孤独のグルメ Season7
第8話
東京都中野区百軒横丁の
チキン南蛮と地鶏モモ串
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どうなることかと思ったけど、
まさかあんな大口が決まるとは。
ブロードウェイ、いいじゃないか。
ん?
もうこんな時間か。
そろそろこの街も夕食モードだな。
よく見たらここ、
食いもん屋だらけだ。
気が付いたら取り囲まれてる。
何だか急速に、腹が…減った。
よし。店を探そう。
お~あるぞあるぞ。
ここは飲食店の過密地帯。
食のジャングルだ。う~む。
いかん、迷い腹になりそうだ。
大口契約も決まったことだし、
ここは、
お祝いにふさわしい飯を食おう。
いい店を見極めるぞ。
俺は密林の狩人だ。
中華か。
一人中華街、春節爆竹食い。
うわぁ、カレーの匂いって、
どんな決意も一瞬ぐらつかせる
破壊力がある。
う~ん、どうする?
何を食おうか?
何を食うべきか。
ここはまた渋い通りだな。
あれ? のんべえ横丁に
迷い込んじゃったか。
**********
仕事帰りの人々が、
いろんな店に吸い込まれていく。
みんな楽しそうだ。
しかし、下戸の俺の居場所は、
この辺りにはないんだろうか…。
ん? 百軒横丁?
百軒の中には、
俺が腰を落ち着けられる店も、
一軒ぐらいあるに違いない。
よ~し、決めるぞ! 大詰めだ。
ん?
ここは…泪橋。
「泪橋」
これまた泣けるネーミング。
焼き鳥は好きだ。
焼き鳥めしもうまいんだよなぁ。
チキン南蛮、地鶏、宮崎。
俺の空腹を逆なでする
言葉の波状攻撃だ。
泪橋…よし。
俺の百分の一軒はここだ。
ジョーよ、泪橋を逆に渡れ。
明日のために、食うべし、食うべし。
**********
お~! 試合開始のゴング前から
胃袋が飛び出しそうだ。
う~ん、
下戸でも居心地悪くない雰囲気。
当たりだ。
注文の声も温かいじゃないか。
試合開始前から、
会場は熱気に包まれている。
まずはお通し。
そうだったそうだった。
ほう、お通しがおざなりではない。
「アボカドとチーズの正油和え」
技ありのコンビネーション
五郎) いただきます。
うん、ちゃんとおいしい。
飲まないからお通しには敏感なんだ。
こっちはどうだ?
「鶏皮の酢の物」
このコリコリがクセになる。
鶏皮か。
おっ、すごいぞ、この歯応え。
これが地鶏ってやつなのか。
うまい。先制の左ジャブだ。
う~ん。ちょいと甘めなのも、
ウーロン好き、
ウーロン者には悪くない。
さてさて…。
うお~メニューが百花繚乱だ。
目が散って、
どこを見ていいのかわからないぞ。
あった!
この店のファーストインパクト。
糸口はつかんだぞ。
これ中心で組み立てればいい。
串かぁ…
焼き鳥屋ではまずは、串ものだな。
ぼんじり、鶏わさ、地鶏もも。
えっ、鯖?
鯖串か。フッ。
こっちは?
ん? タン?
あっ、こっちは焼きトンか。
トンもいいんだよな~トンちゃんも。
味噌味ねぇ。
あとは、汁。
おっ、あったあった。
**********
「ささ身ときゅうりのごま和え」
胡麻の風味が鼻腔くすぐる
へぇ~。
うん、ささ身にきゅうりはよく似合う。
これはまさに正しいつまみ。
定食屋では会えない味だ。
アボカド? お通しもアボカドなのに、
女子はみんなアボカド好き。フッ。
**********
お~タルタル来たる。
ん~ご飯があれば、
飲み屋だってどこだってパラダイスだ。
「五郎’s居酒屋定食セレクション」
チキン南蛮・豚ばら味噌串・鯖串
ささ身きゅうりのごま和え・麦飯・
鶏ガラスープ
「チキン南蛮」
こりゃすごい…!
食べた瞬間 走る衝撃!
さて、もったいぶらず、
メインからいただこう。
ずっしり。
ん~これはいい鶏だ。
ん~いい。とてもいい。
タルタルがまたすごくいい。
食べたことない味だ。
これが宮崎スタイルなのか。
タルタリストとしては、心にメモだ。
この赤みがかってるの、
何の味なんだろう?
わからん。
わからないままに、うまい。
はぅ~うまいな。
舌と頭が戸惑いながら喜んでいる。
麦飯ってのも
たまに食べるとおいしいんだ。
甘酢も効いてる。
甘タルすごいな~!
南蛮人もびっくりだ。
ん? そういや、南蛮人って誰?
まぁいっか。
あまりのうまさに夢中になってしまった。
ちょっと落ち着こう。
「鶏ガラスープ」
滲みるなぁ・・・!
腹の底まで響く出汁
ん~うまい焼き鳥屋の鶏スープが、
まずいわけがない。
おっ、お宝発見。
さて、第2ラウンドだ…。
「豚ばら味噌串・鯖串」
「鯖串」
鯖好き感動!
塩と炭火がいい塩梅
鯖串、初体験。
お~これは串に刺した焼き魚だ。
いいじゃないか。
鯖ってやつは、
いつも俺を喜ばせてくれる。
いいやつだ。
これからもずっと、仲よくしていこう。
「豚ばら味噌串」
飯によし 酒によし
そこからの、味噌ブー。
う~ん、しっかり味噌。
濃い味だ。これは?
ほ~ら合う合う。
ご飯と豚味噌のコンビネーション、
じわじわうまい。
じわじわ効いてくる。
うん、うん。
これがあるから居酒屋飯はやめられん。
よ~し、再びの、南蛮。
お~やっぱりうまい!
このチキン南蛮のタルタル、
いくつ食べてもそのたびにうまい。
そのたびに恋に落ちる。
こんなチキンを食べてしまったら、
普通のから揚げには戻れんぞ。
あ~もうご飯なくなっちゃうけど、
いいか。
う~ん、
恐るべしチキン南蛮のパンチ力。
ガードが追いつかない。
あっという間に、
ご飯切れに追いこまれてしまった。
だが、その結果、甘んじて受けよう。
五郎) すみません。ご飯もう
一杯もらっていいですか。
最終ラウンド。
あ~本当にときめくうまさだ。
このすごいの4発もらって、
タルタリストとしてはもう、
リングに沈んでもいい。
うん、うん、うん!
は~食った食った。
チキン南蛮、大正解の大満足。
あ~でもやっぱり
もうちょっと戦いたい。
うん? あっちか。
いつの間にかこの店の歯車に
組み込まれてるし。
フッ、でもそれがまた楽しいような。
この店の、アトモスフィア。
おっと、真っ黒な焼き鳥。
五郎) あの、い…今のって?
大将) ああ、地鶏のもも串です。
宮崎名物の、地鶏の炭火焼きを
うちでは、串焼きで出してるんです。
炭火か。
大将) 焼きましょうか?
五郎) ああ、ぜひ。
あっ、2本お願いします。
大将) はい、もも串2本。
**********
おいでなすった。
「地鶏もも串」
これぞ地鶏の醍醐味!
噛めば噛むほど広がる旨味
ダメ押しのワンツー。
この色、この香り…う~ん!
ウホッ! うまい。
この弾力…
噛むほどに旨みが出てくる。
打てば響く地鶏だ。う~ん!
こいつは…こうでしょう!
ダメ押しのKOパンチ。
真っ向から受け止めよう。
よ~し!
うん! バッチリ!
この炭味地鶏…やはり米に合う合う。
うん…この驚異的な歯ごたえ。
う~ん!
噛めば噛むほど幸せになっていく。
敵地、居酒屋でこの大試合。
食う者と食われる者の壮絶な打ち合い。
今夜、このリングに立てたことを、
俺は誇りに思う。
大歓声が耳に聞こえるようだ。
甘タルタルのチキン南蛮から、
炭火真っ黒地鶏まで。
変幻自在の鶏フルコース。
大口が決まったお祝いに、
まさにふさわしい宴だった。
このウーロン茶は勝利の美酒だ。
う~ん…うまかった!
五郎) ごちそうさまでした。
**********
あのタルタルに胃袋つかまれてる人、
絶対多いだろうな。
中野も懐が深い。
電・五郎) はい、井之頭です。
あ…どうも。ごぶさたしてます。
ええ、おかげさまで。
はい、はい…えっ? 来週ですか?
あぁ、はいはい…わかりました。
スケジュールはなんとか。
ええ大丈夫です。はい。
はい、失礼します。
(電話を切る五郎)
五郎) 来週韓国かよ。
いきなりだな…
でも相談ってなんだろう?
あっ! パスポートどこにしまったっけ?
**********
今回は普通に居酒屋メニュー。ここにお酒が
あったらもっと素敵なのにと思ってしまった。
私もタルタル好きなので、かな~り惹かれる
メニュー。焼き鳥もめっちゃ美味しそうだし。
ご飯よりも、お酒が欲しい飲ん兵衛でしたw
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