「ブギウギ」第114回~第24週「ものごっついええ子や」 | 日々のダダ漏れ

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「ブギウギ」 第114回

第24週「ものごっついええ子や

 

 

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電・男) 娘、誘拐されたくなかっ

 たら、さ・・・3万円出せ。

大野) 誘拐!?

スズ子) 誘拐て・・・

 ちょちょ・・・ちょっと、何!?

大野) 娘を誘拐するって!

スズ子) 誘拐!? えっ、はっ! 

 何!? か・・・代わって!

 代わって! も、も・・・もしもし!?

 花田鈴子ですが! 花田鈴子です!

電・男) は・・・花田鈴子か。

電・男) はい・・・はい!

 今朝、門に挟んどいた、手紙、

 見ました・・・? 見たか!?

電・スズ子) て・・・手紙?

電・男) て・・・手紙だよ。

電・スズ子) み・・・みみみ・・・

 見て・・・見てまへん!

 何でっか!? 愛子に、

 何するんでっか!?

電・男) いいから、手紙を見ろ!

 警察に言ったら、む・・・娘

 どうなるか分からないぞ!

(通話が切れる音)

大野) 何て!? 何て!?

スズ子) 手紙や! 手紙や!

 どこや!? 手紙どこや!?

 さっきの男が、手紙入れた言う

 たんや! ない、ない・・・!

大野) あ~! これ、何だべ!?

 これ・・・。

(切り貼り文字の手紙)

スズ子) 「ムスメノイ」・・・。

 何やこれ。

大野) 待って。落ち着いて。

スズ子) 何の暗号や? 何の暗号や?

大野) 「ムスメノ・・・イノチガ

 オシケレバ」! 3万円よこせ!

 とりあえず、警察さ。

スズ子) あかんあかんあかんあかん!

 警察行ったら、愛子がどうなるか・・・。

 ちょちょちょ・・・とと・・・とにかく、

 とにかく、学校に電話!

大野) 学校だ!

スズ子) 愛子!

 

**********

 

電・スズ子) も・・・もしもし! あの、

 ワテ、2年生の花田愛子の母親で

 っけど、すんまへんけど、愛子に

 代わってもらえまへんか・・・。

 え・・・もう、帰ったんでっか!?  

 2年生全員!?

 あ・・・すんまへん、失礼します。

(受話器を置く音)

スズ子) 捜してくる!

大野) お~わだしも行ぎます!

 

**********

 

<外>

スズ子) 愛子~! 愛子! 愛子!

大野) 愛ちゃ~ん! 愛ちゃ~ん!

スズ子) 愛子~! 愛子~!

 愛子~! 愛子!

大野) スズ子さん・・・。

スズ子) 愛子~! 愛子~!

大野) スズ子さん!

スズ子) 愛子!

大野) 落ち着いて!

 一旦、戻りましょう。ねえ。

 うちに帰ってきてるがも

 しんねえがら。ねっ。

 戻りましょう。

 

**********

 

<スズ子の家>

スズ子) 愛子!

大野) 愛ちゃん!

スズ子) 愛子! 愛子! 愛子!

 あ~どないしよ!?

大野) 警察に、電話しましょう!

スズ子) せやけど!

大野) しましょう!

 

**********

 

<数十分後>

高橋) 犯人がどこから見てるか、

 分かりませんからな。岡田君、

 野口君、何か、怪しい人影は

 見えるか?

野口) いえ、見えません。

岡田) こちらも特に見えません。

野口) しかし、さすがにいいお宅で

 すな、芸能の方は。羨ましい限りだ。

高橋) 野口君。

野口) 失礼。芸能人の方に

 会うのは、初めてでして。

高橋) あの、いくつか、

 質問してもよろしいでしょうか。

スズ子) はい。

高橋) 失礼します。

 では、いつも娘さんが帰ってくる

 のは、何時ごろですか?

スズ子) え~大体もう、

 この時間には・・・。

高橋) 「3時には」と・・・。

 で、福来スズ子さん・・・

 あ、いや、え~花田さん・・・

 どちらのお名前で、お呼び

 すればいいんでしょうか?

スズ子) そしたら・・・花田で。

高橋) では、花田さん、どなたかと

 最近、もめ事があったり、恨みを

 買うようなことは・・・。

大野) 失礼ですね。そんなごと

 あるわげないでしょう。

高橋) 失敬。職業柄、こういう

 質問もせにゃならんので。

スズ子) 全く、覚えがないです。

高橋) どんなささいなことでも

 構わないので、思い出したら

 話してください。

スズ子) ささいなこと・・・。

 え~何やろ? 何か、あったかな?

 え~っと、え~っと・・・。

高橋) ゆっくりで、構いません。

 それと、また犯人から電話が

 かかってくるかもしれないので、

 我々は、もうしばらく待機させ 

 てもらいます。

スズ子) はい。

高橋) 怪しい人影は見えるか?

岡田) 今のところは。

野口) 大丈夫です。

(スズ子の手を握る大野)

スズ子) はあ・・・はあ・・・はあ・・・。

 

**********

 

(空き地の前で足を止める、

 ランドセルを背負った愛子)

(服も手足も汚れた少年が、

 ボロボロのマンガ雑誌を見ている)

男の子) お前、

 福来スズ子の子だろ?

 俺、お前の誕生日パーティー

 行ったんだ。同じ小学校だし、

 お前の母ちゃんが誰でも来て

 いいって言ったからな。

 鶏肉うまかったなあ。いいなあ。

 あんな母ちゃんがいて。

愛子) よくない。

 あんなマミー嫌や。

 

**********

 

<スズ子の家>

(3時23分)

スズ子)  やっぱり、今日は、

 だいぶ遅いですわ。ワテ、もう

 一遍捜しに行ってこよかな。

高橋) いや、今動き回ると、

 もしかしたら我々の存在に、

 感づかれるかもしれない。

 ご心配でしょうが、うちの署から

 何人か、捜しに行かせています

 から。

(大野と手を握りあうスズ子)

 

**********

 

<空き地>

愛子) マミーは忙しくて、ほとんど

 家にいないし、有名人の子やか

 らって、バカにされるし。みんな

 みたいに、普通のマミーがいい。

男の子) ぜいたくだな、お前。

 全く・・・俺と代わってほしいよ。

 毎日あんな鶏肉食えるんだろ?

愛子) その本、何でそんなに

 ボロボロなん?

男の子) ああ、これか? 俺は

 これ一冊しか持ってないからな。

 父ちゃんが小学校に入学する時

 に買ってくれたんだ。もう1000回

 くらい読んでるからボロボロだよ。

 全部暗記しちまった。

愛子) すごい。

男の子) すごくねえよ。

 新しいのが欲しいよ。全くよ・・・。

愛子) 何年生?

男の子) 3年だよ。

 全然学校行ってないけどな。

 こんな服しかねえから、

 バカにされるんだ。

 お前の方が全然マシだよ。

愛子) 私も学校嫌い。

 友達おらへんし。

男の子) じゃあ、

 明日もここで遊ぶか? 今日は

 もう帰らなきゃなんねえし。

愛子) いいの? 遊んでくれるん?

男の子) ああ。このマンガも、

 特別に読ませてやるよ。

 じゃあ、明日な。約束だぜ。

愛子) うん。ありがとう。

(背を向けたまま、ボロボロの雑誌

 をひらりとさせ、去っていく少年)

 

**********

 

<スズ子の家>

(午後四時)

スズ子) なんぼ何でも遅すぎますわ!

 ワテ、やっぱり捜しに・・・。

高橋) お気持ちは分かりますが、

 ここは・・・。

愛子の声) ただいま。

スズ子) 愛子! 愛子~! 愛子~!

(愛子に抱きつくスズ子)

愛子) 何? やめて、苦しいわ。

スズ子) 何でこんなに遅かったんや!

愛子) 友達と遊んでた。

スズ子) もっとはように帰って

 こんとあかんがな!

高橋) 愛子ちゃん、こんにちは。

 お邪魔してます。おじさんたちは、

 警察です。ちょっと、この辺りに、

 悪い人がいるかもしれなくてね。

 学校の帰りに誰か、知らない

 おじさんから声をかけられたり

 しなかった?

(首を横に振る愛子)

高橋) そう。そういう人に声をかけ

 られても、絶対に、ついていっちゃ

 駄目だぞ。

(電話の呼び出し音)

高橋) 一緒に。

愛子) 何?

大野) 何でもないの。

 ねっ、手洗いに行きましょ。

 

**********

 

(電話の呼び出し音)

野口) できるだけ引き延ばして。

 何か手がかりを、聞き出して

 ください。

スズ子) て・・・手がかり?

高橋) 名前でも何でも構いません。

 出てください。

スズ子) は・・・はい。ふう~。

(電話の呼び出し音)

電・スズ子) はい、福来・・・

 花田でございます。

電・男) か・・・金は、用意したか?

電・スズ子) いえ、まだ・・・。

電・男) な、な・・・何してんだ!

 あんたなら3万ぐらいすぐ用意

 できるだろ! まさか、警察に

 話してないだろうな?

電・スズ子) も・・・もちろんです。

(犯人の情報を聞き出すよう

 指示がでる)

電・スズ子) あ・・・あの~。

電・男) はい。

電・スズ子) 失礼ですが・・・。

電・男) はい?

電・スズ子) お名前は?

電・男) おだじ・・・。お~!

 な・・・名前なんて言うわけ

 ないだろ! くそっ! くそ~!

 明日の朝また電話する!

(電話が切れる)

スズ子) 「おだじ」・・・言うてました。

高橋) 「おだじ」? 「お だ じ」ですか?

スズ子) おだ・・・「おだじ」・・・。

岡田) 小田島・・・とか?

高橋) 小田島。ああ、

 その可能性はあるな。

野口) これ案外、犯人は結構、

 まぬけなやつかもしれないですね。

高橋) いや、油断しない方がいい。

 トップ歌手、福来スズ子さんへの、

 恐喝事件なんだ。どんなやつか

 分からんからな、気を引き締めて、

 捜査を続けよう。

 

**********

 

<公衆電話>

男) 本当に危ねえ。

 名前、言いそうになっちまった。

 

**********

 

<スズ子の家>

高橋) 犯人は、必ず捕まえてみせ

 ます。とはいえ、油断は禁物です。

 何をするか分かりませんからな、

 こういう連中は。

スズ子) 怖いなあ・・・。

愛子) 何が怖いん?

スズ子) 何でもないで。とりあえず、

 明日は学校休もな。うれしいやろ。

愛子) 嫌や。

スズ子) えっ?

愛子) 明日は行く。行きたい。

スズ子) 何でやの。いつもは

 行きたない言うてるやんか。

愛子) 明日は行くの!

スズ子) 愛子。マミーのこと、

 困らせようとしてるんやろ。

 悪い子や。明日は休みやで!

愛子) 何でや! 絶対行くで!

スズ子) 愛子!

 

**********

 

<隙間だらけでボロボロの少年の家>

(電話の男が入ってくる)

男の子) 早かったね。

男) 一(はじめ)。

 父ちゃん、仕事見つけたぞ。

一) 見つかったの?

男) ああ。もうすぐまともな暮らし

 ができるようになるからな。

 そしたら、服も買って・・・

 もう一をバカにさせねえぞ。

 マンガだって、新しいの100冊

 ぐらい買ってやんぞ。

一) 本当?

男) 本当だよ。ええ?

(うれしそうな少年・一)

男) 腹減ったか? よし。

(マッチでロウソクに火を灯し、

 炎を見つめる男)

 

**********

 

刑事が登場してからまったく違う雰囲気に。

朝ドラが刑事ドラマになってきたよ~フフフ。

愛子は自分とは真逆の境遇の少年に遭遇。

そうやって、社会を知るというか、現実を知

っていくのよね。ボロは着ていてもハートは

なかなかかっけえ少年なのが、良き良き♪

 

なのに・・・誘拐というより、つたない脅迫を

しかけてきた男が、少年の父親だとは・・・。

母親としてのスズ子が、一皮むける、成長

するためのエピソードなんだろうけれど・・・。

 

それにしても昔はのんきというか、性善説

だったのか、本当にプライバシーに対する

危機感がなかったよね。芸能人の住所や

電話番号が公開されてるなんて、今では

あり得ないというか・・・とんでもないお話!

でも昔は一般人も、雑誌の文通相手募集

コーナーに住所を載せていたっけ。それを

怖いとは思ってなかったなあ。(遠い目w)

 

 

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