こんにちは、西山郁子です。
私は、5歳のときにヤマハ音楽教室に入りました。
以来、6人のピアノの先生にお世話になりながら育ちました。
様々なタイプの先生方とお会いしましたが、その時その時、多分、私に一番必要な先生に出会えていたような気がします。
小学6年生のとき、先生の結婚を機に、教室を変わりました。
次の先生への引き継ぎで。
「郁子さんは将来ピアノの先生になりたいと言っています」とお願いして下さいました。
6年生が語る将来の夢など、どれほど本気か疑わしかったはずなのに、どちらの先生も真剣に考えて下さいました。
レッスンの内容もバランス良く、丁寧に見て頂きました。
どちらの先生も当時は20代でした。
指導経験は浅かったわけですが、情熱がありました。
「そんなことじゃ、ピアノの先生になれないから」と意識を高く持たれていました。
お陰で、今の私が存在しています。
諦めず、見捨てず、(私の)夢を大切にして下さった先生方のお陰で、この道に進めました。
時々、先生方のことを思い出します。
そして、現在の(うちの)生徒さん達のことを想います。
ピアノを本業とする目的のある生徒さんはいませんが、辛抱強く通って頂いています。
大切に育ててもらった恩は、大切に育てることで返さねばと思います。
私の才能とか努力ではなく、先生方の愛情と忍耐が私の人生にピアノを残してくれました。
こ〜んなに歳をとってから、やっと気づくことも山ほどありますので恥ずかしい限りですが。
生きているうちに、教室が運営出来ているうちに、色々思い返せて良かったと思います。
昭和の先生の忍耐強さには敵いませんが、私なりに、私らしく、力を発揮して参ります。
今日改めて感じる出来事があったので、書き記すことにしました。