「まんぷく」第85回~頼む福子!僕のわがままを聞いてくれないか | 日々のダダ漏れ

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「まんぷく」 第85
第15週 「後悔してるんですか?」
頼む福子!僕のわがままを聞いてくれないか

 

 

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<池田信用組合>

電・真一) 終わる?
電・福子) そう。もうね、万能調理器は

 完成するって言うてました。萬平さん

 は分かってたんやと思いますよ。自分

 がわがままなことやってるって。

電・真一) そうか…。あっ、悪かったね、

 福ちゃんに心配かけて。

萬平) おはよう。

一同) おはようございます。

電・真一) そしたらまたね。

(電話を切る真一)

真一) おはようございます、理事長。

萬平) おはようございます。

 今日も頑張って、仕事をしましょう。

真一) はい。

 

**********

 

<立花家>

福子) はあ…私も仕事に行かないと。

鈴) 福子。

 ちょっと、克子の家に行ってくるわ。

 タカから、相談があるって言われたの。

福子) タカちゃんがお母さんに相談?

鈴) うん。

福子) 珍しい。

 

**********

 

<香田家・アトリエ>

(ワンピース姿の奈保美が、ソファーで

 アンニュイなポーズを取っている)

 

**********

 

<香田家・居間>

鈴) モデル?

タカ) 毎日来てるの、あの人。

鈴) 毎日?

克子) 花村奈保美さんいうんやって。

タカ) 朝9時に来て、夕方4時まで。

 お昼ごはん以外は、ずっと2人で

 アトリエに籠もってるの。

鈴) 籠もってる!?

タカ) そらモデルさんなんやから。

鈴) どうして急に、

 女の人の絵なんか描きだしたの?

タカ) お母さんが好きにしろって言うたからよ。

鈴) もし、間違いが起こったらどうするのよ。

克子) お母さん。忠彦さんは職業画家よ。

 そんなこと絶対にありません。

 フッ…そんなに美人でもないし。

タカ) そんなん分からないでしょ。

克子) タカ。あなたも画家の娘なんやったら

 分かってあげなさい。お父さんは芸術家な

 んよ。よそのお父さんとは違うの。

タカ) ああ~!

克子) えっ!?

タカ) あんなことしてる~!

鈴) いいの、克子。

克子) 別に。

鈴) 私は、知らないわよ。

 男は船で、女は海だの、分かったふうな

 こと言うてたけど、どうなっても、知らな

 いから。何か、甘いもんない? タカ。

タカ) 男は海で、女は船って、何!?

(縫い物をしながらアトリエを見る克子)

克子) あっ! 痛…。

 

**********

 

<池田信用組合・理事長室>

真一) 金庫にはもうほとんど現金が

 ありません。このままだと、いずれ

 カラになりますよ。

萬平) (ため息)

真一) もう新規の融資も、

 追加融資もやめましょう。

 織田島製作所も…。

萬平) あそこは駄目です。

真一) 理事長!

萬平) もうすぐなんです。

 万能調理器は、もう完成するんです。

 お願いします、真一さん。

 

**********

 

電・萬平) そこをなんとか、

 助けて頂けないでしょうか。

 船場銀行さんには、必ず恩返ししますから。

 ……はい。そうですか。

 

**********

 

(パーラー白薔薇で働く福子)

 

萬平さんが追い詰められていることを、

福ちゃんは知りませんでした。

 

**********

 

<織田島製作所>

健三) これで、ええんやな。

萬平) 投入口を小さくした分、

 モーターの負荷が減ります。

正) そしたら、試してみましょう。

神部) はい。

久美子) お願いします。

 

**********

 

何だって、一生懸命頑張れば、

絶対にうまくいく。

萬平さんも福ちゃんも、

そう信じていたのです。

 

**********

 

<織田島製作所>

 

そして、

ついにその日がやって来ました。

万能調理器が、完成したのです。

 

正) 出来ました。

久美子) あなた…。

正) ああ。

健三) ありがとうございました。

 立花さん、神部さん。

神部) 僕も、感無量です。

萬平) あとはこれをどうやって

 商品化に持っていくかだ…。

 

**********

 

<池田信用組合・理事長室>

萬平) どこの銀行も…。

真一) 資金援助はできないそうです。

 もう、諦めるしかありません。

萬平) もう一度、梅田銀行に頼みましょう。

 あそこはうちの母店です。

真一) 金を貸すなら、

 担保が必要だと言ってきますよ。

萬平) 担保…。

 

**********

 

<立花家>

萬平) ほら!

源) うお~! お~!

萬平) すごいだろう。ハハハ。

 これが、万能調理器だ。

源) ばんのうちょうりき?

萬平) うん。

(皮をむいたリンゴを調理器に入れる萬平)

福子) あっ、そんな適当に。

萬平) いいんだ。見てろよ。

(リンゴをすり潰す音)

萬平) ほら。

源) うわ~!

鈴) あらま! あ~!

福子) うわうわうわうわうわうわうわ。

鈴) リンゴジュースが出来たわ。

萬平) よし、ほら、飲んでみろ。

源) おいしい!

幸) おいしい!

萬平) だろ!

鈴) おばあちゃんにも頂戴。

 リンゴジュースや。

福子) 私も。うん、リンゴジュースや。

 ほんまにおいしい。

萬平) これが、織田島製作所が作った、

 万能調理器や。まだ、世の中にはない

 商品だぞ。

鈴) こんなん初めて見たわ。

福子) せやから今萬平さんが

 世の中にはないって言うてたでしょ。

萬平) よしほら、お風呂に入っておいで。

 上がったら今度はみかんジュース

 飲ませてやるから。

源) はい。

幸) みかんジュースみかんジュース!

鈴) あんなにうれしそうに。

 よっぽどおいしかったんやねえ。

萬平) いや…福子、お義母さん。

 実は、折り入って、相談があるんです。

福子) 相談?

萬平) うん。

鈴) 何よ急に改まって。

萬平) この万能調理器の次の課題は、

 商品化だ。つまりそれは、これと同じ

 ものを何台も作るということだ。

鈴) そらそうでしょ。

福子) それくらい分かります。

萬平) でもそのためには資金が要る。

 織田島製作所にはそんな金はないし、

 池田信用組合にも、融資する資金は

 ありません。梅田銀行から、資金援助

 を受けるしか、方法がないんです。

鈴) 受ければええやないの。梅田銀行さん

 は、池田信用組合の、母店なんやろ?

萬平) 母店でも、今は不況で、

 なかなか、金を貸してくれません。

 担保が、必要なんです。

福子) 担保?

萬平) この家と土地を、担保にしたいんだ。

鈴) ええっ! そっ…。

萬平) 織田島製作所を応援したいという

 のは、池田信用組合の理事長というより、

 僕個人、強い思いだ。だから、組合には

 迷惑をかけられない。

福子) 待って下さい。

鈴) うちを担保にするっていうことは、

 もし駄目やったら、

 全部取られるってことやないの!

萬平) いや、それはありません。

福子) どうしてですか?

萬平) この万能調理器は必ず売れる。必ず。

鈴) 必ずなんてことは、

 この世の中にありません。

萬平) お義母さんだっておいしいって

 言ってたじゃないですか。

福子) いや、ちょっと待って。

 約束が違います萬平さん。萬平さんがね、

 もうすぐ終わるって言うから、私は、これは

 萬平さんの趣味やと思ってたから何にも

 言わなかったんです。せやけど、いや~

 もう、家や土地を担保に入れるやなんて。

 それは、約束が違います。

萬平) それは自分でも分かってる。

 分かってるからこそこうやって

 相談しているんだ。

鈴) 相談? 

 相談なら、答えは、大反対です。

 絶対に、許しません!

萬平) じゃあお願いします。

 僕の頼みを聞いて下さい。

鈴) 頼まれたって、駄目!

萬平) 8年前、僕があの、理不尽な追徴課税

 を受け入れたのは、国と戦うよりも、自分の

 やりたいことを、やることに、力を注ごうと思

 ったからです。でも思ってもみなかった、巡り

 合わせで、僕は信用組合の理事長になった。

 この仕事も、世の中の役に立つ、人を笑顔

 にする仕事だと思ったからです。僕はそれが

 間違っていたとは思いません。仕事は充実

 していたし、8年間も続けてこられたんだか

 ら、周りの人たちもみんな、それなりに僕の

 ことを評価してくれたんでしょう。でも、織田

 島製作を手伝うようになって、僕は気が付い

 たんです。やっぱり自分が、本当にやりたか

 ったことはこういうことなんだって。僕はずっ 

 と、自分を押さえつけてきたんだって。この

 万能調理器は、織田島製作所の人たちの

 夢でもあり、僕や神部君の夢でもあるんだ。

 せっかくここまで出来たのに、世の中に出

 せないまま、このまま埋もれていくなんて、

 そんなこと僕は、耐えられない。頼む福子!

 僕のわがままを聞いてくれないか。

 さっきの源と人、幸と同じように、世の中の

 人たちを、笑顔にする、幸せにする商品な

 んだ。頼む!

鈴) 駄目よ、福子!

 

(回想)

萬平) 時々フッと思うんだ。自分はこんな

 ことしていていいんだろうかって。

(回想)

萬平) とにかく僕は、

 世の中の役に立つ仕事がしたい。

 みんなが喜んでくれるような仕事を。

 

福子) 分かりました。

鈴) 福子!

福子) (涙)

 私も、おんなじこと思ってましたから。

 8年前、本当の萬平さんに戻って下さい

 って言うたのは、私ですから。

萬平) ありがとう、福子。

鈴) ああ…。(泣)

萬平) よし、絶対売れる。

 必ず売れますお義母さん。

 大丈夫ですって。

福子) 大丈夫。

(泣き崩れる鈴の横で微笑んでいる福子)

萬平) ありがとう、福子。

 

**********
 

ボーっとものづくりしてんじゃねーよ!!って…

チコちゃんに叱られてほしかったよ、萬平さん。

 

万能調理器というよりは…萬平の煩悩調理器

なんじゃないの? と思ってしまったよ(苦笑)。

物語の前半を使った壮大なブーメラン。福ちゃ

んの様々な言動があの萬平さんを助長してき

たのだし…彼のもの作りへの情熱、人の役に

立ちたいという思いは、彼の原点というべきも

のだし…。そこに福ちゃんは惚れてしまったわ

けだしね。ぶしむすがずっと反対してきた中で、

福ちゃんはず~っと賛成し続けてきたわけで。

 

そう…視聴者もまた、いやでも理解せざるを得

ない萬平という男の狂気。うん…知ってた~w

萬平がどういう男なのか、そして福子がどうい

う女なのか、ず~っと見せられてきたからね~。

 

それにしても…織田島製作所の人たちは大丈

夫?…っていうか迷惑しているのでは? 無謀

なチャレンジを止めてくれる有能な人に会って

いたら今より損害も少なく済んだかもしれない。

マッド萬平に出会ったせいで…引くに引けなく

なってしまったかも? 頼んでもいないのに、自

分の家と土地を担保にお金を借りられても…。

 

どんなにいい商品でも、不景気な世の中でそ

んな贅沢品が売れるのか…全く考えてないよ

ね~。万能調理器なんて、あの時代の普通の

主婦にはまったく要らないものだと思うしねw

いや、今だってあの手のものは手入れが面倒

でしまいこまれる道具だし(既に経験済み…)。

 

今までとは違って、大丈夫と言いながら、全然

大丈夫じゃない、全て失う覚悟もしているよう

な、福ちゃんの涙と笑顔が痛々しい。止められ

ない萬平さん。やめられない萬平さん。それが、

萬平さんという人。萬平印の萬平なのよね~。

痛い目に遭うしか…って、痛い目に遭っても懲

りないのも萬平さん…う~む…手、手強い…w

 

 

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