さて、先週末も試弾客がショールームご来訪。炎天下のなか本当に有難いことです。お陰様で2台の納品待ちに商談中が2組、店内の空調と同様に白金台ショールームでの仕事も毎日フル稼働です(汗)

 

まず今週末は深いブラウンが美しいP118P1ウォルナット艶出モデルをお客様のもとへご納品、ひとつずつ準備を進めていきます。

 

PETROF P118P1 Walnut High Polish

Discacciati Piano Bench Mod.105

こちらはクラシック音楽の祭典ラ・フォル・ジュルネ2024に出展!インターネットラジオOTTAVA公開収録のステージで国内外の実力派ピアニストが演奏、音楽家&ファンを大いに魅了しました✨

 

 

従来のピアノ店と大きく異なるのはプロのピアニストにも満足して頂けるレベルで出荷調整していること。台数を並べて様々なブランドを展示し、単に違いやスペックを語るセールスではなく、一台一台のチェコ製ピアノを出来る限り「音楽的」に、そしてお客様と相談しながら各人の好みに仕上げてお届けするスタイルに評価を頂いています。

 

 

さらに本ブログをはじめX(旧Twitter)やFacebookなどSNSを通じてピアノ個々のビフォー(出荷前のプレップアップ)とアフター(納品後のメンテナンス)の作業を全て可視化することでお客様に安心と信頼を提供しています。それでは出荷準備の模様をご覧ください♪

 

出荷前に再び点検整備、まずチューニングピン磨きから...

 

アクションを外して弦も綺麗にクリーニング✨

 

鍵盤もすべて外して内部をあらためて清掃します。

 

ハンマー弦合わせは微調整でOK。

 

鍵盤高さもチェック、精密かつ美しく均すのがブランドの証。

 

鍵盤深さは10mm、専用パンチングで微調整。

 

ハンマー接近距離も0.5mm単位で精密に調整。トリルや連打など音楽表現に関わる大事な工程。

 

ハンマーストップ位置は弦から約15mmで調整。弾き心地に一体感が生まれます。

 

ダンパーの動作、掛かりも微調整でOKです。

 

コンサートピッチのA=442Hzで出荷調律を実施。

 

針刺し整音、3弦合わせも最小限でOK。柔らかくも芯があり艶やかな音質に✨

 

出荷調整を終えたアクション&鍵盤。良く整備されたピアノは内部も美しいものです。もちろんPETROF特有の歌うようなサウンドも...

 

J.S.Bach Jesus bleibet meine Freude/Joy of Man's Desiring played on a P118P1 Walnut High Polish

ロマンチックな音色&石造りの教会を想わせる豊かな響き...。音数の少ない曲だとチェコ製ピアノの魅力をより一層感じられます😌

 

ペダルのフィルムを外して磨いてラッピング✨

 

鍵盤蓋を磨きながら忘れずに蝶番ネジの増し締め。

 

外装をワックス掛け、ペトロフ伝統の綺麗なウォルナット✨

 

イタリアDiscacciati社製ピアノベンチMod.105をご用意!

シートは外装と同じ「マロン」色、統一感のあるコーディネイト。床に傷がつかぬよう脚にカバーを。

 

PETROFメーカー保証書に刻印を、そしてプレップアップ作業完了報告書を作成。カルテのように出荷時の状態を記録することで納品後の変化にも対応可能。専門店として責任もってサポートしています。

 

艶々に輝くチェコ共和国の名器&相応しい付属品の出荷準備が完了♪

 

ビニールカバーを被せて旅立ちのときを待つばかり🚚

心待ちにされているお客様に喜んで頂けますように...

 

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