「ちむどんどん」第72回~過去を知ることが、未来を生きるための第一歩 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

ちむどんどん 第72
第15週「ウークイの夜」
過去を知ることが、

未来を生きるための第一歩

 

 

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<比嘉家>

賢秀) だからよ。母ちゃんは

 どこで何してるのかねぇ?

歌子) 今までもたまにあったよね。

 用事があるって出かけて、どこに

 行ってたか教えてくれないこと。

良子) あったあった。

 年に1回か2回。

暢子) 子供の頃は、お父ちゃんと

 一緒に行ってなかった?

歌子) であるである。

良子) うん。

歌子) うちらは、善一さんや、

 おじさんのおうちで待ってた。

賢秀) そうだっけ?

暢子) 何かうちたちに

 秘密があるのかな?

 

**********

 

<洞窟の中>

和彦) おばさん!?

優子) 和彦君…。

和彦) どうしてここに?

優子) 和彦君こそどうしたわけ?

和彦) 僕は取材で。

 おばさん、嘉手苅さんの活動に

 参加してるんですか?

優子) あっ、もう、バスの時間だから。

 ここで会ったことは、暢子には、

 言わないでね。

和彦) (頷く)

(優子を目で追う和彦)

 

**********

 

<公衆電話>

電・和彦) 奥様のご厚意で、

 家に連れてきていただいて、

 房子オーナーの預かり物も、

 無事に渡しました。

 ただ、肝心の嘉手苅さんは、

 今のところ何を聞いても

 「知らん」の一点張りで。

 でも、必ず聞き出しますよ。

電・田良島) 聞き出すとか、

 お前何様だ?

 なぜ見ず知らずのお前なんかに、

 話したくもない話をしなくちゃなら

 ないのか、よく考えてみろ。

 分かんなかったら尻尾巻いて

 帰ってこい。

電・和彦) 帰りません。

 僕はずっと追いかけていたんです。

 20年前の嘉手苅さんの記事を、

 初めて読んだ時から。

電・田良島) あの記事か…

 書いたのは俺だ。

電・和彦) えっ?

電・田良島) あの記事が世の中

 に出たことで、嘉手苅さんには、

 とんだ迷惑をかけちまった。

電・和彦) とんだ迷惑?

電・田良島) 嘉手苅さんに、

 これだけは伝えてくれ。

 俺が、ずっと…。

(電話が切れる音)

電・和彦) もしもし? もしもし!

 

**********

 

<金物店を営む嘉手苅家>

嘉手苅) 「がっかりしたくなくて、

 今まで一度も蓋は開けられ」…。

 「でもこれでやっと、本当の供養

 ができます」。「敬具」。

(房子からの手紙を読み終えた嘉手苅)

(ちゃぶ台には他にも何通かの手紙)

(嘉手苅の前に座る和彦)

和彦) 僕の父は、沖縄の部隊にいました。

 米軍が攻めて来る前に、転属になって、

 死なずに済みました。父はもともと民俗

 学者で、沖縄の文化をライフワークに、

 本を書こうとしていました。僕も子供の頃、

 まだ、復帰前の沖縄で、父と暮らしたこと

 もあります。父は僕が中学生の頃に、急

 病で他界しました。いずれは父の果たせ

 なかった思いも引き継いで、沖縄につい

 て、僕なりの本を、必ず書きたいと思って

 います。今回お邪魔できたのは、上司の、

 田良島の計らいです。

嘉手苅) 田良島さん?

和彦) 嘉手苅さんに、迷惑をかけて

 しまったと言っていました。

嘉手苅) そうか、あんた、

 田良島さんの、部下か…。

和彦) (頷く)

嘉手苅) この、大城、

 房子さんとはどこで?

和彦) 房子さんは、田良島が懇意にし

 ているレストランの経営者で、僕もよく

 お世話になっています。

嘉手苅) 毎年、多くのお金を、寄付して

 くれている。房子さんが、間に入って

 くれたおかげで、掘り出せたものが、

 遺族の手に、渡ったこともある。これ

 は全部、本土の、遺族の人からのね、

 お礼の手紙さ。届けてくれて、

 ありがとうね。

和彦) 20年前、田良島は、

 一体どんな迷惑を。

嘉手苅) わしの親戚や、友人には、

 いろんな立場の人がいてね。うん、

 あの戦争の話はもう、思い出したく

 もないという人もいるし、アメリカ人

 相手と、商売してね、生活をしてる

 人もいる。私のところに、文句を言

 いに来た人もいるよ。「取材を受け

 なければよかった」って、一言、田

 良島さんに言ったら、それを、田良

 島さん、ずっと、気にしてるわけさ。

ツル) いらっしゃい。

嘉手苅) 今日は、ウークイだ。

 これも、何かの、縁かもしれないね。

(重箱に入った「御三味(ウサンミ)」)

嘉手苅) あの、戦争で、人は、人で

 なくなることをした。自分の子供に、

 あの時のことを、話できない人が

 もう、たくさんいるわけさ。

 戦争経験者もどんどん死んで、

 そのうち、誰もいなくなる。

 なんとか伝えなくちゃいかん。

和彦) 過去を知ることが、未来を

 生きるための第一歩だと思います。

嘉手苅) あんた、いい目してるよ。

 田良島さんと、同じ目してる。

 どうやったら、正しく伝えられるか

 どうか、わしには分からんけど、

 もし、あんたがそれ、考えてくれる

 というんだったら、わしは、何でも

 話すよ。

和彦) 一生かけて考えます。

 お約束します。

 

**********

 

<比嘉家>

(仏壇に御三味を供える暢子)

優子) ただいま。

 アイ賢秀、暢子!

 遅くなってごめんね。お帰り!

賢秀・暢子) ただいま。

優子) アイエーナー、

 みんながそろうの何年ぶりかねぇ?

 2人とも元気そうで上等さぁ。

 暢子、仕事はどんなねぇ?

暢子) そんなことより、

 お母ちゃんの話。

優子) うちの話?

賢秀) 今日売店で、

 善一さんと話した。

 母ちゃん、再婚するのか?

良子) 何かうちらに、秘密があるの?

優子) まさかやー、秘密とか…。

(土間に入り、流しで手を洗う優子)

暢子) 今日、どこに行ってたわけ?

歌子) 今日だけじゃない。これまでも

 年に何回か、そういう日があったよね。

暢子) お母ちゃん。うちたちはもう、

 子供じゃないんだよ。本当のこと、

 ちゃんと話してちょうだい。

 

**********

 

(「本日休業」の紙が

 張り出された、あまゆ)

(順次とトミと多江が、

 御三味を作っている)

(カウンター席に三郎)

(戸が開く音)

田良島) お休み…ですか?

トミ) 田良島さん。

田良島) ここで、飲みたいなぁと 

 思って来たんですけど、また、

 出直します。

三郎) 付き合ってくださいよ。

 いいだろ順次。

順次) いやいやもうもう

 どうぞどうぞ。どうぞ。

田良島) 本当ですか。

 それはありがたい。

多江) お酒、すぐに。

 

**********

 

(フォンターナの表に

 臨時休業のお知らせ)

 

**********

 

<フォンターナ・書斎>

二ツ橋) 暢子さんは今頃、

 沖縄でどうしてますかね。

房子) 沖縄は今日はウークイなの。

 こっちで言う、お盆の送り火。

 死者の霊をあの世へ送る日。

 空襲で死んだ妹…。

 ちょっとだけ似てるの。

二ツ橋) 暢子さんに?

房子) (頷く)

 あの子がこの店に来てから、

 いろんなことが動き出した気がする。

 

**********

 

<比嘉家>

(仏壇の賢三の写真に向かい、

 優子が手を合わせている)

優子) 今日はウークイだし…。

 もう、話してもいいよね。

 いつかみんなに話さないとねって。

 それが、たった一つの親の仕事

 だって話していたよねぇ…。

(子供たち4人の前に座る優子)

優子) 長い話になるけど、

 聞いてくれるねぇ?

 お父ちゃんとお母ちゃんの、

 昔の話…。

(優子を見つめる4人)

 

**********

 

やっぱりね。田良島劇場の禊ぎが済んだら、

和彦は、田良島と同じ目をした男となって、

「いい目してるよ」なんて言われちゃってる。

 

過去を知ることが、未来を生きる

ための第一歩だと思います。

 

…な~んて、よさげなことを言ってるけれど、

お前に言われたくないと思ってしまうほどに

は、クズエピソードの記憶が消えてくれない。

いや、ホント、何でこんなクズエピソードを入

れてしまったんだろう。みんな…バカなの?

 

子供の頃に、何やら匂わされた優子の過去

が、賢三の過去がようやく語られそうだけど。

きっとしんみりするんだろうけれど…。それに

つけても余計な恋バナエピソードだったと…

制作陣のようには、そう簡単になかったこと

にはできないのよね(だって書き起こしして

るから…ハハ)、だ~け~ど、忘れなきゃね。

過去を忘れることが、ドラマの未来を生きる

ための第一歩…。んなわけあるかぁ~(怒)
 

 

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