デリツィア・アル・リモーネ | イタリア料理レシピと旅記録 un piatto pieno di ricordi

イタリア料理レシピと旅記録 un piatto pieno di ricordi

2007年から4年半のイタリア生活を終え2011年に帰国。30ヶ国以上の国とイタリア20州全てを旅して各地で食べた思い出の料理や
気になったレシピを元に家庭で手軽に作れるようアレンジして日々お料理を楽しんでいます。

 

2016年2月に投稿した記事ですが、画像を変更する際

誤って記事を削除してしまったため再投稿です。

 

アマルフィのドゥオモ横にある"ANDREA PANSA"さんで食べた

デリツィア・アル・リモーネの再現のつもり~キラキラ

 

現地で食べたものより少し小ぶりで甘さを控えめにしました。

レモン風味のスポンジ生地をくり抜いて自家製リモンチェッロシロップをたっぷり

染み込ませてレモンクリームを詰め、更にレモンクリームでコーティング。

これでもか~とレモンが香りますよイエローハート

 

ANDREA PANSAさん、ホームページ上でデリツィア・アル・リモーネの材料を

公開されてらっしゃいますが作り方は...やはり書いてません。企業秘密だもんねウインク

イタリアのサイトでお見かけするデリツィア・アル・リモーネのレシピはだいたい

似たり寄ったりなので、良いとこ取りと言いますか作りやすいよう自分なりに

一部変更して作っていきたいと思います。

オーソドックスなサイズは直径8cmくらいかと思うのですが、少し小ぶりな6cmの

シリコンモールド(シリコマート ハーフボール 6ヶ取)で生地を焼きました。

 

直径6cmの型できっちり6個分になるように作ると分量が少なすぎて作業しづらいので

やや多めの分量となっております。

ドーム型に生地を入れ、残った生地はカップケーキの型などを利用して焼いいただくのが

良いかと思いますキラキラ

 

 

 

シリコマートのドーム型は普段からかなりの頻度で使うのですが、6個も要らない...

という時ありますよね。 私は下の画像のように2個と4個に切り離して使っています。

もしカットされる場合は最低でも2個は連なるようにカットする事をお勧めします。

1個ずつ切り離してしまうと底が球状なのでまっすぐ立たなくなってしまった... タラー

という悲劇をネットでお見かけしました。私もあやうく全部切り離してしまう

ところでしたが、お陰様で事なきを得ました。

まっすぐ立たなくなってしまったら...買い直しですよね。おそろしいガーン

 

 

 

ではでは作り方に参りますニコニコ

工程の説明長めですがよろしくお付き合い下さいませ。

 

 

 

‘・:*:・。,材料 ドーム型6個+カップケーキ型2個分,。・:*:・゚'

 

〜リモンチェッロシロップ〜

水 20ml

砂糖 5g

リモンチェッロ 30ml

リモンチェッロの作り方はコチラ

 

 

〜レモンクリーム〜

砂糖 10g

卵黄 40g(Mサイズの卵で約2個分)

無塩バター 40g

リモンチェッロ 10ml

水 40ml

板ゼラチン 4g

すりおろしたレモンの皮 1/2個分

生クリーム 100ml

粉砂糖(生クリームに加える用) 10g

 

 

〜スポンジ〜

砂糖 30g(卵白用)

砂糖 30g(卵黄用)

小麦粉 100g

卵白 100g(Mサイズの卵で約3個)

卵黄 50g(Mサイズの卵で約3個弱)

すりおろしたレモンの皮 1/2個分

 

 

 

 

‘・:*:・。,作り方 ,。・:*:・゚'

 

工程1 リモンチェッロシロップ

鍋に水、リモンチェッロ、砂糖、レモンの皮を入れて弱火にかけ沸騰するしたら火を止めて冷ます。冷めたらシロップをストレーナーなどでこしてレモンの皮を取り除く。

 

 

工程2 レモンクリーム

【1】ゼラチンを水でふやかしておく(約10分)

 

【2】鍋に水、砂糖、レモンの皮を入れて弱火にかけて砂糖が溶けたら火を止める。

 

【3】別の鍋に割りほぐした卵黄を入れて【2】を少しずつ加えながらよく混ぜる。 卵黄に火が通るとしまうと固まってしまうので、沸騰させないよう注意して下さい。 混ざったら水気をきったゼラチンを加えて火を止め、ゼラチンが溶けるまで手早く混ぜる。

 

【4】バットや平べったい容器に【3】を流し入れ、ラップをして冷蔵庫で30分ほど冷やし固める。 ✴︎のちほどの工程で泡立てた生クリームと合わせてレモンクリームを完成させていきます✴︎

 

 

工程3 スポンジ

【1】最初に卵、バターは室温に戻しておく。レモンの皮をすりおろしておく。小麦粉はふるっておく。

 

【2】卵白をツノが立つまで泡立て、砂糖を3回に分けて加えていきます。1度加えて混ぜ合わせたら1分置く→を、3回繰り返す。

 

【3】続いて別のボウルで卵黄を割りほぐしてから砂糖を加えて卵黄が白っぽく、トロっとするまで泡立てる。 ここでオーブンを180℃で余熱し始める。

 

【4】泡立てた卵白に卵黄を合わせゴムベラで混ぜ合わせ、小麦粉とレモンの皮を加えてなるべく泡をつぶさないよう切るように混ぜる。

 

【5】直径1cmくらいに先端をカットした絞り袋に生地を入れ、型にくるくると絞り入れていく。

 

【6】180℃のオーブンで20分焼く。焼けたらオーブンから出してそのまま冷ましておく。

 

 

 仕上げ

【1】冷蔵庫で冷やし固めておいた【4】をフードプロセッサで撹拌し、なめらかにする。

 

【2】生クリームに粉砂糖を加え、ツノが立つまで泡立てる。しっかりと泡立ったら【1】を加えて混ぜ合わせる。

 

【3】型から外したスポンジ生地の底が膨らみすぎていてまっすぐ立たない場合は、水平になるようにカットする。

 

 

【4】スポンジの底から包丁で丸く生地をくり抜いてシロップシャワー(蜜かけ器)でリモンチェッロシロップをたっぷりと染み込ませます。シロップシャワーが無い場合はスプーンなどで流し入れてスポンジ生地にまんべんなく染み込ませて下さい。

 

 

【5】くり抜いた穴にレモンクリームを詰めて、くり抜いたスポンジでフタをする。

 

 

【6】全てのスポンジに詰め終えたら、残りのレモンクリームに大さじ4の牛乳もしくは生クリーム、もしくはリモンチェッロを加えて(お好みでどれでもOKです)クリームの硬さをやわらかくする。

 

【7】クリームの中にスポンジの頭を下にしてドボン!と落として底に手をあてるようにしてすくい上げ、ケーキクーラーや網の上に置いて余分なクリームが滴り落ちるまで休ませる。もしくはケーキクーラーの上にスポンジを置き上からスプーンでクリームをかけながらコーティングしていく。

 

【8】冷蔵庫でクリームが落ち着くまで1時間以上置く。

 

【9】サーブする前にレモンの皮の細切り(分量外)を乗せる。

 

 

工程がいろいろあって面倒ですが、出来上がりを一口食べた時に苦労が報われました ラブ

時間に余裕があれば同日に全ての工程をやってしまえますが、前日に工程1~3まで

やっておいて翌日に仕上げだけするという方法がラクでした。

翌日仕上げにする場合、スポンジは完全に冷めてからラップで包んで真夏でなければ

常温で置いておけます。

リモンチェッロシロップはタッパーなどに移して冷蔵庫で保管して下さい。