「虎に翼」第17回~第4週「屈み女に反り男?」 | 日々のダダ漏れ

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「虎に翼」 第17回

第4週「屈み女に反り男?

 

 

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<教室>

穂高) 今日は、民事訴訟の専門

 家に授業をお願いしようと。

徹男) やめてくださいよ、

 専門家だなんて。

穂高) 弁護士の、大庭徹男君だ。

寅子) 大庭?

徹男) 家内の梅子が、いつも

 ご迷惑をかけているようで。

 

出た、スンッ。

どこからどう見ても、スンッ。

 

穂高) ああ・・・ということで、

 ここからは、大庭君に講義を

 お願いしようと思う。

徹男) ごゆっくり、

 お休みください。

穂高) うん。

 

**********

 

(腰をかばって教室を出る穂高)

(一人になったら、

 スタスタ去っていく)

 

**********

 

(教壇に立つ、梅子の夫)

徹男) では、早速始めよう。

(顔色も表情も、

 何一つ変えない梅子)

 

**********

 

徹男) え~民事訴訟とは、個人と

 個人、会社と個人など、私的な紛

 争を解決するための手続きという

 ことは、理解しているね。

一同) はい。

徹男) でも、損害賠償や財産権に

 関する紛争は、学生の君たちには

 ピンと来ないものも多いだろう。

 今回は、民事訴訟を身近に感じら

 れる判例を紹介していこうと思う。

 

(寅子の脳内イメージです)

(甲ははる、乙は直言)

 

徹男) 資産家の甲は、ポチという

 闘犬にも使われる大型犬を飼って

 いた。ポチはふだんおとなしい犬

 だったらしいが、たまたま家の前

 を通りかかった、乙という女性に

 襲いかかり、けがをさせてしまう。

 顔に傷を負った乙は、まだ嫁入り

 前。しかも町一番の美人と有名だ

 った。

寅子)美人か・・・。

 

(乙は花江に変更)

(乙の母は優三、父は直道)

(イメージの修正が行われました)

(乙の両親は甲を訴え勝訴した)

 

徹男) さて、乙の両親は一体

 いくらの慰謝料を受け取った

 と思う? 君。

寅子) あっ、えっと・・・。

 500円くらいでしょうか。

徹男) 君。

香淑) 800円。

花岡) 400円。

轟) えっ、え~え~・・・え~と・・・。

よね) 0円。

轟) そう、それだ! 慰謝料を

 受け取れなかった、です!

徹男) 正解は・・・1500円。

(どよめき)

 

この当時、死亡事件でも

慰謝料は、500円程度でした。

 

徹男) 君たちはこれを高いと取る

 か安いと取るか。彼女の将来を思

 えば、私は安すぎると思う。弁護

 士は、ただ金を取ればいいという

 わけではない。損害賠償は、被害

 者を救済し、傷を癒やす。ここの

 薬でもあるからだ。(胸に手)

 

さすが梅子さんの夫、

いいこと言う。

 

徹男) まっ、うちの家内なら取れ

 て300円がいいところだがな。

 

前言撤回。

 

(笑い声)

(梅子は、スンッの顔)

 

徹男) 裁判官は思いきった判決を

 下したとは思うが、乙は顔の傷が

 なければ良縁に恵まれただろう。

 結婚前の婦女にとって、容姿とい

 うものは何より大事で・・・。

寅子) はて?

 顔に傷が出来るのは辛いことで

 はありますが、容姿が何よりも

 大事というのは・・・。

涼子) 賛同いたしかねます。

香淑) 私もです。

徹男) そうだね、もちろん違う。

 君たちとは。

寅子) はっ?

徹男) 君たちのように利発で、かつ

 容姿端麗なすばらしいご婦人方には

 該当しない。だよな。

花岡) ええ。彼女たちは、特別です。

寅子) えっ・・・。

 

**********

 

<廊下>

徹男) いや~皆さん噂どおり、

 いや、噂以上の優秀さだったよ。

寅子) ありがとうございます。

徹男) 女子部に行きたいと言い出し

 た時、すぐ音を上げると思ったんだ

 が、家内が法科に進めたのは、君た

 ちの手助けのおかげだったんだね。

寅子) あっ、いや、私たちは何も。

 全て梅子さんのお力で。

梅子) いいえ。私だけではとても。

徹男) だろうな。

 

スンッからの、ムッ、ムッ!

 

徹男) 勉学のほかに、こんな

 おばさんのお世話をしなきゃ

 いけなくて大変だろうに。

涼子) いえ、お世話されて

 いるのは私たちの方で。

香淑) お握りを持ってきて

 くださったり。

徹男) そのくらいしか

 役には立てんだろうな。

 

ムッ!

 

徹男) 申し訳ないが、これからも

 家内をよろしく頼むよ。じゃあ。

 帰りは遅くなる。

梅子) はい。

稲垣) ああちょっと、大庭先生!

小橋) 大庭先生!

稲垣) お話が。

小橋) 少し、

 ご質問よろしいでしょうか?

梅子) ごめんなさいね~。うちの

 人、若い子と話し慣れてないから、

 すぐ私を使うのよ。話の潤滑油に?

 ウフフフフ。アハハハ。

寅子) そう、なんですか・・・。

梅子) そうだ、今日の放課後、

 甘いものでも食べに行きまし

 ょうよ。ねっ? ねっ? ねっ!

 フフフフ。

 

**********

 

(轟より先に校舎を出るよね)

轟) あいつ・・・。

涼子) ありがとう。

 では、私たちは車で参りますね。

梅子) はい分かりました。

 行きましょ行きましょ。

 

梅子さんの提案で、

せっかくならば、花岡たちも誘い、

ハイキングの計画を立てよう

ということになりました。

 

花岡) 猪爪さんはすごいな。

寅子) えっ?

花岡) 大庭先生の前でも

 堂々と意見を言って。

寅子) はて? だって授業は

 議論を重ねる場所でしょ?

花岡) 意見をしてる時の猪爪さん

 を見てるの、好きなんだよね。

寅子) えっ?

 

**********

 

<竹もと>

小橋) すまんすまん。

梅子) あらあら。

稲垣) お前遅いよ。

梅子) 今日は私が

 皆さんにおごるわ。

轟) えっ! い・・・いいのですか!?

梅子) うん。主人の授業を

 真面目に受けてくれたお礼。

一同) おお~!

男性) やった~!

男性) 頂きます。

梅子) 好きなの食べてね。

(戸が開く音)

店員) いらっしゃい。

(入ってきた学生と目があう梅子)

梅子) 徹太さん、どうして・・・。

徹太) 先輩の下宿先がこの近くで。

梅子) あっ、息子です。

よね) 息子!?

寅子) こんな大きなお子さんが?

梅子) 21歳、13歳、8歳、

 みんな男の子。

寅子) へえ~。

涼子) お母様には、いつも

 お世話になっております。

徹太) どうも。

寅子) 私たち、いっつも梅子さん

 には大変よくしていただいている

 んです。ねっ。

 

えっ、スンッ?

(スンッ顔の花岡たち)

 

寅子) ねえ?

 

スンッ。

 

徹太) フッ・・・それは、どうも。

寅子) あっ、

 お会いできて光栄・・・。

(奥へ行く、学生服の徹太たち)

店員) はい、明律の皆さんは、

 何になさいます?

 

男の人でも、スンッするんだ。

 

**********

 

<優三の部屋>

優三) それは・・・なるね、スンッ。

 明律の法学部にいる男は全員、

 帝大に強~い憧れを持ってる。

 高等試験の合格者のほとんどは、

 帝大生。帝大に入れば、人生が

 約束される。

寅子) ああ、そういうことか。

優三) 明律生にとって、帝大生は、

 なりたくてもなれない雲の上の存

 在。目の前にしたら、嫉妬や羨望

 で、普通ではいられないよ・・・。

 僕も、帝大に入って・・・。ああっ!

寅子) あっ! 優三さん?

優三) はあはあ・・・ごめん。

 今のことはさておき、聞く限り、

 優しそうなやつらで安心したよ。

 ちょっと、心配してたんだよね。

寅子) ええ、まあ。

 

確かに、彼らは優しい。

 

**********

 

<橋の下の遊歩道>

(鐘の音)

女性) 花岡さん。

(手紙を差し出す女性)

(顔をそらし、通り過ぎる花岡)

女性) 花岡さん!

(女性を振りはらう花岡)

 

寅子たちの前では・・・。

 

(冷やかす稲垣たち)

稲垣) 何で受け取って

 あげないんだよ。

 あの、僕でよければ・・・。

(離れて見ている寅子)

 

**********

 

<ハイキングの日>

寅子) あれ、お父さん、

 日曜日なのにお仕事なの?

直言) ああ。

寅子) もう出る?

 お母さん呼んできます。

直言) ああいいいい。見送りは。

 今日、本当は、一緒に映画を見に

 行くはずでさ・・・。友達誘って行

 っておいでって言ったんだけど。

寅子) お仕事ならしかたないけ

 ど・・・帰ったら謝った方がいい

 と思う。

直言) そうだな・・・。トラは、

 ハイキング楽しんでおいで。

寅子) はい。

直言) 行ってきます。

寅子) 行ってらっしゃい。

 

**********

 

(こっそり見ていた直道)

直道) 俺には分かる。

 あれは女だ。

花江) 何言ってるの。

 そんなわけないでしょう。

直道) いや、お父さんは欲に

 弱い男だよ。小遣いもすぐに

 使っちゃうしさ。

直明) 何兄さん。何の話?

(台所にはる)

直明) 何でもないよ。

花江) 何でもないわ。

 

**********

 

(浮かない顔の寅子)

(笑い声)

男性) 本当かよそれ。

(道端に隠れた香淑)

寅子) 何、どうしたの?

香淑) 破廉恥な話をしてる

 から、入りにくくて。

稲垣) これで今週何通目だよ、

 恋文もらうの。

花岡) あ~・・・。4通目かな。

稲垣) 4!

 さすが女の扱いにたけてる

 やつは違うな。

小橋) Five witchesとも

 うまくやってるし。

稲垣) ファイ・・・ファイブ・・・。

小橋) Five witchesだよ、

 Five witches!

稲垣) 魔女5人組か!

 うまいこと言うな!

小橋) んじゃあ、その女給とは、

 どうなったんだよ。

花岡) どうも何も、それっきりさ。

 僕も暇じゃない。女ってのは、

 優しくするとつけあがるんだ。

 立場をわきまえさせないと。

 

はあっ?

 

(寅子を止める梅子)

梅子) 言わせておきなさい。

(そばに男の子)

梅子) 三男の光三郞です。

寅子) 初めまして。フフッ。

 あっ、じゃなくて・・・。

梅子) 男が集まればこんな話に

 なるのよ。怒ったところで何も

 変わらないから。

香淑) (ありえない)

轟) それはいただけないな!

 花岡! 誠意がない態度は

 いただけない。男として、

 恥じぬ行動をすべきだ!

小橋) 暑苦しいんだよお前は。

轟) 花岡!

 今の言葉を撤回しろ。撤回しろ!

 

轟、意外といいやつ。

 

花岡) 轟、落ち着け。

轟) 花岡!

 今の言葉を撤回しろ! 撤回しろ!

 撤回しろ! 撤回しろ!

 

**********

 

想像通り、嫌~な感じマックスな梅子の夫

のもの言いに、狙い通りにプンスカしてしま

った。いるよね~妻を下げて話のネタにす

る男。いや、確かに謙遜気味に話すことは

少なくないことだけど、話をする相手を間違

えていることに気付かないところが、痛い。

寅子たちの前でのあの発言は、反発しか

招かないなんてことは、考えもしないのだ。

そしてそれを最大級のスンッで受け流すの

が日常となってしまっている梅子さん。涙。

 

帝大生を前に、スンッとなる男子。そうか、

スンッは、女性だけじゃなかった。男性に

もスンッっとなる瞬間は存在するのだねw

 

裏の顔が見え始めた花岡と・・・好感度が

上がってきた轟。いろんな角度から描か

れる脚本にときめく。一人だけ悪者になっ

たりはしない、みんなそれぞれに良さが

あり、欠点もあり、人間らしくて・・・いい!

 

 

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