僕は、去年が本厄、今年が後厄なんです。
そして、10年ほど前にうっかり細木数子の本を手に取り、うっかり調べてしまったが最後、まさにちょうど厄の時期に大殺界で、
「こりゃあ、四十になったら大病を患うか、もしくは死ぬな(汗)」
と、ずっと思っていました。
が、おかげさまで無事に生き、無事に仕事も出来ているので、念には念を!ということで、早朝厄落としをしてきました。
向かったのは、厄除け大師として名高い川崎大師です。
先日行った寒川神社編はこちら
到着したのは、なんと午前5時!
・・・時間を見誤りました・・・。(思いのほか近かった)
真っ暗の川崎大師には、まだ人っ子一人おりません。
横浜に住みはじめてから、正月には何度も参拝していますが、正月の混みようと言ったら、田舎者の僕からすると常軌を逸しています。
かつて、拝殿に着くまでに4時間(!!)かかった年もありました。
こうなると、むざむざ風邪を引きに来ているようなもの。
手水舍で手を清めるどころではありません。
参道の正中も何もあったもんじゃありません。
そんな混雑が嘘のように、静まり返る参道。
川崎大師といえば、厄除けダルマ、厄除け飴などが有名ですが、もちろんまだお店は開いてません。
貸切の街を歩いて、いざ境内へ。
5時半を過ぎると、お護摩(ごま)の受付を待つ人たちがちらほら出てきました。
お護摩とは、〈焚く〉〈焼く〉などの意味をもつことばで、仏の智慧の火を以て煩悩(苦の根元)を焼きつくすこと。
護摩修行をすることにより、煩悩を焼き浄め、大厄を消除させるのです。
今回は護摩祈祷はしませんでしたが(もう寒くて寒くて限界!)、近くぜひまた伺いたいと思ってます。
拝殿も、朝の訪れとともに開きましたので、しっかりとお参り。
ここに、弘法大師様の像が祀られています。
良くも悪くも、起こる日々の出来事に、ダルマのように正面から向かい合い、時に倒され、軽やかに受け流せる時もあれば、また倒され、そして起き上がる。
そうありたいな!、負けるものか!と、高揚した気持ちで帰路に着いたのでありました。