試験・・・これで晴れて裁判官だ。

電・寅子) はっ・・・

 おめでとうございます! アハッ!

 

修習後に行われる試験を

通過すると、晴れて裁判官

になることができるのです。

 

電・寅子) すごい!

電・花岡) どうしても早く

 猪爪に伝えたくて。

電・寅子) ありがとう。うれしい。

電・花岡) それで、

 例のことなんだけど。

電・寅子) 例の?

電・花岡) ああ、

 お祝いしてくれるんだろ。

電・寅子) あっ・・・

 ええ、もちろん。

 どうしましょう、

 誰に声かけましょうか。

 轟さんは来るとして・・・。

電・花岡) あっ、いや・・・

 できれば、2人でやらないか。

電・寅子) えっ、構わないけど、

 花岡さんはそれでいいの?

電・花岡) ああ、

 それがいいんだ。

 

おやおやおやおや?

 

電・寅子) それが、いい・・・。

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

雲野先生の事務所でよかったね!

そして、相変わらず思わせぶりな

花岡よ。轟君も呼んでやってよ~。

 

 

「虎に翼」関連ブログはこちらから↓

「虎に翼」関連ブログリスト

「朝ドラ」関連ブログリスト

 

●「虎に翼」HP

 

 

ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村