「まんぷく」第125回~萬平さんには責任があるんやないですか? | 日々のダダ漏れ

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「まんぷく」 第125
第22週 「きれいごとは通りませんか」
萬平さんには責任があるんやないですか?

 

 

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もう、まんぷくラーメンは敵なしでした。

もちろん、名前も製造法も変えた類似

商品は、たくさんあったわけですが…。

 

道子) これ頂戴。

店主) はいな。

道子) はい。

店主) はい。

福子) あの…どうして、それを?

道子) はい?

福子) まんぷくラーメンがこんなに

 あるのに。どうしてそのラーメンを

 お買いになったんですか?

道子) えっ、安いんやもん。はいこれ。

店主) はい。

道子) ありがとう。

 

**********

 

<まんぷく食品・事務所>

電・鈴) まんぷくラーメンを、200箱。

 分かりました。確かに、お納めさせ

 て頂きます。おおきに。

福子) 真一さんは?

鈴) 萬平さんと一緒に、

 新しい工場の下見に行きました。

福子) 新しい工場。

鈴) ほんまに大丈夫やの?

 いくらまんぷくラーメンが売れてるいう

 ても、もう、大きな工場を建てて、何十

 人も人を雇うって。ああもし何かあった

 らどうするの。

福子) 今のままではとても注文に追い

 つかないのよ。お母さんかてまんぷく

 ラーメンが大成功して、うれしいでしょ。

鈴) そらあ…。

(電話の呼び出し音)

鈴) あっ、はいはい。

電・鈴) まんぷく食品でございます。

 はい。はい。

福子) まんぷくラーメン、大成功。

 

**********

 

<鉄橋が見える道>

真一) 2000坪はさすがに広すぎないかな。

萬平) 世良さんが言ってたじゃないですか。

 まんぷくラーメンは全国的に売れてるん

 だから、工場はできるだけ大きい方が

 いいって。

真一) そやけど…大勝負やぞ、萬平君。

萬平) 分かってます。

 

**********

 

<立花家>

(丼に作った値段の安いぷくぷくラーメン)

(匂いを嗅ぎ、食べてみる福子)

福子) 何これ。ひどい油使てるわ。

源・幸) ただいま。

福子) お帰り。

源) あっ、お母さんがラーメン食べてる。

幸) 私も食べたい。

福子) まんぷくラーメンやないのよこれは。

源) 何で。

福子) 子どもは食べたら駄目よ。

幸) 食べたい。

福子) ほんまにこれは、駄目。

 

**********

 

<夜・居間>

福子) はいどうぞ。

(幸のごはんをよそう福子)

幸) ありがとう。

福子) そしたらごはん先に食べてて。

 今お父さん呼んでくるから。

源・幸) はい。

 

**********

 

<事務所>

世良) ほなそこに決めたんやな。

萬平) ええ。この場所に工場を建てれば、

 まんぷく食品の看板が、電車からよく

 見えますからね。

真一) 宣伝効果としては、大変なもんや。

福子) 萬平さん。

世良) これでますます忙しなるな。

 販売は、世良商事に任せて、

 立花君はラーメン作ってくれ。

萬平) はい。

福子) 萬平さん

 ごはんの支度が出来ました。

萬平) ああ、これから3人で

 人と会ってくるんだ。

福子) これから?

世良) 新工場の設計史や。

真一) 今日土地が決まったから、

 早速具体的な話に入るんだ。

萬平) 飯は外で食べてくる。風呂も先

 に入ってくれてていいから。よいしょ。

福子) 行ってらっしゃいませ。

萬平) ああ、行ってきます。

(壁の黒板を見る福子)

(売り上げ高の棒グラフがグングン伸びている)

 

(回想)

萬平) これで、まんぷくラーメンの、

 ひとり勝ちだ!

 

(夢の回想)

咲) 今の萬平さんは、本当の萬平さんやない。

 それを教えてあげられるのは、福子だけよ。

 

**********

 

<工場>

敏子) はい。よいしょ、麺揚がりました。

ハナ) はいな。

岡) 吉乃ちゃん、これ終わったら手伝うね。

吉乃) 大丈夫。

森本) いやいや、僕が手伝うよ。

岡) わしや。

森本) わしじゃ。

神部) まだやってんのか。

 

**********

 

(工場出口に立っている岡と森本)

女性) ご苦労さまでした。

岡・森本) ご苦労さまでした。

女性) ご苦労さまでした。

岡・森本) ご苦労さまでした。

森本) また明日。

神部) 吉乃ちゃんやったらもう帰ったで。

岡) えっ。

森本) いつ?

神部) 今日は美容院に寄っていくんやって。

森本) 何じゃもう。

岡) 待ってて損したわ。

神部) お前らなあ、吉乃ちゃんのことが

 好きやったら、ええ加減はっきりさせた

 らどうや。

岡) はっきりって何や。

神部) 2人そろって堂々と告白せえ。

 自分らのどっちかを選んでくれって。

森本) ど…どっちかって…。

岡) わしらには友情いうもんがあるんや。

神部) そんな寝言言うてる間に吉乃ちゃん

 がほかの男にとられたらどないするんや。

岡) ほかの男?

神部) 美容院に行く理由も

 そういうことかもしれへんぞ。

岡) おいおいおいおい!

森本) どういうことなん!

岡) 吉乃ちゃんにそういう男がおるんか。

神部) いや知らん。

岡) おい神部こら!

森本) わしらを見捨てる気か!

神部) 俺も今日ははよう家に帰らな

 ならんのや! 怖いお義母さん…

 いや、タカが待ってるんやから。

 

**********

 

<香田家>

神部) ただいま~!

タカ) お帰りなさい。

神部) 走って帰ってきたで。

 

**********

 

(大介を抱く神部)

神部) うれしいんか大介。

タカ) お父さんに会えてうれしい

 んよね、大ちゃん。ねっ。

神部) かわいい笑顔やな。

タカ) でしょ。

克子) タカ幸せそう。

忠彦) そらそうや。

克子) これが毎日続いたらええけど。

忠彦) 続くやろ。

 君にあれだけ言われたら。

克子) ん? 私茂さんに何か

 きついこと言うた?

忠彦) きつくはないけど。

 君は、怒ったら怖いからな。

克子) そんなことない。

忠彦) いやいや、怖いよ。

 目に、殺気が宿るいうか、

 カエルをにらんでる蛇みたいに。

克子) そんなことない。

忠彦) それや。

 

**********

 

<アトリエ>

忠彦) やっと親子が揃うぞ。

(大介を抱いたタカと、その後ろに立つ神部)

タカ) もうぐっすり寝てるわ。

神部) ほんまや。かわいいな大介。

忠彦) あっ、茂君、こっち向いて。

神部) あっ、はい。

(親子3人の絵を描く忠彦)

克子) 出来上がりが楽しみやね。

 

**********

 

<立花家>

福子) お母さんお代わりは?

鈴) 私はもう結構。

幸) お父さん、今日もいてへんの?

福子) うん。お仕事やから。

源) ずっと仕事やん。

 全然遊んでくれへん。

鈴) どこもそうよ。

源) 幸平君は毎日お父さんと

 お風呂に入る言うとった。

幸) けいちゃんも。

福子) お父さん今張り切ってるんやから。

 ごはん食べたら、

 2人でお風呂に入りなさい。

源・幸) はい。

 

**********

 

<居間>

(縫い物をしている鈴)

鈴) あなたも、寂しいんでしょ、福子。

福子) えっ。

鈴) 萬平さんが忙しくなって、家族で

 過ごす時間が少なくなって。でも…。

福子) 違うの。

鈴) えっ?

福子) 私は、寂しいとは思てないのよ。

 源と幸には寂しい思いをさせて、申し訳

 ないなとは思てるけど、私自身は…。

鈴) うそ。

 この頃よう、ため息ついてるやない。

福子) ほんまに違うの。

鈴) 何が違うのよ。

福子) 萬平さんがね…変わってしもたから。

鈴) そら、まんぷくラーメンが売れて、萬平

 さんも経営者になっていかないといけない

 んやから。私には、張り切って生き生きし

 てるようにしか見えないわ。

福子) そうね。

鈴) あなたも心配してるの? お父さん

 みたいに、いつか、駄目になったらって。

福子) はい。分かりました。

鈴) はっ?

福子) 帰ってきたら、

 直接言います萬平さんに。

 

**********

 

(玄関の外は雪)

萬平) ただいま。

福子) お帰りなさい。

萬平) ああ。子どもたちはもう寝たのか。

福子) はい。

萬平) 風呂に入ってくる。

福子) あっ、萬平さん。

萬平) ん?

福子) その前にお話が。

 

**********

 

<居間>

萬平) ああ…。お義母さんのことか。

福子) いいえ。

萬平) じゃあ、子どもたちのこと?

福子) 違います。

萬平) 何なんだ。

福子) 本家まんぷくラーメンがなくなって、

 私にそっくりな人が出てる、あのポスター

 も見なくなって、私はホッとしています。

萬平) そりゃそうだ。

福子) せやけど、萬平さん、こう言って

 喜んでましたよね。これでまんぷく

 ラーメンのひとり勝ちやって。

 本当にそれでいいんですか?

萬平) 何が言いたいんだ。

(ぷくぷくラーメンの袋を持ってくる福子)

福子) 今日ね…

 これを買って食べてみたんです。

萬平) えっ?

福子) 正直言うておいしくありません。

 油の質の悪いもん使てます。せやけど、

 これを、買うてる人がいるんですよ。

 安いから。

萬平) まあそりゃそうだろう。

福子) いいんですか? こういう粗悪品が、

 まだ、お店にたくさんあるんです。それを、

 安いからって買うてる人がたくさんいるん

 ですよ? 私は、今でも忘れません。

 萬平さんのあの言葉。

 

(回想)

萬平) とにかく僕は、世の中の役に

 立つ仕事がしたい。みんなが喜ん

 でくれるような仕事を。

 

福子) でも…今萬平さんは、その、

 みんなを、喜ばせてますか?

 まんぷくラーメンが出来なければ、

 こういう粗悪品は世の中には出回

 らなかったんです。萬平さんには

 責任があるんやないですか?

萬平) 責任…。

福子) 「ひとり勝ちや!」って、

 喜んでる萬平さん、私は嫌いです。

 せやから、どうしてほしいとは私には、

 分かりません。でも、あの頃の萬平さ

 んならきっと、大きな工場を造ったり、

 まんぷくラーメンの売り上げを考える

 前に、こういう、体に悪いもんが、世

 の中に出回ってることを、嘆いていた

 はずです。なんとかしなければと、思

 ってたはずです。萬平さん…少し考え

 てみて下さい。お願い。

 

**********
 

福ちゃんが好きになった萬平さんのこの台詞。

 

とにかく僕は、

世の中の役に立つ仕事がしたい。

みんなが喜んでくれるような仕事を。

 

それが萬平という人間の真ん中にある志だと、

福ちゃんは信じているし、そういう志を持って

いる萬平さんという人を、愛しているのよね…。


「ひとり勝ちや!」って、
喜んでる萬平さん、私は嫌いです。
せやから、どうしてほしいとは私には、
分かりません。でも、あの頃の萬平さ
んならきっと、大きな工場を造ったり、
まんぷくラーメンの売り上げを考える
前に、こういう、体に悪いもんが、世

の中に出回ってることを、嘆いていた

はずです。なんとかしなければと、思

ってたはずです。萬平さん…少し考え

てみて下さい。お願い。

 

実に福ちゃんらしいというか、自分の考えを押

しつけることなく、相手に考えさせるって、実は

案外むずかしい。余計なことをつい言ってしま

いそうになるのが普通の人。昔の自分…原点

に戻って、今の自分を、現状を、立ち止まって

考えてみてほしいと…「お願い」をするのがね、

いろいろと見習いたいところだなあと思ったり。

 

暴走する萬平を止めることができるのは妻の

福子だけ。止めてほしいと言える夫も、ちゃん

とストッパーになる妻も…それって、お互いに

相手を心から信頼しあっているということよね。

福ちゃんの話を黙って聞いて、考え込む萬平。

「きれいごと」では通らないことはたくさんある

けれど、「きれいごと」を信じる気持ちがなくな

ったら、世の中は良くなっていかないかも…。

きれいごと上等!の萬平さん、戻ってきて~。

 

 

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