- 火の鳥 復活・羽衣編/手塚 治虫
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漫画「火の鳥」シリーズは黒い文庫版ので全シリーズ何度も読み、何度も感動し、何度も涙しました。今日も涙したので、特に好きな「火の鳥 復活・羽衣編」をアップします。
まずは、復活編。
人間レオナとロボットのチヒロ、他人には理解されない恋。当人たちは純粋な恋・愛。
レオナは小脳の大部分が機械でロボットの心を持つ人間。チヒロというロボットを愛してしまうのです。清らかで美しく情熱的な愛!愛!!レオナはものすごく孤独だったのです。自分の知ってる人間の姿を感じさせてくれるチヒロにすがるような思いだったんだろうな。
でもレオナは数いるチヒロ型ロボットの中からどうしてあのチヒロ型を選んだのかな。偶然なんだろうなあ。チヒロ型ロボットはみんな素敵な人間の姿にみえるはずだもの。人間の女性の姿を感じさせてくれていれば誰でもよかったのかな。レオナはそこまでせっぱつまっていたし。偶然と執着から深まる慕情、かー。
ロビタの物語は激しい。見入ってしまう。
ロビタのその後はどうなったのかな。見たいな。
お話の続きがもっと見たいのに、作者はもう亡くなってしまっている・・・。非常に残念でなりません。
そして羽衣編。
削りに削ったシンプルな見せ方の中に詰まった、愛、情、人間の素晴らしさと愚かさ、苦悩、生きる勇気と決意、覚悟・・・。涙が出ます。本当に素晴らしい作品だと思います!
いつも思うのですが、もっと自分の好きだという気持を的確で洗練された言葉で表現することができればいいのにな。
手塚治虫、もっと生きて欲しかったなあ!! もっともっとあなたのお話が読みたいです。ロビタの続き。おときの続き。もっともっと。もっと見たいです。
※以前にアップしたものを書き直しました。以前のは、アマゾンのレビューを意識して、物語のあらすじ書いちゃいけないかなって思ったので、思っていることをちゃんと書けませんでした。今だって上手く書けないけど。やっぱレビューじゃなくて読書感想文でいいや。アマゾンのレビューには転載できませんね。内容モロばれすぎて購買意欲そそれないもの。レビューを書くには自制心がいる。カタルシスは×ですね。読みたいと思わせるレビューって書き散らすだけじゃないから難しいよな。