「とと姉ちゃん」第102回~汚いやり口に激怒。花山、編集長やめるってよ! | 日々のダダ漏れ

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「とと姉ちゃん」 第102
第17週 「常子、花山と断絶する
汚いやり口に激怒。花山、編集長やめるってよ!


谷) 編集長としては、理想の雑誌を追求する
  花山さんの気持ちも分
かる。そのために、
  もう一度直線裁ちの
ような発明を、と内心
  焦りはあるかもな。
常子) あの人がですか?
    そんなそぶり全然…。
谷) 編集長ってもんは、往々にして
  気難しくて、誇り高いもんなんだよ。
相田) そうなんですか?
    じゃあ、今度の編集長も?
谷) ああ。俺と違って短気だから、
  覚悟しとけよ!
相田) え~。
富樫) 五反田さんが羨ましいですよ。
五反田) えっ?
相田) これからは悠々自適な
    作家生活じゃないですか。
五反田) ハハッ。そんないいもんじゃないよ。
     独り立ちして、仕事が来るかも分から
     ないし。まあ…しばらくはすいとんば
     かりすすって暮らす事になるだろうな。
常子) 五反田さんなら大丈夫ですよ。
五反田) これはこれは。出版社の社長様に
     そう言われて、光栄です。
常子) からかわないで下さい。
五反田) さっきの話だけど、花山さんだって
     わからず屋じゃない。君自身の口で、
     誠意をもって伝えれば、分かってくれ
     ると思うよ。
常子) はい。


**********

そして迎えた、第5号の発売日。

水田) 美子さん、上機嫌ですね。
美子) 分かります? 実は昨日、ようやく
    「これは」っていうものを見つけた
    んです。ほら。
水田) 鉛筆?
美子) はい。以前花山さんと買いに行った
    んですけど、その時は買えなくて。
    きっと喜んで下さるはずです。
水田) …だといいんですが。
    今日、伝えるんですよね?
    広告載せた事。
美子) えっ。
水田) 大丈夫ですかね…。
常子) 私の口から、きちんとお話しします。
美子) 私どうなっても知らないからね。
鞠子) ひどい言い方しないの。
常子) 花山さんが出社してらしたら、
    すぐに話すわ。


**********

常子) 最新号なんですが…。
花山) 原稿に間違いでもあったか?
常子) 裏表紙をご覧下さい。
花山) 何だこれは!
    なぜ料理学校の広告が載っている!
常子) やはり、どうしても資金が足りなかっ
    たんです。広告はこの誌面だけです。
花山) 言い訳など結構!
常子) ですが…。
花山) なぜ今まで黙っていた?
常子) それは申し訳ありません。
水田) すみません。あの、僕が…。
常子) いや、こうでもしないと認めて
    頂けないと思ったんです。
花山) こうすれば私が認めると思ったのか?
    認めるも何も出来上がってしまってい
    ては反対もできないじゃないか!
    汚いやり口だな。
    なぜ理解してくれない!
    広告を載せてしまうと、読者の
    ための記事に制約が生まれる
    かもしれないんだぞ!
常子) ですから、雑誌の内容には口を出
    さないように約束を取り付けました。
花山) 甘いよ。常子さん。残念だが、
    もう君と雑誌は作れない。
鞠子) どういう意味ですか?
花山) 編集長は辞めさせてもらう!
美子) 花山さん!

(部屋を出て行く花山)
美子) とと姉ちゃん!

**********

常子) 本気でお辞めになる
    つもりなんですか?
花山) 私はいつでも本気だ。
常子) 待って下さい。
花山) 辞表は要らんだろう。
常子) 花山さん。
花山) 広告はそれほど大事な事だったんだ。
    進退を懸けるほどにね。君にそれが
    伝わっていなかったのは残念だ。
    同じ思いで雑誌を作っていると
    思っていたんだが。
常子) それは、同じだと思います。
    毎日の暮しを守るために…。
花山) 口では何とでも言える!
常子) 私そんなにいけない事したでしょうか?
    雑誌の内容自体は
    何も変わってないんですよ。
花山) その1ページが命取りになる!
常子) ですけど、お金がなければ雑誌を出す
    事すらできません。それじゃみんなや花
    山さんのお給金だって払えません。
花山) じゃあ君は、
    金のために魂を売るのか!
常子) そういう訳では…。
花山) 私はそんな雑誌ならば出すべきでは
    ないと考える。君は生きるために雑誌
    を出すべきだと考えた。相いれないの
    かもしれないな。
常子) お願いします。残って下さい。
    「あなたの暮し」は私たちが生み
    出した雑誌じゃないですか。
    見捨てないで下さい!
花山) そうさせたのは君たちだ!
    世話になったね。
美子) 花山さん…。

(会社を出て行く花山)

**********

美子) 本当に辞めちゃったの?
水田) 恐らく…。
美子) ねえ、今からでも遅くないよ。
    とと姉ちゃん、謝って!
鞠子) 謝る必要ないわ!
    こうするしかなかったんだから。
美子) でも…。
水田) あの様子では、
    聞く耳を持ってくれないでしょう。
    我々で、何とかするしか…。


**********

常子と花山は、別々の道を、
歩き始める事になってしまったのです。


**********

「とと姉ちゃん」を楽しくご覧になっている皆様
は、この先は、華麗にスルーでお願いします。


今に始まったわけじゃなく、出だしからず~っと
そうだったので、いまさらの話ではあるけれど。
脚本家のセンスがおかしい。何もかも史実通り
にしろと言いたいわけではないし、面白ければ、
ドラマ的に盛り上がるのならば、創作も大歓迎。
ヒロインがより輝くためのフィクションは…アリ!

ところがこの脚本家は、史実のエピソードをわ
ざわざ改悪し、わざわざ不快なエピソードに仕
立て上げるという、意味不明な創作をし続ける。
今回のエピソードも、モチーフとなっている人た
ちを全員貶める、ひたすら不快なフィクションに
仕上がっていて、ただただ呆れ果てるばかり…。

何でわざわざ、こんなバカバカしいお話をつくり
だすのか…。この先どうなるか、ワクワクするよ
うな気持ちに一度もなった事がない。先が読め
ても、それでも面白いドラマはたくさんあるけれ
ど、このドラマは不快指数が増していくばかり。
モチーフの人とはどんどん真逆の人になってい
くヒロインにうんざり。好感が持てる人がいない
ドラマって…。一体、どこを目指しているのか?
何を描きたいのか? もうこれ、「暮しの手帖」を
パクって失敗した、大橋鎮子さんのマネをして、
大失敗した、小橋常子という、「暮しの手帖」の
まねっこ守銭奴のお話…って事でいいのでは?
そして花山さんは、本物の、「暮しの手帖社」に
転職しました~ってお話でw もうそれでいいよ。
「暮しの手帖」をモチーフと言うことすらおこがま
しい。最後の最後に、本物の鎮子さんに常子が
すみませんでしたって謝る話でいいと思うよ…。


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