「虎に翼」第16回~第4週「屈み女に反り男?」 | 日々のダダ漏れ

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「虎に翼」 第16回

第4週「屈み女に反り男?

 

 

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昭和10年(1935)、

3年間女子部で学んだ寅子は、

明日から、明律大学法学部

へと進学します。

 

直言) 明律大学女子部を卒業

 したことを祝して、乾杯!

一同) 乾杯!

直言) おめでとう。

直明) お姉ちゃんおめでとう。

寅子) ありがとう、直明。

はる) 花江さんもたくさん食べてね。

花江) ありがとうございます。

直道) お父さんがしゅきか~?

 

去年、花江たちは、

近所へお引っ越し。

すぐに直人を授かりました。

 

寅子) あ~っ!

(ビールを飲む、ご機嫌な寅子)

寅子) ハハハハ!

花江) 子供たちやっと寝たわ。

寅子) ご苦労さま。

(障子に目あり)

寅子) あっ! やっ!

優三) あっ・・・あっ・・・!

 僕です。

 

優三の試験の結果は、

言わずもがなです。

 

はる) こっち来て、

 一緒に食べなさい。

優三) いやいやいや・・・! 

 自分のような者が、そちらに

 座るなんて縁起が悪いです・・・。

直言) おいおいおい、

 何を、言ってるんだ。

 遅くまで、勉強、ご苦労。

 君は、絶対に、亡き父上同様、

 優秀な弁護士になる!

優三) 申し訳ありませんでした!

(障子に頭をぶつける音)

直道) ハハハ! 優三君、トラに

 追い越されないようにしないと。

(直道をつねる花江)

優三) いやあ・・・。

 

直言の援助で、優三は夜学で

勉強を続けることになりました。

 

はる) 寅子、明日からが

 本当の勝負ですよ。

寅子) 分かっています。

はる) 真面目に聞きなさい。

 あなたは、やっと地獄の

 入り口に立っただけ。

 肝に銘じておきなさい。

寅子) でもあれから地獄も

 変わりましたよ。法改正

 だってされてますしね。

 

寅子の言うとおり、

昭和8年に、弁護士法が

ついに改正されました。

 

**********

 

弁護士資格を取得できるのは、

男子のみ、という規定が、撤廃。

施行される来年には、女性も

弁護士を目指すことができる

ようになります。

 

**********

 

(廊下を進む、

 寅子たち5人と玉)

 

入学式も無事に終わり、

いよいよ今日から授業開始です。

 

寅子) 同級生たちもジロジロ

 見てくると思う?

よね) なめてくるやつは

 黙らせるだけだろ。

梅子) す~ぐそんなこと言って。

涼子) 玉、初手が肝心は?

玉) えっと、ア グッド

 ビギニング メイクス ア 

 グッド エンディング です!

涼子) That's right!

 気を緩めずに堂々と

 まいりましょう。

香淑) 玉さん、英語が

 上達しましたね。

玉) お嬢様がじきじきにお教え

 くださっていますから。

 

**********

 

(教室に、詰襟姿の学生が一人)

花岡) やあ、ご機嫌よう。

寅子) ご・・・。

よね) き・・・。

梅子) げ・・・。

香淑) ん・・・。

涼子) よ・・・。

玉) う~?

花岡) 皆さんお待ち

 していました。

(とても爽やかな笑顔の学生)

 

**********

 

<甘味処 竹もと>

(とろりとにやけて夢心地の、

 寅子と涼子と梅子と香淑)

 

寅子たちがほうけているのも

無理はありません。

臨戦態勢で挑んだ本科、

1年目、初日。

 

(回想・教室)

花岡) みんな、

 集まってくれたか?

 では、自己紹介から始めよう。

 レディーファーストという 

 ことで、お願いできますか?

寅子) あっ、はい。猪爪寅子です。

 どうぞよろしくお願いいたします。

(拍手)

 

**********

 

稲垣) 稲垣・・・稲垣雄二。

 よろしくお願いします。

(拍手)

花岡) 僕は、花岡悟。皆さんと

 同じクラスだと聞いて、今日を

 とても楽しみにしていたんだ。

寅子) そう、なんですか。

花岡) 本当に尊敬してるんだ、

 あなたたちのこと。

梅子) 尊敬って・・・。

花岡) だってあなた方はいわば

 開拓者。法曹界を、いや・・・

 男女平等の世を切り開いている。

 そうでしょ?

 

(教室にいなかった玉と、

 ポーカーフェイスのよね

 以外は夢心地)

 

お~い、そろそろ何か

話してくださ~い。

 

寅子) 開拓者って

 言われましたね。

香淑) 言われました。

 あれうれしかった。

よね) そうやってすぐ浮かれて。

涼子) あら? よねさんも

 今日はとってもおしとやか

 でございました。

寅子) 確かに! 今日は一回も

 「あほが」とか「なまぬるい」

 とかどならなかったものね。

よね) 黙れ。

(みつ豆を食べるよね)

涼子) でも安心しました。

 皆さんよいお方ばかりで。

梅子) まあ、例外はいたけどね。

 

(回想・教室)

花岡) 男女共に学べることが、

 ほかの大学にはない、明律

 法学部の強みとなる。互いに

 理解尊重し合って・・・。

轟) 笑止!

(口髭をはやした学生)

轟) 男と女が、分かり合える

 はずがないだろう。

花岡) 轟・・・。

轟) 人類の歴史を見れば分かる。

 男が前に立ち国を築き、

 女は、家庭を守る・・・。

花岡) 卑弥呼。

轟) えっ?

花岡) 北条政子、エリザベス

 女王が英国を統治していたの

 は、16世紀後半でしたっけ?

涼子) ええ、間違いございません。

轟) フンッ!

 そういう女はごく僅かだ。

花岡) そのごく僅かな方々が

 今ここにいるのだよ。

 口を慎みたまえ!

轟) ぐっ・・・。

 小橋、何か言ってやれ!

小橋) 勘弁してくれよ。

よね) お前!

(股間を蹴られ男・小橋)

花岡) 小橋は、

 何か言うことはあるかい?

小橋) いや・・・

 前は、すまなかった。

 許してほしい。

轟) おい!

花岡) 轟は昔からこうなんだ。

 後できつく言っておくよ。

轟) おい小橋! 誰にやられた!

 

梅子) まあ、どこにでよねさん

 みたいな方がいらっしゃると

 いうことよ。

よね) あいつらと一緒にするな。

寅子) 今日はとても反省しました。

 殿方への偏見に満ちていたのは

 私の方だった。志を同じくする

 仲間だっていうのに。

よね) 相変わらずおめでたい

 やつだ。すぐに化けの皮が

 剥がれるさ。

 

という、よねの予想は直道

のごとく、大外れして・・・。

 

直道) へっ?

 

**********

 

明律大学法学部本科での

日々は、穏やか~に・・・。

 

花岡) どうぞ。

寅子) いいの? 私たちが

 前に座ってしまって。

花岡) 僕らが前だと

 見えにくいだろ。

梅子) お若いのに気が利くのね~。

花岡) いえ。

 

平和~に、過ぎていきました。

 

**********

 

<穂高の授業>

穂高) 甲は、額面3万5000円の

 約束手形を乙から受け取った。

 だが、手形面には振り出し日、

 大正14年11月31日と、誤った

 記載がされており、支払いを

 拒否されてしまう。

 

**********

 

<図書館>

寅子) 間違った日付でも支払い

 責任はあるんじゃない?

よね) いや、ないだろ。

 手形法理としてはやむをえん。

花岡) まあ倫理的にどうかは

 さておき、提出日がはっきり

 しないと、効力がないからね。

 

**********

 

THE・平和。

議論が白熱することはあれど、

不愉快な冷やかしや、

口論は一切なし。

 

(お昼はみんなで、梅子のお握り)

轟) 何だこれ! うまいな!

小橋) ああうまい!

香淑) 梅子さんのお握りは

 絶品なんです。

稲垣) 確かに。

梅子) 明日はもっと握って

 きちゃおうかしら。

稲垣) おお~!

(笑い声)

花岡) そうだ、今度ハイキング

 にでも行きませんか。

寅子) ハイキング?

稲垣) いいね。

花岡) 空気のいい場所だと、また

 違う議論が展開するかもしれない。

涼子) 素敵なアイデアで

 ございますね。

よね) くだらない。

梅子) そう言わず、

 行きましょうよ。

稲垣) 行きましょうよ。

轟) 無理するな。女は男と

 違って体力がないからな。

(机をたたく音)

よね) 行く。

 お前より早く登りきる。

(火花を散らすよねと轟)

稲垣) ハハッ! ハハハハハ!

(笑い声)

稲垣) お代わりください。

梅子) はいどうぞどうぞ。

 

**********

 

<寅子の部屋>

寅子) 第244条、「準備書面には、

 左の事項を記載し、当事者、又は、

 代理人に・・・」。

直言) トラ~起きてるか?

寅子) どうぞ。

(酔っ払った直言)

直言) ああそうこれ・・・。

 これ、お土産。

寅子) ありがとう。

 お父さん最近帰り遅いね。

直言) 父さんのことは、

 いいんだよ。あ~。(寝る)

 あっ・・・(起きる)

 ああ、そういや今度、

 ハイキングに行くんだって?

寅子) えっ、何でそれ・・・。

直言) 母さんの手帳に書いてあっ

 た。「寅子、月末にハイキング、

 運動靴新調するか検討」って。

寅子) 盗み読みしたの?

直言) ハハ・・・。母さんはね、

 父さんに読んでほしい時には、

 わざと机に、手帳を広げて

 置いておくんだよ。

寅子) フフ・・・ふ~ん。

直言) あ~父さんも学生の頃

 行ったなあ。同級生はそこで

 結婚相手見つけたりして。

寅子) 私たちのはそんな

 不純なものじゃありません。

直言) うん・・・。

(寅子の肩を掴む)

直言) 不純でもなんでも、父さん

 トラが幸せなら何でもいいよ。

(小さく笑う寅子)

直言) おやすみ。

寅子) おやすみ。

 

**********

 

<教室>

(穂高が、ヨチヨチやって来る)

穂高) みんな、おそろいかね?

(立って礼、をする学生たち)

穂高) はい、どうも、

 座ってくれたまえ。どうも、

 腰の具合がよくなくてね、

 今日は、民事訴訟の専門家に

 授業をお願いしようと。

徹男) やめてくださいよ、

 専門家だなんて。

穂高) 弁護士の、大庭徹男君だ。

寅子) 大庭?

徹男) 家内の梅子が、いつも

 ご迷惑をかけているようで。

 

出た、スンッ。

 

(スンッとしている梅子の顔)

 

**********

 

引っ越した途端に子供ができる花江

ちゃん。分かりやすい! いつの時代

も同居はやっぱり気を遣うからね~。

 

本科に進んだ寅子たちを待ち受けて

いたのは、地獄・・・ではなく、平和w

いかにも~な爽やか男子と、いかに

も~な硬派の男子。これだよこれ!

これがイメージ通りのバンカラ男子。

平和に男女なかよく勉学にいそしみ、

ハイキングにまで一緒に行くお話に。

 

まるで少女漫画~と思っていたら・・・

梅子さんの旦那様登場。いきなりの

ごあいさつで、しっかり女性の心を

ムカムカ~っと鷲づかみ! ここのと

ころ忘れかけていた「スンッ」再び。

いや~面白くなってきたよ。スンッ。

 

 

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