「エール」第117回~父さんは、華が娘で幸せでした | 日々のダダ漏れ

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「エール」 第117
第24週 「エール
父さんは、華が娘で幸せでした

 

 

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裕一) アキラ君。

アキラ) はい。

裕一) どうして華なんだ?

アキラ) 華さんを、病院でずっと見てき

 ました。彼女はいつも、誰に対しても、

 優しく、誠実でした。頑張ることが照れ

 くさくて、苦手な私さえも、華さんが側

 にいると、素直になれます。努力家で、

 裏表のない人柄は、掛けがえのない

 宝物です。

裕一) 華は? なぜアキラ君なんだ?

華) 私、人の気持ちを、大切にし過ぎ

 ることがあるんだ。渉さんの時もいつ

 もそうだった。それで重いって・・・なる。

 アキラ君はこの調子だからそれを飛

 び越えてくるの。自然でいられるの。

音) 裕一さん。

裕一) うん。

(奥の部屋へ行く音)

裕一) (せきばらい)

(ロザリオを手に戻ってくる)

(ロザリオを突き出す音)

音) アキラさん、

 華を幸せにすると誓って!

アキラ) あっ・・・。私は、華さんを

 一生幸せにすると誓います!

音) 華!

華) はい! 私は、アキラさんを

 一生幸せにすると誓います!

音) よし!

裕一) 懐かしいね~。アキラ君・・・

 華のこと、よろしく頼みます。

(頭を下げる裕一と音)

アキラ) はい!

裕一) 華・・・。

 幸せになれよ。

華) はい。

(アキラに抱きつく華)

音) 離れなさい。

華) あ・・・。

アキラ) はい。

 

**********

 

(奥の部屋に戻り、

 ロザリオを見つめる音)

音) お母さん・・・。

 

(回想)

(豊橋の砂浜に三姉妹)

(吟の胸に小さな容器)

(音の胸にロザリオ)

(2人と並び、海を見つめる梅)

 

音) 華は、幸せになれそうです。

(ロザリオを胸に当てる音)

 

**********

 

(協会の入り口に、「華、アキラ、

 結婚記念コンサート」のプレート)

(会場に集まった、鉄男や久志、

 バンブーの2人、吟夫婦とケン、

 華やアキラの友人たち)

 

男性) 華さん、何かあったら、

 すぐ言ってこいよ。アキラに

 一発やってやっから。

根来) ご来賓の皆様、

 お席にお着き下さい。

(ステージにアキラとバンドのメンバー)

根来) 正直、デビュー前に、所帯持ちの

 ボーカルって、人気の面で少々不安

 ですが、華さんに会って、納得です。

 俺らは、音楽で勝負します。

 アキラ、おめでとう!

(拍手)

(ギターを抱え、マイクの前に立つアキラ)

(ウエディングドレス姿の華に微笑む)

根来) ワン ツー・・・ワン ツー!

(演奏)

アキラ) ♪しけた話なら おとといしろよ

 熱いフロアから ビートを響かせ

 イカしたあの子は 

 落たステップに夢中 朝まで踊ろよ 

 shake shake shake! shske it, baby

  全部忘れて 踊り明かそう

 皮肉屋気取った スカした奴らも

 かかとを鳴らすぜ ビートに合わせて

(みんなが踊り出す)

アキラ) ♪ブルーなあの子の

 頬が薔薇色に染まれば

 気分は最高

 shake shake shake! shske it, baby

 なりふり構わず 踊り明かそう

(拍手)

アキラ) ありがとうございます。

 それではここで、華さんのお父さん、

 裕一さんに、ひと言頂きましょう。

裕一) え~・・・。

 華は、うちの寝室で生まれました。

 

(回想)

裕一) 音頑張れ・・・。

音) ああ~!

 

裕一) 妻の音の「ギャ~!」という絶叫の

 あと・・・小さな泣き声が聞こえてきました。

 うれしくて、いとおしくて、初めて抱いた手

 の感触は、今でも鮮明に覚えています。

 あの日から今日まで本当にあっという間

 でした。親として、娘が旅立つこの日を、

 心待ちにしなきゃいけないはずなのに・・・。

 たまらなく寂しい。父さんは、華が娘で

 幸せでした。ありがとう、華。おめでとう。

華) ありがとう。

(拍手)

(アキラの両親やバンドの

 メンバーにお辞儀をする裕一)

(華と抱き合う音)

裕一) じゃあどうも・・・すいません。

音) フフフ。

(ステージから降りる裕一)

裕一) よいしょ。アハハハ・・・。

音) アハハ。

(裕一に抱きつく華)

(拍手)

 

**********

 

<夕方・古山家>

裕一) はあ・・・俺たちの人生も

 終わりに近づいたな。

音) そうですか?

 私はまだある気がしますけど。

裕一) フフフ・・・やっぱり音はいいな。

音) フフフ・・・。

 

**********

 

五年後

 

鈴木) ハハハ・・・「東京五輪音頭」か。

 面白いな。日本ならではだし、みんなで

 盛り上がれるし、プロモーションに最適だ。

酒井) 木枯さんは、大衆の心をつかむ

 天才ですから、いけると思います!

鈴木) 異論はない。

 問題は、オープニングの曲だな。

 彼を選んだ理由は何だ?

 戦時歌謡の実績か?

 オリンピックは、世界中の人々が、宗教や

 政治を超えて集う、平和の祭典だ。

 彼は、ふさわしいか?

酒井) 私は関西出身ですが、「六甲おろし」

 は阪神ファンには欠かせません。巨人軍も、

 新たな応援歌を依頼したようです。

鈴木) ライバルと同じ作曲家にか?

酒井) 本当にあいつら節操がない!

 ・・・と言いたいところですが、我が慶應も

 早稲田の「紺碧の空」が素晴らしすぎて

 同様の行動をしています。古山さんの曲

 は、人の心を一つにする唯一無二の力

 があります。私は、彼を推します!

鈴木) 君の熱い気持ちは理解するが・・・

 国民の感情がな。

 彼の曲は、不幸な時代の象徴でもある。

酒井) だからこそです!

鈴木) わざわざ思い出さずとも、

 我々の心に刻まれてる。血のにじむ

 努力で、日本はここまで来たんだ。 

 スポーツの曲が得意ってだけじゃ、

 説得力がない。

酒井) 「長崎の鐘」、

 部長も、ご存じでしょう?

鈴木) 知ってるよ。名曲だ。

酒井) ならば、もう一度一人で目を閉じて

 聴いてみて下さい。「長崎の鐘」には、

 平和への祈りが込められています。

 その上で、ご決断下さい!

(頭を下げる酒井)

 

**********

 

<古山家>

華) 急にごめん。

音) おはよう。

華) 大きな事故みたい。

 泊まりになるかも。

音) いいの。楽しいんだからね。

華) 助かる。いい子でね。

音) 行ってらっしゃい。

華) 言ってきます。

裕太) 行ってらっしゃい。

華) は~い。

音) 裕太のおもちゃはこの中? 見せて。

裕一) フフフ・・・。

音) あれ? どこ行ったかな?

裕一) 裕太・・・。

音) 忘れ物?

華) お父さんお客さん。

裕一) んっ・・・。

(玄関へ行く裕一)

 

**********

 

<玄関>

酒井) 朝早くから、

 突然の訪問失礼します。

 今日、正式決定が下りまして、

 居ても立っても居られず来ました。

裕一) はい。え・・・えっと・・・?

酒井) あっ・・・。

 日本政府を代表して参りました。

 先生に、東京オリンピックの

 オープニング曲を書いて頂きたい。

裕一) はっ? えっ・・・?

 す・・・すいません、あの・・・

 も、も・・・もう一度お願いします。

酒井) (せきばらい)

 東京オリンピックの、開会式を飾る、

 オープニング曲を、お願いしたい。

(膝から力が抜ける裕一)

裕一) えっ?

音) 裕一さん・・・。

裕一) えっ?

華) お父さん。

酒井) いかがでしょうか?

裕一) や・・・やります。

 や・・・やらせて頂きます!

音) おめでとう~!

 

**********

 

<書斎>

(ノック)

音) お茶お持ちしました。

裕一) ありがとう。

 

幸せに包まれた古山家でしたが・・・。

 

音) こちら置いておきますね。

裕一) うん。

 

一向にオリンピックの曲を書かない

裕一に、音は焦りを感じていました。

 

音) 大福です。

 

**********

 

あっという間に・・・華&アキラの結婚記念

コンサート! お約束の全員集合が嬉しい。

 

でもでもでも・・・音ママが~光子さんが~

ナレ死でもなくて、雰囲気で伝える死!?

もう少し、時間を割いてあげてほしかった。

とはいえ・・・時間がないのは分かってるし。

 

何しろ、あと3日でオリンピックのオープニ

ング曲のエピソードを描かなきゃいけない

からね~。ついついまた、もったいなかっ

たな~という思いがよぎるけど・・・あと3日、

「エール」にエールを送りつつ見守るつもり。

 

 

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