「ブギウギ」第76回~第16週「ワテはワテだす」 | 日々のダダ漏れ

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「ブギウギ」 第76回

第16週「ワテはワテだす

 

 

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スズ子) 「すんまへん!

 ワテ、自信ありまへんわ!」。

田中) 雪子は新人女優だ!

 大阪弁の、しかも遠慮のない

 新人なんておかしいだろ!

スズ子) そやけど、

 ワテはワテだす。

 ワテらしくやらな。

棚橋) 面白いね。

スズ子) え?

棚橋) もう一度やってみて。

 僕も何かできそうだから。

スズ子) はい。

 

**********

 

いよいよ、舞台本番の日が

やって来ました。

 

中村) 「一体どうすりゃいいんだよ!

 この期に及んで高山真知子の穴を

 埋めるなんて、不可能だろう!

 おお・・・おい木下!

 お前なんとかしろ!」。

棚橋) 「あっしがですか? ええ?

 えっと、真知子の代わり・・・。

 え~・・・。あっじゃあ、雪子!
 雪子なら大丈夫じゃないかなと・・・」。

(笑い声)

スズ子) 「急にしおれてしもたな、

 これ・・・。最初の勢いはどこへ

 行ってしもたんや~」。

棚橋) 「だけどその、肝心の雪子が、

 どっか行っちゃいましたよ。うん?」。
スズ子) 「ここここ!」。

棚橋) 「あっ、いたいたいた。

 お前、真知子の代わりに、

 歌なんか歌えるか?」。

スズ子) 「実はな、歌詞も振りも、

 バッチリ覚えてんねん!」。

棚橋) 「本当かよ!?

 監督、監督できるって!」。

中村) 「いやいやいや、木下木下!

 こんな新人女優にな、高山真知子

 の代わりが務まるわけないじゃな

 いか! 失敗したらお前、責任取れ

 るのか!?」。

棚橋) 「私が?」。

中村) 「おう」。

棚橋) 「私が責任を?」。

中村) 「おう!」

棚橋) 「取れますか?」。

中村) お前に聞いてるんだよ、

 取れるのかって」。

棚橋) 「ああ・・・取れるのかと」。

スズ子) 「ワテ・・・自信ないわ!」。

(笑い声)

棚橋) 「何だよ! さっき歌えるって

 言ったじゃねえかよ! 監督やっぱ

 無理だよこんな新人。真知子の

 代わりできるわけねえ。お前が

 責任取れ」。

中村) 「ええ!? 

 何だとこの、生意気な!」

棚橋) 「おおおお・・・!」。

(笑い声)

スズ子) 「ほなら、ワテも!」。

(拍手と笑い声)

(ブザーの音)

棚橋) 「じゃあ雪子、

 お前責任取れ」。

スズ子) 「もう、どうなっても、

 知りまへんで!」。

(ワンピースからドレスに早着替え)

スズ子) ♪「きかずや君よ

 このリズムを

 きかずや君よ この歌声

 今宵は君と 踊ろうよ

 月影淡き このひと夜さを

 心もふるえて たまらないわ

 踊りましょう 歌いましょう

 不思議なこんこ歌の魅力

 君よ知らずや」。

(タナケンも踊る)

スズ子) ♪「コペカチータ

 この歌の意味

 みんな誰でも知らない

 コペカチータ コペカチータ

 それは情熱の歌

 コペカチータ コペカチータ

 コペカチータ コペカチータ

 ワラゝゝゝゝ ワラゝゝゝゝ

 ワラゝゝゝゝ ワラゝゝゝゝ

 ワァー ワァー ワァー ワァー

 コペカチータ」。

(拍手と大歓声)

(客席に、笑顔の愛助と坂口)

(小夜とサム)

(善一の笑顔もある)

(笑い声)

 

**********

 

<楽屋>

棚橋) 福来君。

 君の芝居は、間がずれている。

 が、そこが面白い。

 舞台上ではなおさらだ。

 君が舞台に立った瞬間、お客さん

 は君から目が離せなくなる。

 天性のものでしょう。

 僕とは間が違うが、

 君はそれでいい。

 君は、君のままでいなさい。

スズ子) ありがとうございます!

棚橋) 礼は言わなくていいよ。

 だって僕は、君に何も

 教えてないんだから。

スズ子) ふふふ・・・。

棚橋) どうしました?

スズ子) 最初から、そない言う

 てくれはったらええのに。

棚橋) 答えは、自分で

 探し出すものです。

スズ子) そうかあ・・・難しなあ。

棚橋) 何事も、道のりは険しい。

 だからこそ、面白い。

(笑うタナケン)

スズ子) いやしんどいわ!

 はははははは!

棚橋) いいね、西の言葉は。

 はははは。

 

こうして、福来スズ子と

棚橋健二が共演した、

「舞台よ! 踊れ!」は大好評。

タナケン スズ子のコンビは、

話題となりました。

 

**********

 

スズ子) いつまでそんなん

 してんねんな!

愛助) 見てみ! 「喜劇王と夢の

 共演! 福来スズ子、新たな

 魅力が開花」やて!

スズ子) もうええから。はよ

 せな約束の時間に遅れる!

愛助) ちょ待って! 

 これだけ切り抜いたらな。

スズ子) いやもうええから

 はよう! はよう!

愛助) はい・・・。

 

**********

 

<路地>

サム) アメリカで、

 サヨ、お幸せ、にします。

愛助) 小夜ちゃん、

 体に気を付けてな。

小夜) 愛助もな。

愛助) それとな、小夜ちゃん・・・

 向こう行ったら、キートンの映画

 ポスター、送ってくれへんかな?

小夜) 分がった。任しとげ。

愛助) おぉぉおぉし・・・! 

 よっしゃぁあぁああ・・・!

 ん? スズ子さん、

 何を黙りこくってんねんな。

スズ子) サム、あの・・・この前は、

 ホンマすんまへんでした!

(頭を下げるスズ子)

サム) オー 大丈夫。

スズ子) 小夜ちゃんと、ワテは、

 ずっと一緒で、家族みたい

 やったから、つい・・・。

 いや、もう、小夜ちゃんは、

 ホンマの家族やから。

小夜) スズ子さん・・・。

スズ子) サム、くれぐれも、

 小夜ちゃんのこと、よろしくな。

 ちょっと、ガサツなとこあるけど、

 この子、苦労人やねん。

愛助) プリーズ テーク 

 グッド ケア オブ サヨ。

 シー イズ ア グッド ガール。

スズ子) ずっと頑張って生きてき

 て、ホンマにええ子や。ようしゃ

 べって、うるさいとこもある。おせ

 っかいばっかりで、面倒なとこも

 ある。そやけど・・・こんなに優し

 いて、こんなに頼りになる子は、

 ほかにおらへん!

(スズ子に抱きつく小夜)

小夜) (泣)

 スズ子さん、長い間・・・

 本当に、お世話になりました!

スズ子) 小夜ちゃん。

(紙に包んだ四つ葉を差し出す)

スズ子) 幸せに!

小夜) グッド ラック!

スズ子) あ・・・へへへへ!

 グッド ラック!

小夜) (大きく頷く)

 

スズ子に見送られ、

小夜は、アメリカへと、

旅立っていきました。

 

**********

 

(縁側に座った2人)

スズ子) 行ってもうたな・・・

 小夜ちゃん。

愛助) スズ子さん、大丈夫か?

スズ子) どやろ? へへ・・・。

愛助) そやけど、小夜ちゃんに先

 越されるとは思わへんかったわ。

スズ子) 何が?

愛助) 結婚。

スズ子) あっ、ホンマや。へへ・・・。

愛助) 一緒に住むようになって、

 だいぶたつのになあ。

スズ子) ホンマやな。せやけど、

 歌にお芝居に忙しいて、結婚や

 なんて、気ぃが回らへんかった。

愛助) 僕も一緒や・・・。

 半端にしたらあかんことやのに。

 

**********

 

そんなある日、東京にある、

村山興業の支社に、

スズ子は呼び出されたのです。

 

女性) どうぞ。

スズ子) 失礼します。

 あの~これからお会い

 するんは・・・。

愛助) 矢崎さんや。

 村山興業社長秘書室長。

スズ子) 社長ひしょしちゅ・・・。

 ふふっ・・・早口言葉みたいや。

坂口) いけ好かんやつや・・・。

スズ子) そやけど、その、

 ひしょしちゅちょーさんいうんは、

 お母さんの、秘書さんやいうこと

 でっしゃろ?

山下) 秘書が、わざわざ大阪

 から来るいうことは、社長の

 使いでしょうな。

(足音)

(ノック)

スズ子) 初めまして。

 私、福来スズ子と申します。

矢崎) もちろん、

 存じ上げております。

(坂口を見下ろす矢崎)

(ソファーから外れる坂口)

(2人の前に座る矢崎) 

愛助) 矢崎さん、今日は、

 どんな用件ですか?

矢崎) 社長からの伝言です。

愛助) はい。

矢崎) 同棲を始めて2年。

 年頃の男女が籍も入れず、

 半端なままでは世間体が悪い。

 そろそろ、結婚を考えては

 どうかと。

スズ子) 結婚・・・?

愛助) え・・・ほなら、

 認めてもらえるんですか?

スズ子) 愛助さん!

愛助) スズ子さん!

矢崎) つきましては、福来さんに、

 歌手をやめていただきたい。

スズ子) あっ、はい! はい~!?

 えっ! あの・・・

 歌手を、やめろ、いうんは・・・。

矢崎) 言葉どおりの意味です。

 

**********

 

コペカチータ・・・これまた不思議なリズム。

羽鳥先生のモデルの方の不思議な感覚。

確かに、羽鳥善一の曲の不思議なリズム

に負けずに歌えるのは、福来スズ子だけ

かもね。羽鳥先生はそれを分かっている。

互いに唯一無二の存在なんだね。お芝居

をするスズ子も魅力的だけど、やっぱり歌

を歌って踊るスズ子は格別。それなのに、

結婚を認める代わりに歌手をやめろとは。

それはたとえ・・・スズ子が望んだとしても、

世界が、何らかの神?みたいなものが許

さない気がするよ。スズ子の歌には、確か

に力があるから。生きる力があるから~。

歌手はやめないで、結婚もして、幸せに

なってほしいんだけどな~。どうかどうか。

 

 

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