ねじまき鳥クロニクル
- ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)/村上 春樹

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一部泥棒かささぎ編、二部予言する鳥編は一気に読み終えて、三部鳥刺し男編に突入したのは今から2年前のことでした。
途中で挫折しました。
大まかな話は、ある日突然フラっと奥さんが家を出ていってしまって、
僕は奥さんを取り戻そうとして井戸に潜んだり特殊な仕事をやってみたり
奇天烈な人々と話をしたりってかんじなんだけど。
ちょくちょくはさまってくる終戦間際のソビエトでの強制労働のはなしや、
満州動物園の動物虐殺とかがなんじゃいってかんじで本を閉じてしまい、2年が経過してしまいました。
そして久しぶりに読みはじめたら面白くて平日の忙しい朝にすら読みはじめるという勢いで読み終えました。
だがしかし。
思ってたほどのずっしりさがなかったというか…
軽々しくストーリーを適当に言っちゃってるあたり以前の私とは何か違っています。
もしかしたらもう中学高校大学のときに本によって感化され続けた私はもういないのかな…とか
もしかしたらこれから先私はどんな本を読んでも、
主人公になりきることも弱者の声をきくことも誰かを喪ってかなしむことも希望絶望を感じることもなく、
遠くから冷静に物事の成り行きを客観視することしかできなくなってたらどうしよう。
有限の時間を覆い被せるようにある世の中の本に、生きてるうちにどれだけ触れることができるだろう?
なんだかそんな杞憂を抱いてしまったこの本。
分岐点かも。