【New Arrival 🇨🇿🚢🇯🇵

お客様からのご要望で新たにペトロフUPが白金台ショールームに入荷。さて、今回チェコ共和国から届いたピアノはこちら!

 

P125F1 Mahogany High Polish

迫力のあるサウンド&タッチ感も充実しているスタンダードモデル。音楽性と実用性の両方を兼ね備えた人気機種です。

 

チェコの特産ボヘミアンガーネットのように美しいマホガニー。

まずは適切な温湿度のもと数日間ピアノを馴染ませます。

 

プレップアップを開始、チューニングピンを磨いて...

 

アクションを外して弦も綺麗にクリーニング✨

 

一弦ずつ真鍮棒で駒打ち、弦の振動が駒&響板に伝わるように。

 

鍵盤をすべて外して棚板&鍵盤筬を清掃、さらにパンチング紙&クロスの規格を統一。後に担当する調律師の作業効率も考慮、たとえ面倒であっても初期設定が大切。納品した後先まで常に見据えています。

 

キーピンを一本ずつ磨いて鍵盤動作を円滑に。

 

フロントキーピンの角度も細かく修正...

 

鍵盤左右の遊びを専用プライヤーで微調整。

 

バランスキーピンの前後位置をリセット。

 

細かい所ですが白鍵と黒鍵の間隔も調整。

 

ショールーム内でピアノを移動。アップライトピアノは背中に壁がある状態で試弾して頂いています。量販店のように所狭しと台数を展示するのではなく、壁の反響などお客様が実際に部屋で使用するイメージに近づけるなど細やかな配慮もPETROF専門店なればこそ...。

 

ハンマー弦合わせ、適切な位置で打弦するよう地道に調整。

 

ハンマーの間隔、角度、進行方向も綺麗に整いました。

 

続いて鍵盤の高さをパンチング紙で精密に調整。

 

キャプスタン(パイロット)の上下レベル調整。

 

キャプスタン前後の調整、弾き心地も変わります。

 

キャプスタンのポジション調整、先の2工程とあわせてチェックを繰り返します。

 

バックチェック、ブライドルワイヤーの位置をプライヤーで調整。

 

ハンマー接近調整をひとつずつ地道にリセット、工場出荷の段階ではアバウトです。これもトリルや連打に関わる大事な作業。

 

鍵盤あがき調整、10mmの深さにパンチング紙で揃えていきます。

 

ハンマーストップ調整、打弦後に約15mmの位置で止まるように。

 

整調を終えたら次は調律、A=443Hzでセット。

 

最後に整音作業。硬質な音を発するハンマーフェルトには針を刺して朗らかな音に、フェルト表面を綺麗に整形することも忘れずに。

 

三弦合わせ、ハンマー先端が各弦と同時に接するよう微調整。ぼやけた音に輪郭が宿ります。

 

image

ハンマーフェルトの毛羽立ちを綺麗に整えて完了!

 

こうして数日間に渡るプレップアップが完了。また一台チェコ製ピアノが確かな楽器に。そしてユーザー目線で確認するのも店主の務め。

 

一曲丸々弾くのは久しぶり...。円やかながら艶と輪郭が宿る発音にハンマーフェルトをリセット、丹念に一音ごとにダイナミックレンジを微調整しました。店主も思わず没頭してしまう心地良いサウンド😌

 

ただ調律師として事務的に調整するのではなく、お客様目線で自らも欲しいと思えるピアノに仕上がっているかどうか。技術者と演奏家、双方の視点から各チェコ製ピアノを厳しく点検整備している点が他店にはないピアノプレップの大きな特徴になっています。

 

PETROF特有の美しいマホガニー艶出外装

脚の形状もいかにもヨーロッパらしいデザイン✨

 

PETROF P125F1 Mahogany High Polish

Discacciati Piano Bench Mod.105

プレップアップ(精密調整)だけではなく、カスタマイズ(ユーザー好みの設定)やメンテナンス(維持管理)までしっかりとサポート。イタリア製ピアノベンチの座面も複数の色をご用意しています♪

 

オーナー様とご一緒にチェコ製ピアノを愉しみながら育むのが専門店としてのポリシー。ご希望をどうぞ気軽にお申し付けください😊

 

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