こんばんは、tanuki & kitsune プロジェクトのkiriです。
前回は、お読みいただき
ありがとうございます。
非常に、有り難い経験をしているkiriです。
深謝。
眠って、多分、すぐだと思う。
オイラは、誰かの声に起こされた。
「何やってるんだよ、オマエは。
ホント、情けないヤツだよな。
奇跡の音楽、くらいのコト、書け」
ん~、うるさいなぁ。
眠ってんだぞぉ。
頼む、頼むから…。
疲れてんだから、寝させてくれ
「バカやろ、これが怒らずにいられるか
なんて、オマエは、タコなんだ」
結局、負けた。
起されちゃった。
黒いオイラだった。
怒ってる。
こう書いたら、なんだか、読んでる方、
わからないですよね。
そうなんです。
オイラの中には、ふたりのオイラが、いるんです。
ひとりは、善良なオイラ、白いオイラ。
ヤツは気が小さいんだけど、良識的なヤツです。
でもって、もうひとり、黒いオイラ。
傲慢で、強引で、豪快。
リアルのオイラは、白いオイラと黒いオイラの間を
アッチ行ったり、コッチ行ったり
そう、ウロウロしてます。
リアルのオイラは、灰色のヤツです。
「なぁ、オマエ、なんで奇跡の音楽とか書かないんだ。
世界一、心が安らぐ、音楽の決定版とかさ」
ははぁ、前回の「CDが出ました。」のブログのコトだな。
それにしても、黒いオイラ、
なんか表現が野暮だなぁ。
おっと、オイラの一部だよな。
「黒ベェ、だってさ、そんなコトないだろ。
そんなに、すごくない。
そりゃ、一生懸命、やったけどさ、いろんなコト。
一生懸命だけで、世界一とか、おこがましいよ」
「ん、なんだ、黒ベェって。
オマエ、勝手に、オレに名前つけなかったか、今」
「アハハハ、ごめん
でも、なんか、黒ベェってよくないか」
「オマエ、野暮だよなぁ、言葉のセンス、まるでないぞ
そんな、ダサイ名前をオレにつけるなよ」
おおお、今度はオイラが言われちゃったよ。
まぁ、いいか、言わせておこう。
それより、オイラは拒否する。
音楽だけで、勝負したい。
それで、ダメなら、オイラは、
♪ハイ、それまぁ~でよ。
それで、いいよ。
でも、ちょっと気がかりなコトがある。
まぁ、いいか、それは。
黒ベェ、吠える。
「でも、オマエ何考えてるんだぁ!
ヒットラーだって、どっかの政治家だって
言葉で、あおって規制事実作ってるんだぞぉ。
で、勢いで、嘘を真実にしてる。
だからさ、
奇跡の音楽くらい、言っちゃえよ。
言ってるうちに、そうなるぞ」
おおおお、そう来たか。
けど、黒ベェの言うコト、今回は、聞くつもりはない。
「まぁ、待て、待て」
アハハハ、今回の灰色のオイラは、
黒ベェに、翻弄されてないなぁ
などと考えながら、
「1000人にひとり作戦…」
「何、言ってんだ、ホント、オマエは、あきれたヤツだな」
今回は、白いオイラが出てこないなぁ。
そか、今オイラは、白い方に、振れてるのかも…。
「アハハハ、まぁ、聞けって
下手な鉄砲作戦とも、言う」
あ~あ、オイラ、何を言ってんのかな。
なんか、長くなりそうなんで
次に続かせます。
よろしかったら、読んでくださいな。
と、次回に続くのですが
ひとつ、お願いがあります。
よろしかったら
今回のCDのダイジェスト、
聴いて、いただけませんでしょうか。
無理なお願いすみません。
最初の音楽の作詞は、オイラです。
tanuki & kitsune プロジェクトの一員です。
森を抜け、川を渡り
そこにいたのは…誰?
希望だと、思う。
[to be continued]
https://ameblo.jp/picv/entry-12681538772.html
こんばんは。
tanuki & kitsune プロジェクトのkirigirisuです。
アハハハハ、なんだか、オイラの正体が怪しい事になってます。
動物だらけになってしまった。
で、ホントの正体はkiriです。
オイラは、t&k社という事務所を運営してます。
で、映像に音楽を作るとき
tanuki & kitsune プロジェクトの一員となります。
大抵は、
監督と仲間の作り手の間に入り
ミナのやりたいコトを
調整しながら、音の形を作っていく
進行がオイラが存在する意味なんだけど
ときどき、オイラもtanuki & kitsune プロジェクトの一員となり
音楽を作るコトがあります。
で、野澤監督の映画
がんと生きる 言葉の処方箋
オイラも、ダメもとで、2曲作りました。
ダメもとだったのですが
なんか、2曲とも生きちゃった。
NGにならなかった。
ありがとうです、野澤監督。
そんな流れで、映画でも使わせてもらったのですが
オイラもひっくるめたtanuki & kitsune プロジェクトの音楽の評判がよく
どういう訳かCDにまで、なってしまいました。
映画に使った音楽以外にも
映画の近くにいらっしゃる音楽家の方たちと
コラボし、
映画のサントラ+アルファという形になりました。
ありがたいコトです。
でそれは、あるコトが珍しいの有難い。
奇跡だと思います。
さぁ、ここでBGM行ってみます。
まさか、自分のブログで自分の曲をBGMにするなんて
夢にも思ったコトなかったです。
祈り 田島玲子 + tanuki & kitsune プロジェクト
写真を提供していただいたのはSaraさんです。
ありがとうございます。
がんと生きる 言葉の処方箋
オイラにとっても、エポックになったなぁと思います。
野澤監督と、お世話になった方に感謝の気持ち。
それ以上に、深謝。
ありがとうございます。
これから、その映画に関して
音楽のコトもひっくるめて、続き物を書きます。
ホントは、ユキちゃんの話
「あの夜の彼女の瓶は、夜の涙となって」
と、変わりばんこに、書こうかなと思っていたのですが
ユキちゃんの話には、勝てないだろうなぁと思い、
自信をなくし、
ユキちゃんの話をまとめて記事にして
その後にすることにしました。
よろしかったら、ユキちゃんの話も、読んでいただくと嬉しく思います。
あの話、全身全霊で書いたモンなぁ。
ま、ベタなんだけど、さ。
野澤監督には、
「アイダさん、つまんない、コレ、つまんない」
と、まちがいなく言われそうな小説モドキです。
けど、まぁ、いいやっと。
と、今、
「がんと生きる 言葉の処方箋」は
ネットで上映しております。
よろしかったら、ごらんください。
優しいドキュメンタリーだと思います。
こちらから、お申込みください。
https://kotoba.filmmaker-viale.com/
料金は1000円です。
興味がある方はよろしくお願いしたく思います。
よろしかったら、ごらんください。
[to be continued]
https://ameblo.jp/picv/entry-12681232060.html
tanuki & kitsune プロジェクトのkirigirisuです。
アハハハハ、なんだか、オイラの正体が怪しい事になってます。
動物だらけになってしまった。
で、ホントの正体はkiriです。
オイラは、t&k社という事務所を運営してます。
で、映像に音楽を作るとき
tanuki & kitsune プロジェクトの一員となります。
大抵は、
監督と仲間の作り手の間に入り
ミナのやりたいコトを
調整しながら、音の形を作っていく
進行がオイラが存在する意味なんだけど
ときどき、オイラもtanuki & kitsune プロジェクトの一員となり
音楽を作るコトがあります。
で、野澤監督の映画
がんと生きる 言葉の処方箋
オイラも、ダメもとで、2曲作りました。
ダメもとだったのですが
なんか、2曲とも生きちゃった。
NGにならなかった。
ありがとうです、野澤監督。
そんな流れで、映画でも使わせてもらったのですが
オイラもひっくるめたtanuki & kitsune プロジェクトの音楽の評判がよく
どういう訳かCDにまで、なってしまいました。
映画に使った音楽以外にも
映画の近くにいらっしゃる音楽家の方たちと
コラボし、
映画のサントラ+アルファという形になりました。
ありがたいコトです。
でそれは、あるコトが珍しいの有難い。
奇跡だと思います。
さぁ、ここでBGM行ってみます。
まさか、自分のブログで自分の曲をBGMにするなんて
夢にも思ったコトなかったです。
祈り 田島玲子 + tanuki & kitsune プロジェクト
写真を提供していただいたのはSaraさんです。
ありがとうございます。
がんと生きる 言葉の処方箋
オイラにとっても、エポックになったなぁと思います。
野澤監督と、お世話になった方に感謝の気持ち。
それ以上に、深謝。
ありがとうございます。
これから、その映画に関して
音楽のコトもひっくるめて、続き物を書きます。
ホントは、ユキちゃんの話
「あの夜の彼女の瓶は、夜の涙となって」
と、変わりばんこに、書こうかなと思っていたのですが
ユキちゃんの話には、勝てないだろうなぁと思い、
自信をなくし、
ユキちゃんの話をまとめて記事にして
その後にすることにしました。
よろしかったら、ユキちゃんの話も、読んでいただくと嬉しく思います。
あの話、全身全霊で書いたモンなぁ。
ま、ベタなんだけど、さ。
野澤監督には、
「アイダさん、つまんない、コレ、つまんない」
と、まちがいなく言われそうな小説モドキです。
けど、まぁ、いいやっと。
と、今、
「がんと生きる 言葉の処方箋」は
ネットで上映しております。
よろしかったら、ごらんください。
優しいドキュメンタリーだと思います。
こちらから、お申込みください。
https://kotoba.filmmaker-viale.com/
料金は1000円です。
興味がある方はよろしくお願いしたく思います。
よろしかったら、ごらんください。
[to be continued]
https://ameblo.jp/picv/entry-12681232060.html
こんばんは、kiriです。
ここまで、お読みいただきました、皆さん、
ホント、
ありがとうございました。
いよいよ、最後、
よろしかったら、です。
オチは…、
狸が、彼女に、化けてた。
なぜなら、尻尾が見えてた。
そんなオチが…。
アハハハ、ここまで引っ張ってきて、許されないよなぁ。
さぁ、行きますが、ホントは1回前で辞めておいた方が
いいのかな、とも、思いました。
まぁ、いいや、行っちゃいます。
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
IN MY LIFE Jamie Rivera
「あれ? アイダさん…、どうかしましたか?」
Mさんが戻ってきた。
彼女は、紅茶が乗ったトレイをもって、驚いた顔をしている。
「なんでも、ないです」
「ならいいんだけど…、なんか目にうっすら光ってる物がみえたけど…」
「いやぁ、実は…、
アハハハ、花粉症なんです」
「10月にも花粉って飛ぶの? ppp…」
魔女は、Pppと笑う。
「ははぁ~、
ははぁ~、アハハハ、
アイダさん…
さては見たのね?」
「エッ、何を…」
「見たんでしょ…うふふふ」
魔女の笑い、今度はうふふふと笑った。
でも、
彼女の表情に、なんとも言えない優しさが漂った。
「シーグラスの哀しみに触れたんでしょ。
実はね、
ワタシ…
超能力者なの。
うふっ、シーグラスの哀しみがみえるの…。
たかがガラスなんだけどね、シーグラスってさ…
だけど、ときどき人の想いってやつが乗り移っちゃうことがあるのよ…」
「想い…」
「そう、想い。
大事にしてたんだろうね、たかが、ガラスなんだけど、さ。
で、そういう想いは、
たくさんの時間、波にさらされて…
最初に、ね、
怒り、憎しみ、そういった感情から、浄化されて行くのよね。
でもね、
人への想いと、その哀しみはやっかいで…
なかなか浄化されないの、
長い年月をかけないとね…。
そして、
そういう、哀しいシーグラスがときどき、あるの。
私には、見えるんだ、その想いが…。
アイダさんも、見たのね、
ね、
アイダさんも超能力者だぁ…
で、それ、
そのカケラね…」
彼女はそういうと、
ボクのカケラを手に取り、じっくりと見ていた。
ヤバイ、ボクは超能力者になってしまった。
「このカケラ…、
想いがとても強いヮ。
よし、わかった」
「何がわかったんですか?」
「あッ、わかっちゃった…。
うん。
これ、また海に返そ。
ちょっと時間かかるかもしれないけど、
完璧に美しいシーグラスになるヮ。
ダイジョウブ。
シーグラスは、ね、
想いが強ければ強いほど、浄化されると綺麗に輝くから…」
「ねぇ、Mさん、
また、海に返しちゃうんだ…」
「うん、
そう、その方が幸せなのよ。
想いはね、
浄化された方が…」
Mさんは、もしかすると、魔女じゃないのかもしれない。
今の彼女は、優しい天使の顔をしていた。
でも、ボクは…。
「明日、海に返してあげる」
でも、ボクは…、それは嫌だ。
「Mさん、それ、海に返さないで、
ボクにください」
ボクが、もってる。
いつも…。
ずっと…、
ずっと、ずっと、もってる。
今度こそ。
ここまで、お読みいただきました、皆さん、
ホント、
ありがとうございました。
いよいよ、最後、
よろしかったら、です。
オチは…、
狸が、彼女に、化けてた。
なぜなら、尻尾が見えてた。
そんなオチが…。
アハハハ、ここまで引っ張ってきて、許されないよなぁ。
さぁ、行きますが、ホントは1回前で辞めておいた方が
いいのかな、とも、思いました。
まぁ、いいや、行っちゃいます。
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
IN MY LIFE Jamie Rivera
「あれ? アイダさん…、どうかしましたか?」
Mさんが戻ってきた。
彼女は、紅茶が乗ったトレイをもって、驚いた顔をしている。
「なんでも、ないです」
「ならいいんだけど…、なんか目にうっすら光ってる物がみえたけど…」
「いやぁ、実は…、
アハハハ、花粉症なんです」
「10月にも花粉って飛ぶの? ppp…」
魔女は、Pppと笑う。
「ははぁ~、
ははぁ~、アハハハ、
アイダさん…
さては見たのね?」
「エッ、何を…」
「見たんでしょ…うふふふ」
魔女の笑い、今度はうふふふと笑った。
でも、
彼女の表情に、なんとも言えない優しさが漂った。
「シーグラスの哀しみに触れたんでしょ。
実はね、
ワタシ…
超能力者なの。
うふっ、シーグラスの哀しみがみえるの…。
たかがガラスなんだけどね、シーグラスってさ…
だけど、ときどき人の想いってやつが乗り移っちゃうことがあるのよ…」
「想い…」
「そう、想い。
大事にしてたんだろうね、たかが、ガラスなんだけど、さ。
で、そういう想いは、
たくさんの時間、波にさらされて…
最初に、ね、
怒り、憎しみ、そういった感情から、浄化されて行くのよね。
でもね、
人への想いと、その哀しみはやっかいで…
なかなか浄化されないの、
長い年月をかけないとね…。
そして、
そういう、哀しいシーグラスがときどき、あるの。
私には、見えるんだ、その想いが…。
アイダさんも、見たのね、
ね、
アイダさんも超能力者だぁ…
で、それ、
そのカケラね…」
彼女はそういうと、
ボクのカケラを手に取り、じっくりと見ていた。
ヤバイ、ボクは超能力者になってしまった。
「このカケラ…、
想いがとても強いヮ。
よし、わかった」
「何がわかったんですか?」
「あッ、わかっちゃった…。
うん。
これ、また海に返そ。
ちょっと時間かかるかもしれないけど、
完璧に美しいシーグラスになるヮ。
ダイジョウブ。
シーグラスは、ね、
想いが強ければ強いほど、浄化されると綺麗に輝くから…」
「ねぇ、Mさん、
また、海に返しちゃうんだ…」
「うん、
そう、その方が幸せなのよ。
想いはね、
浄化された方が…」
Mさんは、もしかすると、魔女じゃないのかもしれない。
今の彼女は、優しい天使の顔をしていた。
でも、ボクは…。
「明日、海に返してあげる」
でも、ボクは…、それは嫌だ。
「Mさん、それ、海に返さないで、
ボクにください」
ボクが、もってる。
いつも…。
ずっと…、
ずっと、ずっと、もってる。
今度こそ。
またまた、ちょっと早い時間にこんばんは。
kiriです。
早速、今回はスタートします。
前置きなしです。
BGMは、j.d.souther smoke gets in your eyes
「ねぇ、アタシに触れて…」
そのカケラは、また、話かけてくる。
その声に続いて、Mさんの声。
「アイダさん、飲み物、いかがしましょうか。
コーヒー、それとも、紅茶にします」
Mさんには、聞こえてないようだ。
「すみません、お気遣いなく。
で、そう言っておいてなんなんですけど、
紅茶がいいです。
でも、魔女の薬、入れないでくださいね」
「アハハハ、入れちゃうぞ。
ちょっと待ってね、
今、入れてくる」
彼女はそう言い、部屋を出て行く。
ボクは、そのカケラと対峙した。
まじまじと見つめる。
手に取り、手の平に乗せてみる。
丸いカケラ。
昔、ワインの瓶だったカケラ。
記憶…
遠い遠い、遥かに遠い日の記憶。
手紙が入ったワインの瓶、投げちゃったんだっけ。
ユキちゃんのワインの瓶。
若かったなぁ。
遠い日のユキちゃん、それからボク。
記憶はあの夜へ飛ぶ。
「何書いたんだか、教えてくれない」
「やだ。ナイショ…」
「アイダ君さ、投げてくれない、この瓶。
アイダ君が、投げたらさ、きっと、きっと、
アメリカに着くような気がする」
「何書いたんだか、教えてくれたら、投げてもいい」
「あ~、アイダ~、なんだぁ、オマエ、交換条件を出すかぁ…。
まぁ、いいか…。
でも、なんか、恥かしいな。
でも、いいよ。
教えてあげる」
ふいに、
ガラスのかけらから、何かがやってきた。
そして、その何かは、
ボクの手から、腕を伝い、やがて、ボクの全身を包んだ。
ボクは思わず目を閉じた。
なんだかわからない何かは、除々に形を取り出す。
暗い海を、漂う瓶。
アメリカまでなんて、とてもじゃない、行けっこない。
ただ、夜の海をさまよって、そして、壊れ…。
あの日のユキちゃんの願いはどこに行ってしまったんだろう。
何かは、完璧な形を取った。
寂しさだった…メチャクチャ、透き通った哀しみ。
その哀しみに、ボクは共鳴する。
ボクは、その哀しみと同化する。
哀しかった。
とても哀しかった。
ボクは、思わず目をあける。
目の前に、ユキちゃんがいた。
あの日のままのユキちゃん。
彼女は、
ボクを見つめ…
それから、
笑顔を見せ、
ボクに触れようとする。
愛しさを感じた。
ユキちゃんのぬくもりを感じた。
あの頃、決して、触れることがなかったユキちゃんのぬくもり。
彼女の感情がボクにやってくる。
「やっと…
また、会えたね。
長かったね、ね、アイダクン」
彼女の透き通った哀しみは穏やかな安らぎに変わっていく。
ユキちゃんの涙がボクの胸に…。
涙は、ボクの胸から心の深いトコロへと染みてく。
そして、
ボクは気づく。
ユキちゃんが、希薄になって行く。
徐々に、
徐々に、
薄くなり
で、…
ちょっと待て、…
ユキちゃん。
彼女は消えいく。
「ね、アイダクン、また会えるよね」
よく聞き取れなかったけど
そう言ったような気がした。
でも
ボクもユキちゃんも、
ホントは、さ、
そんな日が、
もう二度と、絶対に、来ないことを知っている。
ユキちゃんは、
消えた。
ボクの手の平に、昔、ワインの瓶だったシーグラスが、残る。
彼女の瓶は…
ユキちゃんは、
長い時の流れの中で、海の涙になった。
「でも、なんか、恥かしいな。
でも、いいよ。
教えてあげる。
また、大切な人に会えますようにって…」
〔to be continued〕
https://ameblo.jp/picv/entry-12680412700.html
kiriです。
早速、今回はスタートします。
前置きなしです。
BGMは、j.d.souther smoke gets in your eyes
「ねぇ、アタシに触れて…」
そのカケラは、また、話かけてくる。
その声に続いて、Mさんの声。
「アイダさん、飲み物、いかがしましょうか。
コーヒー、それとも、紅茶にします」
Mさんには、聞こえてないようだ。
「すみません、お気遣いなく。
で、そう言っておいてなんなんですけど、
紅茶がいいです。
でも、魔女の薬、入れないでくださいね」
「アハハハ、入れちゃうぞ。
ちょっと待ってね、
今、入れてくる」
彼女はそう言い、部屋を出て行く。
ボクは、そのカケラと対峙した。
まじまじと見つめる。
手に取り、手の平に乗せてみる。
丸いカケラ。
昔、ワインの瓶だったカケラ。
記憶…
遠い遠い、遥かに遠い日の記憶。
手紙が入ったワインの瓶、投げちゃったんだっけ。
ユキちゃんのワインの瓶。
若かったなぁ。
遠い日のユキちゃん、それからボク。
記憶はあの夜へ飛ぶ。
「何書いたんだか、教えてくれない」
「やだ。ナイショ…」
「アイダ君さ、投げてくれない、この瓶。
アイダ君が、投げたらさ、きっと、きっと、
アメリカに着くような気がする」
「何書いたんだか、教えてくれたら、投げてもいい」
「あ~、アイダ~、なんだぁ、オマエ、交換条件を出すかぁ…。
まぁ、いいか…。
でも、なんか、恥かしいな。
でも、いいよ。
教えてあげる」
ふいに、
ガラスのかけらから、何かがやってきた。
そして、その何かは、
ボクの手から、腕を伝い、やがて、ボクの全身を包んだ。
ボクは思わず目を閉じた。
なんだかわからない何かは、除々に形を取り出す。
暗い海を、漂う瓶。
アメリカまでなんて、とてもじゃない、行けっこない。
ただ、夜の海をさまよって、そして、壊れ…。
あの日のユキちゃんの願いはどこに行ってしまったんだろう。
何かは、完璧な形を取った。
寂しさだった…メチャクチャ、透き通った哀しみ。
その哀しみに、ボクは共鳴する。
ボクは、その哀しみと同化する。
哀しかった。
とても哀しかった。
ボクは、思わず目をあける。
目の前に、ユキちゃんがいた。
あの日のままのユキちゃん。
彼女は、
ボクを見つめ…
それから、
笑顔を見せ、
ボクに触れようとする。
愛しさを感じた。
ユキちゃんのぬくもりを感じた。
あの頃、決して、触れることがなかったユキちゃんのぬくもり。
彼女の感情がボクにやってくる。
「やっと…
また、会えたね。
長かったね、ね、アイダクン」
彼女の透き通った哀しみは穏やかな安らぎに変わっていく。
ユキちゃんの涙がボクの胸に…。
涙は、ボクの胸から心の深いトコロへと染みてく。
そして、
ボクは気づく。
ユキちゃんが、希薄になって行く。
徐々に、
徐々に、
薄くなり
で、…
ちょっと待て、…
ユキちゃん。
彼女は消えいく。
「ね、アイダクン、また会えるよね」
よく聞き取れなかったけど
そう言ったような気がした。
でも
ボクもユキちゃんも、
ホントは、さ、
そんな日が、
もう二度と、絶対に、来ないことを知っている。
ユキちゃんは、
消えた。
ボクの手の平に、昔、ワインの瓶だったシーグラスが、残る。
彼女の瓶は…
ユキちゃんは、
長い時の流れの中で、海の涙になった。
「でも、なんか、恥かしいな。
でも、いいよ。
教えてあげる。
また、大切な人に会えますようにって…」
〔to be continued〕
https://ameblo.jp/picv/entry-12680412700.html
こんばんわ
には、ちょっと早いこんばんわ、kiriです。
今回は、続き物の4回め。
よろしかったら
1回めから読んでいただけたら
嬉しいです。
1回めは、前の前の前です。
では、早速、物語スタートします。
で、
作り話、小説モドキですよぉ~。
実話じゃないですからね。
で、BGM。またまたcranberriesです。
I will always
できましたら、聴きながら読んでください。
ですが、もうちょっと我慢です。
ここから音楽は、スタートさせません。
もうちょっと後からのスタートにします。
秋、夏の暑さが去り
風に冷たさが混ざり込む。
僕は湘南を目指していた。
sea glass…
その存在は、ネット上で知った。
どういうわけか、ボクは、その存在に心を引かれた。
ネットを主催している方に連絡を取り、
見せてもらえないか、と打診した。
Mさん。
彼女は、心よく、OK。
ボクは、栃木の生まれ育ちだ。
栃木は、海がない山地方。
もちろん、シーグラスなんて、まったく知らなかった。
もしかしたら、シーグラスは、
海の街に住む人にとっては、当たり前のモノなのかもしれない。
目的地の駅に電車は滑り込む。
空は曇っていた。
約束の階段を降りると、約束の赤い車。
そして、その車の前に、女性が1人立ってる。
ミステリアスな、女性だった。年齢が解らない。
年齢不詳…。
もしかしたら、彼女は、魔女かもしれないな。
自然と膨らむ妄想。
いつものボクの悪い癖。
魔女は、年齢をとらない。
「こんにちわ。Mさんですか?」
「アイダさん?
遠いところ、わざわざすみません」
「いえいえ、こちらこそ…
お忙しいところ、時間を割いていただきまして」
それから、彼女の車に乗り、彼女のアトリエへと向かった。
彼女は、シーグラスで、なにやら、アクセサリーとか工芸品を作っているとのコト。
車は、曇り空の灰色の海を左手に、走る。
海を見るのは、久しぶりだ。
そう言えば、ヒロキや、ユキちゃんと来たのも
もしかすると、このあたりだったのかもしれない。
ユキちゃんと2人だけで、
話せたのは、結局…
湘南の海
あの夜だけ。
遠い記憶。
あれから、たくさんの時間が過ぎた。
たくさんの、たくさんの時間…
いやになるくらいたくさんの時間。
「ねぇ、アイダさん。
今、浜辺が見えてるでしょ。
あそこの浜辺で、シーグラスを拾ってくるの。
シーグラスっていうのは、
河から流れてきたガラスや、
波に飲み込まれた瓶が、
たくさんの時間をかけて、
海底で、波に洗われて、角をなくして
小さな石のようなカケラになるのよね」
ここでBGM、スタートしたく思います。
「たくさんの時間って…?」
「そう、短いのは、5年、長いのは10年以上。
そして、
それに魔術をかけて、アクセサリーをつくるの」
「魔術?」
やっぱり、彼女は魔女だったのか?
「アハハハ、冗談よ」
Mさんは、さらっと、とんでもない事をいう。
そうだよな、もちろん、冗談に決まってる。
長い、長い時間かぁ…。
車は、やがて、アトリエに着いた。
所狭しと、
アチコチにシーグラスが、置かれている。
海で角を削られ、石のような曇ったガラスのカケラたち。
それから、できあがった作品、
アクセサリー
工芸品
貼り絵のようなものとか…。
そのとき、突然、
声が聞こえたような気がした。
「ねぇ、アタシを見つけて」
微かな、微かな…声。
ん、なんだ今の。
Mさんの声じゃなかったような気がする。
「アイダさん、見て、ほら。
この薄い緑色のシーグラスは、コーラの瓶。
で、茶色のこれは、きっとビール。
それで、
これが、まだ5年くらいかなぁ。
まだギザギザがあるでしょ。
こっちは、10年以上。
丸くなって角が取れてるよね」
「ホントだ」
と言おうとしたら、
「鈍感なアイダ君は、アタシを見つけるのは、無理よねぇ…」
またまた、微かに、声が聞こえてきた。
Mさんの声ではない。
気のせいではないみたいだ。
ん、鈍感とか、言ってなかったか?
ボクは部屋を見渡した。
そして、見つけた。
机の上、
たくさんのカケラたちの中に
1つ、
どうしても気になるガラスのカケラがあった。
10年以上、海の底を漂ったのか、
丸みを帯びたカケラ…。
そのカケラは、何かをボクに伝えようとしてる。
ボクはそのカケラを指差し、Mさんに聞いてみた。
「ねぇ、Mさん、
この青っぽいヤツなんだけど、昔はなんのガラスだったんですか?」
「うん、これは、きっと、ワインの瓶だと思う」
そのカケラは、また、語りかけてきた。
「ねぇ、アタシに触れて…」
なんだぁ。
気のせいじゃないみたいだ。
今度ははっきり聞こえた。
〔to be continue〕
https://ameblo.jp/picv/entry-12680375484.html
には、ちょっと早いこんばんわ、kiriです。
今回は、続き物の4回め。
よろしかったら
1回めから読んでいただけたら
嬉しいです。
1回めは、前の前の前です。
では、早速、物語スタートします。
で、
作り話、小説モドキですよぉ~。
実話じゃないですからね。
で、BGM。またまたcranberriesです。
I will always
できましたら、聴きながら読んでください。
ですが、もうちょっと我慢です。
ここから音楽は、スタートさせません。
もうちょっと後からのスタートにします。
秋、夏の暑さが去り
風に冷たさが混ざり込む。
僕は湘南を目指していた。
sea glass…
その存在は、ネット上で知った。
どういうわけか、ボクは、その存在に心を引かれた。
ネットを主催している方に連絡を取り、
見せてもらえないか、と打診した。
Mさん。
彼女は、心よく、OK。
ボクは、栃木の生まれ育ちだ。
栃木は、海がない山地方。
もちろん、シーグラスなんて、まったく知らなかった。
もしかしたら、シーグラスは、
海の街に住む人にとっては、当たり前のモノなのかもしれない。
目的地の駅に電車は滑り込む。
空は曇っていた。
約束の階段を降りると、約束の赤い車。
そして、その車の前に、女性が1人立ってる。
ミステリアスな、女性だった。年齢が解らない。
年齢不詳…。
もしかしたら、彼女は、魔女かもしれないな。
自然と膨らむ妄想。
いつものボクの悪い癖。
魔女は、年齢をとらない。
「こんにちわ。Mさんですか?」
「アイダさん?
遠いところ、わざわざすみません」
「いえいえ、こちらこそ…
お忙しいところ、時間を割いていただきまして」
それから、彼女の車に乗り、彼女のアトリエへと向かった。
彼女は、シーグラスで、なにやら、アクセサリーとか工芸品を作っているとのコト。
車は、曇り空の灰色の海を左手に、走る。
海を見るのは、久しぶりだ。
そう言えば、ヒロキや、ユキちゃんと来たのも
もしかすると、このあたりだったのかもしれない。
ユキちゃんと2人だけで、
話せたのは、結局…
湘南の海
あの夜だけ。
遠い記憶。
あれから、たくさんの時間が過ぎた。
たくさんの、たくさんの時間…
いやになるくらいたくさんの時間。
「ねぇ、アイダさん。
今、浜辺が見えてるでしょ。
あそこの浜辺で、シーグラスを拾ってくるの。
シーグラスっていうのは、
河から流れてきたガラスや、
波に飲み込まれた瓶が、
たくさんの時間をかけて、
海底で、波に洗われて、角をなくして
小さな石のようなカケラになるのよね」
ここでBGM、スタートしたく思います。
「たくさんの時間って…?」
「そう、短いのは、5年、長いのは10年以上。
そして、
それに魔術をかけて、アクセサリーをつくるの」
「魔術?」
やっぱり、彼女は魔女だったのか?
「アハハハ、冗談よ」
Mさんは、さらっと、とんでもない事をいう。
そうだよな、もちろん、冗談に決まってる。
長い、長い時間かぁ…。
車は、やがて、アトリエに着いた。
所狭しと、
アチコチにシーグラスが、置かれている。
海で角を削られ、石のような曇ったガラスのカケラたち。
それから、できあがった作品、
アクセサリー
工芸品
貼り絵のようなものとか…。
そのとき、突然、
声が聞こえたような気がした。
「ねぇ、アタシを見つけて」
微かな、微かな…声。
ん、なんだ今の。
Mさんの声じゃなかったような気がする。
「アイダさん、見て、ほら。
この薄い緑色のシーグラスは、コーラの瓶。
で、茶色のこれは、きっとビール。
それで、
これが、まだ5年くらいかなぁ。
まだギザギザがあるでしょ。
こっちは、10年以上。
丸くなって角が取れてるよね」
「ホントだ」
と言おうとしたら、
「鈍感なアイダ君は、アタシを見つけるのは、無理よねぇ…」
またまた、微かに、声が聞こえてきた。
Mさんの声ではない。
気のせいではないみたいだ。
ん、鈍感とか、言ってなかったか?
ボクは部屋を見渡した。
そして、見つけた。
机の上、
たくさんのカケラたちの中に
1つ、
どうしても気になるガラスのカケラがあった。
10年以上、海の底を漂ったのか、
丸みを帯びたカケラ…。
そのカケラは、何かをボクに伝えようとしてる。
ボクはそのカケラを指差し、Mさんに聞いてみた。
「ねぇ、Mさん、
この青っぽいヤツなんだけど、昔はなんのガラスだったんですか?」
「うん、これは、きっと、ワインの瓶だと思う」
そのカケラは、また、語りかけてきた。
「ねぇ、アタシに触れて…」
なんだぁ。
気のせいじゃないみたいだ。
今度ははっきり聞こえた。
〔to be continue〕
https://ameblo.jp/picv/entry-12680375484.html