「虎に翼」第6回~第2週「女三人寄ればかしましい?」 | 日々のダダ漏れ

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「虎に翼」 第6回

第2週「女三人寄ればかしましい?

 

 

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昭和7年(1932)・春

 

寅子は今日、

明律大学女子部に入学します。

 

猪爪家に、花江も加わり、一家は

より一層にぎやかになりました。

 

お察しと思いますが、

優三はまた試験に落ちました。

今で言う、司法浪人生活、

2年目に入ります。

 

優三) はい、いきます。3、2、1。

(シャッター音)

 

**********

 

花江) お勤め頑張って。

直道) 頑張る。

 急いで帰ってくるから。

花江) うん。

直明) 行ってらっしゃい。

(デレデレ走り去る直道)

はる) はあ・・・一体どんな子が来る

 のかしら。法律を学びたい女の子

 なんて変わり者に決まってます。

直言) トラ、つらかったらすぐ

 やめていいんだからな。

寅子) はい。では、地獄へ、

 行ってまいります。

はる) 行ってらっしゃい。

花江・直明・直言) 行ってらっしゃい。

 

**********

 

(口笛を吹きながら通りを行く、

 袴姿の寅子)

 

明律大学は、女学校と同じく、

御茶ノ水にあります。

 

「この町は、私の庭のような

もの顔」、の、寅子です。

 

**********

 

<入学式>

学長) 今年度こそ、婦人にも、弁護士

 資格を与えうる、法改正が行われる

 のは、ほぼ間違いない。君たちは、

 法曹界の、いや、婦人の社会進出と

 いう、明るい未来そのものだ。

 入学、おめでとう。

 

女子部入学者、全60人。

この全員が、法の道を志して

いるせいか、女学校とはまた

違う雰囲気です。

 

男性) 続きまして、

 新入生代表、桜川、涼子。

涼子) はい。

(新聞記者たちがカメラを構える)

 

この時代、華族のご令嬢は、

雑誌でも特集が組まれるほど

の有名人。女子の憧れの的。

 

(寅子のスクラップブックにも、
 ドレス姿の涼子の切り抜き)

 

涼子) Hello, ladies.

 (英語で)この良き日に明律大学に

 入学できることをうれしく思います。

 みなさんはいかが?

梅子) イエス。

(笑い声)

涼子) 年齢も生い立ちも違う私たち

 ですが、志はみな同じでございます。

 

**********

 

寅子) 穂高先生、

 ご無沙汰しております。

穂高) 猪爪君~。

寅子) あっ・・・あの、

 今日、あのお方は?

穂高) あのお方?

寅子) えっと、私が初めて大学に

 伺った際、先生とご一緒に授業

 をなさっていた・・・。

穂高) 桂場君? 彼はあの日、急きょ

 来てもらっただけだから。普段は

 東京地裁の判事をしている男でね。

寅子) そうですか。

 アハハ。よかった。

 

一安心な寅子。

 

竹中) お話し中失礼します。

 私、帝都新聞の、竹中と申します。

 ちょっとお二方に、お話伺っても

 よろしいですか?

寅子) あっ、あっ、私もですか?

竹中) ハハハハハハハ。

 穂高教授が、法律を学ぼうとする

 彼女たちに、願うことは何でしょうか?

穂高) ご婦人方が権利を得て、新し

 い世界を切り開くために是非、法律

 を、味方につけてほしいね。

竹中) ほう~。

 それを聞いて、はい、ひと言。

寅子) そうですね・・・。先生のおっし

 ゃる味方という意味を、完全に理解

 できているか怪しいのですが・・・よ

 り一層、勉学に励もうと思いました。

穂高) よく言った!

(拍手)

寅子) ありがとうございます。

竹中) なるほど。では、写真一枚

 よろしいでしょうか?

寅子) あっ・・・。

カメラマン) ではすいません、そちらに。

 

100点満点の答えだったのでは?

 

カメラマン) ではいきま~す。

 

得意気になっているのが、

まるわかりです。

 

(シャッター音)

(穂高の横で、すました笑顔)

 

**********

 

<廊下>

 

絶賛迷子中の寅子。

 

寅子) あの、すみません。

(前を行く、背広の一)

寅子) あの・・・。

 すみません!

(ショートヘアの顔が振り向く)

 

えっと、この方は・・・。

 

よね) 何?

 

あっ、女の子か。

 

寅子) すてき!

 水の江瀧子みたい。

(顔をそらされる)

寅子) あ・・・ごめんなさい。あの、

 あなたも女子部の新入生?

 私、教室が分からなくて。

(歩き出すよね)

寅子) そのお姿とってもお似合いね。

 何で入学式の時あなたに気が付か

 なかったのかしら。はて?

よね) 出てない。

寅子) えっ。

よね) 時間の無駄だと思った。

(去って行くよねを追いかける寅子)

寅子) あっ、あの・・・。

 

**********

 

(校庭の外れに、

 木造三階建ての建物)

(「明律大学女子部」の看板)

 

**********

 

久保田) 皆様、ご入学、

 おめでとうございます。

 新しい仲間が増えたこと、

 大変うれしく思っております。

涼子) ありがとうございます。

一同) ありがとうございます。

中山) これから3組に分かれ、

 校内を案内いたします。

 笠松まつさん。

笠松) はい。

中山) え~っと・・・

 崔香淑(さいこうしゅく)さん。

 

**********

 

(一期生の久保田に案内される、

 寅子たち)

久保田) ここが図書館だ。

 一度の貸し出しは4冊まで。

 朝9時から夜9時まで利用可能だ。

中山) 利用はできますけど、親御さん

 が心配なさるでしょうから、夜遅くな

 らないうちに帰ってくださいね。

一同) はい。

(男子学生たちがジロリと見る)

一同) (小声で)はい・・・。

 

**********

 

久保田) これで案内は終わったが、

 質問はあるか?

寅子) はい。

中山) どうぞ。

寅子) あの、先輩方は、

 なぜ法服を?

中山) このあとちょっとした

 歓迎会を準備しているの。

寅子) えっ、そうなんですか?

中山) ええ。これは、そこでやる

 余興のために着ています。

寅子) 余興。

久保田) 法廷劇だ。

 

ちなみにこの当時は、

弁護士も検事も皆、

法服を着用して

法廷に立っていました。

 

梅子) あらお芝居ですって、

 いいわね。

香淑) 楽しみです。

寅子) あっ、先輩。もしかして

 歓迎会で、ほかの先輩方と

 お会いできるのですか?

久保田) ほか・・・。

 既に全員と会っているが?

涼子) それはつまり、1期生はたっ

 た7人の方だけということかしら?

寅子) 1期生は少ないんですね。

中山) 最初は80人いたの。

寅子) ええ~。

(ざわめき)

久保田) でもやめてしまった。

香淑) そんな・・・。

小橋) 出た、魔女部!

 今日はより一層魔女みたいだな。

 これから黒魔術でもやるのか?

(バンカラ学生たちが現れる)

中山) 皆さん、行きましょう。

 

もしや、これが母の言う地獄か?

 

小橋) お嬢さん方、

 引き返すなら今だぞ~。

男子) そうそう、嫁のもらい手がな

 くなるぞ。あっ、そもそもいないか。

 

だとしたら、随分幼稚な地獄だな。

 

**********

 

<女子部の校舎>

久保田) 中山君。中山君!

中山) (泣)

寅子) 大丈夫ですか?

香淑) どうぞ。

(ハンカチを差し出す香淑)

中山) ごめんなさい。

久保田) 中山君は先日、これ以上

 法律を学び続けるならば別れると、

 婚約を、解消されたばかりなのだよ。

中山) (泣)

 

この空気、割と地獄。

 

寅子) 自己紹介・・・。

 皆さん、この場を借りて

 自己紹介しませんか?

梅子) えっ、今?

寅子) 私、猪爪寅子です。

 「寅の子」と書いて寅子(ともこ)。

 親しい友人からはトラちゃん

 なんて呼ばれてます。

 好きなものは、歌劇と歌うこと。

 あっ、ここで一曲、ご披露。

 ♪「うちのパパとうちの

 ママと並んだ時」

よね) うっとうしい。

寅子) ♪「大きくて」

よね) うっとうしい!

寅子) えっ?

よね) ヘラヘラヘラヘラして

 うっとうしいと言ったんだ。

 うまく立ち回ってるつもりか?

 お前みたいなのがいるから、

 女はいつまでもなめられるんだよ。

(尻餅をつく寅子)

(悲鳴)

よね) 本当に迷惑。

(寅子を見下ろすよね)

寅子) はて?

梅子) ちょっと、何なの、急に。

涼子) 大丈夫? 立てるかしら。

寅子) 迷惑とは?

香淑) ケンカは駄目ですよ。

寅子) ケンカというか、一方的に

 因縁つけられてるといいますか、

 尻餅をつかされて迷惑かけられ

 たのは私といいますか。

よね) 私あんたに手を出した?

 あんたが勝手に転んだだけでしょ。

寅子) それは・・・! まあそうか。

梅子) あっ、

 納得しちゃうんだ、そこは。

よね) 何であんたみたいなのが

 女子部に? どうせ、法律が何

 かも分かってないくせに。

寅子) そのくらい分かっています!

 法律とは私たちが守らなきゃ

 いけない規則で・・・。

よね) 法律を校則か

 何かと思ってんの?

寅子) それは・・・。

よね) あの程度で泣くのなら、今か

 らでもおとなしく結婚した方がいい。

中山) えっ・・・。

久保田) 君、少し言動に

 気をつけたまえ。

よね) 失礼します。

 

**********

 

<法廷劇>

久保田) 被告人、起訴状の

 内容は事実ですか?

中山) 起訴状記載の公訴事実に

 問題はありません。ただし、本件

 には、情状酌量の余地があります。

(さっきのことで頭がいっぱいの寅子)

 

(回想)

よね) ヘラヘラヘラヘラして

 うっとうしいと言ったんだ。

 

中山) 被告人には、被害者からの

 暴行に対する、自身の身体を守る

 必要があり、正当防衛を主張いた

 します。

 

**********

 

寅子) ねえ、

 私ってうっとうしいですか?

優三) えっ?

花江) 帰ってからずっとこの調子で。

 はい優三さん、お弁当。

優三) どうもありがとうございます。

寅子) ねえ、私ってヘラヘラして

 うっとうしいですか?

花江) そこがトラちゃんのいい

 ところじゃない。ねえ?

優三) あ~いや~・・・。

寅子) そんなことないですよね!?

 違いますよね!?

優三) はい、違います。

寅子) ですよね? 

 あと法律って守らなきゃいけない

 規則ですよね? これは違いません

 よね? 私間違ってないですよね?

優三) ああ、うん、

 間違っては、ないかな。

寅子) はて? なぜ人はすぐ含みを持

 たせた言い方をしたがるんでしょう。

優三) ごめんなさい。

寅子) じゃあ、「法律とは?」の正解

 は何なんですか? 教えてください。

優三) それは・・・自分で見つけるもの、

 といいますか。法律って、その、自分

 なりの解釈を、得ていくものといいま

 すか・・・。

(しかめっ面の寅子)

優三) 頑張って。行ってきま~す。

花江) 行ってらっしゃ~い。

寅子) あっ、待って。

 まだ話終わってません!

(寅子も飛び出す)

 

**********

 

いいねいいね、多彩なキャラが登場して、

ますます楽しくなってきたよ。最初から仲

よくなれそうなキャラもあれば、最悪な出

会いから始まるというお約束パターンの

のキャラまでw これから長~い付き合い

になりそうな、仲間たちが登場してきた!

 

そしてさっそく目にする、幼稚なバンカラ

男子大学生による、あまりに幼稚な地獄

と、先輩の女子学生による、イタい地獄。

本当の地獄は、まだまだこんなものでは

なさそうだけれど・・・。初日としては結構

インパクトがあったかも。でもそれこそが、

新しい世界が始まった証拠というか、寅

子の世界が広がっていく感じで・・・良き。

 

それにしても・・・男子学生がまるで小学

生みたいで笑った。あまりに幼稚すぎて。

昔のバンカラな学生のイメージと真逆w

最初にかっこいい男子学生をド~ンと出

してこないところがいいね。そこがリアル。

まあ、きっとちゃんとした(?)硬派のバン

カラ君も出てくるだろうけれど・・・(希望)。

 

ナイフみたいにとがっているよねが、これ

からどう変わっていくのかも、楽しみ~♪

 

 

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