「とと姉ちゃん」第35回~小橋家通信からの~美子、川に落ちる!の巻 | 日々のダダ漏れ

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「とと姉ちゃん」 第35回
第6週 「常子、竹蔵の思いを知る
小橋家通信からの~美子、川に落ちる!の巻


常子) かか! かか! かか!
照代) あら、お帰り。君子さんなら2階よ。
常子) ありがとうございます。

(2階の部屋に行く常子)
常子) かか。
君子) どうしたの? そんなに慌てて。
常子) これを見て頂けませんか。
    ととの手紙です。


**********

(川で遊んでいる美子)
男性) おい! 危ねえぞ。すぐに戻れ。
美子) はい。


**********

竹蔵) 「拝啓。お母様。先日は、急な訪問、
    大変申し訳ございませんでした。今回
    お送りするこの手紙ですが、手紙とい
    うほどのものではございませんので、
    お返事は不要です。一方的に、小橋
    家通信として、こちらの様子をお送り
    します。もし、ご興味がございましたら、
    お読み下さい。さて、小橋家通信第一
    号としては、我が家に生まれたばかり
    の長女、常子の事をお伝え致します」。


鞠子) ととの字…久しぶりに見た。
常子) 15年前から、亡くなるまで、ととは
    毎月おばあ様に、手紙を送ってい
    たそうなんです。おばあ様も、
    それを大切に保管して…。


竹蔵) 「先日、一番下の美子が、一人でお使い
    に行きました。八百屋でジャガイモを買う
    だけの、簡単なお使いでしたが、泣いて
    帰ってきてしまいました。親離れするには、
    まだまだ時間がかかりそうです。鞠子は、
    なかなか賢い子です。一緒に出かけると、
    必ず本を、ねだられてしまいます。将来
    が楽しみですが、本を読み過ぎ、目が悪
    くなってしまわないか、危惧しております。
    一番上の常子は、今日も勝手に、仕事場
    の物干し台に上がり、職人の方を、困ら
    せておりました。もちろん私も叱ったので
    すが、なぜ上がったのか尋ねると、つづ
    り方を書くために、美しい風景が、見たか
    ったからだそうです。高い物干し台の上
    から、風になびく、染め物を見たかったの
    だそうです。実はそれを聞いて、私は常
    子を、褒めたくなりました。なかなか面白
    い感性を持った子です。この感性を失う
    事なく育ってほしいと、切に願っておりま
    す。そうそう、常子が物干し台に上がった
    時の、君子さんが傑作でした。よほど慌
    てたのか、大きなザルを持って、駆けつ
    けてきました。そんなものでは常子を受け
    止めきれないというのに。君子さんは、時
    々どこか抜けていて、一緒にいると、とて
    も微笑ましいです」。


君子) (すすり泣き)
常子) ととらしいですね。
    私たちのささいな出来事ばかり。
    ととの手紙を読んで、おばあ様は、とと
    や、かかや、私たちの暮らしを認める
    ように、考えを変えていったそうなんで
    す。15年かけて。それ…。


(回想) 
滝子) 常子を見ていると、感心するよ。
常子) 感心?
滝子) 竹蔵さんも君子も、よくぞ、常子の
    ような娘に、育てたもんだって。
常子) 私なんて…。
滝子) 君子が正しかったんだねえ。
    間違っていたのは、私だよ。


君子) おばあ様が…。そんな事を…。
常子) 最後に…「もう一度、きちんと話し合
    う機会をくれないか。今すぐ、おみくじ
    を引いたお寺に来てほしい」と。


(回想)
君子) はぁ~また大凶だった。
滝子) 安心おし、君子。
    お前に何が起きようが、
    私が守ってあげるから。
君子) はい。


**********

美子) あっ。
(川に落ちる美子)
滝子) 美子!
隈井) 美子ちゃん!
滝子) 美子! 美子!

(騒ぐ声)
常子) 美子!
(川に飛び込む常子)
君子) 常子!
鞠子) とと姉!
滝子) 常子。

(川の中を泳ぐ常子)
鞠子) かか!
隈井) お前ら! 子供助けろ!

(川に飛び込む男たち)
君子) 美子!
滝子) 美子!
常子) 美子! 美子!
滝子) 常子! 常子! 美子は、あっちだよ!
常子) はい!
君子) 美子!
鞠子) 美子!

(泳ぎながら美子を探す常子)
常子) 美子!
君子) 美子…。
滝子) 美子!

(川の中の美子を助ける常子)
鞠子) とと姉!
(くずれ落ちる滝子)
隈井) 女将さん…しっかりして、女将さん。
美子) (せきこみ)
常子) 大丈夫、大丈夫。大丈夫。
    よしよしよしよし…。


**********

君子) 美子…。
美子) かか…(泣)。
君子) 美子…。大丈夫?
美子) ごめんなさい…。あんな所で遊んで。
君子) もう、川に近づかないでね。
    どうして川に…。
美子) 一人で遊ぶとこなかったから…。
    家はみんな忙しそうだし。
    私、どこにもいるところが…。
常子) ごめんね、よっちゃん。お姉ちゃん達、
    自分達の事ばっかりで、よっちゃんの
    事構ってあげられなくてごめんね。
鞠子) ごめんね。
美子) ううん。
君子) ごめんね、美子。ごめんね。
滝子) 美子。
美子) おばあちゃま…。
滝子) 美子、許しておくれ。私が悪かった。
    また、おやつをもらいに来ておくれ。
美子) 本当?
滝子) 常子。よくやったねえ。
常子) いえ。
君子) お母様。ご心配をおかけして、
    申し訳ございませんでした。
滝子) 無事でいてくれたら、いいんだよ。
君子) あの…私…。
滝子) 話は、後だ。
    濡れたままじゃ風邪ひいちまうよ。
    2人とも、風呂に入って、
    あったまっといで。
常子) はい。

**********

今や朝ドラ名物? ヒロインが水の中に飛び込
むのが定番となりつつあるような…。とはいえ、
ちょっとね、無理がありすぎるというか…ずっと
そこで働いてきたはずの男衆が三人も飛び込
んだら、あっという間に助けられてしまうと思う
のだけれど。そこは、屈強な男達が美子と常子
を助けた、でもよかったんじゃ? 常子の無茶を
叱りつつ、褒めるというか、そこは後先構わず
飛び込んでしまうヒロインらしさだけで十分とい
うか…。ヒロイン上げのエピソードにしたかった
んだろうけど、どうもやりすぎ感が否めなくて。

それより何より…気になるのが、放置プレーさ
れたままの社長さん。そもそも、配達の途中だ
ったよね。わざわざ出張のついでとはいえ、会
いにきてくれた社長さんを、母親に会わせる事
もなく、そのまま帰らせた? おばあ様より先に、
まずはかかに、社長さんの事を話さないと~!
援助されてたのに恩知らずの一家だよ、ホント。
ととの手紙、実は…話をするためだけのキャラ。
その話も、今頃するっていうのも変なんだけど。

でもまあ、実は今日の放送を観る前に、秘かに
妄想して楽しんでいて…。常子が生まれて以来、
月に一度手紙を書いていたという事から、あの、
ととがこだわった小橋家の家訓の1つ、「月に1
度、家族皆でお出掛けすること」の真の意味が、
謎が…解けた!と思いついたところから妄想が
スタート。そう、つまり、滝子に月に一度手紙を
書くために、月に一度のお出掛けが必要だった
んじゃね?って。イベントがあった方が書きやす
いし、いい父親アピールもできる。まさに一石二
鳥!(夏休みの宿題の日記でも、お出掛けとか、
イベントの話の方が書きやすいもんね~) 例の、
紅葉狩りに行けなかった時、実は、内心ととが
一番困っていたりして…。手紙に書くネタがぁ!
と困っているととを想像したら、微笑ましくて…。
意外と姑息なととの小心ぶりを勝手に妄想して、
勝手にととかわいいな~と盛り上がる私。残念
ながら実際の小橋家通信は、想定内の、でも、
いつものこれ、絶対昭和の感覚じゃないよね?
って手紙の内容だったけれど。期待したとおり、
ちびよっちゃんが見られただけでもうけもの~。


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