ワールドワイドぴっころ -9ページ目

永遠の0

永遠の0 (講談社文庫)/百田 尚樹

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戦争史を知らなくて、いま生まれてきた意味はあるのかと思った。


ガダルカナルの戦いは、いま読んでる自分の精神力がすり減らされるほど過酷なものだった。
でもそれ以上に神風なんていうネーミングをつけて特攻を美化したことが許せない。
人間爆弾になって、当たりもしない敵隊へ突っ込んでいくことを考えて命令した人間が許せない。
こんなことが60年前この日本であったことを知らなかった自分が許せない。
国のためにって言われ続けて、命を賭して戦った軍人たちがいまこの日本と日本人をみたらどう思うだろう。

日本は世界で唯一の被爆国で武力放棄したけど、それまでに日本もたくさんの国と人を傷つけた。
原爆の問題抜きにして、その事実は変わらないし、忘れちゃいけないし、知らなきゃいけない。

きっと知るためのルーツとして小説を読むことは許されると思うから。

今まで小説を現実から新空間への逃避の手段にしてたけど、現実から過去の現実に向き合う足がかりをつくってくれた、この小説に感謝します。