ルサンチマン ブログ -8ページ目

ルサンチマン ブログ

わかんないことだらけ

ハプスブルク帝国の情報メディア革命―近代郵便制度の誕生 (集英社新書)/菊池 良生
¥735
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  便網の発達と社会の発展がリンクしているように見えてくる面白い本でした。

郵便制度がもたらしたものとしては、


・定期的に配達される → それに合わせて人々に生活リズムができる

・郵便が届く範囲が国家の範囲、手紙の検閲、郵便網と共に役人も地方に送って監視

国家財源としての郵便

・商人の為替決済が可能になり、経済活発化

・空間の拡大 - スピードが要求されるように

・郵便輸送網を活用して旅行業発展

・活版印刷技術と合わさって世論の形成

・文化のメルクマールとしての手紙熱 - いっぱい書く、いっぱい届くとうれしい

・郵便網が国の統一感つくる、あるいは越境を促す

など、けっこう色々な影響があったみたいですね。広い地域に影響を及ぼすグローバリゼーションの先駆けでもあったようです。


 決済がしやすくなったり、情報・コミュニケーションの流通を高める・壁を越える、という意味では、インターネットのご先祖的な位置づけかもしれません。

 当時、検閲されてしまう郵便制度の中で、よりプライバシーを保った民間の飛脚業者が流行っていったことを考えると、これからのインターネットにも、独自の通信経路、暗号技術でよりプライバシーを守ってくれるサービスが求められるようになっていくのかもしれませんね。


メモ:

・ルトヴィヒカルムス『郵便の世界史』

・タクシス家

・活版印刷された文字 - 意見に威厳性つく

・仏 リシュリュー 郵便に国家警察の観点導入

・ローランド・ヒル - 郵便料金安くした - 赤字だったが、経済活発化

Excelで学ぶ遺伝的アルゴリズム/伊庭 斉志
¥3,990
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 る環境に生き物がどうやって適応していくかを、より高い山に登るゲームというモデルに表してシミュレーションしたりする本です。
 
 理論とかは半分理解程度でしたが、著者のホームページにて配布されているシミュレーションのソフトを動かしてみるだけでも面白いかもです。高い山に登れるほど高得点(=適応)で、生き物が世代を経るに連れて高い山に登れるものが増えていく過程を見ることができます。


 シミュレーションでは、生き物は交配によって世代を重ねるにつれて変わっていくのですが、前回高得点だったものをエリートとして、次世代にそのまま変えずにコピーすることもできます。こうやって見ると、前回のゲームと今回のゲームが同じである安定な状況でのみエリートは存在できて、めまぐるしく変わる環境(=前回高得点でも次回には通じない環境)ではエリートは存在し得ないのかな?と思いました。


遺伝的アルゴリズムは、株価為替の予測、ロボットの動作生成、バイオ処理ゲノム解析、音楽の自動作曲、コンテナの配置、効率的電気供給線など、さまざまな分野に使えるようです。

 

 この本でも巡回セールスマンなどの最適経路選択の問題が取り上げられてましたが、最近話題の円盤型のお部屋掃除ロボットにも応用されてそうですね。このあいだ人工知能つき冷蔵庫とかも見かけましたが、自分で考えて状況にあわせる家電も増えていくのかもしれません。


メモ:

・NAHC,SAHC,RMHC

・グレイ表現 - ハミング距離 - 隣の数との違いが1ビット

・PMX - 二点交差の拡張で致死(だぶり)なくす

・TSP、JSSP、ヒューリスティック、IECのグラフィックアート

・木構造 - サイクル満たないグラフ

元素検定/桜井 弘
¥1,890
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 燥したヒジキには無機ヒ素がけっこう入ってて5㌘週3で食べると
体によくないそうです。
 テレビでなじみのない元素の名前をよく聞くようになったので、少しはイメージ
つかめるようにとこの本読んだのですが、けっこう人に必要な栄養・元素を含む食品
に関しても書かれてて、食に関係して見ると元素ってけっこう身近だなあと思えました。

料理も身近な化学と言えそうですね。
 あと、大豆が色々な栄養持ってることもわかりました。豆乳飲もう。
 

メモ:
・豆乳 を 加熱+ニガリ(マグネシウム) → 豆腐
・炭酸リチウム - 神経興奮おさえる - そう病の薬
・ニッケル、チタン - 形状記憶機能 - 人工筋肉にも使われる
・二酸化チタン + 光 → 電子飛び出すと共に表面の汚れ取る 
→ 車のサイドミラーの素材として使われる
・味噌汁(ナトリウム) + ガスコンロ炎 → 黄色の炎
・トンネルの光 - ナトリウム灯
・周期表右に行くほど - 陽子数多い - 電子は強く結び飛び出しにくい
・エネルギー与えると電子飛ぶ 逆に電子つくとエネルギー放出
・亜鉛欠乏 - 特発性低身長症
・高温での磁力低下防ぐ - ジスプロシウム - 夜光塗料にも使われる
・煙感知器 - アメリシウム

甦るチューリング―コンピュータ科学に残された夢/星野 力
¥2,520
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 械と人を判別するチューリング・テストを考案したことで知られる数学者
アラン・チューリングですが、敵軍通信の暗号解析をしていたことや、
ゲイであったことなど、色々な側面を持っている人物のようです。

 中でも、活性因子と抑制因子が働きあって縞模様を形成する現象などから
拡散方程式
というものをつくったのですが、これは生物学などにも関わってくる
方程式のようで、チューリングの思考の射程の広さに驚かされました。


 メモ:
拡散方程式
  d/dt(A1)    =  Da(A2-A1)  +    f(A1,I1)
温度変化速度     物質因子の量    相互作用
・抑制因子の拡大が活性因子の拡大より速いとき、安定が失われる
・二つの物質の拡散速度がちがう - 不安定な現象、パターンを形成
・自分で自分の命令体系変えれる回路 - FPGA
・自意識はコピーできるか? → 一つじゃないとあかんでしょ

ウイルスは生物をどう変えたか―進化の演出者・ウイルスの世界を探る (ブルーバックス)/畑中 正一

¥861
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 ィルスは自前の細胞を持たず、宿主に寄生しないと増えることができません。宿主の細胞に入ると他のウィルスの侵入を防いだり(インターフェアランス)するため、そのような行為から ウィルスが生存競争をする生物であるともいえるようです。また、ウィルスは複製時にできる遺伝子の誤字をそのままにすることで多様性を確保しているそう。

 人にも寄生されることで手に入れたウィルス由来の遺伝子(内在性レトロウィルス)がありますが、有性生殖だけでなく、ウィルスも人の変化や進化に関わっているようです


メモ:

・ある種の粘菌 - 13種の性ある - 下位の性の反乱・不安定要素あり - 2種の性が安定

・受精後 - 父由来のDNAは胎児を大きく、母由来のDNAは小さくして負担を減らす 

- 受精五文字分のDNA伝える争い

・ATP - 保存、必要に応じて燃焼可 - ATPはミトコンドリアのDNAが設計

ミトコンドリアのDNAは交換・進化できない

ATPの生成にリンP必要

Pあるところに生物生まれた

限られたPをどう吸収するか - 地下のPを微生物がとかす - 植物 - 動物へ

・炭素 - 原始からたくさんあり、4つの結合手あり化学反応、化学物質になりやすい

ー生物素材になりやすい

・乳酸菌 - 他の雑菌増えにくい

・大腸菌 - それ自体は病原性ない、水の汚染度示す目安になる、

遺伝情報の解読の仕方が人と同じ - 人の細胞の代わりとして使える

・ 鉄をも溶かす粘性糸状微生物

・しめった土のにおい - 放線菌のにおい

・EBウィルス - キス病

・マウスのセックス依存たんぱく質 - 移動するDNA由来(トランスポゾン) -突然変異を抑える効果も

細胞の基本構造 - DNA+ミトコンドリア(オルガネラ)+リボソーム+細胞膜

を持つ生物だけがセックスする 

R.O.D 1 (集英社スーパーダッシュ文庫)/倉田 英之
¥520
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 イトノベルはブギーポッブは笑わない以来二冊目で久々に読んだのですが、かなりすらすら読めてビックリしますね。とりあえず1巻だけ読了。
 十年前の作品ですが、図書館戦争と同じく本や作家の表現行為の自由がテーマになってるところとか、稀有なビブリオマニア描写のある主人公のキャラがけっこう面白いです。


高度成長期の日本経済--高成長実現の条件は何か (東京大学ものづくり経営研究シリーズ)/著者不明


¥4,620


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 今や当たり前にあるスーパーも高度成長期に発展して行ったようです。

キャッシュレジスターの導入、商品が規格化されていて質に安定性のある銘柄取引によって

先物取引が可能になり、流通効率化・コスト減がなされて進歩していき、

ただ安売りするだけでなく、販売を管理する業種になっていきました。


 また、もともとスーパーだった西友、衣屋だったジャスコも、様々な商品の小売を

扱うGMSへと変わっていく事になります。

 商品をつくっている寡占メーカーからでなく、流通サイドの在庫管理・分類格付け

といった革新によって消費空間が拡大
し、どこにでもスーパーがあるような今の環境が

できあがっていった面もあるようですね。




 


  マネーサプライで刺激 & 生産性アップによる賃上昇で分配 

         


                 +


   流通、マーケティング技術、人口増で補完


といった感じで、高度成長期は消費需要の拡大の歴史でもあるようです。





メモ:


・1950~ 医薬品の乱売と規制


・重油の値下げ


・1956 石油輸入港をもっと作ろう 大型タンカーで輸出増やそう


・黄金の1960年代 - 大企業、大政府、大労組、国有化、合併


・1956 石油輸入港をもっと作ろう 大型タンカーで輸出増やそう


・1960後半 銀行 鉄鋼、化学工に設備投資


・1968 乗用車の生産がトラックの生産を抜く 車の個人需要増


・1970代のエネルギー消費 - 製造業が6割消費


・プロパンガス、灯油が農村に届くように - 新炭で副収入を得ていた農村が

収入失い過疎化 - 逆に太平洋ベルトは過密化


・1980代 トヨタなど 日本的下請けシステム