さとごころ
里ごころというのか、なんというか。
先の週末に、15年前のシェンヤン留学時代の仲よしMiと
そのいとこのAちゃんが子供たちを連れて大連に来てくれた。
環はそのお兄ちゃん達と遊ぶのが楽しくて楽しくて。
本当に楽しくて毎日「お兄ちゃんは?」と朝起きると聞かれた。
(写真は旅順博物館の入口)
帰ってしまったのに、今日も朝から「お兄ちゃんは?」と言う。
帰ったと言うと
「たまきも飛行機に乗ってお兄ちゃん行く~」とだだをこねる。
挙句の果ては
「おこたん(環の祖母・私の母。こう呼んでいる。)に会いたい~。」
「おこたん~おこたん~おこたん~・・・・(エンドレス)」
涙がぽろぽろ。
自分の会いたい人は皆、飛行機に乗ったあっちにいるんだと分かってて
だからドアから出て行くんだ行くんだと言う。
見てて、なんだか切なくなった。
たまきの日本での生活時間は短いけれど、
これもやっぱり里ごころなのかしら。
こんなにちっちゃいたまきにも、やっぱり母国はあるんだな、とおもった。