「エール」第109回~間違いありません。恋、してます | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「エール」 第109
第22週 「ふるさとに響く歌
間違いありません。恋、してます

 

 

※無断転載対策のため、不本意ですが、

しばらく、注意喚起させていただきます。

 

こちらの記事は、「日々のダダ漏れ」 の

記事です。ご覧になっているブログ名が

「日々のダダ漏れ」、以外のブログ名は、

記事を無断転載しているブログです!!

↓ オリジナルのブログはこちらです♪

「日々のダダ漏れ」

 

 

浩二は、役場の担当者として、

りんご農園に足しげく通っていました。

 

<畠山林檎園>

(箱詰めの作業場をのぞく浩二)

浩二) まきちゃん。

まき子) あっ、浩二さん!

浩二) これ、頼まれてた資料持ってき

 たから。他県の果樹園の肥料分析

 について書かれてる。

まき子) ありがとう! 助かる!

浩二) 勉強熱心だね、まきちゃんは。

まき子) りんごの実のつきが

 やっと安定してきたからね。

 土よくすれば、収穫量もっと

 増えんじゃないかと思って。

浩二) あんま根詰めねえでね。

 焦る必要ねえがらさ。

まき子) うん。

畠山) まき子。

 お~浩二!

まき子) お父さんどうしたの?

畠山) あっ、関根さん来たら

 このりんご渡しといてくれ。

まき子) 分かった。

畠山) なっ。じゃあ浩二、後でな。

まき子) ねえ、ちっとここ教えて。

浩二) うん? あ~・・・肥料の三要素

 っつうのがな、窒素リン酸カリのこと

 なんだけど、まあこれがいい肥料に

 は欠かせねえんだけど・・・。

 

**********

 

<夜・喜多一>

裕一) う~ん、「高原列車は行く」、

 いいタイトルだね!

浩二) 俺やっぱし、明るい曲がいいな。

 福島さ行ってみたくなるようなさ。

 福島盛り上げるためにも、

 よろしくお願いします。

裕一) 任せて下さい!

 

**********

 

<畠山家>

畠山) そうか。

 坂下の相樂さんがりんごやるってか。

男性) んだ。最初は興味ねえの

 一点張りだったんだけどよ、

 浩二が説得してくれてよ。

男性) おお~!

畠山) やるじゃねえか。

浩二) いや・・・僕は何にも。

 僕はただ、皆さんの業績と将来性に

 ついてお話ししただけですから。

男性) いやいや・・・。

畠山) 福島のりんごが全国さ

 知れ渡んのは時間の問題だな。

男性) だな!

男性) んだんだ!

男性) 全国ってか!

(笑い声)

男性) あ~そういや、まきちゃん、

 いつ東京行くんだ?

畠山) うん。月末にはな。

浩二) 東京?

畠山) 寂しくなんな・・・。

畠山) な~に清々してるわ。

 二言目には経費削減って

 やかましいんだから。

(笑い声)

浩二) あの・・・東京って、何ですか?

畠山) ああ、

 親戚の会社で世話になんだ。

 経理が辞めて困ってんだと。

浩二) えっ?

畠山) 2~3年で戻ってくっぺ。

男性) フッ、そだこと言って、

 あっちでいい男めっけたら

 けえってくるわけねえべな。

男性) ハハハハハ!

畠山) そんならそれで御の字よ。えっ? 

 建築会社の息子だの、議員の息子だの、

 あれこれ見繕ってやっても、うん? 全部

 断りやがって。ここいらさいい男なんて

 はあ、一人も残ってねえわ。

男性) ほだな。

男性) んだんだ。

 

**********

 

(作業場に入る浩二)

(まき子はいない)

(持って来た資料を置き、

 まき子のノートに気付く)

(ノートには、林檎栽培のことが

 細かく書かれている)

 

**********

 

浩二) 畠山さん、本当にまきちゃん、

 東京さ行かせていいんですか? 今

 までずっと一緒に頑張ってきたのに。

畠山) (ため息)

 まき子のやつ、戦死した男

 いまだに引きずってっぺ。

 ここさいたら、

 いつまでも忘れられんにぃ。

 区切りつけるためにも、

 一度福島出た方がいいんだ。

 

**********

 

<喜多一>

浩二) ただいま~。

まさ) お帰り~!

 お勤め、ご苦労さま。

裕一) 浩二お帰り!

 曲、いい感じになりそうだよ。

浩二) そう。よかった。

裕一) どした?

浩二) ちと疲れただけだ。

裕一) うん・・・。

音の声) ごめんくださ~い!

まさ) は~い。

 音さん! よかった、無事着いて。

音) ご無沙汰しております。

 お義母さんも元気そうでよかった。

裕一) 音・・・どうしたの?

まさ) 今朝、音さんも来るって、

 連絡もらったの。

音) 私も皆さんに会いたく

 なってしまって。

裕一) ちょっ、ねえ・・・華は? 

 置いてきたの!?

音) それがね・・・。

 

(回想)

華) 私もう19だよ。

 一人で大丈夫だから、

 お母さんだけで行っといでよ。

 

音) まあ・・・あの子学校あるし。

裕一) そうね・・・うん・・・うん。

まさ) 来てくれてうれしい。

 さあ、入って!

音) お邪魔します。

 

**********

 

電・まさ) あっ・・・。

裕一) 浩二何してんのかな?

音) お忙しいのかしら。

電・まさ) ええ・・・

 お見合いの件ですよね。

 もう少し、お待ち頂けますか?

 すみません。

裕一) お見合い? 浩二の?

まさ) そう。

 

**********

 

(浩二のお見合い相手の写真)

裕一) ああ・・・ねえねえ・・・。

音) うわ~すてきな方ですね!

裕一) ねえ!

まさ) いろいろ、お話頂くんだけど、

 お断りしてばっかりなの。あの子、

 まるで興味がないんだから。

音) そうなんですか? 前に3年以内

 には見つけるからって・・・。

 

(回想)

音) どんな方がいいんですか?

 いい人がいたら紹介しますよ。

浩二) 原節子みてえな?

 

裕一) 原・・・原・・・?

 そんなこと言ってたの!?

 原節子・・・。

浩二) 音さん、久しぶり。

 元気そうだね。

音) 浩二さんご無沙汰してます。

 お元気そうで。

まさ) 谷口さんがね、浩二にどうかって。

 気立てがよくって、

 いい方なんだけど・・・どう?

(写真を見る浩二)

浩二) うん・・・分がった。

まさ) えっ? いいの?

浩二) 母さんの顔もあんだろ?

まさ) どういう風の吹き回し? えっ?

裕一) ちょっ・・・見せて見せて・・・。

 はあ~。

 

**********

 

お見合い当日

 

<料亭の座敷>

女性) それで、お裁縫なんか始めた

 んですけど、なかなか上達しなくて。

まさ) そんな、ご謙遜ばっかり。

 ねえ浩二。

浩二) そうだね。

 

**********

 

<喜多一>

音) 浩二さん、うまくやってるかしら。

裕一) うん?

 う~ん、どうだろうね? フフフ・・・。

まき子の声) こんにちは~!

音) は~い!

 

**********

 

<玄関>

音) あっ・・・。

まき子) 畠山林檎園の畠山まき子です。

 浩二さんにお借りしてた資料をお返しに。

音) あっ、浩二さんがいつも送って下さる

 りんごの。私浩二さんの義理の姉の、

 音と申します。裕一さん・・・裕一さん!

裕一) うん? はい。はいはい・・・。

音) こちら、浩二さんが一緒にお仕事

 なさってる、畠山林檎園のまき子さん。

裕一) あっ、浩二がいつもお世話に

 なってます。兄の裕一です。

まき子) こちらこそ!

裕一) あっ今浩二いないんですよ。

 あっ、よかったら中でお茶でも。

まき子) あっ、いえ!

 資料返しに来ただけですから。

音) あっ・・・。

裕一) どうも。

まき子) あっ、よかったら、こっちいる

 間にうちの農園遊びに来て下さい。

裕一・音) 是非!

 

**********

 

<料亭の座敷>

女性) あの・・・一つお伺いしても

 よろしいでしょうか?

浩二) はい。

女性) 失礼ですが、古山さんは、なして

 今までお一人だったんですか?

浩二) えっ?

女性) 立派なご経歴ですし、きっと

 いいお話、たくさんおありになった

 と思うんですけど・・・。

仲居) 失礼します。

 福島の、りんごでございます。

まさ) ありがとうございます。

(出されたりんごを見る浩二)

 

**********

 

<畠山林檎園>

音) そうですか・・・ここまでくるのに、

 いろいろあったんですね。

まき子) 浩二さんいなかったら、父も

 とっくに諦めてたと思います。困った

 時はいっつも助けてくれたから。

裕一) ふ~ん。このりんごは、

 みんなの努力の結晶なんだね。

まき子) 父も私も、うちのりんごを

 日本中の人に食べてもらうのが

 夢なんです。

音) きっとかないますよ。だって、

 すっごくおいしいですもん。

まき子) うれしい~!

 ありがとうございます!

裕一) お~浩二! うわさすれば!

浩二) 書き置き見て驚いたよ。

 何で2人がここにいんの?

まき子) 私が誘ったの。

音) 林檎園見せて頂いたんです。

 楽しかった。

裕一) ででで?

 どうだったんだよ? お見合いの方は。

浩二) あああ・・・あとは俺がやっとく

 から。なっ? 2人はもう帰って。

 はい、はい・・・。

まき子) あっ、ちと、

 りんご持って帰って下さい。

裕一) あっ、ありがとうございます!

(浩二を見る音)

 

**********

 

<喜多一>

まさ) 浩二がまき子さんを!?

音) 間違いありません。恋、してます。

裕一) そうかな~?

音) 絶対絶対絶対そうよ!

まさ) 言われてみればそうかもしんない。

 お見合いん時もね、りんごをこう、

 じ~っと見たりして・・・。

裕一) ならよかったじゃない。浩二にも

 やっといいお相手が見つかった。

まさ) そんな簡単にはいかないわよ。

 何年も一緒にいんのに、一つも

 進展しなかったんだから。

裕一) そうか・・・そう・・・そうだね。

 

**********

 

<畠山林檎園・作業場>

まき子) 浩二さん、

 お見合い行ったんだ。

浩二) うん・・・頼まれて行っただけ。

まき子) ふ~ん。

(りんごの箱詰めをする2人)

浩二) まきちゃん、

 東京さ行くんだって?

まき子) うん。

浩二) 水くせえな・・・

 話してくれればよかったのに。

まき子) ごめん。そのうち言う

 つもりだったんだけど・・・。

浩二) まきちゃん行っちったら、

 畠山さん、さみしいべな。

まき子) フフ・・・どうだろうね?

 私が林檎園継ぐっつったら大反対

 して、東京行きの話だって勝手に

 進めちゃうんだから。

浩二) それはまきちゃんのこと、

 心配してのことだよ。ここにいたら、

 昔のこと引きずっちまうからって。

まき子) 東京行けば・・・

 忘れられんのかな?

 浩二さん・・・私・・・。

浩二) うん?

まき子) 東京行ったら、

 動物園でも見に行こうかな。

 新しいゾウがいんだって。

 

**********

 

<喜多一>

(りんごを見ている浩二)

音) 浩二さん。

浩二) 音さん。何? こんな夜中に。

音) 目が覚めてしまって。

浩二) アハハハ・・・。

音) ねえ浩二さん。

浩二) うん?

音) まき子さって、すてきな方ね。

 彼女がいると、農園がパ~ッと

 明るくなって・・・。

浩二) まきちゃん、

 家出て東京さ行くんだ。

音) 浩二さんは、それでいいんですか?

浩二) いいも悪いもねえよ。

 まきちゃんが決めたことだし。

音) まき子さん、このりんごを日本中

 の人たちに食べてもらうのが夢だっ

 て言ってた。彼女・・・本当に東京に

 行きたいのかしら。

 

**********

 

(作業場でノートを見ているまき子)

 

**********

 

うんうん! 間違いなく・・・恋、してるよね~!

何しろ志田未来ちゃんだからね~いきなりの

恋バナでも納得させられちゃうじゃないか~。

戦死した男を忘れられずにいるかもしれない

けれど(てか・・・忘れなくていいんじゃね?)、

浩二のことも憎からず、何なら好意的に感じ

てはいるのでは?って匂いがしたような・・・。

まあ、単純に東京行きを反対してほしい、り

んご農家を続けることを応援してほしいって

気持ちの方が強いのかもしれないけれど・・・。

 

浩二の恋を後押しするためにやって来たよう

な音の活躍が楽しみ・・・というか、働け音!

今こそ、ヒロインの活躍を見せる時だから~。

浩二の恋バナのオチ(失礼!)に期待大~♪

 

 

「エール」関連ブログはこちらから↓

「エール」関連ブログリスト

「朝ドラ」関連ブログリスト

●「エール」HP
 

 

ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村