潜水母艦「迅鯨」
潜水母艦「迅鯨」
「迅鯨」型潜水母艦一番艦
【兵装】
8センチ単装高角砲2基 25ミリ連装機銃1基 13ミリ連装機銃2基
昭和19年9月19日
朝 米潜水艦より雷撃を受け、右舷中部に魚雷1本が命中、損傷した。
【備考】
戦争中期まで、旧式潜水艦や呂号潜水艦の母艦として任務についたが、中期以降は性能不足から、練習潜水隊の母艦任務についていた。
【参考文献】
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[筆者注:調査未完のため、今後、大幅に加筆・改訂を予定しております]
初稿 2005-08-21
潜水艦による撃沈戦果
撃沈戦果 [筆者注:調査未完です]
*すべて船名が確認できた確実な撃沈数。未確認は含まず。伊一潜:輸送船1隻(8,667トン)撃沈
伊二潜:輸送船1隻(4,360トン)撃沈
伊三潜:貨物船1隻(5,051トン)撃沈(雷撃)/輸送船1隻(4,872トン)撃破(砲撃)
伊四潜:商船1隻(4,853トン)貨物船1隻(6,617トン)撃沈、輸送船1隻(1,693トン)撃沈/機帆船1隻大破
伊五潜:
伊六潜:商船2隻(11,321トン)撃沈/空母「サラトガ」撃破(魚雷2本命中・中破)
伊七潜:輸送船1隻(3,271トン)撃沈、貨客船1隻(9,415トン)撃沈、商船1隻撃沈
伊八潜:商船4隻(26,494トン)撃沈
伊九潜:
伊一〇潜:撃沈・商船15隻 撃破・2隻【日本海軍1位】
伊一一潜:商船6隻(60,000トン)撃沈/豪軽巡「ホバート」撃破(魚雷2本命中)
伊一二潜:商船1隻(7,176トン)撃沈
伊一六潜:
伊一七潜:商船2隻撃沈
伊一八潜:
伊一九潜:空母「ワスプ」撃沈/駆逐艦「オブライエン」大破、戦艦「ノース・カロライナ」撃破
伊二〇潜:
伊二一潜:撃沈・13隻【日本海軍3位】
伊二四潜:商船1隻撃沈/商船1隻撃破
伊二五潜:ソ連潜水艦「L‐16」撃沈、米タンカー「カムデン」(6,653トン)「ラリー・ドヘニー」(7,038トン)撃沈
伊二六潜:撃沈・12隻【日本海軍4位】〔米軽巡「ジュノー」撃沈、貨物船1隻撃沈、タンカー1隻撃沈/空母「サラトガ」撃破(魚雷2本命中大破)〕
伊二七潜:撃沈・商船13隻 撃破・4隻【日本海軍2位】
伊二九潜:商船1隻撃破
伊三〇潜:
伊三五潜:駆逐艦「フレジャー」損傷(洋上砲戦)
伊三七潜:商船7隻撃沈
伊四一潜:軽巡「レノ」損傷(魚雷1本命中)
伊五三潜:商船3隻(11,002トン)撃沈
伊五四潜:客船1隻(8,000トン級)撃沈
伊五六潜:商船5隻(10,049トン)撃沈/戦車揚陸艦(LST)695号撃破、商船2隻撃破(10,234トン)
伊五八潜:重巡「インディアナポリス」撃沈、商船2隻(10,117トン)撃沈
伊五九潜:商船1隻(1,035トン)撃沈
伊六二潜:商船2隻(1,100トン)撃沈/1隻撃破
伊六四潜:商船5隻(17,760トン)撃沈/商船1隻撃破(391トン)
伊六五潜:商船2隻(9,961トン)撃沈、
伊六六潜:商船1隻(2,076トン)撃沈ほか商船2隻撃沈
伊七二潜:商船1隻(5,112トン)撃沈
伊一二一潜:商船1隻(9,312トン)撃沈
伊一二四潜:商船1隻(1,523トン)
伊一六五潜:商船4隻(24,590トン)撃沈
伊一六六潜:豪潜水艦「K‐16」撃沈
伊一六八潜:空母「ヨークタウン」撃沈
伊一七五潜:護衛空母「リスカム・ベイ」撃沈、商船3隻(6,281トン)撃沈/1隻撃破
伊一七六潜:潜水艦「コービナ」撃沈
*~17年3月16日米本土西岸沖での通商破壊:20隻(16万トン)撃沈
*17年3月~6月 伊一〇、十六、一八、二〇によりモザンビーク海峡での通商破壊:12隻撃沈
*17年6月下旬~7月上旬のアデン湾方面、モザンビーク海峡での通商破壊:10隻撃沈
呂三三潜:商船1隻撃沈
呂四一潜:駆逐艦「シェルトン」撃沈
呂四三潜:駆逐艦「レンショー」撃破(大破)
呂六一潜:水上機母艦「キャスコ」損傷(座礁)
呂一〇三潜:輸送船2隻撃沈
呂一〇六潜:戦車揚陸艦「(LST)342号」撃沈
呂一〇八潜:駆逐艦「ヘンリー」撃沈
呂一一三潜:
*19年10月下旬~12月にベンガル湾での通商破壊(呂一一〇、一一二、一一三潜):商船2隻撃沈/1隻撃破
【参考】
日本海軍の潜水艦が沈めた連合国側の商船は184隻(907,000トン)
U99:撃沈・26隻 撃破・1隻【ドイツ海軍1位】
「トートグ」:撃沈・26隻【アメリカ海軍1位】
「タング」:撃沈・24隻【アメリカ海軍2位】
「シルバーサイド」:撃沈・23隻【アメリカ海軍3位】
【参考文献】
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初稿 2005-06-23
第2稿 2005-07-16 一部加筆
第3稿 2005-07-21 一部加筆
特設潜水母艦「名古屋丸」
特設潜水母艦「名古屋丸」
南洋海運 貨客船
【基準排水量】
6,071総トン
【速力】
16.5ノット
【徴用】
昭和16年3月 特設潜水母艦籍に編入
【艦籍変更】
昭和17年4月 特設航空機運搬艦に変更
昭和19年1月 特設運送船(雑役)に変更
【所属】
第四潜水戦隊 〔開戦時〕
*太平洋戦争に参加、特設潜水母艦として改装された7隻の内の1隻
開戦時
馬来(マレー)部隊潜水部隊に所属
開戦時の馬来(マレー)部隊潜水部隊の編成
第四潜水戦隊 旗艦:軽巡洋艦「鬼怒」
第一八潜水隊 伊号第五三潜水艦 伊号第五四潜水艦 伊号第五五潜水艦
第一九潜水隊 伊号第五六潜水艦 伊号第五七潜水艦 伊号第五八潜水艦
第二一潜水隊【内地にて修理中】 呂号第三三潜水艦 呂号第三四潜水艦
特設潜水母艦「名古屋丸」
第五潜水戦隊 旗艦:軽巡洋艦「由良」
第二八潜水隊【内地にて修理中】 伊号第五九潜水艦 伊号第六〇潜水艦
第二九潜水隊 伊号第六二潜水艦 伊号第六四潜水艦
第三〇潜水隊 伊号第六五潜水艦 伊号第六六潜水艦
特設潜水母艦「りおでじゃねいろ丸」
第六潜水戦隊
第一三潜水隊 伊号第一二一潜水艦 伊号第一二二潜水艦
昭和16年12月1日
第四潜水戦隊が海南島三亜基地を出撃。
特設潜水母艦「名古屋丸」は、カムラン湾にて補給に当たる。
昭和16年12月27日
第四潜水戦隊は同日までにカムラン湾に帰投
昭和17年4月
特設航空機運搬艦に艦籍変更。
昭和19年1月
特設運送船(雑役)に艦籍変更。
【参考文献】
テーマ一覧「主要参考文献」を参照下さい。
筆者注:調査未完につき、今後、大幅に加筆・改訂を予定しております。
初稿 2005-06-23
第2稿 2005-12-16 一部加筆
特設潜水母艦「りおでじゃねいろ丸」
特設潜水母艦「りおでじゃねいろ丸」
大阪商船 (南米東航路用)
【基準排水量】
9,626総トン
【速力】
17ノット
【徴用】
昭和16年 特設潜水母艦籍に編入
【艦籍変更】
昭和18年9月 特設運送艦に変更
【所属】
第五潜水戦隊 〔開戦時〕
第五潜水戦隊/旗艦
南西方面艦隊 〔昭和17年7月~〕
昭和18年9月
特設運送艦に艦種変更された。
【参考文献】
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筆者注:調査未完につき、今後大幅に加筆・改定を予定しております。
初稿 2005-06-23
第2稿 2006-07-29 一部加筆
特設潜水母艦「さんとす丸」
特設潜水母艦「さんとす丸」
大阪商船 (南米東海岸航路の定期船)
【基準排水量】
7,260総トン
【速力】
16ノット
【徴用】
昭和17年 特設潜水母艦籍に編入
【艦籍変更】
昭和18年3月 特設運送船に変更
【所属】
第二潜水戦隊/旗艦〔開戦時〕
呉潜水戦隊/旗艦
クェゼリンに進出。
昭和18年3月
特設運送艦に変更された。
*太平洋戦争中に特設潜水母艦として改装された7隻の内の1隻
【参考文献】
テーマ一覧「主要参考文献」を参照下さい。
[筆者注:調査未完につき、今後、大幅に加筆・改訂を予定しております]
初稿 2005-06-23
第2稿 2006-07-29 一部加筆
特設潜水母艦「筑紫丸」
特設潜水母艦「筑紫丸」
大阪商船(大連航路用)
【基準排水量】
8,135総トン
【速力】
17ノット
【徴用】
竣工と同時に特設潜水母艦籍に編入
【艦籍変更】
昭和20年1月 特設航空機運搬艦に変更
【武装】
四一式15センチ砲4門、九三式13ミリ機銃2基
【所属】
第一艦隊・第十一潜水戦隊
昭和20年1月
特設運送艦に転用された。
敗戦時まで残存、戦後は引揚船として使用された。
*太平洋戦争中に特設潜水母艦として改装された7隻の内の1隻
【参考文献】
テーマ一覧「主要参考文献」を参照下さい。
[筆者注:調査未完につき、今後、大幅に加筆・改訂を予定しております]
初稿 2005-06-23
第2稿 2006-07-29 一部加筆
特設潜水母艦「日枝丸」
特設潜水母艦「日枝丸」
日本郵船
【基準排水量】
11,622総トン
【速力】
15ノット
【徴用】
【漢籍変更】
特設運送船(雑役)に変更
【所属】
第八潜水戦隊
昭和17年3月
クェゼリン島に進出。
オーストラリア方面偵察。
「インド洋作戦」
ペナンに進出。
特設運送艦に艦籍変更。
昭和18年11月
トラック諸島への進出途中、潜水艦の攻撃を受け沈没。
*太平洋戦争中に特設潜水母艦として改装された7隻の内の1隻
【参考文献】
テーマ一覧「主要参考文献」を参照下さい。
[筆者注:調査未完につき、今後、大幅に加筆・改訂を予定しております]
初稿 2005-06-23
第2稿 2006-07-29 一部加筆
特設潜水母艦「平安丸」
特設潜水母艦「平安丸」
日本郵船(北米シアトル航路の定期客船)
【徴用】
昭和16年10月
【所属】
第一潜水戦隊/旗艦〔「靖国丸」の後継艦〕
昭和18年11月14~23日
「第三一一五船団」
船団:特設潜水母艦「平安丸」、タンカー「慶洋丸」、給糧艦「伊良湖」、護衛隊:駆逐艦「雪風」、海防艦「隠岐」が、横須賀を出港し、トラック島に向かった。
昭和18年11月19日
早朝 米潜水艦「デース」により雷撃を受けるが回避。
0510 海防艦「隠岐」が爆雷3個を投下。
0724 「隠岐」は左横斜800メートルに潜望鏡を発見し、爆雷4個を投下。
1130 「隠岐」は爆雷2個を投下。
《米軍記録》
損傷:潜水艦「デース」(損害は軽微)
昭和19年2月17日
「トラック空襲」
米第58機動部隊の艦載機により急降下爆撃を受ける。
昭和19年2月18日
急降下爆撃により爆弾2発が命中、沈没。
*太平洋戦争中に特設潜水母艦として改装された7隻の内の1隻
【参考文献】
テーマ一覧「主要参考文献」を参照下さい。
[筆者注:調査未完につき、今後、大幅に加筆・改訂を予定しております]
初稿 2005-06-23
第2稿 2006-07-29 一部加筆