- 世界史を動かした「モノ」事典/宮崎 正勝
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自分に予備知識があったからなのかもしれませんが、個人的にはこれ教科書にしても
いいぐらいの、わかりやすさ・おもしろさ・着眼点があったと思います。
通してみると、いかに食べれる食べ物を増やすか、
(自然にあるエネルギーをいかに自分が使えるエネルギーに変換するか)
の歴史と、文字の発明や交通・通信手段の発展に関する歴史の二つが主であると感じます。
いかにエネルギーを変換するか(つくる)、といかにコミュニケーションするか(運ぶ・共有する)、の歴史といえるでしょうか。
・エネルギー変換 (つくる歴史)
ポッドの出現 → 煮れるようになった
黄河文明のアワ → 乾燥強く保存おk
中央アジア 風車 10c → 感慨用水の汲み上げ
馬に乗る → 多くの家畜をひとりで管理できる
サツマイモ → カロリー供給大、やせた土地でもつくれる
ジャガイモ → すぐ生育、冷害受けにくい
砂糖プランテーション 17,8c→ 工場の先駆け、これで蓄えた資本がのちの産業革命に使われる
農業革命 タウンゼント 18c→
缶詰 → 加熱殺菌で保存、都市人口増に対応
冷凍庫 19c → 牛肉食べ安くなる 、バッファロー乱獲される
食肉加工業の発展からフォード式生産へ
電灯の発明 ファラデー、ジーメンス
自動車の普及 → 頼れる機械、均質な幸せ
米 原子力の平和利用独占へ、海外に原子力関連の資金援助
エネルギーは石炭から石油へ → 第二次世界大戦 石油ある国 VS 石油ない国
・コミュニケーション (運ぶ歴史)
文字の発明 → 議論可、保存可、自分の思考をたどれるようになった
蔡倫 製紙法 → 紙によって文字の携帯性アップ
ローマ 駅伝制 → 伝令一日で90キロ届く ー広大な土地を統治可に
シルクロード → ローマ・中国 絹と金の交換
イスラムの毛皮貿易 → ロシア誕生 912
中国で初の貨幣 10~13c
時計 12c → 教会の時間から商人の時間へ
南宋 海上貿易 12c → 陶磁器を輸出
大航海時代 15c → コショウと銀求め
ペルー銀・中国絹陶器貿易 → サツマイモが中国に伝わり、中国の人口が4倍に
多量の金銀が欧・亜に → 米、亜、アフリカの一体化へ
グーテンベルグ活版印刷 → 本の一般化、本と本の比較、聖書の翻訳、
自国語の威厳、国民主義、大量印刷で資本主義に拡大
インド産綿布キャラコ → 安くて強いので英が輸入 人々が色んな服を着るようになる
交通革命 18c
メートル法、子午線 単位の統一
アヘン戦争アヘン貿易 → 中国が欧州の経済に組み込まれる
欧米 鉄道ネット → 輸送、地方市場統一、ドイツ統一、レジャー、時間意識の芽生え
スエズ運河 → 世界の海が一つに 欧とアジアが300キロ近づく
コレラ流行 19c → 上下水道整備・分離で対応
ロイター通信 → 情報が商品に
中央発電所システム エジソン→ 電気の普及
テレビの普及 → 国、世界の一体化感
時系列適当ですが、気になったものあげるとこんなかんじです。
本の半分近くは中世・近代に関することが占めています。技術やものが運ばれやすくなった時代から、
変化が大きくなるということなのではないかと思います。






