ルサンチマン ブログ -21ページ目

ルサンチマン ブログ

わかんないことだらけ


大腸菌 ~進化のカギを握るミクロな生命体/カール ジンマー

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 体・胎盤をつくる遺伝子はウィルス由来なのだそうです。
そういう生殖によらない水平遺伝子移動をオープンソース進化
と例えていたのが印象的。


メモ:
・抗生物質 - 2/3は役に立ってない
・リンドキスト - ストレスがタンパク質を働かせない
・寄生ウォルバキア - 宿主がメスでないと世代つなげない 
→なので宿主がメスしか産めないようにする
・大腸菌に当てはまることは人にも当てはまる
・ビタミンAは脂肪分と一緒にとらないと効果薄い
・海洋にいるウィルス - 新しい宿主に毎秒2000兆回遺伝子移動
・0157 - 元々おとなしかった

人間はロボットか―知的機械の人間学/Geoff Simons

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 のヒューマニストとは、人間がロボットであるという事実に
直面でき、そのことを喜ぶことができる人たちのことである。p227


 最後にこんなことが書いてありましたが、人間機械論を追及すると、
人間らしさを保ちたいジレンマから、大抵の人はこのような結論に達してる気がします。
個人的には、こういう考え方はニーチェの超人思想にも通じるものがあると思います。

 私も、例えば人の心理うんぬんが科学ですべて証明されてしまって、
人も複雑な機械に過ぎないとわかっても、それを認めて悔しくて
涙が流れるうちはまだ人間らしい、それこそ人間らしさなのではないかと思います。

メモ:
・蹴られてもなんとも言わない物質に罰を与えるのはばかばかしい
・機械の想像力 - 何を目的としているのか分からないシステムの出現
・視床下部 - 愛情制御
・シャックレイ 『Can you feel anything when i do this』
・哺乳類・鳥類 → 体温調節能力進化 → 最近の棲息地
知っているようで知らない免疫の話 ―ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?- (知りたい!サイエンス)/西村 尚子
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 ギ花粉のアレルギーは、元々寄生虫を倒すための抗体が誤認して

作用してるそうです。
 また、白人の1パーセントは遺伝子の関係で先天的にHIVウィルスにかからなくて済むそう。


メモ:

・細菌も細胞構造持ってるためウィルスに感染される

・自己免疫疾患の一種 全身エリテマトーデス アジア・アフリカの女性に多い


本が死ぬところ暴力が生まれる―電子メディア時代における人間性の崩壊/バリー サンダース

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ヴァン・イリイチという人が、内容・文体ともに、次に相手が何をしゃべるか分かってしまうほどに
言語がコミュニケーションに格下げされたことを憂いているのが面白いです。

CMで
 「グリーンだよ!」
 「いいんだよ!」
なんていうのもありましたが、コミュニケーション自体、相手の言うことや自分を
一定の型にはめる(から気持ちがつながる)という性質があると思うので、
次に相手が何しゃべるかわかってしまうのは、致し方ないですね。。。

 テレビやゲームに対して、識字・本を読むことは
身体から分離した「自己」という概念をつくったり、
抽象的な思考(今目の前にないものを考える思考)をする訓練になるそうです。

メモ:
・粉ミルク・幼児教育 - 子を母から分離して定式やルールの世界へ
・遊び - 遊びの条件を自分で決める
・脱学校は教育の否定を意味しない
開発途上国の政治的リーダーたち―祖国の建設と再建に挑んだ14人/石井 貫太郎
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  スタファ・ケマルによるトルコの近代化・世俗化政策で、

スルタン=カリフ制を、イギリスのいいなりになった原因として否定したり、

シャリーア(宗教法)よりも勝るものとして憲法を制定したりするなど、

政教分離が進める過程が面白いです。

 イスラム教はアラブのものであり、トルコにとっては外来に過ぎないとして

アイデンティティから切り離し、

私たちはアラブ人ではなくトルコ人である、という民族意識を作ったのは

ベタかつ見事な手法ですし、これからもそうやって民族は分離と結集を繰り返すのかな、と思います。


メモ:

・共産化の防波堤としてのインドネシア

・インドネシアに対する日本の戦後賠償 → ODAのような構造

情報人類学の射程―フィールドから情報社会を読み解く/奥野 卓司
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ーバート・ウィーナーという人が「有機体を通信文とみなす」的なことを言っていて
興味深いです。この人とクロード・シャノンという人はチェックしてみようと思います。

 

あと梅棹さんの

農業社会     →   工業社会       →  情報社会
(食べ物)          (インフラ)      (ネット・コンピューター)


という社会の発展を人体の機関の形成になぞらえたアナロジー(類比)で


内胚葉充実期   →  外胚葉充実期      →  外胚葉充実期
(消化器官)      (筋肉・骨格)        (神経)


と例えていたのが面白いです。


 とはサテライトオフィスについて。
インターネットやアバターを使うことによって、自宅にいながら仕事ができる
環境のことを言うのですが、これも「場」の認識を覆すものだと思います。
 ネットの中の職場に一瞬で移動でき、かつ一瞬で戻ってこれるというのは、
自分が二つの場所に偏在している、とも言えるかもしれません。

 

通勤や離れた場所の距離感覚を変える技術ですが、
考えてみると元々自動車も、郊外ーオフィス型のワークスタイルを
可能にする画期的なものだったのだと思います。

 アバターに関連して、インターネット的な捉え方をすると、
自動車とは「自分の転送の仕方」の一形態だったのかもしれません。


メモ:
・第二の近代 家庭と社会分離
出産、食、癒しは外のサービスに頼るようになる
もとい、今ビジネスになっているものは元々家庭のもの
・マイカー、マイホーム - 幸せ追求すると隣の人と同じに
・モノが売れない - 情報化の成功 → コトが売れるようになる
・文字の文化と声の文化は違う
・文学青年の行き所が小説から漫画・パソコン・シンガーソングライターに
・若者 - 種の生存の規範からも自由

透明な沈黙/著者不明
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 今日、自分が信じていないことを明日信じることがあるとしても、

だからといって私が今日、間違っていたということではない

アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか/濱野 智史



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 ットの中のシステムやコンテンツがどのようにできたか、どんな仕組みなのか

解説してる本です。経済学者のハイエクの自生的秩序の話なんかを引き合いに出すなど、

境界横断的な分析をしているあたりがいいですね。




 2ちゃんねるのdat落ちによるスレッドのフローは、

常連による新規の排除を抑制する効果があるそうです。

また、匿名であることも誰が常連であるか分からず、

常に常連が流れて新規が混じっていくという

新陳代謝のシステムが、2ちゃんねるの画期的なところのようです。


 


 コニコ動画のコメントシステムも、タイムラインという定規を

つけることによって、どのシーンを見て笑っているのかなどが分かるため、

あたかも不特定多数の人と擬似的に「現在」を共有する(現在を何回も複製できる)、

笑いや感動を同時に享受しているかのような効果が出ているようです。


 家族でコタツに入りながらテレビを見てる感覚に近いかもしれないですね。


 元々現実に行われてきた「みんなで駄弁りながら見る」というのを、

「みんな」の範囲を拡張し、擬似的にリアルタイムでできるようにした

という事でしょう。映像コンテンツに見せかけて、コミュニケーションを

提供しているサービスなのかもしれません。




 基本無料のコンテンツですが、画面下にニコニコ市場として

動画に関連した商品が提示されていて、商品の広告・市場的な

意味合いもあります。






 くよく考えると、こういう構造って昔からあって、昔の地域の商店街と

似ているのではないかと思いました。




 住民は店で品物を買うためだけでなく、他の住民と話すという目的で

商店街に来る人も多いと思います。地域の食堂に大抵テレビが置いてあるのは

まさにみんなで見るためでしょう。


 そう考えると、地域の商店街というのは、コミュニケーションや出会いの場を

与えるという無料のサービスを提供する役割も大きく、

そのついでに商品を買ってもらおうという仕組みがあったのではないでしょうか。

 

 最近ネットサービスでは、最初無料で、利用者の必要に応じて有料コンテンツを

提供する「フリーミアム」という言葉が流行ったようですが、

無料コンテンツを媒介にするというのは、今に始まったことではないようですね。




 ット商店街なんかを始めてる地方もありますが、ただ買えるだけでなく、

コミュニケーションや映像等の付加サービスをつけた方が、お客さんも来るかもしれません。


 ただ、地域でありながらネットの中という特殊な「場」なので、

うわさや誹謗中傷の場所になってしまったら、現実に直接影響する

という意味で取り返しがつかないかもしれません。。。


 地域の駄弁りというのはオフレコ故の楽しみですしね。




メモ:

・ツイッター - 同期メディア 、日記から実況に

・セカンドライフ リアルタイムゆえに盛り上がっている時間が一瞬しかない

・アルファブロガー - 下位のレイヤーから餌を捕食する(ネタを取り上げる)

・メメックス

・梅田望男「心の中でいいと思ったら口にだせ」