球磨川沿いに親戚がおり、幼い頃の夏休みは田舎で過ごしていました。
クワガタを取ったり、ザリガニを釣ったり、球磨川で泳いだりと、絵に描いたような昭和60年代の日本の夏。
僕の原風景です。
今、この写真で写っている場所も、今回の大雨により水没しています。
地元・九州を襲っている大水害。
コロナ禍の災害ということもあり、とても心配しています。
被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
熊本地震の際と同じように、故郷の壊れゆく姿にただただ言葉を失うばかりです。
駅舎も昭和の風情を残し、僕が行っていた当時は戦時中の防空壕なども駅前に残っていました。
また、歴史ある温泉地でもあります。
電車の中、祖母と昔話をした人吉駅も、水害に見舞われました。
(写真は、Twitterからお借りしました)
僕も、何度となく行きました。
この風景は、日本三大車窓にも数えられています。
人吉から八代(い草で有名、八代亜紀の出身地)へ抜けるには、山の中に走っている高速道路、もしくは球磨川沿いに走る一般道を通ります。
また、その道路に沿ってJR肥薩線も走っています。
かなり山あいの交通網です。
日本三大急流と謳われる球磨川の雄大で壮大な眺めは素晴らしいものですが、一部で土砂崩れが起きると、その地区は簡単に孤立してしまいます。
人口が少ないため、都会とは違い、夜は暗闇に覆われる場所も多々あります。
インフラが十分整っているとは限らない場所も。
人吉をはじめ、芦北町、球磨村などにお住まいの皆さまの不安は、いかばかりでしょうか。
復旧には時間がかかると思いますが、いつの日か球磨川沿いの静かで美しい街並みが戻ること、活気を取り戻すことを祈るばかりです。
読者の皆さま。
もし機会があれば、コンビニへの寄付でも、思いを馳せていただくだけでも構いません。
我が故郷のため、どうぞご支援いただければ幸いです。
ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
僕も、熊本出身者として、出来ることを考えていこうと思っています。
これから九州の北部にかけて大雨との予報も出ております。
さらなる被害が広がらないことを願います。
ここ数年、判を押したように西日本のどこかで水害をもたらす梅雨。
僕が九州にいた約20年前には、このような被害は多くなかったと記憶しています。
改めて、環境の変化、そして異常さを感じられずにはいられません。
例年、空梅雨の多い関東でも、今年は良く雨が降ります。
今は日本全国、いつどのような災害が起こっても、おかしくない時代です。
皆さま、十分に気をつけて、このコロナ禍の梅雨末期を乗り切りましょう。