「ブギウギ」第61回~第13週「今がいっちゃん幸せや」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「ブギウギ」 第61回

第13週「今がいっちゃん幸せや」

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

(手の平に真っ赤な血)

スズ子) 愛助さん!

愛助) (咳き込み)

スズ子) 大変や・・・。

愛助) (咳き込み)

スズ子) ね・・・熱もある。

愛助) 大丈夫だす・・・。何もない。

スズ子) 血ぃ吐いてんのに、

 何もないことないやろ?

愛助) 前にも、

 一度あったんです・・・。

スズ子) 前にも・・・。

愛助) (咳き込み)

スズ子) すぐにお医者さん

 呼んでくるから。

愛助) 要らん。(咳き込み)

 少し横になったら・・・落ち着く思う。

スズ子) あかん! 待っとき!

 

**********

 

愛助) (咳き込み)

(診察を受ける愛助)

医者) 症状から見て・・・

 結核だと思われます。

スズ子) 結核?

 風邪、こじらしてるだけかも。

愛助) 風邪やない。

 先生がおっしゃるとおり・・・

 僕、結核なんです。

 しばらく具合よかったし、

 治ったんかと思てたのに・・・。

 (咳き込み)

医者) 滋養をつけて、

 当分、安静にしてください。

 それでは。

スズ子) ちょ・・・ちょっと。

 そんだけですか?

(部屋を出るスズ子)

 

**********

 

スズ子) もっとほかに、

 薬とか、入院させるとか・・・。

医者) 結核には、

 特効薬がありません。

 手の施しようがないのが現状です。

スズ子) ほいでも、ここに、寝かしと

 くよりはマシや。お願いします。

 あの人を、入院させてください。

 

**********

 

<病室>

愛助) (咳き込み)

 スズ子さん、僕もう大丈夫なんで、

 帰って休んでください。

スズ子) 何言うてんの。

 帰れるわけないやんか。

 これから看病で忙しなんのに。

愛助) 医者に言われませんでした?

 むやみに近づいたらあかんて。

スズ子) それが何や? 

 関係あらへん。

 こっちからへばりついたるわ。

愛助) スズ子さん・・・。

スズ子) ワテのことやったら、

 心配せんでええから、今は、

 あんたは自分の心配だけし

 とったらええねん。

愛助) スズ子さん・・・堪忍な。

スズ子) ええから寝とき。

 しんどないか?

 

**********

 

<昼・病室前>

(ノック) 

小夜) スズ子さん、洗濯物だ。

坂口) ボンは?

小夜) 坂口さん!

坂口) 何ではよう連絡せなんだんや!

小夜) ここ何日も、スズ子さんもオレも

 ここに詰めてたもんで、連絡遅くなって、

 すいませんでした!

坂口) そんなもん言い訳なるか!

 ボンは、村山興業の、跡取りやぞ?

 もしものことあったら、

 どうしてくれるんや!

小夜) だがら今、スズ子さんだって

 必死になって看病してんだっぺね!

(いびき)

 

**********

 

<病室>

(いびき)

(ベッドに突っ伏したスズ子)

小夜) さっきまで看病して

 たんだげど・・・。

 スズ子さん! スズ子さん!

 愛助) シ~ッ!

  起こしたらあかん。

坂口) ボン、また、

 病気出たみたいでんな。

 具合はどうだす?

愛助) せきも治まって、

 だいぶ楽になりました。

坂口) そらよかった。

 ほなら、以前お世話になった、

 関西の、療養所に、連絡します。

 しばらくは、そこで体休めましょう。

愛助) 嫌や。

 療養所には行かへん。

坂口) 何を言うてまんねや。

 結核は、厳しい病気だす。

 今しっかり治しとかんと、

 死にまっせ。

愛助) 行かへん。(咳き込み)

スズ子) あかん、寝てもうた。

愛助) (咳き込み)

スズ子) あっ、坂口さん!

 あの・・・ワテ、連絡もせんと、

 ホンマに、すんまへんでした!

(頭を下げるスズ子)

スズ子) 怒ってはります?・・・よね。

(出て行く坂口)

(追いかける小夜)

スズ子) やってもた・・・。

 

**********

 

小夜) すいませんでした!

(追いかけて、頭を下げる小夜)

坂口) いつからああやって

 看病しとるんや?

小夜) 4~5日前がなあ?

坂口) あんなにひっついて・・・。

 福来さんも、結核いう病気がどう

 いう病気か、知ってるはずやな?

小夜) 知ってだって、離れねんだ

 もん。しゃあんめえ。

坂口) (ため息)

 

**********

 

<夜>

(ベッドのそばで

 繕いものをしているスズ子)

(目を覚ます愛助)

愛助) (咳き込み)

スズ子) 起きてもうた?

愛助) いや・・・まだ夢の中です。

スズ子) 何言うてんの。

愛助) 寝ても覚めてもず~っと、

 スズ子さんがそばにおって・・・

 僕、幸せや。

スズ子) ワテもや。

愛助) 結核いう病気も、悪いこと

 ばっかりやありませんね。

スズ子) コレ!

 めったなこと言うもんと違う。

愛助) うん。せやけど・・・

 ホンマ夢みたいや。

(空襲警報)

看護師の声) 皆さん防空壕へ

 避難をお願いします!

愛助) スズ子さんも、

 逃げてください。

スズ子) あんたもはよう、行くで。

愛助) それはあかん。

 足手まといになる。

(空襲警報)

スズ子) ほんなら、

 ワテもここにおる。

 へばりつく言うたやろ?

(体を起こす愛助)

愛助) (咳き込み)

(背中をさするスズ子)

愛助) スズ子さん・・・。

スズ子) 何?

愛助) 僕の病気がようなったら、

 結婚してください。

スズ子) そ・・・それ、今言うことか?

(スズ子の手を握る愛助)

愛助) あきませんか?

スズ子) ええよ。

 きっと結婚しよう。

愛助) うん。

(微笑みあい、おでことおでこを

 くっつける2人)

 

**********

 

<朝>

(ベッドで眠る愛助に寄りかかり、

 スズ子も眠っている)

坂口) ボン。

(目を覚ます2人)

スズ子) 坂口さん、

 えらい、すんまへん。

愛助) 何ですか?

坂口) ボン、ここ出まひょ。

愛助) 言うたでしょう。

 療養所へは行かへん。

坂口) それはもう諦めました。

 そのかわり、

 三鷹に家を借りました。

 こんな、高いばっかりの病院や

 のうて、そこで、療養しまひょ。

愛助) そやけど、僕・・・。

坂口) 福来さん、あんたも一緒だす。

スズ子) ワテも? よろしんでっか?

坂口) あんたが、どういう人間

 かいうことは、よう分かった。

 あんたにやったら、ボンを、

 任せられますわ。それに、

 三鷹やったら、ワシの家も近い。

 何かあっても、駆けつけることが

 でけます。

スズ子) 坂口さん、どうも、おおきに!

坂口) 福来さん、今までの、無礼、

 お許しください。ほいで、今後も

 よろしゅう、お願いいたします。

(頭を下げる坂口)

 

**********

 

<下宿>

スズ子) 長い間、お世話になりました。

小夜) お世話になりました。

チズ) 本当に行っちゃうんだねえ。

 小夜ちゃんだけでも残ったらいいのに。

小夜) オレもスズ子さんのそばで、

 下宿させてもらうことになったんで。

チズ) そうかい。ああ、寂しくなるよ・・・。

 いつでも、遊びに来てね。

スズ子) はい。

吾郎) ・・・ん。

(お握りの包みを差し出す吾郎)

吾郎) じゃあ、最後に・・・。

チズ) 何してんだい?

吾郎) はなむけの、相撲。

チズ) 取るわけないだろう!

 何言ってんだいあんた! もう!

スズ子) ほなら・・・せっかくやから。

(つま先の伸びた、

 美しい四股を踏むスズ子)

小夜) 駄目だ! 行くぞ、ほら!

スズ子) えっ、えっ・・・。

小夜) ほら! ありがとうございました。

スズ子) また遊びに来ますね!

チズ) ちょっと見えないよ!

 約束だよ!

 

こうしてスズ子は、

長年過ごした下宿を出て、

三鷹での生活を始める

ことになりました。

 

**********

 

<村山興業・大阪支社>

トミ) 結核?

坂口) 再発したようだす。

 関西の療養所に、頼もう思たんで

 っけど、本人が、東京で療養した

 い言うて、聞きまへんねや。

トミ) そないなわがまま通るかいな。

 もうええ。来週ワテが東京

 出向いて連れ戻します。

坂口) いやいや、あきまへん!

トミ) 何を慌ててんねん。

坂口) いや、病気が、病気だすし

 ・・・それに、ちゃんと、手は打って、

 ありますさかい。

トミ) どういうことや?

坂口) わたいの目の届く、三鷹に

 家借りまして、専属の、世係係、

 つけました。

トミ) 世話係? そんなん引き

 受ける物好きおるか?

坂口) おりました。

 

**********

 

女性) お願いします!

 防空訓練のお知らせです!

 ご協力お願いいたします!

女性) お願いします!

 

**********

 

スズ子) お待たせしました。

 雑炊やで。ふふっ・・・。

愛助) ありがとう。

 

**********

 

(匙ですくった雑炊を冷まし、

 愛助に食べさせるスズ子)

愛助) うん。

スズ子) おいしい?

愛助) うまい。

スズ子) やんなあ?

愛助) うん。

 

**********

 

空襲警報からの~ラブラブからの~吐血!

結核の再発となって大変は大変なのだけ

れど・・・おかげでたっぷり2人の時間がで

きてよかったね~という感じ。結核を恐れ

ず看病する姿を見て、スズ子の愛情が本

物だということが、坂口にも伝わったしね。

なんだかずっと、2人のおのろけを見せら

れている気がするけど・・・でもきっと、これ

からのスズ子の長い人生を思えば、短す

ぎる幸せの時間なのかもしれないなあと。

うんうん。思う存分、ラブラブしておくれ~。

 

 

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