「不適切にもほどがある!」第10話(最終回)~アップデートしなきゃダメですか? | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「不適切にもほどがある!」

 

 

第10話(最終回)~アップデート

 しなきゃダメですか?

 

 

※無断転載対策のため、不本意ですが、

しばらく、注意喚起させていただきます。

 

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渚) ホントにいいの?

一郎) あ・・・やれること大体やったし、

 どんな未来か大体分かったし。大人

 になった孫や、ひ孫にも会えた。面白

 いこといっぱいあった。捨てたもんじ

 ゃねえよ。こんな未来のためなら、お

 じいちゃん、もうちょっと頑張れそうだ。

渚) ずっといてくれても構わないけど。

 そうもいかないか。

一郎) 俺はともかく、純子が。

 チョメチョメしちゃうから。

渚) 会うの楽しみ。

一郎) 喜ぶよ。

 あっでも、娘としてじゃなく、

渚) 分かってる。この前みたいに、

 年上のお姉さんとして。

 

**********

 

純子) 渚さん、渚さん。

渚) えっ?

純子) ついてる、ケチャップ。

渚) 嘘、どこ?

純子) 座って。

(純子に手を引かれる)

(渚が5歳の頃の姿で

 ソファアーに座り、純子に

 口を拭いてもらう)

純子) ♪「渚のはいから人魚

 キュートなヒップに」

5歳・渚) ♪「ズキンズキン」

純子) ♪「渚のはいから人魚

 夏まで待てない」

(渚の口を拭く純子)

渚) ♪「ズキンドキン」

(涙を拭いてもらう渚)

 

**********

 

渚) ありがとう、小川さん。

 もう会えないんだね。

一郎) 俺は会えるけど、渚は、

 なっ。俺が誰だか分からない。

(思いが募り、抱き合う2人)

一郎) ビリビリ来なかった。

 ハハハハ。元気でな。

渚) 元気でね。おじいちゃん。

一郎) おう。

(バスに乗る渚)

純子) おじいちゃん?

一郎) 老人って意味だろ。

 

**********

 

(走りだしたバスの窓から

 顔を出すキヨシ)

キヨシ) ありがとう純子先輩!

(追いかける純子)

純子) キヨシ!

キヨシ) 純子先輩。

純子) 元気でね。

キヨシ) おっぱい見せてくれて

 ありがとう。

一郎) 何!?

純子) バイバーイ!

(大きく両手を振る純子)

(バスが時空へと消える)

 

**********

 

(仏壇の前に座って、何本も

 缶ビールを飲む一郎)

一郎) やっぱり、ホントのこと

 言うべきだろうかね、純子に。

 タイムパラドックスなんか

 知ったことか。娘を救うのが、

 親の役目だろ。言えないよ、

 渚っち生まれてこないし。

 何より、あいつ今、めちゃくちゃ

 幸せそうなんだもん。

(食卓で、勉強しながら

 寝てしまった純子。

一郎) 変わっちまったのかな、俺。 

 どうよゆりちゃん、変わっちゃダメ

 かね? 変わるだろ、色々分かっ

 ちゃったんだから。

ゆり) アップデートしたんでしょうね?

一郎) あっぷでーと?

ゆり) (声が乱れながら)多様な

 価値観に触れて・・・一郎さん

 自がアップデート。

一郎) 嘘、ゆりちゃん?

 

**********

 

電・サカエ) いや分かるんですけど、

 言いたいことはSNS、気に入らない

 相手はブロックっていう風潮、何か

 モヤモヤ。私も昭和で変わってし

 まったのかしら。

電・一郎) こっちはこっちでひどいもん

 だよ。校長代理が、いじめの加害者

 連れて、被害者の家に押しかけて、

 直接謝らせて。

電・サカエ) えっ、何

 そのパフォーマンス。

電・一郎) あげくの果てにPTAで

 熱弁ふるってよ。

 

(回想)

校長代理) いじめられる側にだって、

 原因があるはずです。ぜひ、ご家庭

 で話し合ってください。

 

電・サカエ) 最悪。

電・一郎) 生きづらいわ~昭和。

 令和戻りたいわ~。

 「ラヴィット!」見ながら、スシロー

 のサラダ軍艦食べたいわ~。

電・サカエ) だったら、今日私が

 扱った案件、言いましょうか?

電・一郎) おう。

電・サカエ) 「戦隊モノのピンクだけ

 が女というのは、家父長制の名残

 だと抗議を受けたが、同性愛者も

 入れるべきでしょうか?」。

電・一郎) え~っ。

電・サカエ) 「配信系で見られるように、

 男の乳首は自粛すべきでしょうか?」

電・一郎) 何それ。

電・サカエ) ♪「ADにハラスメントで

 訴えられているが、そのような事実

 は一切なく」

電・一郎) イヤ。

電・サカエ) 「これはハラスメントハラス

 メントだと主張したら、『それがハラス

 メントだ、つまり』

電・一郎) イイイイ・・・

電・サカエ) 「ハラスメントハラスメント

 ハラスメントだ」と逆提訴されました。

電・一郎) イヤ~ッ令和無理。

(トイレから出てくるマスター)

マスター) どうした? 大丈夫?

一郎) あっ、悪いけどこれ持ってて。

マスター) うん。

(マスターにワイファイを渡す一郎)

マスター) ネズミかな、トイレで音

 するんだよね、カタカタ。

電・一郎) 昭和も令和も、

 生きづらいってことでいいかな?

電・サカエ) 生きづらい。どっちも。

 そして寛容じゃない。

電・一郎) そのとおり。

 寛容と大さっぱは違うんだよ。

電・サカエ) 腫れ物に触るのも

 違いますよね。

電・一郎) 無礼講とか飲み

 ニケーションとか最悪だよ。

電・サカエ) どんな仕打ちに遭った

 って、「吐き気がする」なんて人が

 人に対して使っていい言葉じゃな

 いでしょ。

電・一郎) そのとおり!

電・サカエ) スマホじゃないでしょ、

 私達。人間同士なんだから、片っぽ

 がアップデートできてないとしても、

 もう片っぽが寛容になれば、まだ

 まだ付き合えるでしょ。

電・一郎) 寛容だよ、

 寛容が足りないんだよ。

一郎) ♪「やいのやいのと

 申してきましたが

 とどのつまりは 老いも若きも」

 もっと寛容になりましょうよ。

サカエ) ♪「完全な平等なんてない

 令和と昭和 男と女」

一郎) ♪「容姿 性格 納税額 違う

 ちょっとのズレなら ぐっとこらえて」

一郎・サカエ) ♪「寛容になりましょう」

一郎) ♪「大目にみましょう」

一郎・サカエ) ♪「寛容になりましょう」

サカエ) ♪「どんと構えましょう」

渚) ♪「わたし あなたじゃないから

 100%は寄り添えないわ

秋津) ♪「ずれた2パーか3パーは

 書き込みたいところを  ぐっとこらえて

秋津・渚・サカエ) ♪「寛容になりましょう」

渚) ♪「大目に見ましょう」

秋津・渚・サカエ) ♪「寛容になりましょう」

秋津) ♪「電源切りましょう」

(ギターを弾く栗田)

栗田) ♪「何を言っても炎上! 炎上!

 黙っていても叩かれる

 こんな世の中だから

 ポイズンよりも 寛容が肝要」

 

**********

 

(銭湯に八嶋)

八嶋) インポータント。

 

**********

 

井上) ♪「おまえ ほんとに出来た女さ」

サカエ) お前?

井上) ♪「明日は6時に起こしておくれ」

キヨシ) ♪「僕は9時まで起こさないで」

サカエ) ♪「私 目覚まし時計じゃないわ」

井上・キヨシ) ♪「寛容」

サカエ) 違う! 寛容と甘えは違います。

 

**********

 

若ゆずる) ♪「たられば

 言ってもはじまらない

 前だけ見てれば大丈夫」

ゆずる) ♪「たまには後ろも振り返り

 ゆずる時にはゆずりましょう そんで」

2人) ♪「寛容になりましょう」

若ゆずる) ♪「大目に見ましょう」

ゆずる) ♪「しょう」

 

**********

 

純子・友美) ♪「17歳って大人? 

 子供? 危険な恋にクラクラしちゃう」

安森・マスター) ♪「お酒は

 20歳になってから」

ムッチ) ♪「現世が無理なら

 来世でお前を 」

明美) ♪「私を」

ムッチ) ♪「背中から抱いてやる」

純子) ダッサ。

明美) ああ?

一郎) ♪「ちょっとのズレなら

 ぐっとこらえて」

サカエ) ♪「多様な価値観」

サカエ・一郎) ♪「寛い心で

 受け入れて」

一同) ♪「寛容になりましょう

 大目に見ましょう

 寛容になりましょう

 大目に見ましょう」

一郎) ♪「負けないことよりも」

サカエ) ♪「寛容が」

純子) ♪「大事」

渚) ♪「愛には」

安森) ♪「負けるけど」

秋津) ♪「寛容も」

ムッチ) ♪「大切」

栗田) ♪「お腹は」

友美) ♪「ふくれ」

井上) ♪「ないけ」

明美) ♪「ど」

キヨシ・マスター) ♪「寛容は」

八嶋) ♪「か」

若ゆずる) ♪「ん」

ゆずる) ♪「よ」

マスター) ♪「う」

一同) ♪「大目に見ましょう 

 大目に見ましょう

 大目に見ましょう

 大目に見ましょう

 大目に見ましょう」

 

**********

 

(回想)

キヨシ) 行けよ、学校。

 学校なんてさ、自分と気の合わない

 やつが、この世界には存在するって

 ことを、勉強する場所だけどさ。

 3年かけて、自分以外は頭おかしい

 ってことを、確認する場所だけどさ。

 その中で、一人か二人、友達が見

 つかれば、他は、死ぬまで会わなく

 ていいやつらだから。俺は、佐高君

 に会えてよかったし、それは学校の

 おかげだし、気が合うやつとは繋が

 れて、合わないやつとは関わらなく

 て済む。便利なもの、もうちょっと辛

 抱すれば、たくさんできるからさ。

 

**********

 

一郎) みんな卒業おめでとう。

 こんな時代に生まれて、お前らかわ

 いそうだな。どこ行ってもタバコくせ

 えし、連帯責任だっつってひっぱた

 かれて、やっと卒業だ。でも安心し

 ろ。お前らの未来はおもしれえから。

 俺みたいな不適切な暴力教師はい

 なくなるし、こう、つるっとしたので

 Uber呼んだら、家でビッグマック食

 える。そんな時代でも、大人は子供

 に、「こんな時代に生まれてかわい

 そうだな」って言うんだよ。そんな大

 人の話は聞かなくて結構!代わり

 に今日は特別に、お前らにな、遠い

 遠い、未来の音楽聴かせてやっか

 ら。お願いします!

 

**********

 

(トイレから音が聞こえる)

(恐る恐るトイレに向かう一郎)

(そっとトイレのドアを開ける)

一郎) ネズミ?

(壁には、キョンキョンの

 「木枯しに抱かれて」のポスター)

(キョンキョンの裏から白衣を

 着たおじいさんが現れる)

一郎) あ~っ。あっ、あっ、

 はあはあ・・・。

井上) 先生。

一郎) はい?

井上) 井上です、教え子の井上昌和。

 やっと通じた。やっと会えた。

一郎) 井上? じいさんが? あの井上?

井上) はい、2054年から来ました、はい。

 タイムトンネルをね、発見したんです。

 佐高君がお金を出してくれまして。

 研究に研究を重ね、バスと違って、

 好きな時代に行けるんです。

一郎) いや、分かんない分かんない。

 うん? あっ、あの穴も、

 じいさんが堀ったの?

井上) さあ、好きな時代に行きましょう!

(穴の奥に消えて行く未来の井上)

一郎) あっ。

(穴の中に入ろうとする一郎)

一郎) いやいやいやいやいやいや・・・。

(体を引っ込める)

(一郎は穴を見つめ、タイムトンネルへ)

 

この作品は 不適切な台詞が多く含まれ

ますが 時代による言語表現や文化・風

俗の変遷を描く本ドラマの特性に鑑み

2024年当時の表現を あえて使用して

放送しました

 

**********

 

面白かった~! やっぱクドカン最高だわ~。

先のことなんて分からない。未来はまだまだ

変わっていくのかもしれない・・・。どうなるか

分からないまま、見る者の想像に委ねるって

いうのもアリだと思う。うん、その方が楽しい。

 

ちょっとのズレなら 
ぐっとこらえて
多様な価値観
寛い心で受け入れて
寛容になりましょう
大目にみましょう
寛容になりましょう
大目に見ましょう

 

結局、そういうことよね。もちろん、言うべき

ことは言い、正すべきことは正すとしても・・・。

ちょっとのズレなら、話し合う余地があるなら、

ネットに書き込む前に、無闇に人を叩く前に、

一息ついて、寛い心で大目にみよう。寛容に、

寛容になりましょう。うん、全くもってその通り。

 

昭和の当たり前は・・・令和の世では不適切。

そして、未来では、令和の当たり前も不適切。

世の中は、変わっていく。何が適切で不適切

となるか、その時にならなければ分からない。

少しでも、今より(私から見たら)よりよい未来

になってくれたらいいなあと・・・願う。♪寛容

になりましょう~♪大目にみましょう・・・ねっ。

 

 

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