今日の森散歩
懸念されていた爆弾低気圧もようやく立ち去り、
今日は森散歩を再開。
道東や道北に比べると幸いにも札幌は雪も風もさほど影響はなかったが
この数日間で森はすっかりと冬らしい景色になっていた。
今日からスノーシューを履いて歩く事に。
そして背中にはあのアイテムが・・・。
僕達が迷わず向かったのは毎年恒例のあの斜面。
林に囲まれた200m程の一直線の登り坂をスノーシューで
踏み固めながら進んでゆく。
登り詰めた後はスノーシューをはずして、
アイテムをお尻の下に敷いて・・・。
Go!
トンネル状に折れ曲がった木の枝をくぐり抜け、勢いよく一気に
一番下まで滑り降りてゆく。
スリル満天の尻滑りは病みつきとなり、思わず何度も登り返して
滑ってしまった。
童心に返った一日でした。
先住民文化の融合
台所を覗いてみると、妻が夕食の準備をしていた。
そこで使われていたこのセット。
一見、変わった形の「まな板」と「包丁」は古来先住民の生活用具。
まな板は北海道のアイヌ民族伝統のもので「メノコイタ」といわれるもの。
これは先日、大切な友人から結婚祝の贈り物としていただいたものだ。
まな板部で切られた食材は隣の皿に盛られる訳だが、皿には村の守り神
シマフクロウの文様が刻まれており、この皿に盛られた食料を食べて
「病気にならないように」との願いが込められているという。
とても素敵な贈り物だ。(岩さん ありがとう!)
包丁は極北のエスキモーが愛用する「ウル」というナイフ。
現在でもアラスカやグリーンランドの先住民が日常的に使用している包丁だ。
本来は動物の皮を剥いだりするのに重宝するナイフだが、慣れると野菜などの
千切りやみじん切りもとても素早くこなせるようになる。
このウルは以前、僕がアラスカで購入してきたもの。
同じモンゴロイドである極北の先住民と北海道のアイヌ民族の文化には以前
から様々な共通点があることが知られているが、我が家でも両者の先住民族
の文化が違和感無く「融合」した。