「ブギウギ」第122回~第26週「世紀のうた 心のうた」 | 日々のダダ漏れ

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「ブギウギ」 第122回

第26週「世紀のうた 心のうた

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

(オールスター男女歌合戦で大トリ

 を務め、ヒールを脱ぎ捨てソファー

 で大の字になっているスズ子)

タケシ) スズ子さ~ん!

 本っ当に素晴らしかったです!

 これは新たな福来スズ子の誕生です!

 福来スズ子の第2章の始まりです!

スズ子) ター坊・・・お言葉はうれしい

 けど、ちょっと、静かにしてて・・・。

タケシ) 静かになんてしてられませんよ!

 僕がマネージャーになってからで

 最っ高のステージでした!

(ノック)

タケシ) はい!

股野) 失礼します。

スズ子) 股野はん!

 すんまへんな、お恥ずかしい

 とこお見せして。

股野) そのままで。スズちゃん・・・

 ホンマに素晴らしかった。最高やった。

 とにかく、それだけが伝えたくて。ほら

 アユミ、お前も言いたいことあるんやろ。

アユミ) 「ラッパと娘」を歌いたいなんて

 言ったこと、本当にすみませんでした。

スズ子) 何でや? ホンマによかったで、

 あんたのステージ。

アユミ) いえ・・・。まだまだ、私には力が

 足りません。今日の福来先生の舞台を

 見てよく分かりました。もっと・・・もっと

 もっと勉強し直してきます。そしていつ

 か、福来先生のように、自分の持ち歌

 一つで、瞬時にお客様をとりこにしてし

 まう歌手になれるように、精進します。

 

**********

 

タケシ) 大きく載ってますよ!

 当たり前だよ! 何が完全復活だよ!

 ちょっと休んでただけじゃねえか!

 この節穴記者どもめが! ははははは!

小田島) テレビで見ていても

 すばらしかったです。

一) 三橋満男もよかったで!

愛子) マミー決闘は勝ちやったな!

 なあマミー? どないしたんや?

スズ子) あ・・・。せやな、

 決闘やないけど・・・楽しかったわ。

 

**********

 

<羽鳥家>

(元日の新聞に、

 ステージのスズ子の写真)

麻里) 本当に素晴らしかったもの

 ねえ、「歌合戦」のスズ子さん。

 あなたも負けてられないわね。

善一) そうだねえ。

(新聞を畳む善一)

 

**********

 

(太陽の光が降り注ぐベッド)

(大の字になり、

 天井を見ているスズ子)

 

**********

 

(リビングに飾った、ツヤ、梅吉、

 愛助の写真を見るスズ子)

 

(回想)

(常連客に毎日歌を披露する、

 はな湯のスズ子)

(いつも、はじける笑顔のツヤ、

 どんな門出にも、紙吹雪を

 かかさない六郎)

(帽子を脱ぎ、ニッコリ笑う

 坊主頭の六郎)

(割烹着のスズ子と、

 庭で歌って踊る愛助)

 

**********

 

(回想)

(ラッパと娘」の出だしだけを500回

 も歌わされた、善一との始めての

 レッスン)

 

(回想)

善一) 歌うのは福来君なんだ。

 福来君が楽しく歌えれば

 それでいいんだ。

 

(回想)

(タクトを振る善一)

(ステージいっぱいに踊って

 歌うスズ子)

 

(回想)

(客席も、出演者も魅了した、

 大晦日の圧巻のステージ)

 

(夕焼け色の稽古場にスズ子)

 

**********

 

(枯れ葉の舞う路地にスズ子が来る)

 

**********

 

<羽鳥家>

スズ子) すんません。

 突然にお時間頂戴しまして。

麻里) どうしたの? 

 何だか改まっちゃって。

スズ子) ワテ・・・歌手を、

 引退しようと思います。

麻里) えっ? 待って。どういうこと?

スズ子) 理由は、いろいろある気が

 するんですけど、一つ、確かなのは、

 ワテは、年末の「歌合戦」で、燃え

 尽きたと思いますねん。

麻里) でも、あの時スズ子さん素晴ら

 しかったじゃない。ほら・・・ほらこんな

 ふうに・・・こんなふうに、「復活」なん

 て書かれたりして。

スズ子) 多分、もう、こんなふうには、

 歌われへんような気がするんですわ。

 ワテは、あの子から・・・水城さんから、

 とてつもないエネルギーをもろて、あ

 れだけのステージが、でけたんやと

 思うてます。あれ以来、何や、体にも、

 力が、入らんいうか・・・。今までは、

 放心しとっても、次は、こうしたろうい

 う思いもあったんでっけど、今回は・・・

 もうええか、もうええやろ、ワテ、よう

 やったんちゃうか、いう、気持ちで、

 いっぱいなんですわ。

(表情を変えず、

 スズ子を見ている善一)

善一) 僕はね、もしかしたら福来君は

 今までとは違った気持ち・・・何か決意

 と言ってもいいのかな・・、んな思いで、

 あの「歌合戦」の舞台に立つんじゃな

 いかって、君を見ていて、そう思って

 いたんだ。でもまさか・・・引退とは思

 わなかったねえ。それは全くの予想外

 でした。確かに水城アユミはすごかっ

 たねえ。僕も、聴き入ってしまったよ。

 君がそんな水城アユミから、エネルギ

 ーをもらって、歌えたというのはよく分

 かるよ。僕だって彼女の声には熱くな

 った。でもね・・・僕は君を引退させな

 いよ。

スズ子) え・・・。

善一) 君が引退するということは、今ま

 で作ってきた歌を全て葬り去ることに

 なる。歌を殺すことになる。

麻里) あなた、そんな言い方・・・。

善一) そんなことは絶対に僕は許さな

 いよ。君が舞台で、喜劇をやろうが、

 映画女優をやろうが僕は一向に構わ

 ない。でもね、君は死ぬまで歌手なん

 だ。歌を葬り去ることだけは絶対に許

 さないよ。もしも、君が本当に歌手を

 やめると言うなら、僕は君と絶縁しま

 す。

麻里) あなた・・・。

善一) それじゃあ僕は仕事があるから。

(席をたつ善一)

 

**********

 

(一人、道を行くスズ子)

 

**********

 

(西日がぼんやり反射するピアノ)

(ぼんやり座った善一)

 

**********

 

<スズ子の家>

スズ子) そない見んといてえ、穴開くわ。

タケシ) そりゃあみんなに話があるなん

 て言われたら、注目もしますよ。

スズ子) ワテ・・・。

 歌手を、引退しようと思います。

愛子) 引退って、何?

スズ子) マミーは、もう歌手を、

 やめよう思うねん。

タケシ) いや・・・何を言ってるん

 ですか。本気じゃないですよね?

スズ子) 本気やで。

 今日羽鳥先生にも話してきました。

タケシ) ま・・・待ってくださいよ。

 それで、先生は何て?

 いや、先生なんて関係ない。

 やめてどうするつもりなんですか?

スズ子) まあ、女優さんのお仕事をし

 ていこうかなと。幸い、頂けるお芝居

 のお仕事も少しあるし。

タケシ) 僕は認めない!

スズ子) あちょ・・・ター坊!

大野) ああ見えで、一番間近で、

 歌手の福来スズ子さんを見てきた

 人ですがらね。

 

**********

 

<寝室>

愛子) マミー、引退したら、

 もう歌は全然歌わへんの?

スズ子) う~ん・・・どうやろ・・・。

 愛子は、マミーが、

 歌手をやめるんは嫌か?

愛子) マミーが嫌やったら、やめても

 ええって思うけど、マミーの歌が、聴

 かれへんようになるのは寂しいわ。

 あっ、せやけど、ホンマにマミーが

 嫌やったら、やめてもええねんで。

(愛子を抱き締めるスズ子)

愛子) どないしたん?

(離れないスズ子)

愛子) マミー? 震えてるで。

(スズ子の背中に手を回す愛子)

 

**********

 

スズ子の引退の話を聞いて、静かに怒り

の感情を抑えながら、言葉を選びながら、

話し出す羽鳥先生には、以前スズ子が

歌手をやめそうになった時、大騒ぎして

止めた、あの頃の面影はなくなっていた。

スズ子も羽鳥も、人生のピークは過ぎて

いて、放っておいてもエネルギーがあふ

れだした頃の熱は持てなくなっているの

が分かる。それを自覚し、引退を決めた

スズ子と、自覚しながらも、あきらめたく

ない羽鳥・・・いや、羽鳥先生にとっては、

スズ子こそが創作の原動力で、なくては

困る存在なのよね。いてもらわなくては

困る。だから・・・強い言葉も言ってしまう。

 

君が引退するということは、今まで

作ってきた歌を全て葬り去ることに
なる。歌を殺すことになる。

 

確かにね、歌は歌われてなんぼ。カバー

でも、歌い継がれていれば、歌は残って

いく。「東京ブギウギ」は、よく歌われてい

たから知っていたけれど、「ラッパと娘」は

知らなかった。あんなにいい曲なのにね。

歌ってくれる人がいないと、歌は、消える。

 

それにしても、草彅剛の進化はどこまで

行くのか。どれだけ感情の引き出しがあ

るのか。様々な感情の揺れが、痛いほど

伝わってきて、見ているこちらも辛かった。

凄いよツヨポン!いい役者になったわ~。

 

 

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