「エール」第116回~華さんは特別です。 華さんを、僕にください! | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「エール」 第116
第24週 「エール
華さんは特別です。
華さんを、僕にください!

 

 

※無断転載対策のため、不本意ですが、

しばらく、注意喚起させていただきます。

 

こちらの記事は、「日々のダダ漏れ」 の

記事です。ご覧になっているブログ名が

「日々のダダ漏れ」、以外のブログ名は、

記事を無断転載しているブログです!!

↓ オリジナルのブログはこちらです♪

「日々のダダ漏れ」

 

 

華) 退院おめでとうございます。

(アキラに花束を渡す華)

(拍手)

アキラ) 皆さんのおかげで、ステージに

 復帰できます。ありがとうございます!

裕一) ステージ?

華) !!

アキラ) !!

(窓の外を指さす音)

音) あっ・・・白鳥が・・・。

女性) えっ?

 

**********

 

<古山家>

(玄関の上がりかまちに座った、

 落ち着かない華)

華) (ため息)

アキラ) あっ・・・ああっ! いってえ~!

華) アキラ君!

アキラ) あっ、ハハッ。

(道に転んでいるアキラ)

アキラ) 緊張してるみたい。

華) 私も。

アキラ) お父さんの様子は?

華) 娘を持つ父。

 

**********

 

(腕組みをし、居間に座った裕一)

音) アキラさんの話、

 ちゃんと聞いてあげて下さいね。

(足音)

アキラ) 失礼します。このような機会を

 頂き、ありがとうございます。

 霧島アキラです。よろしくお願いします。

音) ようこそ。どうぞ。

アキラ) ありがとうございます。

(座卓を挟み、裕一の前に座るアキラと華)

(険しい顔で目をそらしている裕一)

音) まあ・・・堅苦しいのも何ですから・・・

 ねえ? 甘い物でも、まずつまんで頂いて。

 福島の名物なんです。

アキラ) あっ・・・頂きます。

(まんまるでつるんとした羊羹をようじで

 切ろうとするが、すべってうまく切れない)

アキラ) あっ!

(畳みに転がる羊羹)

アキラ) 申し訳ありません!

音) いいんですよ。

 新しいの持ってきますから。

アキラ) これくらい何でもありません。

(パクっと食べるアキラ)

アキラ) うん!

音) アハハハハ・・・。

 アキラさんって、面白い方ね! 

 アハハ・・・。あ~。

(裕一の横に座る音)

アキラ) お父さん。

裕一) 君にお父さんと呼ばれる

 筋合いはない。

アキラ) 古山さん。

華) 古山だと私たち全員だから、

 名前でいい?

アキラ) ゆ・・・裕一さん。

音) 何だか気持ち悪い。

 「お父さん」の方がしっくりきますけど。

裕一) 「お父さん」は嫌だ。

音) じゃあ何にします?

裕一) 呼びかけはなしで話してくれ。

アキラ) 分かりました。

 華さんは、私が出会った中で最高に

 すばらしい女性です。私は、華さんを

 愛しています。一生添い遂げたいと、

 望んでいます。どうか、結婚を前提と

 した交際を、お許しください。

(アキラと一緒に華も頭を下げる)

裕一) お引き取りください。

華) お父さん!

裕一) あなたに娘はやれません。

華) どうして?

裕一) 苦労させたくない。

華) 勝手に私の苦労を決めないで!

裕一) 音楽で稼いだ収入は

 いくらありますか?

華) 収入聞くなんて下品だよ。

裕一) いくらですか?

アキラ) まだ少しです。父親の仕事を

 て・・・手伝って、収入を得ています。

裕一) 今の収入で華を養えますか?

(クビを横に振るアキラ) 

裕一) 音楽で食えるようになってから、

 出直してきてください。

音) お父さんも、何もなかったけどね。

 裕一さん忘れたんですか?

 私にプロポーズした時、

 音楽の収入ゼロでしたよ。

裕一) (小声で)ねえ・・・銀行で働いて

 たから、収入はあったから。

華) 音楽で稼いでないなら

 アキラさんと一緒じゃない。

裕一) 一緒じゃない!

 あの時僕は賞をもらってた。

華) アキラさんだってステージやれば

 いっぱいお客さん来るよ!

裕一) レコード契約だってあったんだ。

音) あれは私が取ってきたんです!

裕一) 僕の実力が認められたとも言える!

音) その契約金だって、レコード売れない

 ・・・というか、レコードにもならないから

 実質借金だったし!

華) えっ!? そうなの?

音) そうよ!

 「船頭可愛や」が売れるまで、

 却下された曲は、100曲くらい?

裕一) 21曲だよ!

アキラ) すごいです!

 100曲却下されても、作り続けるなんて。

裕一) 21曲だ。君は話を聞いてるのか?

アキラ) 21曲でも尊敬します!

裕一) バカにしてるね君は。

音) そのヒットだって環さんの

 おかげだったし。

裕一) 環さん?

 環さんはね、きれいな人だったんだよ。

音) はあ?

華) いずれにしても、お父さんと今の

 アキラさんって大差ないんじゃないの?

音) 人気ある分アキラさんの方がマシかも。

裕一) 女性関係も心配だ。

音) 裕一さん、失礼よ。

華) そうよ。撤回して!

裕一) 今まで何人の女生とつきあってきた?

音) あっ・・・アキラさん、言う必要ないから。

裕一) 別に問題がないなら言えるだろう?

華) お父さんの挑発に乗っちゃ駄目。

アキラ) 16人です。

音) ええ~っ!?

裕一) じゅ・・・。

華) どうして黙ってたの・・・。

アキラ) 聞かれなかったから。

音) 今23でしょ? 初めてつきあったのが

 16だったとしても、1年間で・・・。

華) お母さんやめて。

アキラ) 多い?

華) 多いし、1回が短いよ!

アキラ) 華さんは何人なの?

裕一) 華! 答えなくていい。

アキラ) 僕は何人でも平気です。

裕一) 私は平気じゃない!

華) 1人です! 

 それも今思い返せば・・・あれ? 

 つきあってたのかな?

音) その16人の方々とは、

 真剣な交際だったの?

アキラ) いえ、遊びの人もいました。

華) 正直に言えばいいって

 もんじゃないから。

アキラ) 今日は、将来家族になるかも

 しれない人の前だ。うそはつけない。

裕一) アキラ君は・・・うん、まあ・・・顔は

 そこまででもないがな、華があるよ。

 ステージで歌う姿を想像すると、まあ

 女性にモテるだろう。でもな、華、人気

 商売の人と結婚するということは、

 不安定な収入と乱れた愛憎劇に

 巻き込まれる可能性が高いんだよ。

 もっと普通にいい人いるから。

 華にはな、打ち込める仕事もあるん

 だから何にも焦ることないよ。

アキラ) ちょ・・・ちょっと待ってください。

 確かに僕は、たくさんの女性とおつき

 あいがありました。モテることを楽しみ、

 遊ぶことに喜びを感じていた時期も

 あります。そんな経験があるからこそ、

 華さんのすばらしさに気付きました。

 華さんは特別です。

 華さんを、僕にください!

華) アキラさん・・・。

音) だまされたらいけません!

 モテる男の常套句だわ。

アキラ) えっ!?

音) 私、昔、歌のために

 水商売をやっていたの。

 

(回想)

音) 音江です。

 

華) 初めて聞いた。

音) 君は特別だっていう言葉を

 信じちゃ駄目!

 モテる人はみんな言ってるから。

アキラ) 言ってません。

 華さんだけです。

裕一) アハハハハハ・・・!

 もういつの間にか3対1だな、アキラ君。

 ねえ? もう諦めなさい。

アキラ) 僕の歌を聴いてください。

 華さんのために作りました。

裕一) 君もしつこいな!

アキラ) 過去に弁解はしません。

 お願いします。歌を歌わせてください。

裕一) 諦めなさい!

アキラ) 嫌です! 頼みます!

 今日のために作ってきたんです。

 お願いします。

(2人そろって頭を下げる)

裕一) どうぞ。

アキラ) ありがとうございます!

(ギターを取りにいくアキラ)

裕一) 華・・・。

 音楽業界はな、厳しい世界なんだよ。

 音にはたくさん苦労かけてきたんだ。

 同じ苦労をしてほしくないんだ華に。

 反対してるのは、華を思ってだからだ。

 そこだけは分かってくれ。

華) お母さん・・・。

音) そうね・・・。

 その分楽しいことも多かったけど。

(ギターを抱え、アキラが戻ってくる)

アキラ) 華さんを思って作りました。

 聴いてください。

 「ムーン・ライト・セレナーデ」。

 ♪うつむいて歩いた

 あの日の僕はきっと

 知らないままで

 恋や夢を 探していたようさ

 見上げればきれいな

 夜空に輝いてる 月のようだね

 迷い はぐれ やっと見つけた

 愛をもう離さない 離さないよ

 こんな気持ち 初めてなのさ

 欲しいものは たったひとつ

 君の笑顔 見せておくれ

 I love you

(笑い声)

アキラ) えっ、何?

華) 気合い入り過ぎ!

(鼻血)

アキラ) あっ!

裕一) 華、手当てしてきなさい。

華) はい。来て。上向いて上向いて。

音) かっこいいところだったのに。フフッ。

裕一) どう感じた?

音) 本気、感じましたよ。

裕一) だよね・・・。

音) ねえ裕一さん・・・。

裕一) うん?

音) アキラさんが普通の仕事をしてい

 たら、お付き合い、許しましたか?

 何日間か病室を共にして、彼のこと

 どう思いましたか?

 私たちも反対されました。

 

(回想)

音) 裕一さん・・・。

三郎) おいおいおい!

光子) 駄目駄目駄目駄目・・・。

 

裕一) あの時の僕は何にも持ってな

 かったもん。よ~く許してくれた・・・。

音) そうね。今でも・・・「汽車は走りだ

 しました。もう、止まれません」って、

 あの言葉、時々思い出す。

裕一) あれね・・・。あれで父さんも急に

 「任せとけ!」って乗せられちゃってさ。

 音は? 賛成なの?

音) 裕一さんは仕事、私は女性関係。

 引っ掛かるところはあるけど・・・。

 さっきの歌を聴くと・・・頭は駄目って言

 っとるけど、心が行けって叫ぶんです。

裕一) (ため息)

 いつの間にか親になって、いつの間

 にか昔の自分棚に上げて、安心とか

 幸せって言葉を隠れみのに、大切な

 何かを見落としてたのかもしれない。

音) 何かって?

裕一) 自分の子どもを信じる気持ち。

 父さんも光子さんも・・・あの時は僕

 たちを信じる気持ちだけで許してく

 れたのかもしれない。

 

(回想)

裕一) 父さん・・・。

(福島から出て行く裕一を

 抱き締めた三郎)

 

裕一) 2人遅いな。

音) まさか・・・

 あ、あ、あの時私たちは・・・。

 

(回想)

(光子が目撃した裕一と音の接吻)

 

裕一) 華! あっ!

音) お、お、お・・・遅かったわね!

華) 鼻血がなかなか止まらなくて。

裕一) (せきばらい)

 2人ともほら、座りなさい。

 ふう・・・。んっ!

 アキラ君。

アキラ) はい。

裕一) どうして華なんだ?

 

**********

 

最終週だというのに、華の恋バナはまだまだ

続くよ・・・。でもまあ、華の恋バナを肴にして、

昔の自分たちのこと、親たちの気持ちを理解

するためのお話なんだろうね、きっと。ホント、

あの当時の音と裕一を、みんなよく許したよ

ね~。私だったら許せないかもしれないなぁ。

 

裕一) いつの間にか親になって、いつの

 間にか昔の自分棚に上げて、安心とか
 幸せって言葉を隠れみのに、大切な何

 かを見落としてたのかもしれない。
音) 何かって?
裕一) 自分の子どもを信じる気持ち。
 父さんも光子さんも・・・

 あの時は僕たちを信じる気持ちだけ

 で許してくれたのかもしれない。

 

自分の子どもを信じる気持ち。ホントそれ!

私も自分の親がすごいなあと思うのは、無

条件に子どもを、自分を信じてくれる気持ち。

おかげで、逆に悪いことはできないというか。

親の子どもを信じる気持ち、ありがたや~。

さて、明日は早速結婚式かな? 朝ドラ名物

最終週の全員集合が見られそうで楽しみ♪

 

 

「エール」関連ブログはこちらから↓

「エール」関連ブログリスト

「朝ドラ」関連ブログリスト

●「エール」HP
 

 

ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村