化学で質量保存の法則って習いますね
w1[g]とw2[g]を混合ないし反応させたらw1+w2[g]になる
これはいいのですが、体積に関して体積保存の法則は成り立っているでしょうか?
V1[L]とV2[L]を混合したらV1+V2[L]になる???
実は、体積保存の法則というのはありません
混合すると、混合前の体積の和と混合後の体積が等しいとは限らないのです。
実際の化学の入試問題では
「混合後の体積は混合前の体積の和と考えて良い」
とあえて注釈が入る場合(近似するわけです)
混合後の溶液の密度が与えられる場合
が考えられます
密度が与えられる場合、
質量保存から質量が分かって、
それと密度から体積が分かって、
モル濃度が分かる、
という手順です。
体積保存の法則は成り立っていそうですが、成り立っていません。
高校化学でもう少し重点を置いて説明すべきところではないかと思います。
でも、入試問題で、体積保存が成り立っていないことに注意を払わず
注釈も入れずに体積保存が成り立つのは自明として解答させる問題が出題されることも見られるのですが...
みなさんはちょっと気をつけてみてください