「ブギウギ」第105回~第22週「あ~しんど♪」 | 日々のダダ漏れ

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「ブギウギ」 第105回

第22週「あ~しんど♪

 

 

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(若い男と並び、スズ子と

 向き合った山下)

山下) 今日は、ワシに代わって、

 スズさんにつくことになる、新人

 を連れてきました。

スズ子) 代わりて・・・。

タケシ) ああ・・・初めまして!

 私、柴本タケシと申します。

 え~福来さんのお話は、前々から、

 伯父さんに聞かされておりまして、

 すばらしいお人柄だと。

スズ子) おじさん?

山下) 実は、妹の息子なんだす。

スズ子) はあ・・・。

山下) 誰やったら、福来さんの

 マネージャーが務まるかいなと

 考えた時に、ふっとこいつが、

 浮かびましてな。

スズ子) 柴本さんは、今、

 何をされてるんだすか?

タケシ) 特に、何も・・・。

 あ、いや! 人生を懸けて打ち込

 める仕事は、何かないものかと、

 求職中でした。

山下) 仕事は決まらずにおったん

 ですが、大学は出ておりますし、

 何より、やる気は十分にあります

 さかい。

タケシ) やる気、あります!

山下) どうでっか?

スズ子) 「どうでっか」言われても・・・。

愛子) マミー、飛行機取って!

スズ子) マミー今お仕事中!

タケシ) あの・・・僕、行きます!

 担当歌手の子守も、

 マネージャーの仕事ですから。

スズ子) そ・・・そしたら

 お願いして、よろしい?

タケシ) 承知しました!

(庭に出るタケシ)

タケシ) こんにちはお嬢ちゃん。

 どこ?

愛子) ここ。

(屋根の上)

タケシ) ああ、結構高いね。

 よし、いくぞ! よ~っと!

スズ子) ほんなら、山下さんは、

 辞める気持ちは変わらへん

 いうことでっか?

山下) 変わりまへん。

 ワシがおらんようになっても、

 あいつやったら、スズさんを

 支えてくれる思います。

スズ子) せやけど、何も経験のな

 い子を、いきなりマネージャーに

 するやなんて・・・。

山下) 経験はあらへんけど、

 やる気はあります。

スズ子) ワンマンショーを控えた

 大事な時期やし。

山下) 若うて体力も有り余ってる。

 ちっとばかし、調子のええところは

 ありますが、決して悪い人間やない。

 それは、ワシが保証しますさかい。

(肩車された愛子)

タケシ) よし、いくぞ! よっ!

(愛子のはしゃぐ声)

愛子) もっと!

タケシ) うわっ!

(愛子のはしゃぐ声)

タケシ) まだ無理?

山下) 使いもんならへんようやっ

 たら、そん時は、クビにでも

 何でもしてもらって構わん。

 そやから・・・どうかタケシを、

 一人前にしたってください!

(頭を下げる山下)

スズ子) ちょちょ・・・ちょっと山下

 さん、やめてください! もう!

(ひれ伏す山下)

スズ子) ちょっと・・・。

タケシ) 嬢ちゃんが飛行機に

 なってあれを取るぞ!

 

スズ子はしぶしぶ、タケシを

マネージャーとして迎え入れ

ることを決めたのでした。

 

**********

 

タケシ) おはようございます!

 柴本です!

 お迎えに上がりました!

大野) おはようございます。

 福来さんは支度中です。

 中でお待ちください。

タケシ) お邪魔します!

 

**********

 

(食事中の愛子)

愛子) あっ、おにいちゃん!

タケシ) お嬢ちゃん、おはよう。

愛子) 遊(あしょ)ぼう。

タケシ) 駄目駄目。

 今、お仕事中なんだから。

愛子) は~い・・・。

(ニンジンをよける愛子)

タケシ) ニンジン、苦手なの?

愛子) うん。

タケシ) だったら、こう、鼻を

 つまんで・・・あん!

愛子) すごい!

(拍手する愛子)

愛子) すご~い!

スズ子) 柴本君、おはよう。

タケシ) おはようございます。

スズ子) お待たせしました。

 ほんなら、行こか。

タケシ) はい!

 よろしくお願いします。

 あっ、お持ちします。

スズ子) ありがとう。

 愛子、行ってくるわな。

愛子) うん。

 

**********

 

<玄関>

スズ子) 今日はこれから、

 新曲の受け取りや。

 大作曲家、羽鳥善一先生やで。

 知ってるやろ?

タケシ) 羽鳥、善一・・・。

 ええ、もちろんです!

スズ子) 何やあんた。

 歌好きなんか。

タケシ) はい。

スズ子) どんなん聴くの?

タケシ) え~・・・どんなんと言う

 よりは、幅広く。ポップスもクラ

 シックも聴きますし、民謡とか。

 まあ、古今東西、いろいろです

 かね。

スズ子) ホンマかいな。

 ワテは歌うばっかりで。

 何か分からんことが

 あったら教えてな。

タケシ) はい! お任せください。

スズ子) 心強いわ!

 

**********

 

<羽鳥家>

スズ子) 先生、お邪魔します。

タケシ) 失礼します。

善一) あれ? 山下さんは?

スズ子) ああ・・・ちょっと事情が

 ありまして、今はこの柴本に

 ついてもろてるんです。

タケシ) 羽鳥先生、初めまして。

 柴本タケシと申します。

善一) おお、よろしくね。

スズ子) こちらが、羽鳥先生やで。

 この子、音楽に詳しいんですわ。

 なあ、羽鳥先生も好きやろ?

タケシ) はい。

善一) うれしいねえ。

 特にどんな曲が好きなんだい?

タケシ) いや、一曲に絞るなんて、

 とてもできません。

善一) それはしかたないよ。数え

 切れないほど作ってきたからねえ。

 そして、今回の最新曲がこれだ。

 「買物ブギ」。ついに完成したよ。

スズ子) ホンマですな? ホンマの

 ホンマに、これで完成ですな?

善一) ああ、完全に書き切った。

 やり残したことはない。うん。

スズ子) ほんなら。

善一) どうだい? 先に渡した

 分は頭に入ったかい?

スズ子) 正直全くですわ・・・。

 こんなややこしい歌、

 なかなか歌いこなされへん。うん? 

 「ややこし ややこし」て、これ・・・。

善一) そのフレーズは

 君から頂いたんだ。

スズ子) 「頂いた」てそんな・・・。

 余計ややこししてしもたがな。

善一) 余計おもろくなったと

 言ってもらいたいねえ。

スズ子) やりたい放題やな・・・。

(指を鳴らす音)

善一) これを書いていて、

 久々に思い出したよ。

 音楽は自由だってね。

♪(ピアノの音)

スズ子) ワンマンショーまでには、

 しっかりものにせな・・・。

善一) あっそのワンマンショーなん

 だが、実は参加できそうにない。

スズ子) えっ、ホンマでっか?

善一) すまん。作曲仕事が詰まって

 いて、どうしても手が離せないんだ。

スズ子) 不安やわ。ただでさえ

 ややこしい歌やのに、先生にそば

 にいてもらわれへんやなんて・・・。

善一) 大丈夫さ。

 福来君、君はもう一人前だ。

 今回は君に任せるよ。

スズ子) 分かりました。

 ほんなら、柴本君、あとで

 劇場に確認しておいてな。

タケシ) はい?

スズ子) 先生の代役。

タケシ) 代役・・・劇場に・・・。

 はい、はい・・・了解しました。

 

**********

 

こうして完成した「買物ブギ」を手に、

いよいよスズ子は、ワンマンショー

に向け、走りだしました。

 

スズ子) ♪「何はともあれ買物

 はじめに魚屋さんへととびこんだ

 鯛に平目に まぐろに かつおに

 ちゃうちゃう! すんまへん

 すんまへん! ここやな。よっしゃ!

(隅のイスに座ったタケシの

 頭がカクンとなる)

 

**********

 

山下) こんにちは。

大野) おっ、山下さん。福来さん

 今日稽古でいらっしゃいませんよ。

山下) ええ、そうやろうな思て、

 伺ったんです。

大野) ふ~ん。

 

**********

 

<茶の間>

大野) 本当に、辞めて

 しまわれるんですね。

山下) 考えては、おったんです。

 年も取ってきて、スズさんにご迷惑

 かける前に、辞めなあかんなあて。

 いやそれに、スズさんには、若い人

 を、引っ張っていってほしい。ただ、

 スズさんの支えになることは、ボン

 との約束でもありましたから、なか

 なか、踏み切れへんままで・・・。

大野) 愛助さんて、言いましたが・・・。

山下) ええ。

大野) 随分と、可愛がって

 らっしゃたんですね。

山下) 生きがいでした。

 亡くなった時はホンマ、がっくり

 したわ。よりどころがのうなって、

 一気にへこたれてしもて・・・。

大野) つらいよなあ。

 わだすも、身内を亡ぐしましてね。

 いまだにどうしても、くよくよ考え

 でしまう。どうして、生き残ったの

 がわだすなんだべ・・・。

山下) 大野さん。

大野) は・・・すいません。

山下) 大丈夫。大丈夫や。

 ボンが亡うなって・・・。

 お嬢が生まれて、ワシは、スズ

 さんのおそばで、必死にやりま

 した。そんなんしてるうちに

 いつの間にか、つらい思いや

 なんぞどっか行ってしもた。

 スズさんのおかげや。

山下) ハラハラすることもあり

 まっけど、一緒におったら、

 何でか元気になる。

大野) ええ。

山下) スズさんというのは、何や

 不思議な力がある人です。

大野) フッ・・・分がる気ぃがします。

 んだげど、本当に会っていがれな

 くていいんですか?

山下) ええ、顔見たら、

 マネージャー辞める決心が

 揺らいでまうかもしれへん。

 はっはっはっはっは!

大野) ははははっ。

山下) もう、タケシのことを、

 スズさんに託しましたから。

(庭でシャボン玉を

 飛ばしている愛子)

 

**********

 

スズ子) ♪「鯛に平目に

 かつおにまぐろにブリにサバ」

 あっ! また抜けてもうた。

 柴本君、次何やった?

(振り向くスズ子)

スズ子) 柴本君・・・?

(タケシはイスに座って熟睡中)

 

**********

 

スズ子) あんた、マネージャー

 やる気あるか?

タケシ) 本当に、

 申し訳ありませんでした!

スズ子) そら眠たなる時もある

 とは思うけど、ワンマンショー

 に向けて大事な時期やねんで?

 ワテも必死でやってんのに。

 あんた、歌謡やら芸能には

 興味あんねんな?

タケシ) はい! もちろんです!

スズ子) やる気もあんねんな!?

タケシ) あります!

スズ子) ホンマか?

タケシ) はい! 

 もう、二度と寝ません!

スズ子) 頼むで、ホンマ・・・。

タケシ) はい。

スズ子) お疲れさま。

(家に入るスズ子)

タケシ) お疲れさまでした!

 

**********

 

(それぞれの顔に

 絶望感が滲み出る)

 

**********

 

新人マネージャー、タケシの正体は・・・

キングカズこと、三浦知良の息子さん!

・・・ではなくて、山下さんの甥でした~。

 

やる気はあるとのことだけど・・・山下さん

がチラッと漏らした、ちっとばかし調子が

ええところがある、との情報がクセ者でw

 

山下さんは愛助も甘やかし放題の前科

がある人だからねえ・・・甥っ子なんてど

んだけ甘やかしてきたことか・・・。タケシ、

実は結構な問題児なのでは? 山下さん、

恐ろしい子・・・。でもまあ、スズ子も山下

さんに恩返しする番だしね。若い人を育

てるのも、大人の役目。頑張れタケシ~。

 

 

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