PETROF社工場にオーダー&空輸したP194Stormマホガニー艶出モデル、洗練された猫脚モデルの旅立ちが明日に迫りました😌

 

PETROF P194Storm Demichippendale Mahogany High Polish
Discacciati Piano Bench Mod.110
このお洒落な猫脚グランドピアノは2月上旬には未だチェコ共和国フラデツ・クラーロヴェーの工場にありました。
そのときの模様がこちら、ペトロフ社の社員が我々のために画像を送ってくれました🙏
 

P194Storm Mahogany High Polish@Petrof Factory 

 

 

ロシア上空の飛行が規制される直前に日本到着、今後の空輸やチェコへの渡航を考えると少しでも早く平和を取り戻して欲しいです🇺🇦

 

 

プレップアップを実施後、楽しみにされていたご家族が早速ご来訪、兄妹でスメタナ「モルダウ」を連弾してくださり店主も感動しました👏

 

そんな一台一台にまつわる「物語」と確かな「技術サービス」をセットで提供するのがチェコピアノ専門店。出荷前にあらためて点検作業を行います。

 

弦などの金属パーツをあらためてクリーニング、駒打ち後に再度プレップアップの工程をチェックしていきます。

 

ベッディングスクリュー調整、鍵盤筬と棚板を適切にフィットさせます。

 

弦合わせも再チェック、フレンジを調整してハンマーのポジションをセット。

 

鍵盤の高さもチェック、僅かな凹凸や角度を修正。

 

白鍵の高さをリセット、ご覧の通り綺麗に均しました👍

 

黒鍵の高さも基準とされる12mmで設定。

 

シャンクローラーとレペティションレバーの合わせをチェック。

 

トリルや連打に関わるジャックの前後上下位置を点検。

 

ハンマー接近調整を精密に再チェック。

 

ハンマー接近調整後に戻り調整を行います。

 

深く変化した白鍵を10mmでリセットします。

 

ハンマーストローク(打弦距離)を均しました。

 

アフタータッチの感触をもとに黒鍵の深さを調整。

 

ハンマーストップ、スプリングを整えて「整調」が完了!

 

新品のためA=443Hzで出荷調律を実施しました。

 

ハンマーの弾力性を調整。表現力のある、適度なクッション感に整えます。

 

ハンマーの形、毛羽立ちの加減でも音質が変わるピアノ。柔らかくとも艶やかなサウンドに🎶

 

ダンパー各部の動作チェック&ネジ締め。 

 

均整のとれた美しいアクション&鍵盤。

 

力を込めずともボディが響くPETROF🇨🇿🎹

最後はユーザー目線で「楽器」の仕上がりを確認、滑らかなタッチ感かつ優しいサウンドで心地よいハーモニーが味わえます😌

 

 

丹念にプレップしたアクションが運搬中に変化しないよう固定。

 

大屋根など蝶番ネジを増し締めします。

 

譜面台、鍵盤蓋など外装パーツをワックスがけ✨

 

PETROFらしい深く綺麗な赤茶色のマホガニー。

 

奥行2mのGP大屋根、美しい艶出外装を磨きます✨

 

ペダル&ペダル台もあらためて磨きます✨

 

イタリア製ピアノベンチはお客様と相談して緑色シートをご用意しました🇮🇹

 

猫脚のシルエットが映えるように白木のインシュレーターを、裏面に傷防止のフェルトを貼りました👍

 

PETROFメーカー保証書に刻印、プレップアップ作業完了報告書を添えて。出荷時の記録をもとに納品後もメンテナンス(維持管理)に努めます。そう、プレップアップの基準なくしてピアノは快適な状態を維持管理することはできません。

 

こうしてまた一台のPETROFが出荷の時を迎えました♪

 

チェコ共和国の名器にふさわしい付属品とともに丹精込めて整備したピアノをお届けします。どうか末永くご愛奏頂けますように...😊

 

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