「ブギウギ」第100回~第21週「あなたが笑えば、私も笑う」 | 日々のダダ漏れ

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「ブギウギ」 第100回

第21週「あなたが笑えば、私も笑う

 

 

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善一) う~ん。ブギばかりじゃ、

 面白みがないだろう。

スズ子) いや、次も

 ブギでお願いします。

善一) うん?

スズ子) ブギで勝負したいんです。

山下) 茨田さんに言われたこと、

 やはり気になりまっか。

善一) 茨田君と何かあったのかい?

山下) 先生は、あの雑誌、

 お読みになってへんのだすか?

善一) ゴシップには

 興味がないんでね。

スズ子) 茨田さんに言われたんです。

 

(回想)

りつ子) ブギの女王だなんて持ち上げ

 られて、浮かれてるのかもしれないけ

 ど、そんなんじゃ、あっという間に忘れ 

 去られておしまいよ。

スズ子) いや、浮かれてなんか・・・。

りつ子) ブギの人気だって、

 すぐに終わるわ。

 

善一) う~ん・・・。

 ブギは終わりか・・・。

山下) せやけど、ブギで勝負や言う

 たらまた、張り合ってるや何やて

 騒がれへんやろか。

(指を鳴らす音)

善一) いや、そのケンカ、

 買おうじゃないか。

 茨田君のおかげで目が覚めたよ。

 危うく日和見するところだった。

 ブギはまだ終わらない。

スズ子) 先生、よろしゅう

 お願いいたします。

善一) 最優先で、書き上げるよ。

 

**********

 

(稽古場にりつ子)

男性) お疲れさまでした。

 

(回想)

(愛子の泣き声)

スズ子) 山下さん帰りましょう。

 

(スズ子の姿が

 頭から離れないりつ子)

鮫島) 茨田さん、先日はどうも。

 対談大成功でしたね。おかげ

 さまでうちもだいぶ部数を伸ば

 しましたよ。その後いかがです?

 福来スズ子に対して、まだまだ

 言い足りないことがあれば、

 お聞きしますが。

りつ子) ちょうどよかった。

 言いたいことがあんのよ。

鮫島) 何でもおっしゃってください。

りつ子) あんたに。

鮫島) 私に?

りつ子) 羽鳥先生が、あの子の

 新曲に取りかかるって聞いたわ。

 何が、歌を捨てるよ。

鮫島) え?

りつ子) 哀れね・・・。

 目障りよ。消えなさい。

鮫島) あっそ。

 けど、僕らが消えて困んのは、

 あんたらだけどね。

 そうでしょう?

 僕らがわざわざ話題にするから

 あんたも、福来スズ子だって

 スターでいられるんだ。持ちつ

 持たれつじゃないですか。

 仲よくやりましょうよ。

 あんたら人気商売だろ。話題にも

 上がらなくなったら終わりですよ。

りつ子) 上等じゃない。人気が

 欲しくて歌ってるわけじゃない。

 客なんて、一人でもいいのよ。

 たった一人でも、

 一生忘れられない歌、

 聴かせてあげるわ。

 あなたも、聴きにいらっしゃい。

 招待するわ。

鮫島) 遠慮しますよ。

(出て行く鮫島)

 

**********

 

<夜>

スズ子) はいあ~ん。

 ニンジンどうぞ。ほれ、ニンジン。

 食べへんのやったらマミーごはん

 下げますで。おなかすいたかて、

 何も食べるもんないからな。

(台所へ行くスズ子)

(せっせとおもちゃを並べる愛子)

スズ子) おもちゃもあかん。

(戸をたたく音)

スズ子) え・・・は~い!

 誰やろ? こんな時間に。

 

**********

 

スズ子) は~い!

(りつ子が現れ、

 ギョッとするスズ子)

スズ子) 茨田さん・・・。

りつ子) ごきげんよう。

スズ子) 何で、ここに・・・?

 どうされたんですか?

りつ子) こ・・・この度は・・・。

 ごめんなさい。

(頭を下げるりつ子)

スズ子) はあ・・・? 

 急に、何でっか?

りつ子) この前のこと、

 謝りに来たのよ。

スズ子) それだけのために、

 わざわざ、いらしたんですか?

りつ子) そうよ。いけない?

 それじゃ。

スズ子) ちょちょ・・・ちょっ!

 とりあえず、中へ。

 

**********

 

(茶の間の洗濯物や、

 おもちゃを片づけるスズ子)

スズ子) すんまへん。どうぞ。

(人形で遊んでいる愛子)

りつ子) 愛子ちゃん、

 元気だったかい?

 会いたかったよ。

 はい、あめっこ。

スズ子) あらあら茨田さん、

 そんな、あきまへんて。

りつ子) いいじゃない。なあ?

愛子) うん。

スズ子) 愛子、ありがとうは?

愛子) ありがとう。

スズ子) ホンマすんまへん。

 今お茶いれますさかい。

りつ子) お構いなく。

 この子の顔見たら、

 少し落ち着いたわ。

 私、最近どうかしてるのよ。

 どうも気分が晴れない。

 戦争が終わって、自由に歌える

 はずなのに、歌がまっすぐ、お客

 に届いていない気がしてね。

 私たちも、色眼鏡で見られること

 が増えたでしょう?

スズ子) はい。

りつ子) 新聞を開けば、誰がどこ

 でくっついた離れた、雑誌を開け

 ば、誰がどこで問題起こしたって。

 歌がよければ、それでいいはず

 なのに・・・。

スズ子) ホンマですね。

りつ子) 歌で勝負しなきゃって、

 焦ってるところに、あんたが映画

 に乗り換えるって聞いたもんだ、

 から、カッとなっちゃったのね。

 まんまと鮫島に乗せられてしま

 った。

スズ子) ワテもですわ。まんまと、

 噂の的になってしまいましたな。

 へへ・・・。

(居ずまいを正すスズ子)

スズ子) せやけど茨田さん、ワテは、

 歌をさぼってるつもりはありまへん

 のやで。ワテ、お芝居は、お芝居で、

 楽しいんです。それに、この子を食

 べささなあかん。そのためやったら、

 歌でもお芝居でも、何でも頑張らな。

 ケガさしてしもたんは、大失敗やっ

 たけど・・・。

りつ子) 女が一人で、仕事も子育て

 もなんて、なまはんかじゃ務まらな

 い。連れ回しても、面倒見られない

 んじゃ意味がない。

スズ子) おっしゃるとおりですわ。

 この先も、どないしたら

 ええのか・・・。

りつ子) 誰か、助けてくれる

 人はいないの?

スズ子) 一人でふんばりますわ。

 

**********

 

(愛子の目線にしゃがむりつ子)

りつ子) へばね、愛子ちゃん。

 また遊ぼうね。

愛子) うん。

りつ子) おやすみ。

愛子) おやすみ。

(立ち上がり、スズ子を見るりつ子)

りつ子) あんたもせいぜい

 新曲頑張りなさい。

スズ子) 期待しててください。

 次も、ブギでいきまっさかい。

(スズ子を見つめ、去って行くりつ子)

 

**********

 

善一) えっ、仲直りして

 しまったのかい?

スズ子) はい。結局は2人ともが、

 鮫島いう記者に乗せられただけ

 だした。

善一) 何だ、新しいブギを茨田君に

 あてて、反応を見ようと思ったのに。

スズ子) えっ、そしたら・・・。

善一) ふふふふ・・・。

 出来たよ! これ。

(楽譜を見る)

スズ子) 「ヘイヘイブギー」。

善一) ふっふっふっふ・・・。

(指を鳴らす音)

善一) ジャングルとは一転して、

 今度は陽気な恋の歌さ。

 恋すればみんな、

 おかしくなるからね。

(指を鳴らす音)

善一) ♪「ヘイヘイヘイヘイヘイヘイ」

スズ子) 恋の歌かあ・・・。

 先生、おおきに!

善一) ♪「ヘイヘイ ヘイヘイヘイ

 ヘイヘイヘイ」

(笑い声)

スズ子) ♪「ヘイヘイ」

 

**********

 

(愛子に添い寝をしながら、

 楽譜を見ているスズ子)

スズ子) 先生は、

 恋の歌や言うてたけど、これは、

 あんたとマミーの歌やで。

(愛子の寝顔に微笑む)

 

**********

 

そんな2人の前に、突然、

一人の女性が現れました。

 

女性) ごめんください。

スズ子) は~い!

女性) こぢら、

 福来さんのお宅だべが。

スズ子) あ~ええそうでっけど。

 どなたさんでっか?

大野) 大野晶子と申します。

 今日がらこぢらで、家政婦として、

 働がへでいただくことになりますた。

スズ子) 家政婦!?

 お手伝いさんでっか?

大野) んだ。

スズ子) いや、いやいや・・・いや、

 ワテ、そんなん、知りまへんけど。

大野) あっ・・・。紹介状だ。

(一筆箋に、「今のあなたに必要な方

 を紹介します 茨田りつ子」の文字)

スズ子) 茨田さん、ワテが、

 一人で大変や言うたの、

 気にかけてくれたんや・・・。

大野) 雇って、いだだげますか?

スズ子) あ、いや・・・そら、

 お手伝いさんがおってくれたら、

 助かるんは、助かりますけど・・・。

大野) では、雇っていただぐと

 いうごとで、何から始めますか。

スズ子) いやいや・・・そない急に・・・。

大野) お気遣いなぐ。

 まずはあれからだな。

スズ子) いやいや、張り替えても

 またすぐにこの子が・・・。

大野) いやいや、だばって、

 放っておげね。

スズ子) いやいやいや・・・

 ちょちょちょ、ちょっと待ってください。

 まだ雇うやなんて言うてまへんし。

大野) んだが? 茨田さんがらは、

 福来さんはお忙しい方だから、

 何でもかんでも手伝えって

 言われだがら。

スズ子) 茨田さんとは、いつから

 お知り合いなんでっか?

大野) りつ子さんとは、

 故郷(くに)が一緒なんだ。

スズ子) 青森でっか。

大野) んだ。向こうで、結婚して所帯

 持って、子供らが独り立ちしてがらも、

 向ごうでしばらく、暮らしてたはんで、

 亭主が亡ぐなって、せがれ頼って、

 東京さ来て。

スズ子) はあ~そら、

 大変だしたなあ。

大野) で、どうすますか? 

 雇ってもらえんなら、

 すぐにでも働ぎますよ。

 茨田さんがらの頼みだ。

 いい返事もらうまでは、帰れね。

スズ子) そやけど・・・。

大野) せめて、試しに1日だげでも。

スズ子) ・・・分かりました。

 ほなら、よろしくお願いします。

大野) では早速・・・。

スズ子) ええっ、えっ!?

 今日からでっか?

大野) んだ。

スズ子) いや、明日からで結構だす。

大野) え?

スズ子) 今日のところは、

 お帰りください。

 

**********

 

(スズ子から、合鍵を受け取る大野)

大野) へば、まだ明日。

スズ子) 大野さんやて・・・。

 大丈夫かいな。

 

**********

 

りつ子ねえさん、かっけえ~! 間違いと

分かれば行動は早い。すぐ謝りに行くの

がかっけえね。愛子に対するまなざしに

は愛しかないし。厳しいことも言うけれど、

スズ子を心配しているのがよく分かるし。

 

人気が欲しくて歌ってる
わけじゃない。客なんて、
一人でもいいのよ。
たった一人でも、
一生忘れられない歌、
聴かせてあげるわ。

 

りつ子ねえさん、どんどん淡谷のり子に

似てきてるし。マインドが超~かっけえ。

そして、更なるりつ子サプライズが・・・。

来たよ来た来た! 眼鏡会計ババアが。

これで子守はもちろん、家計も安心だw

 

ところで・・・愛子ちゃんが大きいので行

動に違和感があったけど、まだ2、3歳っ

ていう表現なわけね。オッケー! そうい

う体で見てあげないとね。頑張れ愛子。

 

 

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