「とと姉ちゃん」第106回~私は折れません・・・だが謝る!そして花山帰るの巻 | 日々のダダ漏れ

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「とと姉ちゃん」 第106
第18週 「常子、ホットケーキをつくる
私は折れません・・・だが謝る!そして花山帰るの巻


谷) 「あなたの暮し」が終わるかもしれ
  ません。広告主が降りてしまって、
  首が回らなくなったらしい。
花山) もう私には関係ない。
谷) 話だけでも聞いてやって下さい。


**********

花山) 君の言いたい事など分かる。「あなた 
    の暮し」が最後になるかもしれないから、
    最後に私と…っていう事だろう? 君ら
    の思い出作りに協力する気などない。
谷) 「あなたの暮し」は、花山さんにとっても
  大事な雑誌でしょう?
花山) 何を言われようが私に戻る気は…。
美子) 自分でおっしゃった事は守って下さい。
花山) 何?
美子) 花山さん、教えて下さいましたよね?
    自分が出した企画は、最後まで責任を
    持てと。だったら最後までやり遂げてく
    ださい。次の企画は、花山さんの出した
    小麦粉の新しい料理なんですから。
花山) 小麦粉? まさか、君たちは
    私の企画を盗んだのか?
美子) 私が悪いんです。花山さんの考えた
    企画が掲載される事になれば、とと姉
    ちゃんと花山さんがもう一度話し合う
    機会が出来ると思ったんです。でも…。
    その…花山さんの企画だと明かす前に、
    次の出版が最後になりそうになって…。
    出版の準備をしていると、やっぱりとと
    姉ちゃんには花山さんが必要なんだっ
    て思ったんです。「あなたの暮し」は、
    花山さんがいらっしゃらないと成り立
    たないんだって。だからお願いします。
    戻って企画を完成させて下さい。
花山) 随分勝手な言いぐさだな。断る。
美子) 分かりました。諦めます。
谷) おい、いいのか?
花山) これは?
美子) 闇市で探されてた鉛筆です。
    私が気に入ったものを2本選びました。
    お気に召さなければ誰かにあげて下さい。
    谷さん、わざわざありがとうございました。
    失礼します。

**********

谷) 花山さんの気持ちも分かりますが、広告
  も載せない事になったんだし、戻ってやっ
  てもいいんじゃないですか? やりたい事を
  全部やれる、編集長なんていません。それ
  に、小橋君のところ以上に好きな事をやら
  せてくれる環境なんかないでしょう。花山さ
  んは小橋君とだから、小橋君は花山さんと
  だから「あなたの暮し」はできるんだ。
花山) おっしゃる事は分かります。…が、
    あの子が気持ちを改めない限り…。
谷) ああ…それなら、もう、小橋君は気持ちを
  改めてますよ。あ…実は、妹さんだけじゃな
  く、小橋君からも泣きつかれてるんですよ。
  どうしても花山さんを説得してほしいと。
花山) 彼女が?
谷) ええ。自分の過ちに気付いて、謝罪した
  いらいしんですよね。今になって、花山さ
  んの言ってた事が、身にしみて分かったん
  でしょうねえ。あっ、だいぶん、泣き晴らし
  た顔してましたよ。
花山) そうですか…。
谷) うん。


**********

花山) しばらく来ない間にここも変わったな。
常子) そうですか?
    特には変わりないと思いますが。
花山) あそこの机が曲がってる! そこの机も。
    私が毎日帰る前に直していたのに。
常子) 私はあまりそういう事は、
    気にしませんので。
花山) 広告を載せないと決めたそうだね。
常子) はい。
花山) だから最初から言ったんだ!
    結局君はその場しのぎの考えで、余計
    に事態を悪化させただけじゃないか。
常子) 申し訳ありません。ただ、私は社長とし
    て、最善の方法を選んできたつもりです。
    わざわざそんな事をおっしゃりに
    ここまでいらしたんですか?
花山) 何を言っている! 君が私に謝罪した
    いというからここに来たんじゃないか。
常子) 何で私が謝らなければ
    ならないんです?
花山) 私に戻ってきてほしいからだ。
常子) 何をおっしゃってるんですか?
    誰がそんな事…。
花山) 痩せ我慢をするな。私に戻ってきて
    ほしいと谷さんに泣きついたんだろ?
    泣き腫らした顔をして!
常子) そんな事は言ってません!
花山) 言ってた話と違うじゃないか!
谷) あ…。脚色だよ…脚色。お互い素直に
  なれないから、俺なりのプレゼント。
花山) 全く不愉快だ! 失礼する。
美子) 待って下さい。
常子) お帰りになる前に、お伝えしたい事が
    あります。次の号で、ものすごくいい企
    画を、美子が思いついたんです。私た
    ちだけでも今まで以上の雑誌を作って
    みせますから。
美子) それは違うの。小麦粉の企画は、
    花山さんの発案なの。
常子) どういう事?
美子) 私が、花山さんから企画の話を聞いて
    て、それをみんなに…。ごめんなさい。
谷) あ…それで、
  その小麦粉を使った料理ってのは?
鞠子) ホットケーキです。
花山) ホットケーキ?
宗吉) ああ…パンの代用品になって、
    どの家庭でも簡単に作れる。
花山) ああ…確かにいいアイデアだな。
    結局私は何も思いつかなかった。
水田) そうか…。
    花山さんでもそうなんですね。
    ホットケーキには、2人じゃなきゃ、
    辿りつけなかったって事ですよね。
鞠子) うん。やっぱり、
    2人じゃなきゃ作れないって事ですね。
美子) 花山さん、お願いします。
    戻ってきて下さい。
    とと姉ちゃんからもお願いして。
宗吉) あ~辛気くせえのは嫌なんだよ。
    ま~るく収めようぜ。
    ホットケーキみてえによ。
谷) 小橋君。折れるべき時には折れる事も、
  社長業の秘訣だよ。
常子) 私は折れません。
鞠子) とと姉!
常子) 花山さん。
    この度は申し訳ありませんでした!
    「あなたの暮し」の理念を決して折らない
    ためには、花山さんがどうしても必要な
    んです。今回の出版が最後になってしま
    うかもしれませんが、どうかもう一度だけ
    帰ってきて頂けませんか?
    お願いします!
鞠子・美子) お願いします!
花山) うん、まあ…そこまで言われては
    しかたがないね。
常子) 今…花山さんがおっしゃっていた、広告
    をとる事の恐ろしさを、身にしみて感じて
    おります。ですが、あの時あの判断をし
    なければ、5号で恐らく潰れていたでしょ
    う。私は、この会社と雑誌を守らなければ
    なりません。ですから、これからぶつかる
    事もあるとは思いますが、私は販売拡大
    と管理に、一生懸命努力していきたいと
    思います。花山さんは、一切の妥協をせ
    ずに、よりよい雑誌作りに集中して下さい。
花山) 分かった。
常子) 今後とも、よろしくお願いします!
鞠子・美子) お願いします!
花山) こちらこそ。
美子) 谷さん。
    ご尽力頂き、ありがとうございました。
谷) 何言ってんだ…礼なんていらないよ。
美子) ゆうべ一緒に、
    花山さんを説得しに行って下さったの。
常子) そうだったんですか。
    ありがとうございました。
谷) 本当にもういいって。
  礼ならもうもらってるしね。
美子) えっ?
谷) 君が買った1本…あの鉛筆。
  そして、もう1本は、
  花山さんが気に入ったんだとさ。
美子) そうなんですか?
谷) 小橋君。皆さん。
  これからも、応援してますよ。
常子) ありがとうございます。
鞠子・美子) ありがとうございます。

**********

花山) 突然で申し訳ない。
    今からお店へ伺っても?
宗吉) 今からですかい? 構わねえけど…。
花山) それから、君にも協力してもらおう。
水田) え…僕ですか?


花山が何をたくらんでいるのか。
常子は戸惑いながらも、
ワクワクとした思いが
込み上げているのを感じていました。


**********

「とと姉ちゃん」を楽しくご覧になっている皆様
は、この先は、華麗にスルーでお願いします。


まるまる15分、どうでもいい茶番劇を見せられ
た気分。常子と花山のシーンでは、不快指数
マックス。いやいやいや…ここまでヒロインを
嫌な女に描いてみせるって、すごすぎでしょ!
花山に正論を言わせて、分かっててやってい
るんですよ~的なアピールを脚本家はしてい
るつもりなんだろうけど、だとしても、常子のリ
アクションがおかしいから~! 脚本家お得意
の、論点が巧妙にすり替えられていくセリフま
わしのせいで、ほとんどどさくさに紛れて全て
解決したかのようになっているけど…。何も解
決してないし、常子は、相変わらず何も理解し
てはいないし、理解して謝罪しているようには
見えない。花山が言っていた事を本当に理解
し、自分の過ちを自覚し、広告を取る事の恐ろ
しさを身にしみていたならば、花山が会社に来
た時点での、常子のあの態度はあり得ない!

そもそも、会社が潰れる潰れると、念仏のよう
に唱えるばかりで、企業努力を全くとしてやっ
てこなかったのだから。雑誌が売れない理由
を追及しようともしないし、大きすぎる事務所
を見直そうともしない。他の広告主を探しても
みない。会社が潰れて社員を路頭に迷わせ
るかもしれないという危機感が感じられない。
社長として広告のために花山を切ったことを
後悔しないというなら、もっともっと、会社をあ
がいてみせないと~。万策尽きたと思うまで。

人と人の物語が見たいのに、ホイコーローの
CMコンビのツーショットシーンをつくりあげる
ためだけの無茶苦茶な展開にしてしまうのが
脚本家のダメダメなところ。さんざんぶ~たれ
た態度をさせといて、「私は折れません!」と
まで言わせといての…だが謝る!のヒロイン
で共感してもらえると思っているとしたら…プ
ロとして情けなさすぎる。ナレで無理やりワク
ワク感を出されても…ホント、無理だから~!


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