長崎市高城台のざきピアノ教室
野﨑 真紀子です
先日
娘のピアノコンクールがありました。
コロナ禍でのコンクール、なので
人数制限が設けてあり
いつものホールではなく
リハーサル室での開催でした。
ホールではない分
審査員の先生方との距離も近く
ホールのように音響効果も考えて作られた会場ではないので思ったような音を出すことは難しいかもしれない。
どうなるやら…少しヒヤヒヤしていました。
そんな中
娘も普段通り、素敵な演奏をすることが出来て本当にホッとしました。
他の皆さんの演奏も本当に本当に素晴らしかったです。
スポーツで試合に出ると上達するのと同じで
ピアノも、やはりコンクールという目標に向かって頑張ると、とても上達します。
100回の練習よりも一回の本番
と言われる事がありますが、ステージの後は本当にこのことを実感します。
グランドピアノを持っているような環境のお子様だけに可能性があるのではなく
誰にでも可能性はあるのです。
実際、アコースティックピアノを所有している訳ではないのに本当に素晴らしい演奏をされるお子様もいます。
我が家の娘の場合
音大に進学させたい、という訳ではないのですが
せっかくピアノをやっているんだから
ある程度は上手くなってくれたら嬉しい、というのが親である私の気持ちです。
つい練習にも熱が入り
コンクール直前になると3時間も4時間も娘の練習に付き合ってしまう事もあります💦
娘としては
「面倒くさいなぁ」
と思っていたかもしれません。
それでも本番前、娘は本番の会場に向かう直前までずっと練習していました。
「髪ボサを何とかしよーよー」
と私から言われても
見た目そっちのけで、会場に向かうギリギリの時間まで、一生懸命練習に励んでいました。
我が娘ながら立派だなぁと思いました。(親バカですが)
本番では
「大人の私でも緊張しちゃうよ」という状況の中
、良い演奏を聴かせてくれました。(なんせ審査員の先生との距離が近い)
娘は「今回はダメだったかも」と言いながらも
自分の演奏に納得は出来ていたようで
演奏後は、晴れ晴れとした表情を見せてくれました。
集中してピアノに向かえるようになり
頑張ったら力がつく、というのを実感して
「他のことも頑張れそうだな」
と思えるようになって欲しい。
諦めないで取り組める子になって欲しい。
頑張ることが他の事にも連鎖していけば
自己肯定感も上がっていくのかなと思います。
「頑張ることが他にも連鎖」
実際、ここも実感があって
娘はコンクール翌日の漢字50問テスト頑張りたい!と言っていました。
少しずつ「手を抜かない」というのが娘の中に浸透してきたなと思いました。
「ピアノを頑張れる自分は、他のことも頑張れるのかもしれない」
経験は思考を変えていくと思いました。
今回、無事に次の大会への出場権をもらえたのですが、そうでなかった場合、落ち込んでいたかもしれません。
そうなったとしても
⚫︎良い演奏が出来たことへの賞賛の気持ちを娘に伝えること
⚫︎落ち込む気持ちを長く引きずらないようにすること
親として、そんな所には気を付けていこう、と思っていました。
受かっても受からなくても、どちらにしてもコンクールを乗り越えることで
きっと演奏力や精神面は鍛えられるはずです。
「あの時、この部分を失敗しなければ」
という事よりも
「立派にステージに向かうことが出来た」
ということに気持ちをフォーカスしてもらいたいのです。
経験をプラスに捉えて欲しいからです。
目の前の結果ではなく
「ゴールをどう迎えるか」の方が大事な事です。
ゴールでは(大人になってから)
音楽を心から楽しめる人になって欲しい。
このために今、演奏力を付けて欲しいのです。
コンクールを活用することで
演奏力や精神力、集中力などを高めてくれたらなぁと思っています。
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