「ブギウギ」第113回~第24週「ものごっついええ子や」 | 日々のダダ漏れ

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「ブギウギ」 第113回

第24週「ものごっついええ子や

 

 

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昭和30年(1955) 6月

 

(「愛ちゃん8さいおめでとう!

 Happy Happy Birthday!」の文字)

(家の庭で、8歳の誕生パーティ)

 

女性) かわいいワンピース

 買ってもらったね。

 すごい似合ってるよ。

女性) 愛ちゃん、

 お誕生日おめでとう。

女性) お誕生日おめでとう。

愛子) ありがとうございます。

スズ子) いっぱい食べてくださいね。

 食べてるか? ジュースも飲んでや。

 

新しい家に越してから、

5年がたちました。

 

スズ子) どうも~。

 ありがとうございます。

 いっぱい食べてな。

 なあかわいいなあ。

 食べて食べて。

 愛子、どないしたんや。

 みんなと遊んだらええがな。

 みんな愛子のために来て

 くれたんやで。なあみんな、

 よう来てくれたなあ。

 愛子とも遊んだってな。

子供たち) は~い。

(ポツンと座った愛子)

スズ子) ほれ、愛子。

 みんなのとこ行きぃや。

愛子) いい!

(リビングに入る愛子)

スズ子) どないしたんや。

 愛子のためにお誕生会して

 るんやで。お友達つくり。

愛子) こんなんしてほしない!

 余計なお世話や!

スズ子) 愛子!

大野) どうすました?

スズ子) 愛子ですわ・・・。

 またすねてしもた。せっかく

 友達つくったろ思て、こない

 なパーティーしてるのに・・・。

大野) 焦らないでくださいよ。

 愛子ちゃんには愛子ちゃんの

 ペースがありますがら。まあ

 心配さなる気持ちも分がりま

 すけど、見守ってあげるのも、

 大切ですよ。

 

**********

 

(学校帰りの愛子)

男子) おい! 有名人の子!

 あんな誕生日会、して!

男子) 変な大阪弁、

 使ってんじゃねえよ!

子供たち) 調子乗んなよ!

 

**********

 

(週刊誌の記事)

タケシ) また例のあいつですよ。

 鮫島の野郎、

 勝手なこと書きやがって。

大野) 気にするごどないですよ。

 ただ・・・スズ子さんにはスズ子さん

 のやり方がおありなのはよ~ぐ分が

 りますけど、子供はもう少しほっとい

 でも、大丈夫がど思いますよ。

スズ子) まあ、頭では、よう分かって

 るんですけどねえ・・・。

大野) 愛ちゃんを、信じでください。

スズ子) あっ、別に、信じてないとか、

 そういうことやないんでっけど、やっ

 ぱり、父親もおらんし、あの子には

 寂しい思いさせたないんです。

大野) わだしも柴本君もいますがら。

 決して一人じゃありませんがら。

スズ子) そやねんけどねえ・・・。

愛子の声) ただいま。

大野) あっ、帰ってきました。

スズ子・タケシ)お帰り!

大野) お帰んなさい。

タケシ) おやつあるよ。

スズ子) 愛子、学校どないやった?

愛子) 別に・・・。

スズ子) お友達と遊びに

 いかへんの? あっ・・・。

(おやつを掴んでプイッと

 行ってしまう愛子)

スズ子) ホンマ、全くもう・・・。

大野) 少しずづ、

 自我も出できますがら。

 とにがぐ、焦らねえごどです。

 スズ子さんにもなかったですか?

 親のごどがどうにもうるさぐ

 感じたごど。

スズ子) ワテは・・・ホンマに

 そういうのがなかったわ。

 お父ちゃんのことはちょっと

 面倒くさい思たこともあった

 けど、毎日毎日おもろいこと

 ばっかりでしたわ。

大野) そりゃすんごく幸せだった

 ってことだべな、スズ子さんは。

 

**********

 

<羽鳥家>

スズ子) ホンマにすんまへん、

 急にお邪魔して。

麻里) いいのよ。今日は子供たち

 みんな遊びに行ってるから。

善一) 愛子ちゃんも連れてくれ

 ばよかったのに。もう何年生

 になった?

スズ子) 2年生です。あいえ、その、

 愛子のことなんでっけど・・・。

麻里) どうしたの?

スズ子) なんて言いますか・・・

 カツオ君や、イネコちゃんみたいに、

 うまく友達づきあいでけへん、いい

 ますか・・・。あ~学校から戻っても、

 毎日家の中で一人で遊んでるし、

 なかなかうまく、友達つくれんみた

 いで。

麻里) いいじゃないの。

 一人遊びが好きならそれで。

スズ子 好きやったらよろしんでっけど、

 見てると、何や寂しそうやし・・・。

 大野さんには黙って見とれ言われ

 たんでっけど、やっぱり、あの子には

 父親もおらんし、ワテもこういう仕事

 やし、寂しい思いをさせとうのうて、

 甘い言われても、与えられるものは、 

 与えてきたつもりなんでっけど。

 近頃は、ワテを、拒む、いうか・・・。

 ホンマ、どないしてええか分かりま

 へんわ。

麻里) そう。でも、私は大野さんの

 言うことも分かるわ。子供なんて、

 なかなか思うように育たないもの

 だし、親の言うことが一番聞きたく

 ないものよ。まあ甘えでもあるんで

 しょうけどね。

スズ子) せやけど、先生のとこは

 みんなええ子やないですか。友達

 もいてはるし、聞き分けもええし。

麻里) いや、うちも大変よ。イネコ

 なんかね、本当は音楽なんかした

 くないのに、この人が無理にピアノ

 なんか習わせるもんだから、もう、

 毎日ケンカ。

善一) ふふ・・・。

 いや~でもね、親がある程度導い

 てやることも大切でしょうよ。イネ

 コはいいものを持ってると思うしね。

 それに僕は、貧乏な魚屋の家に

 育ったから、音楽をやりたいなんて

 とても言えなかった。それどころか、

 親には本心を言えなかった気もす

 るんだよ。だからね、福来君、大変

 だろうけど、僕は福来君のやり方に

 賛成だよ。まずは、与えるものは与

 える。それでいいと思うな、僕は。

 あとは子供が勝手に考えるさ。

スズ子) 何や、

 先生に言われると・・・。

 全く力湧きまへんな、

 子育てに関しては。

善一) あら!

スズ子) あっはっはっはっは!

麻里) 適当なこと言ってる

 だけなのよ。

 

**********

 

(家の前で遊んでいる子供たちを

 見ながら家に入るスズ子)

スズ子) ただいま。

(リビングのソファーに寝転び、

 一人であやとりをしている愛子)

大野) あっ、お帰んなさい。

スズ子) 大野さん、これ、

 お味噌も切れてましたやろ。

大野) あ~すいません。

 お手間かげで。

スズ子) 愛子、今健一君やメグ

 ちゃんが表で遊んでたで。

 行かへんの?

愛子) 行かへん。

スズ子) 楽しそうやったで~。

愛子) 大野さん、あや取りしよう。

スズ子) 大野さん今忙しいやろ。

愛子) 忙しいのはマミーや。

 今日かて、せっかくお休みで、

 遊ぶ約束してたのに、どっか 

 行ってしもて。

スズ子) しゃあないやろ。

 いろいろあるねんで。

 マミーは、愛子のこと

 一生懸命考えてんねやで。

愛子) 知らん。

スズ子) 愛子!

(スズ子を止める大野)

 

**********

 

スズ子) (ため息)

 こまい頃も大変やったけど、

 今の方が大変かもしれへんわ。

(カメを手に、ニッコリ

 笑った愛子の写真)

スズ子) ホンマ、あのころは

 かわいかったなあ。

 お母ちゃん、お父ちゃん、

 ワテ、育てやすかったやろ?

(2人の写真の横に愛助の写真)

スズ子) 聞いてる? 愛助さん。

 (ため息)

 

**********

 

(寝室に入るスズ子)

(ベッドですやすや眠っている愛子)

スズ子) 寝顔は天使やけどなあ・・・。

(ふとんをかけ直してやり、

 髪に触れるスズ子)

 

**********

 

<朝>

大野) 言ってくれればわだすが

 作りますがら。

スズ子) ええねん。たまには

 ワテがあの子の好物作って、

 喜ばしたろ思いましてん。

愛子) おはよう。

スズ子) おはよう!

大野) おはよ。

スズ子) ほれ、愛子! 

 愛子の好きな、

 フレンチトーストやで

 はい。これ食べて、元気出して、

 学校行って、友達と遊んどいで。

 たまにはマミーが作らなあかん

 思たんや。食べてみて。

(一口食べる)

愛子) まずい。

スズ子) うそや。まずないやろ。

(スズ子も一口)

スズ子) うん、うん!

 甘うておいしいがな。

愛子) 要らん。すんごいまずい。

スズ子) 何やその言いぐさは。

大野) スズ子さん。

スズ子) もうええ。

 人が一生懸命作ったもんに、

 そんな態度はあかん!

 そんなんやったら、もう、

 学校も行かんでええ。

 ランドセルも教科書も、

 全部捨てるで!

愛子) ええよ、捨てたら。

 マミーなんか大っ嫌いや!

スズ子) ちょ・・・愛子!

大野) ほっとぎましょう。

 今追いがげでも売り言葉に

 買い言葉のケンカになるだ

 けですがら。

スズ子) (ため息)

 

**********

 

愛子) 嫌いや。大阪弁も嫌いや。

(門に差し込まれた封筒)

(紙に、文字の切り張り)

愛子) 「ムスメノイ」

 ・・・って何や! フン!

(丸めて捨てる愛子)

 

**********

 

<リビング>

スズ子) そら、ほっとけ言う大野さん

 や麻里さんの言わはることも分かり

 まっけどな、愛子は、今まで、砂糖

 漬けみたいに育ててきましたよって

 に、今更知らんぷりいうんも、難しい

 いうか・・・。そもそも、ワテがそうい

 うタチやないのが問題なんか・・・。

大野) まあ、そういうおせっかいな

 とごろが、愛ちゃんはうっとうしいの

 がもしれませんよ。まあ、悪いことで

 はないんですけど、程度の問題です。

 その砂糖漬けば、そろそろ、おやめ

 になってはどんでしょう?

スズ子) そやねえ・・・。

 せやけど、それがワテのやり方やし、

 そんなに、悪いとも、思てないからね

 え・・・。せやけど、生意気になるんが、

 ちょっと早すぎる思いまへんか?

大野) どうなんでしょう。女の子は

 早いっていいますがらね。でも

 わだしは、愛ちゃんはたんげに、

 いい子だと思いますよ。

(電話の呼び出し音)

大野) うん? あ・・・わだしが。

スズ子) すんまへん。

電・大野) もすもす、

 花田でございます。

 もすもす? もすもす!

電・男) あ・・・あんた。

電・大野) はい。

電・男) 花田鈴子か?

電・大野) いえ、わだしは違いますが、

 スズ子さんに御用でしょうか?

 どちら様でしょう?

スズ子) ワテ?

電・男) 俺・・・俺はな・・・。

 いいから、花田鈴子に代われ!

電・大野) いえ、名前を名乗って

 いだだいてご用件を聞ぐまでは

 代われません。

電・男) む・・娘が、

 どうなっても、いいのか?

電・大野) えっ?

電・男) 娘誘拐されたくなかったら、

 さ・・・3万円出せ。

電・大野) 誘拐!?

 

**********

 

あっという間に5年がたち、愛子ちゃんは

8歳に~! まるで別人のように!(苦笑)

そしてスズ子のおせっかいというか余計

なお世話感満載の誕生日会。いや~ヤ

バイよね、あれはちょっと・・・やり過ぎw

誕生会は、お友達を呼ぶもので、友達を

つくる会ではないというか。知らない子を

呼ばれても、お互いどうしていいやら・・・。

それに「友達、友達」うるさいわ、ホンマ。

やってはいけない、言ってはいけないこ

とばかりする母親の典型。自ら恥ずかし

げもなく、「砂糖漬け」育児を肯定できち

ゃうんだもんなあ・・・。気持ちも愛情もわ

かるけど・・・程度の問題だからね~。な

にごともほどほどが一番! ほんそれな。

 

 

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