ルサンチマン ブログ -7ページ目

ルサンチマン ブログ

わかんないことだらけ

トコトン追究 食品・料理・味覚の科学 (KS科学一般書)/都甲 潔
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 ずみは旨みと甘みの区別ができないそう。逆に人はよりエネルギー効率のいい炭水化物(甘み)を識別できるように進化してきたのだそうです。


あと、疲れたときに飲むビールがうまいのは、ストレスがたまると舌ににがみ軽減物質が出るからなのだとか。


 メモ:

・犬 - 酢酸のにおい(長く履いた靴下のにおい等)で人見分ける

・タンパク質の一次構造は遺伝暗号で決まり、調理で変化しない

・ミネラル - C、H、O、N以外のもの

・焼いた肉の肉汁 - タンパク質から離れた水分子

・西欧 → 油絵、油で料理する文化 - ヒマラヤからの下降気流により水がない・悪かったため

逆に東洋は水で溶かす絵の具、水で料理、稲作など上昇気流による湿潤気候による水の文化がある

・肉変換効率  豚35%、羊13%、牛6,5%  豚は4ヶ月の妊娠期間で8頭産むため効率がよく食用の主流に

・中東での豚食タブーの起源 - 当時えさの草は羊、牛の食べる分でいっぱいいっぱい、水もないため豚を飼う余裕なかったから?

・水、油 ← 酢で乳化、まろやかに

・加工肉、生ハムに使われるのは主に豚肉 → 脂質の融点が28~45℃なので人の体内で溶かしやすい

・エネルギー物質のやり取り しない → 結晶になる    する → 神経興奮、自己組織化へ

・脂肪だけでなくATPまで消費しないと痩せない

フシギなくらい見えてくる! 本当にわかる社会学/現代位相研究所編
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 動説などの宗教的教義を信じていた(魔術化)中世から、ニュートンの法則など合理的な世界観を信じるようになる(脱魔術化)近代に変わっていくわけですが、現代においては、自分らしさを買うなどといった消費行動によって再び魔術化が行われているのではないか、というリッツァの主張が面白いです。

 

メモ:
・ギデンズ 再帰的近代 - 統計データなどをみて行動を見直していく近代
・ガーフィンクル - 違背実験 変なことして何が普通なのか探る
・フェスティンガー 認知的不協和 - コストの矛盾を認知で修正
・生政治 - よりよく生かすのが政治の目的 - その目的ゆえによりよく殺す、優生学にも繋がる
・サスキア - 成長産業こそ低賃外人労働者来る


遺伝子とコンピュータ―生命の設計図をひもとく (情報フロンティアシリーズ)/小長谷 明彦
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  要な部分をコードする遺伝子は、突然変異が起こりにくく、進化的に保存される傾向があるそう。

 メモ:
・カイコは絹=タンパク質つくる - タンパク質製造機にもなる
・HIVレトロウィルス - 塩基のズレ多い - 進化速度はやい
・配列の調べ方 - 動的計画法、多重アライメント法、ブラスト法、ファスタ法
・ゲノム百科事典 KEGG
・エネルギーの生産制御は、遺伝子の発現制御で実質的にできる

 

読んでなっとく生物の疑問 -科学の不思議が楽しくわかる- (教えて!左巻先生)/著者不明

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 の鼻の穴が二つあるのは、片方を使ってる間にもう片方の粘膜を休ませる期間を作るためなのだそう。
また、緊張すると手に汗が出るのは、昔ヒトが木の上で過ごしてたころ、手を湿らせて滑り止めにしていたことの名残なのだとか。
 
 あと、草食動物が草ばっか食べてる偏食なのに生きていられるのは、草に含まれない炭水化物、ビタミンB12を腸内細菌がつくってくれているからなのだそうです。

 メモ
・魚死ぬと浮く - 体内に細菌増え、メタン、CO2が溜まるから
・ノミ、シラミは捕食者いない - 食物網
・ひとは進化の過程でビタミンCの合成能力失った?
・遺伝子配列の1文字違いをカタログ化 - HapMap

渋滞学 (新潮選書)/西成 活裕
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 通からインターネットの情報のやり取り、体内でのタンパク質の輸送、アリの動き、果ては相続税まで

流れがあって詰まったり集中が起きたりするものはなんでも渋滞の理論が応用できるようです。半端ないですね。分野横断的でおもしろい本でした。


 
 高速などで渋滞が起きる原因の3割はサグ部といったゆるい上り下り坂、たわみ部分によるものなのだそうです。緩いたわみなのできづかない内に減速し、それが重なって渋滞が起きているそう。


 ある程度車間距離がないとこういった減速が積み重なって大きなものになってしまいます。この本では渋滞を起こす臨界車間距離は40m(1キロメートル当たり25台車がいる状態)と書かれていました。つまり、車間距離40m以下で走らなきゃいけないとき、渋滞に巻き込まれるということですね。いまいち実感がわきませんが条件が具体的な数で表すことができるのは面白いですね。渋滞に巻き込まれてしまったら、まず40m離すようにしてみたら逃れられたりするかな?


 また、人ごみで混雑した中、一つの出口を出なきゃいけないときは、出口の広さが肩幅より少し広い70cm以上の場合は我先にと競争的に出たほうが効率的、出口が70cm以下のときはお互い譲って順番に出たほうが効率的なのだそう。これも今いち実感がわきませんが、まあ強調するか競争するか迷ったときは数理に聞いてみろ、ということでしょうか。


メモ:

・マクドナルド、ギブス ASEP 一方向へのみ進む、隣止まってると動けないモデル

非対称単純排除過程 タンパク質の合成モデルから

・自律粒子 - 常に動く自分で動く 非平衡 非ニュートン

・リトルの公式 待ち時間 × 人の到着率 = 待ち人数

・メタ安定 - 臨界超えてるのに前の状態が続いている

・通信しあって運転 - プラトーン運転

人の密度 - 1平方メートルに5人が限度 200キロの圧力で失神

・アーチ型 - 強固

・アリは混むとフェロモンのやり取りがしやすくなって移動速くなる? 

・行きと帰りが半分半分 - 流量高い

・swarm inteligense - 自然の応用

・ビリヤード、カーリング 三つ以上の多体衝突は解けない

・跳ね返り係数 - 100キロで壁に投げて80キロで帰ってくる - 係数は0.8

・どういう順序でぶつかるかで最終速度が変わってしまう - 非可換

・ルータの流れみる - コマンドプロンプトでtracertコマンド

・tcp/ip - いちいち受け取り確認する慎重な通信

・データの棄却や輻輳あったらウィンドウ数しぼろう

・水の動き → 流体力学でおk 、 粉位体・砂の動き → 未だになぞ

・燃え移らない植林の間隔・分布を考える - パーコレーション(浸透) - 伝染病・うわさにも応用可

・RNA(道路)の上を動くリボソーム(車)が遺伝子を読み取ってタンパク質合成

・抗生物質 - 細胞のリボソームころす

・キネシン - 不妊、臓器反転賞 、マウスのキネシンで学習効果

ATP濃度高いとその分キネシン動く - ATPでキネシンコントロール可

・ディズニーランド - アトラクション優先権のファストパスで客を分散

・パイコネ変換 -コンピュータにはできない

・渋滞学関連 - 数学では確率仮定論、可解モデル、非マルコフ性

            物理では非平衡統計力学、機能性流体力学

・セルオートマトン - 0と1の動き - 渋滞のよう

洒落男(しゃれお)な時代/川島 蓉子

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  ァッションと共にどのようにライフスタイルや価値観が変わっていたかを書いた本です。
 昔の学生運動も、学校を超えた男女の出会いの場になっていたというのが、この間のフジテレビデモの出会い系騒動と繋がるものがあっておもしろいですね。個人的にはそういう動機であっても社会に関わる動機づけになるなら許容されるべきかな、と思います。

メモ:

・アンアン、ノンノ - 趣味、旅、コト

・ポパイ世代 - フィーリング消費、かわいい、スキー、テニス

・ハナコ世代 - クルマ

・団塊ジュニア世代 - 渋カジ、情報・雑誌の多様化、インテリア、アート、音楽、映画

・プリクラ世代 - はずした着こなし、ジャンル超え(メンズーレディース、冬ものー春もの)、コギャル、V男

生物のなかの時間 (PHPサイエンス・ワールド新書)/西川 伸一
¥945
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  人対談の本ですが、他二人が人類学や進化論などと絡めて生物学を語りたがるのに対して、上田泰己先生は安易にそういう思想的なものを絡めず根本的な生命への関心や研究心を持っている感じがして、かなり好感です。思想などを語れるようになると、ある意味そこでもう気持ちよくなってしまって各個明らかにすべき事象への研究心が薄れてしまうような気がします。


人は精巣以外のほとんどすべての細胞に時間を感じ取る時計遺伝子があるそうです。地球の回転や一日と同期してるということですね。これを応用して、北欧などでよくみられる季節性のうつ病なんかも治療できるかもしれないようです。

 読んでも原理はよくわからなかったのですがおそらくは、時計遺伝子によってガンが発生する時刻や、不眠治療にも使われるメラトニンという物質を分泌させる時刻があるていど決められているため、遺伝子をいじって発生する時刻を遅らせる(=発生させない)という手法なのだと思います。これらは遺伝子の発生を後天的に制御するエピジェネティクスという分野に入るよう。


 この間上田先生の講演を聴く機会があったのですがそこでも、元々生存戦略として発達した冬眠(=季節性のうつ病)が現代では病気扱いになることのせつなさをやわらかく説明していましたが、こういった倫理的な面について先生個人はどのように考えているのか気になります。アメリカで問題になったプロザックと共通の問題点があると思います。


 

 今はもう ヒトゲノムが解読されてそこで終わり、でなく、今度はそれでわかったものを使う=細胞を創る時代へとうつりかわりつつあるようです。まだずっと先かと思っていたような技術も、意外に早く実用化されていってるのかもしれません。上田先生をはじめとした若手によって生物学・医学のありかたも変わっていくのかなあ、と感じます。


メモ:

・クレイグ・ヴェンター - セレラ・ジェノミクス社

・原子 有機物が蓄積 - 海洋スープ - 脂質ミセル化 - 高分子コアセルベルトが集積 - 生命

・老化 - 情報を持つことの副作用? 原因は未だに謎

・獲得形質の遺伝 - 単細胞生物なら遺伝する

・ツバキ - 対冬 不凍たんぱく質つくる - 日照時間の変化を察知して

コンピュータのなかの人工社会―マルチエージェントシミュレーションモデルと複雑系/著者不明
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 物連鎖から国際協調まで色々なシミュレーションについての本です。12,13章はCO2削減量取引や通信料取引など実践に近めの題材でしたが難しかったので飛ばしました;

 

 どんなテレビを見るかは、その人の年や性別よりも家族の影響が大きいなど、シミュレーションに過ぎないとはいえ、オモシロそうな結果もけっこうありました。

 あとは、社会契約のシミュレーションで、自分と近い財産を持つものと社会契約(=集団を作る)し、平等を目指す特性を持った個体(エガテリアン)と、自分より低い低い財産を持つものからは奪い取り、自分より財の大きいものと社会契約する個体(セキュリテリアン)では、弱きから奪い強気におもねるセキュリテリアンのほうが、単一社会の形成が早く、社会のサイズも大きく、格差も小さい社会をつくる、という皮肉な結果になっていたのも興味深いです。

 関連して思ったのは、男女雇用機会均等法などの平等を目指した政策にもこういったパラドックスがあるのではないかと思いました。収入の高い女性も増えますが、そういう人は収入なり教養なりのあった人と結婚すると仮定すると、持てるものは持てるものと、持たざるものは持たざるものと組み合わさることとなるのではないでしょうか。

 

 男女間での差は埋まっても、夫婦間・世帯間の格差は逆に大きくなるのではないかと思います。もちろん色々な要素があるので一概に言えませんが、平等はいいものだと無闇に賛成するのではなく、平等が格差をつくってしまうというパラドックスが起こる危険性を、こういったシミュレーションで示して人々の意思決定に役立てることが必要なのかな、と感じました

メモ:

・開発言語 starlogo , swarm , repast , mas ,

・ある番組を11回中5回見る → 5/11 = 0.45 番組への距離として扱う

・国際通信料で得するのは、着信多く国内料金を高く設定できる業者

・国のパワーの評価が変わりやすいと国際システムは不安定 → 首尾一貫した対外姿勢がよい

・周りの環境に我慢できる個体 - 移動しない - 環境に我慢できない個体もいる中では、相対的に拡散する

・被捕食者が増えすぎると捕食者ともども絶滅

・テーマーパークの渋滞情報 - 全員が情報持つと分散起きない

進化するネットワーキング 情報経済の理論と展開/林 紘一郎
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 るノード(点)を通らないと到達できない関係がいくつあるかを示す「媒介性」というものがあります。

企業の取引関係まなどを線でつないだネットワークで表したとき、この媒介性が高いほど、企業の利益が低くなる、という負の相関関係があるそう。

 つなぐ線が密になっている部分と疎になっている部分の両方持ってる場合や、複数の異業種に販売先を持っている場合に媒介性は高くなってしまうそう。


 またシリコンバレーなどの産業集積地帯が発展したのは、エンジェル投資家、ベンチャーキャピタルが地域の企業に資金調達やコンサルティング、情報の媒介を行っていたことにあるそうです。アイディアが一企業の中で終わらないなどのメリットがあるようですね。

 自分の財閥・系列にのみよく投資する日本の場合とは違って、投資家の投資先が被っているなど、投資家間でも投資先の共有が行われているという違いがあるそう。


メモ:

・NTTドコモ、電通、KDDI、ボーダフォン、ソニー、IBMなどをシステムコンテンツの販売先にすると強い競争に

・プライバシー → 情報権 → プライバシーの譲渡・拡大がビジネスに

・新しいサービスがメジャーになるかどうか → 初期にクリティカルマス(普及率10%の近傍)を超えると

後は自己増殖 - 正規分布にならずロジスティック曲線へ

・競争相手の競争環境が自社にも影響 → 単に販売先を増やすのは良くない

・サンクコスト(費用かけても効用を他に転用できない)が高いもの → 公共事業で


クラスター戦略 (有斐閣選書)/著者不明
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 NYのシリコンアレー、デンマークのインシュリン、オランダの花、イタリアの靴・繊維など地域集約的な産業が

行われている例を紹介している本です。理論より事例の紹介が多い感じで、「なるほど」というよりは「へー」という感じの情報が多めの本でした。


メモ:

・マイケル・ポーター - クラスタの融合

・古典的集積 - 渋滞、高賃金、若年労働者の不確保、地価高騰、周辺宅地化で産業の阻害にも

・セイコー、エプソン、三協 - 域外から受注、域内へ外注するこころがけ

・触媒産業としての情報産業

嘔吐 新訳/J‐P・サルトル
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---捉えた音が、優しく滋養豊かに自分たちの内部に流れ込み、若きウェルテルの苦悩のように、自分たちの苦悩が音楽になるだろうと想像しているのだ。美が彼らに同情すると思っているのだ。間抜けな奴らめ!---サクソフォンの4つの音、それが行ったり来たりする。まるでこういっているようだ「わたしたちのようにすべきだ、リズムに合わせて苦しむべきだ」その通りだ!---リズムに合わせて、自分自身への媚びも哀れみもなく乾燥した純粋さを伴って苦しみたい。しかし--- p290