札幌駅前 整体・Conditioningサロン 、理学療法士による施術のPhact ふぁくと公式ブログです!!
いつもご覧頂き、本当にありがとうございます(^^)
今回は、
『 外反母指がきっかけで、徐々に膝まで違和感が出はじめた 』
という、ご紹介で我がふるさと手稲からご来店頂いた40代 女性の事例報告です。
僕は8年間 整形外科勤務していましたが、
診察では『 外反母趾は、手術適応になるかならないか?? 』を判断するに留まることが多い印象です。
今回の方は、
病院に受診したが『 手術までは必要ない 』と言われ、通院も終了となっていた方。
徐々に親指をかばうようなクセも体に起こり始め、数年に渡って解決策を模索し、強制用の装具やインソールをはじめとして、ヨガなどのエクササイズやトレーニング、に励んでいたそうです。
その矢先に膝にまで違和感を感じ、
『 何か違う!! 』と思って、解決策を求め当院に来てくれました(^^)
施術は例のごとく、
全身の使い方から分析して施術しました。
そして、
1回施術前後で下のような変化が起こり、『 原因や解決策が分かって、安心した。 』と笑顔で帰っていかれました(^^)
親指の角度が変わっています。
もう少し遠目に全体を捉えると、こんな変化が。
ごくシンプルに表現するのであれば、
『 外反母指は腰のゆがみから誘発されていた。』とも言えるかもしれません。
外反母指の場合、
どうしても痛みや変形のある親指に意識が向きがちです。
しかし、
足にあるたくさんの骨のことを考えてみると、
・歩行時に膝がどの方向に進むか
・足の骨にどういうふうに体重負荷していくか
がとっても大切です。
足の上に膝があります。
膝を曲げたときなどに
足に対してまっすぐに膝が降りてくると、こんな感じに。
親指の骨をまっすぐ体重が抜けていきます。
いっぽう
『 Knee-in 』という膝が内に入る姿勢では
足の骨への伝わり方が変わります。
そして、『 親指に捻れが伝わり、内側に体重が載る感じ 』が生まれます。
この辺りは、以前書いたブログの内容ととても似ていますね!!
>足底腱膜炎の方の施術報告
要するに
外反母趾は親指だけではなく、
骨盤・股関節・膝・足との関係性もとっても大事です。
そこでもう一歩、
今度は『 足首の機能 』に話を進めてみます。
『 足首の動き 』は2つの関節の合わせ技。
① 距腿(きょたい)関節は、
足首を上下に動かす動き担当で、足首の動きの主役です。
そして本来、体重を支える構造がある部分です。
② 距骨下(きょこつか)関節は、
足首を内外に捻る動き担当で、①の動きに左右の捻りを加える脇役です。
そして本来体重を支える構造がない部分です。
なのに・・・
腰についたクセが原因で、膝が内側に入って距骨下関節に荷重、内側アーチが崩れています。
結果『 親指に異常な体重の伝わり方 』が生まれていました。
言葉にしてブログに書くと難しい理屈ですが、施術は感覚でお伝えしています。
施術は
・距腿関節の動きを引き出したり、
・股関節や腰の捻れの筋肉のクセを伝えたり、解消したりした後に、
・どう変わったかを一緒に確認しました。
・体重のかかり方の変化がご自分で分かったようなので、一安心。
『 だから運動すればするほど、膝や足に負担だったのね~~!! 』
と、これまでのご経験と身体の感覚が繋がった様子でした。
After
この方の場合、
体重の伝わり方が改善したところ『 親指周囲の不調もなくなりました。 』
『 足にどう体重が載っている感じがするか? 』
まずは自分でチェックしてみてください(^^)
> 足うらの不調に対する他の施術報告はここから
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最後までお読み頂き、本当にありがとうございました!!