札幌駅前 整体・Conditioningサロン 、理学療法士による施術のPhact ふぁくと公式ブログです!!
今回は、
ご紹介で来店頂いた『 走ると足裏が痛い 』という30代 女性ランナーの施術報告です。
◯ 足底腱膜炎
:足の指の付け根からかかとまで、足の裏に膜のように張っている腱組織・足底筋膜に炎症が起き、小さな断裂を起こして痛みをもたらす病気。(Wikipediaより引用)
ランナーの方なら1度は聞いた事があるかもしれません。
ただ
走りすぎてもこの症状になる人とならない人がいます。
『 どうして?? 』
って思いますよね。
今回の方は
”右股関節の臼蓋形成不全”という持病がありました。
ご本人曰く
『 右の股関節をかばっているうちに左足にきた 』感じがするとの事。
足底腱膜炎の一般的な治療法は、
足底腱膜ストレッチや足底板の挿入などですが、上述のような全身の使い方からきている場合は、それだけでは足りないことがあります。
痛みが出た結果の治療よりは、
過程から改善する方が根治と言える気がしませんか?
ではでは。
まず立ち姿勢での足の使い方・歩き方を分析しました。
(スロー動画を撮影しご本人に説明しました。)
右足がついた瞬間、
股関節をかばうように・・・

右の縫工筋・大腿筋膜腸筋などの股関節の周りの筋肉を、過剰に固めるクセが。
それを補うように右肩でもバランスをとっています。
そのままのバランスで左足を前に振り出した結果、

左足を着く瞬間に床との間に角度が生じていました。

臼蓋形成不全については後日改めて書く事にして、
この全身のバランスと足底への負担、という所に着目してお伝えしていきます。
足関節の上には
脛骨(内くるぶし側)と腓骨(外くるぶし側)があり、本来は脛骨に体重がかかるように体は設計されています。


このとき、足のアーチは正常に機能し、足底腱膜は均等に伸ばされます。
しかし、
上述のようなバランスで床に着いたときには・・

腓骨に体重がかかり、足関節の軸がズレます。

足アーチの沈み方に不均衡ができ、足底腱膜の一部(上図;オレンジ線)に過剰にストレスが生じます。
ご本人が感じていた通り
『 右股関節をかばうクセ 』が引き起こす『 左足の床への着き方のクセ 』
これが原因のようでした。

そのために、
背中や右股関節を正しく荷重できるように施術し、足にかかる負荷の変化を体験できるよう流れを組み施術しました。
>その他ランナーの方の施術報告
【 追伸 】
臼頭形成不全などの持病がない場合にも、
走る姿勢を考える前提として、こういったクセが歩いている時にも立っている時にも出ている。
そのまま走った時に、負荷が増えて痛みが出ている。
これを感じる事がとっても大切です(^^)
最後までお読み頂き、本当にありがとうございました!!
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